58 / 65
第58話 『菜々子と恵美とのテスト勉強』
しおりを挟む
1986年(昭和61年)2月24日(月) <風間悠真>
毎週月曜日になって会社に行きたくなくなるっていうのは、学生の時もあんまり変わらんな。まあ当時は時間は無限にあると思っていたから、不毛な時間を無為に過ごしたとしても、『暇だー!』くらいにしか思わなかった。
だがしかし! オレは2回目の人生なのだ。
そんな事は言ってられない。将来の選択肢を増やすために、勉強もやらなくちゃいけないんだ。
「お、早いな。もう来てたんだ」
「うん……あれ? なんか眠そう」
「ああ、昨日ちょっとあんまり寝てなくてな。大丈夫だよ」
「ちょっと待って……はいこれ」
菜々子はそう言ってバッグからガムを取りだして渡してくれた。
おおー! ブラックブラックガムだ。懐かしい! 今でこそ耐性が出来ているが、中学生のオレ(13脳)にとっては刺激的だ。大人の味? なのか何なのか。流行ったのを憶えている。
「ありがとー」
「じゃあ時間がないから苦手なところを集中してやろうか。どこ?」
強い刺激のブラックブラックガムを噛みながら、理科のノートを開く。
「う、うん……大地の変化が全然分かんなくて……」
菜々子が申し訳なさそうに俯く。
図書室には誰もいない。そうだ、確かに昼休みのような短い時間に利用する生徒はいなかった。今回も同じか。それでなくても隅っこで本棚の陰に隠れたテーブルにオレ達は座っている。
「まあこれは単純に記憶問題だからな。憶えるしかないけど。……火山の部分から見ていこうか。この前の実験、覚えてる?」
「実験?」
「うん、先生が軽石を水に浮かべた」
「あ! あれ!」
菜々子の目が輝く。実験の記憶が蘇ってきたようだ。
「軽石ってすごく軽かったよね。なんであんなに軽いのか説明できる?」
「えっと……」
菜々子が教科書を覗き込む。長めのポニーテールがさわさわっと揺れる。
ああ! 触りたい! 毎日でも触りたい! いますぐ触りたい! 常に触りたい! オッパイとかお尻とか触りまくりたい! 触って触られて……そして……。
「ねえ、聞いてる?」
「あ、ああ、もちろん……」
やばい。煩悩が脳内で暴発してしまったようだ。13脳よ、ちょっと深呼吸して落ち着こう。そうだ。冷静になれば大丈夫なはずだ。心頭滅却すれば火もまた涼しだ!
よし。オレは今、極めて冷静だ。いくぞ!
「じゃあもう1回。軽石のことだけど、まず溶岩から説明するね」
冷静に、冷静に。
「えっと、溶岩って地面に出てきたマグマのことだよね?」
「そう。で、その溶岩の一部が発泡して軽石になるんだ」
ポニーテールがまた揺れる。いや、見るな。教科書だ。教科書を見るんだ。ポニーテールが嫌いな男子はいないとはよく言ったもんだ(誰が言った?)。カレーが嫌いな人はいないと同義だぜ。
「発泡って……あ! マグマの中に溶けていた気体が泡になって、それが固まったってこと?」
「正解! だから軽石にはたくさんの穴が開いてて、水に浮くほど軽いんだ」
声が少し震えた気がする。いや、気のせいだ。オレは今、極めて冷静だ。理科を教えることだけを考えている。
「じゃあ火山が噴火すると、溶岩と……」
ポニーテールがまた揺れる。フローラルのシャンプーの香り。
いや、見るな。教科書だ。教科書を見るんだ。
オレの13脳は教科書の文章を棒読みするように説明する。目線は教科書から動かさない。動かすな。絶対に動かすな。
「悠真、さっきから大丈夫? 顔赤いよ?」
「だ、大丈夫! ブラックブラックの刺激が効いてきただけ!」
声が裏返った。13脳支配下の体は正直すぎる。早く大人の精神を取り戻さないと。いつも思うんだが、この13脳と51脳の入れ替わりはなんとかならねえのか?
いや、それはそれで楽しいんだが、事故が起きないことを祈る。
「あのね、もしかして……」
菜々子が少し身を乗り出してきた。
「次のページ! 次のページを見よう!」
慌ててページをめくる音が、図書室に響いた。
■28日(水)昼休み
「ここがよく分からないんだよね」
図書室の隅で月曜日に菜々子と勉強した同じ机を使って、今度は恵美と二人で勉強だ。
「ん、平氏と源氏の戦いか。平清盛が……」
説明しながらふと気配を感じた。本棚の向こうに人影。まさか……。
「平清盛って、最初は貴族に取り入って出世したんだよね?」
恵美の質問に戻る。でも、本棚の隙間から見える影が気になって仕方ない。黒髪のポニーテール……間違いない、菜々子だ。
「そう。清盛は娘を天皇の妃にして、平家の力を強めていったんだ。でも、それが貴族たちの反感を……」
説明を続けながら、ちらりと本棚の方を見る。菜々子は慌てて身を隠した。本棚の間から覗く様子が何とも可愛らしい……いや、今は恵美に集中……いやいや、源平の戦いに集中しないと。
「あ! そうか。だから源氏が……」
恵美がノートをとって顔をうつむかせている隙に、オレたち二人の距離を確認するように菜々子がそっと顔を覗かせている。
「うん。源頼朝が鎌倉に幕府を開いて、武士の世の中が始まったんだ」
本棚の陰で、菜々子が少し体を乗り出してきた。バランスを崩したのか、本棚がカタッと音を立てる。
「今の音、なに?」
「え? ちょっと待って」
オレはそう言って本棚の方へ向かい、裏側の恵美からの死角に入って菜々子の存在を確認した。
「誰もいないよ」
「そう?」
恵美はちょっとだけ首をかしげたが、すぐにもとの笑顔に戻る。
「御恩と奉公の話に戻ろうか」
「悠真……」
オレは恵美の右側に座っていたんだが、恵美が椅子を寄せてきた。肩が触れそうになるその瞬間、恵美がオレのふとももに触れてきた。
「おわっ」
オレはびっくりしてちょっとのけぞってしまったが、落ち着け13脳。お前には51脳がついているじゃないか。
「どうしたの?」
どうしたの? ってわざと? それとも天然?
恵美はオレを屈託のない笑顔でみつめて『?』という顔をしている。この前ハグしてから、オレの好意が伝わったから積極的になっているのか?
「あ、ごめん。この図が見にくいよね」
自然な感じで距離をとって教科書の図を指す。恵美は少し残念そうだけど、表情を崩さない。おっとりした性格なのに、やっぱり天然なのか計算なのか?
「将軍の下に御家人がいて、土地をもらう代わりに戦いに出るんだよね」
「そうそう。これを御恩と奉公って言うんだ」
「御恩と奉公か……」
恵美が小さくつぶやく。その声には何か深い意味が込められているような気がした。
「将軍が与えてくれた恩に対して、御家人は忠誠を誓って……」
説明を続けながら、本棚の方をちらりと見る。菜々子の気配はまだある。きっと今も覗いているんだろう。
「悠真も、いつも勉強を教えてくれて……」
恵美の声が少し上ずっている。13脳が警報を発する。これは、もしかして……。
「いや、そんな大したことじゃ……」
「でも、私すごく嬉しいんだ」
ガタン!
今度ははっきりと本棚が揺れる音がした。
「やっぱり誰かいるよ?」
恵美が不安そうに本棚の方を見る。
「あ、あはは……猫、かな?」
言い訳が苦しい。まるで中学生じゃないか。いや、オレは本当に中学生なんだった。
「猫? 学校に?」
「そ、そうだよね……」
この時のオレの顔は、きっと真っ赤になっているに違いない。13脳の動揺が顔に出るのを抑えられない。
そして、ついに。
「あの、ちょっと待って……」
菜々子が本棚の向こうから姿を現した。
「菜々子?」
恵美の声が小さく震える。
「ごめん……本を返しに来たら二人の声が聞こえてきて……」
そんな中、突然チャイムが鳴った。
「あ! もう次の授業の時間だ!」
三人同時に立ち上がる。慌ただしい動作の中で、教科書やノートを片付ける音だけが響く。
まあ、わかってはいても、自分以外とオレが仲良くすりゃあ気になるよな。
オレのハーレム計画、絶賛進行中。
次回予告 第59話『テスト終わりと女の子の制服』
毎週月曜日になって会社に行きたくなくなるっていうのは、学生の時もあんまり変わらんな。まあ当時は時間は無限にあると思っていたから、不毛な時間を無為に過ごしたとしても、『暇だー!』くらいにしか思わなかった。
だがしかし! オレは2回目の人生なのだ。
そんな事は言ってられない。将来の選択肢を増やすために、勉強もやらなくちゃいけないんだ。
「お、早いな。もう来てたんだ」
「うん……あれ? なんか眠そう」
「ああ、昨日ちょっとあんまり寝てなくてな。大丈夫だよ」
「ちょっと待って……はいこれ」
菜々子はそう言ってバッグからガムを取りだして渡してくれた。
おおー! ブラックブラックガムだ。懐かしい! 今でこそ耐性が出来ているが、中学生のオレ(13脳)にとっては刺激的だ。大人の味? なのか何なのか。流行ったのを憶えている。
「ありがとー」
「じゃあ時間がないから苦手なところを集中してやろうか。どこ?」
強い刺激のブラックブラックガムを噛みながら、理科のノートを開く。
「う、うん……大地の変化が全然分かんなくて……」
菜々子が申し訳なさそうに俯く。
図書室には誰もいない。そうだ、確かに昼休みのような短い時間に利用する生徒はいなかった。今回も同じか。それでなくても隅っこで本棚の陰に隠れたテーブルにオレ達は座っている。
「まあこれは単純に記憶問題だからな。憶えるしかないけど。……火山の部分から見ていこうか。この前の実験、覚えてる?」
「実験?」
「うん、先生が軽石を水に浮かべた」
「あ! あれ!」
菜々子の目が輝く。実験の記憶が蘇ってきたようだ。
「軽石ってすごく軽かったよね。なんであんなに軽いのか説明できる?」
「えっと……」
菜々子が教科書を覗き込む。長めのポニーテールがさわさわっと揺れる。
ああ! 触りたい! 毎日でも触りたい! いますぐ触りたい! 常に触りたい! オッパイとかお尻とか触りまくりたい! 触って触られて……そして……。
「ねえ、聞いてる?」
「あ、ああ、もちろん……」
やばい。煩悩が脳内で暴発してしまったようだ。13脳よ、ちょっと深呼吸して落ち着こう。そうだ。冷静になれば大丈夫なはずだ。心頭滅却すれば火もまた涼しだ!
よし。オレは今、極めて冷静だ。いくぞ!
「じゃあもう1回。軽石のことだけど、まず溶岩から説明するね」
冷静に、冷静に。
「えっと、溶岩って地面に出てきたマグマのことだよね?」
「そう。で、その溶岩の一部が発泡して軽石になるんだ」
ポニーテールがまた揺れる。いや、見るな。教科書だ。教科書を見るんだ。ポニーテールが嫌いな男子はいないとはよく言ったもんだ(誰が言った?)。カレーが嫌いな人はいないと同義だぜ。
「発泡って……あ! マグマの中に溶けていた気体が泡になって、それが固まったってこと?」
「正解! だから軽石にはたくさんの穴が開いてて、水に浮くほど軽いんだ」
声が少し震えた気がする。いや、気のせいだ。オレは今、極めて冷静だ。理科を教えることだけを考えている。
「じゃあ火山が噴火すると、溶岩と……」
ポニーテールがまた揺れる。フローラルのシャンプーの香り。
いや、見るな。教科書だ。教科書を見るんだ。
オレの13脳は教科書の文章を棒読みするように説明する。目線は教科書から動かさない。動かすな。絶対に動かすな。
「悠真、さっきから大丈夫? 顔赤いよ?」
「だ、大丈夫! ブラックブラックの刺激が効いてきただけ!」
声が裏返った。13脳支配下の体は正直すぎる。早く大人の精神を取り戻さないと。いつも思うんだが、この13脳と51脳の入れ替わりはなんとかならねえのか?
いや、それはそれで楽しいんだが、事故が起きないことを祈る。
「あのね、もしかして……」
菜々子が少し身を乗り出してきた。
「次のページ! 次のページを見よう!」
慌ててページをめくる音が、図書室に響いた。
■28日(水)昼休み
「ここがよく分からないんだよね」
図書室の隅で月曜日に菜々子と勉強した同じ机を使って、今度は恵美と二人で勉強だ。
「ん、平氏と源氏の戦いか。平清盛が……」
説明しながらふと気配を感じた。本棚の向こうに人影。まさか……。
「平清盛って、最初は貴族に取り入って出世したんだよね?」
恵美の質問に戻る。でも、本棚の隙間から見える影が気になって仕方ない。黒髪のポニーテール……間違いない、菜々子だ。
「そう。清盛は娘を天皇の妃にして、平家の力を強めていったんだ。でも、それが貴族たちの反感を……」
説明を続けながら、ちらりと本棚の方を見る。菜々子は慌てて身を隠した。本棚の間から覗く様子が何とも可愛らしい……いや、今は恵美に集中……いやいや、源平の戦いに集中しないと。
「あ! そうか。だから源氏が……」
恵美がノートをとって顔をうつむかせている隙に、オレたち二人の距離を確認するように菜々子がそっと顔を覗かせている。
「うん。源頼朝が鎌倉に幕府を開いて、武士の世の中が始まったんだ」
本棚の陰で、菜々子が少し体を乗り出してきた。バランスを崩したのか、本棚がカタッと音を立てる。
「今の音、なに?」
「え? ちょっと待って」
オレはそう言って本棚の方へ向かい、裏側の恵美からの死角に入って菜々子の存在を確認した。
「誰もいないよ」
「そう?」
恵美はちょっとだけ首をかしげたが、すぐにもとの笑顔に戻る。
「御恩と奉公の話に戻ろうか」
「悠真……」
オレは恵美の右側に座っていたんだが、恵美が椅子を寄せてきた。肩が触れそうになるその瞬間、恵美がオレのふとももに触れてきた。
「おわっ」
オレはびっくりしてちょっとのけぞってしまったが、落ち着け13脳。お前には51脳がついているじゃないか。
「どうしたの?」
どうしたの? ってわざと? それとも天然?
恵美はオレを屈託のない笑顔でみつめて『?』という顔をしている。この前ハグしてから、オレの好意が伝わったから積極的になっているのか?
「あ、ごめん。この図が見にくいよね」
自然な感じで距離をとって教科書の図を指す。恵美は少し残念そうだけど、表情を崩さない。おっとりした性格なのに、やっぱり天然なのか計算なのか?
「将軍の下に御家人がいて、土地をもらう代わりに戦いに出るんだよね」
「そうそう。これを御恩と奉公って言うんだ」
「御恩と奉公か……」
恵美が小さくつぶやく。その声には何か深い意味が込められているような気がした。
「将軍が与えてくれた恩に対して、御家人は忠誠を誓って……」
説明を続けながら、本棚の方をちらりと見る。菜々子の気配はまだある。きっと今も覗いているんだろう。
「悠真も、いつも勉強を教えてくれて……」
恵美の声が少し上ずっている。13脳が警報を発する。これは、もしかして……。
「いや、そんな大したことじゃ……」
「でも、私すごく嬉しいんだ」
ガタン!
今度ははっきりと本棚が揺れる音がした。
「やっぱり誰かいるよ?」
恵美が不安そうに本棚の方を見る。
「あ、あはは……猫、かな?」
言い訳が苦しい。まるで中学生じゃないか。いや、オレは本当に中学生なんだった。
「猫? 学校に?」
「そ、そうだよね……」
この時のオレの顔は、きっと真っ赤になっているに違いない。13脳の動揺が顔に出るのを抑えられない。
そして、ついに。
「あの、ちょっと待って……」
菜々子が本棚の向こうから姿を現した。
「菜々子?」
恵美の声が小さく震える。
「ごめん……本を返しに来たら二人の声が聞こえてきて……」
そんな中、突然チャイムが鳴った。
「あ! もう次の授業の時間だ!」
三人同時に立ち上がる。慌ただしい動作の中で、教科書やノートを片付ける音だけが響く。
まあ、わかってはいても、自分以外とオレが仲良くすりゃあ気になるよな。
オレのハーレム計画、絶賛進行中。
次回予告 第59話『テスト終わりと女の子の制服』
0
あなたにおすすめの小説
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
小さい頃「お嫁さんになる!」と妹系の幼馴染みに言われて、彼女は今もその気でいる!
竜ヶ崎彰
恋愛
「いい加減大人の階段上ってくれ!!」
俺、天道涼太には1つ年下の可愛い幼馴染みがいる。
彼女の名前は下野ルカ。
幼少の頃から俺にベッタリでかつては将来"俺のお嫁さんになる!"なんて事も言っていた。
俺ももう高校生になったと同時にルカは中学3年生。
だけど、ルカはまだ俺のお嫁さんになる!と言っている!
堅物真面目少年と妹系ゆるふわ天然少女による拗らせ系ラブコメ開幕!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる