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第2章
【番外】魔王side6~デート編エピローグ~
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イヤーカフを買ったあと、屋台で軽食をつまみながらリコリスと魔王は街を探索する。
それぞれの耳に付けられたイヤーカフは相手の色を纏っている。
その事に幸せを感じながら、手を繋ぐことでお互いの体温を共有しあう事に幸せを感じる。
「魔王、この後どうしますか?王宮に戻って夕食を食べますか?」
「いや、最後に行きたいところがある」
「ではソコに連れて行って下さい」
「少し空間を飛ぶぞ」
【ゲート】が開かれる。
それを手を繋いだままくぐる。
【ゲート】の先には一面の花畑。
真珠のような白い花。
その花が咲き乱れていた。
花は花弁と同じ色の光の粒子を放っていた。
それが宙にふわりふわりと浮いている。
「夜が早い時期で良かった。この花は昼間見ても美しいが、夜の中で光を放つさまはもっと美しい。お前にコレを見せたかった」
リコリスが魔国に来て1ヵ月。
魔王と出会って4ヵ月。
出会った頃は太陽が沈むのは遅くになってからだった。
今では夕刻には暗くなっている。
ちょうど花の見時に良かった訳だ。
リコリスは見たことないので分からなかったが、まるで白い蛍が飛んでいるようだった。
「凄く、綺麗です!!」
リコリスの目はうっとりと細められている。
いつもの無邪気な目ではない。
子供の目ではなく少女の目だった。
「そこに座るぞ」
魔王は大きの木の下に何処から出したのか高級な絨毯を敷く。
おそらく収納魔術で出したのだろう。
攻撃と強化魔術しか使えないリコリスには空間魔術を使えるのは羨ましい限りである。
「座れ、今食事の用意をする」
収納魔術で絨毯の上に出されたのは飲茶のセットだ。
「魔王は飲茶も出来たのですか?」
「恥を忍んで司書に教えてもらった」
「司書さんの飲茶美味しいですもんね!」
「恋人の前で他の男を褒めるのは良くないぞ」
蒸籠を出しながら魔王は少しだけむくれたようだ。
子供が拗ねているようで少し可愛いとリコリスは思った。
同時に胸が何時ものポカポカではなくトクトクと優しくリズムを刻む。
「魔王以上の男なんて存在しません…」
イヤーカフを指で触りながらリコリスが頬を染めた。
「さぁ好きなだけ食べていいぞ?」
魔王がリコリスの腕を引き己の腕の中に収める。
逞しい体の力強さと、その暖かな体温でリコリスは体が緊張するのが分かった。
「緊張しなくて良い。いつも通り美味しそうに食べてくれ」
魔王の声は優しい。
声だけじゃない。
視線も、触れる指先も何もかもが優しい。
その優しさにリコリスは緊張を解く。
魔王は自らの足の上にリコリスを座らせて、王宮を出る前に作った点心をリコリスに食べさせていく。
餃子・肉まん・小籠包・春巻き
胡麻団子・桃饅頭・杏仁豆腐
どれもリコリスの好物だ。
「どうだ?」
「とても美味しいです!魔王は何でも出来るのですね!」
無邪気にリコリスが笑顔を浮かべる。
本当に美味しいモノに目がない様だ。
「何でも出来る?いや、我は好きな女1人口説けない無能だぞ?」
「ほぇっ!?」
思わず飲んでいたジャスミンティーを吹き出しそうになる。
魔王を見つめると欲の熱が籠った目でリコリスを見ていた。
「今日は、触れてよいか…?」
「魔王……」
「リコリス、お前に触れたい」
熱の籠った声にリコリスの体が上気する。
コロリと絨毯に押し倒される。
地面に直接敷くのが勿体ないくらいのフカフカの絨毯だ。
寝転がらされてもリコリスは何処にも痛みは感じなかった。
絨毯に寝転がらされたリコリスの上に魔王が覆いかぶさる。
その背には真ん丸な月が夜空に浮かんでいた。
(魔王の瞳の色と同じです…なんて、綺麗なんでしょう……)
「リコリス、月ではなく我を見ろ」
(あぁ同じ色に同じ優しい光でも、魔王の目は月と違って蕩けそうで熱そうです……)
「今日は少し頑張って貰うぞ?」
微笑みを浮かべる魔王に、リコリスは真っ赤になりながらも頷いた。
そのまま2つの影が重なり合う。
見ているのは月だけだった。
:::
「陛下、今日は機嫌良いじゃいのー?」
魔王の執務室でオウマが言った。
オウマはソファに腰かけてコーヒーを飲んでいる。
執務室のソファーは座り心地が良いし、魔王専用のコーヒー豆は上等な物なのでとても美味しい。
訓練の休憩の合間にお茶を飲むなら魔王の執務室とオウマは決めていた。
確かに今日の魔王のオーラはピンク色だ。
感覚であり実際に見えているわけでは無いが、間違いなくオーラが見れればピンク色だろう。
「昨日のデート上手くいった訳?」
「あぁ。色んな者たちに世話をかけたが上手くいった」
「じゃぁ遂に王妃さん大人の階段を上がっちゃった訳ねー!」
思わずオウマも興奮する。
他人の色事は蚊帳の外なら見ていて面白いものなのだ。
巻き込まれたら堪ったものではないが…。
魔王のオーラがどんよりと曇った。
(あれ、俺もしかして地雷踏んだんじゃないの~?)
「唇にキスをした」
「あ、うんうん」
「初めてバードキスでなく深い口付けが出来た」
「うむうむ」
「その後、…」
「その後…?」
「服に手を掛けたらリコリスが意識を失ってしまった」
「あ”~やっぱり最後までは無理だった訳ね……」
ガクリとオウマが項垂れる。
「だが色々と楽しかったぞ。リコリスも喜んでくれた。何よりこれからは我の魔力がリコリスに始終身に着けられてのだからな。虫よけにはぴったりだ」
(あーそれで柄にもなく装飾品なんて着けてる訳ねー)
魔王の耳に付けられたバラのモチーフのイヤーカフを見てオウマは察した。
おそらくリコリスにも同じようなアクセサリーを着けているのだろう。
「んじゃ俺は部下の訓練見に行くわ。コーヒーご馳走様ねー」
オウマも馬に蹴られたくないのである。
この直ぐ後リコリスの耳に着けられたイヤーカフを見て、その花のモチーフに魔王の嫉妬深さと重すぎる愛情にリコリスはあと何日貞操を守り切れるだろうかと心配になったのだった。
ーーーーーーーーーーーーーーー
最近更新していませんでした。
心配をして下さった方もいて感無量でございます。
少し体調崩し気味だったのですが復活したので、こちらの連載もチマチマ上げていきたいと思います。
宜しければまだまだお付き合い下さいね(*- -)(*_ _)ペコリ
それぞれの耳に付けられたイヤーカフは相手の色を纏っている。
その事に幸せを感じながら、手を繋ぐことでお互いの体温を共有しあう事に幸せを感じる。
「魔王、この後どうしますか?王宮に戻って夕食を食べますか?」
「いや、最後に行きたいところがある」
「ではソコに連れて行って下さい」
「少し空間を飛ぶぞ」
【ゲート】が開かれる。
それを手を繋いだままくぐる。
【ゲート】の先には一面の花畑。
真珠のような白い花。
その花が咲き乱れていた。
花は花弁と同じ色の光の粒子を放っていた。
それが宙にふわりふわりと浮いている。
「夜が早い時期で良かった。この花は昼間見ても美しいが、夜の中で光を放つさまはもっと美しい。お前にコレを見せたかった」
リコリスが魔国に来て1ヵ月。
魔王と出会って4ヵ月。
出会った頃は太陽が沈むのは遅くになってからだった。
今では夕刻には暗くなっている。
ちょうど花の見時に良かった訳だ。
リコリスは見たことないので分からなかったが、まるで白い蛍が飛んでいるようだった。
「凄く、綺麗です!!」
リコリスの目はうっとりと細められている。
いつもの無邪気な目ではない。
子供の目ではなく少女の目だった。
「そこに座るぞ」
魔王は大きの木の下に何処から出したのか高級な絨毯を敷く。
おそらく収納魔術で出したのだろう。
攻撃と強化魔術しか使えないリコリスには空間魔術を使えるのは羨ましい限りである。
「座れ、今食事の用意をする」
収納魔術で絨毯の上に出されたのは飲茶のセットだ。
「魔王は飲茶も出来たのですか?」
「恥を忍んで司書に教えてもらった」
「司書さんの飲茶美味しいですもんね!」
「恋人の前で他の男を褒めるのは良くないぞ」
蒸籠を出しながら魔王は少しだけむくれたようだ。
子供が拗ねているようで少し可愛いとリコリスは思った。
同時に胸が何時ものポカポカではなくトクトクと優しくリズムを刻む。
「魔王以上の男なんて存在しません…」
イヤーカフを指で触りながらリコリスが頬を染めた。
「さぁ好きなだけ食べていいぞ?」
魔王がリコリスの腕を引き己の腕の中に収める。
逞しい体の力強さと、その暖かな体温でリコリスは体が緊張するのが分かった。
「緊張しなくて良い。いつも通り美味しそうに食べてくれ」
魔王の声は優しい。
声だけじゃない。
視線も、触れる指先も何もかもが優しい。
その優しさにリコリスは緊張を解く。
魔王は自らの足の上にリコリスを座らせて、王宮を出る前に作った点心をリコリスに食べさせていく。
餃子・肉まん・小籠包・春巻き
胡麻団子・桃饅頭・杏仁豆腐
どれもリコリスの好物だ。
「どうだ?」
「とても美味しいです!魔王は何でも出来るのですね!」
無邪気にリコリスが笑顔を浮かべる。
本当に美味しいモノに目がない様だ。
「何でも出来る?いや、我は好きな女1人口説けない無能だぞ?」
「ほぇっ!?」
思わず飲んでいたジャスミンティーを吹き出しそうになる。
魔王を見つめると欲の熱が籠った目でリコリスを見ていた。
「今日は、触れてよいか…?」
「魔王……」
「リコリス、お前に触れたい」
熱の籠った声にリコリスの体が上気する。
コロリと絨毯に押し倒される。
地面に直接敷くのが勿体ないくらいのフカフカの絨毯だ。
寝転がらされてもリコリスは何処にも痛みは感じなかった。
絨毯に寝転がらされたリコリスの上に魔王が覆いかぶさる。
その背には真ん丸な月が夜空に浮かんでいた。
(魔王の瞳の色と同じです…なんて、綺麗なんでしょう……)
「リコリス、月ではなく我を見ろ」
(あぁ同じ色に同じ優しい光でも、魔王の目は月と違って蕩けそうで熱そうです……)
「今日は少し頑張って貰うぞ?」
微笑みを浮かべる魔王に、リコリスは真っ赤になりながらも頷いた。
そのまま2つの影が重なり合う。
見ているのは月だけだった。
:::
「陛下、今日は機嫌良いじゃいのー?」
魔王の執務室でオウマが言った。
オウマはソファに腰かけてコーヒーを飲んでいる。
執務室のソファーは座り心地が良いし、魔王専用のコーヒー豆は上等な物なのでとても美味しい。
訓練の休憩の合間にお茶を飲むなら魔王の執務室とオウマは決めていた。
確かに今日の魔王のオーラはピンク色だ。
感覚であり実際に見えているわけでは無いが、間違いなくオーラが見れればピンク色だろう。
「昨日のデート上手くいった訳?」
「あぁ。色んな者たちに世話をかけたが上手くいった」
「じゃぁ遂に王妃さん大人の階段を上がっちゃった訳ねー!」
思わずオウマも興奮する。
他人の色事は蚊帳の外なら見ていて面白いものなのだ。
巻き込まれたら堪ったものではないが…。
魔王のオーラがどんよりと曇った。
(あれ、俺もしかして地雷踏んだんじゃないの~?)
「唇にキスをした」
「あ、うんうん」
「初めてバードキスでなく深い口付けが出来た」
「うむうむ」
「その後、…」
「その後…?」
「服に手を掛けたらリコリスが意識を失ってしまった」
「あ”~やっぱり最後までは無理だった訳ね……」
ガクリとオウマが項垂れる。
「だが色々と楽しかったぞ。リコリスも喜んでくれた。何よりこれからは我の魔力がリコリスに始終身に着けられてのだからな。虫よけにはぴったりだ」
(あーそれで柄にもなく装飾品なんて着けてる訳ねー)
魔王の耳に付けられたバラのモチーフのイヤーカフを見てオウマは察した。
おそらくリコリスにも同じようなアクセサリーを着けているのだろう。
「んじゃ俺は部下の訓練見に行くわ。コーヒーご馳走様ねー」
オウマも馬に蹴られたくないのである。
この直ぐ後リコリスの耳に着けられたイヤーカフを見て、その花のモチーフに魔王の嫉妬深さと重すぎる愛情にリコリスはあと何日貞操を守り切れるだろうかと心配になったのだった。
ーーーーーーーーーーーーーーー
最近更新していませんでした。
心配をして下さった方もいて感無量でございます。
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