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第2章
26話
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今日も魔王とのお茶の時間が終わったので図書室で読書です。
かなり数の漫画を読みましたよ。
魔国の中でもこれほど漫画を読んでいるのは私くらいでしょう!
あ、ミヤハルさんが居ました。
私などまだまだ未熟ですね。
禁書庫の本もまだ手付かずですし。
読んでみたいんですよね。
魔王は絶対ダメだと言うので我慢してるんですが。
司書さんもOK出してくれませんし。
魔王がOK言ったらOKらしいですよ。
何時になったらOK出してくれますかね?
禁書庫の本は読んでも腐らない人は腐らないみたいなんですけど。
何でも生理的に受け付けないらしいです。
そう言う人は禁書に2度と近づくことは無いとか。
逆に腐ってしまった人は大変毎日が楽しそうです。
何でも腐って見えるそうなんですが、何を見ても”右”だとか”左”だとか謎の言葉言ってますね。
何でしょう”右”と”左”って?
右は右で左は左じゃないんでしょうか?
後、物にも右と左を決めています。
偶に論争を聞きますが鉛筆と消しゴムで右と左があるそうです。
鉛筆と消しゴム…。
どちらがどちらでも良いと思う私はまだまだなんでしょうか?
ギィ
「!?」
椅子に腰かけて本を読みながら思いに耽っていたら、何と禁書庫の扉が開きました。
そこから出て来たのは薄い本をいっぱい抱えたミヤハルさん。
やっぱりミヤハルさんも読んでいたのですね!
そうだと思っていましたよ!
「あちゃ~リコリスちゃんおったんか~。夢中になって気づかんかったわ。魔王に怒られるわコレは」
「ミヤハルさんミヤハルさん!私も読みたいです!一緒に読ませて下さい!!」
「うん、目キラキラやな。思わずOKしそうになるけど、そんな曇りなき眼を曇らせる訳にはいかんのよなぁ。何よりウチは養い子に冷たい目で見られたない」
「ミヤハルさんでも魔王に怒られるんですか?」
意外です。
ミヤハルさんに文句の言える者など居ないと思っていました。
実際、今まで私が見てきた感じではミヤハルさん>エントビースドさん>魔王と言う感じに思ってましたから。
「リコリスちゃんの事にかんしては魔王は心狭いで~」
「私は優しい所しか見たことがありません」
「魔王もリコリスちゃんに格好悪い所見られたくなくて必死やからな。その内情けない面も見えてくるわ」
「想像もつきません…」
「まぁまだ恋愛初期期間やからな。付き合いが長くなれば見えんかったところも徐々に見えてくるわ」
「まだまだ私は魔王の事知らないことがいっぱいあるんですね」
「ゆっくり知っていけばええよ。これまでの時間よりこれからの時間の方が長いんやから」
「はい…ところでその薄い本の表紙、絵柄違うけどちっさい主人公のバレーボールの漫画じゃないですか?」
「はいはい、お話終わり!ウチは家帰るさかいまた今度お話しよーなー!!」
「あー待ってくださいミヤハルさん!そんなに逃げなくて良いじゃないですかー!」
スタスタと早足で図書室から出ていくミヤハルさんを追いかけます。
廊下は走ってはダメなので2人して早足です。
お互い【空間】と【時間】にかんする魔法は使えないので移動は自らの足頼りです。
でも身体能力で劣る私がミヤハルさんについていくのは無理があります。
もう既に撒かれそうです。
「あ、エントビースドさん!」
「え、エント!?」
ミヤハルさんの足が止まりました。
「捕まえました!!」
ガバッとミヤハルさんに抱き着きます。
相変わらず柔らかくて気持ち良い体です。
悦に入っている場合ではありません。
それにしてもミヤハルさんがこんな単純な手に引っかかるとは…。
本当にエントビースドさんの事が大好きなんですね。
私も負けないくらい魔王大好きですが!
「ミ~ヤ~ハ~ル~さ~ん、私も読みたいです~」
ギュウギュウと抱きしめてお強請りです。
力では敵わないですがミヤハルさんは優しいので無理に私を振りほどこうとはしません。
顔に手を当てて溜息を吐きました。
あ、魔王と同じ癖です。
「あんなリコリスちゃん。これは子供は読んだらアカン本やねん。R-18て書いてるやろ?18歳未満禁止言う意味なんよ」
「ミヤハルさん、私18歳ですよ?」
「あ、あんまりにピュアピュアやから忘れとった…肉体年齢が18歳でも精神年齢が5歳児程度やから、やっぱりアカンな。せめてもう少し大人ならんとな~。幼稚園児にR-18は読ませられへんな」
「私そんなに子供じゃないです!と言うか幼稚園児ってなんですか?」
「あ~幼稚園児は死語か~。ウチが若い頃は良く使われてた言葉やねんけどな。ようはお子様言う事や。リコリスちゃんが自分の事大人や言うなら勿論魔王とはすでに大人な関係やんなぁ?」
「うっ、それは……」
「まぁそう言うことも出来てへんお子様なリコリスちゃんにはこの本はまだ早い、言うことや。だからと言って本のために無理してそう言う事したらアカンで。それは流石に魔王に不義理や」
「はい…魔王に不義理はしたくないです……今回は諦めます……」
「納得して貰えたみたいで良かったわ。いずれ縁があったら読めるさかい、今は普通の漫画読んどり。もしリコリスちゃんが腐ったらその時は、ウチが腐った話し相手なったるから。まぁ何事も焦らんとな」
「今日は薄い本は諦めますから、ミヤハルさんとお茶したいです。ミヤハルさんがミノムシになってから碌にお話してません!本は諦めますから一緒にお話ししましょう?」
「そのウルウルお目目は反則やなぁ。おん、久しぶりにお茶しよか。中途半端な時間やし図書室戻るで。アムカにでもお茶入れさせよう。点心も付けてもろてな。こないだのデートがどうなったかでも聞かせてもらおか?」
「はいっ!デートのこと話します。凄く楽しかったです。ところでアムカさんと言うのは司書さんの名前ですか?」
「あ~あの子の事名前で呼ぶんは今はウチくらいか。あの子も年取ってんなぁ。外見も厳つくなったし、昔は可愛らしかったんやで」
「想像つかないです…司書さんは格好良いけど強面さんだと思います…」
「オシメも変えた身としては何歳なっても子供は子供やわ」
「いつか私にもそんな日がくるんでしょうか?」
「そう遠くない未来でリコリスちゃんと魔王の子供も出来るやろし、子供を持つ気持ちは案外すぐ分かるかもな~。まぁどれくらい時間かかるかはリコリスちゃん次第やけど」
「が、頑張ります!!」
「頑張らんでええよ。こう言う事は自然に時間の流れに身を任せて、自然にそうなる日がくるのを待ったらええ。魔王もそれくらい我慢できるて。我慢できんようならウチに言いや。そん時は魔王に体で言い聞かすから」
「はいっ!ミヤハルさんの事、とても頼りにしています!」
「じゃ、図書室へ向かおかぁ」
「お茶楽しみですね」
薄い本はまだまだ読ませてもらえそうにないですが、今日はミヤハルさんと司書さんとお茶が出来ました。
楽しかったので夕食の時間に魔王にお話する事にしましょう。
反応が楽しみです♫
かなり数の漫画を読みましたよ。
魔国の中でもこれほど漫画を読んでいるのは私くらいでしょう!
あ、ミヤハルさんが居ました。
私などまだまだ未熟ですね。
禁書庫の本もまだ手付かずですし。
読んでみたいんですよね。
魔王は絶対ダメだと言うので我慢してるんですが。
司書さんもOK出してくれませんし。
魔王がOK言ったらOKらしいですよ。
何時になったらOK出してくれますかね?
禁書庫の本は読んでも腐らない人は腐らないみたいなんですけど。
何でも生理的に受け付けないらしいです。
そう言う人は禁書に2度と近づくことは無いとか。
逆に腐ってしまった人は大変毎日が楽しそうです。
何でも腐って見えるそうなんですが、何を見ても”右”だとか”左”だとか謎の言葉言ってますね。
何でしょう”右”と”左”って?
右は右で左は左じゃないんでしょうか?
後、物にも右と左を決めています。
偶に論争を聞きますが鉛筆と消しゴムで右と左があるそうです。
鉛筆と消しゴム…。
どちらがどちらでも良いと思う私はまだまだなんでしょうか?
ギィ
「!?」
椅子に腰かけて本を読みながら思いに耽っていたら、何と禁書庫の扉が開きました。
そこから出て来たのは薄い本をいっぱい抱えたミヤハルさん。
やっぱりミヤハルさんも読んでいたのですね!
そうだと思っていましたよ!
「あちゃ~リコリスちゃんおったんか~。夢中になって気づかんかったわ。魔王に怒られるわコレは」
「ミヤハルさんミヤハルさん!私も読みたいです!一緒に読ませて下さい!!」
「うん、目キラキラやな。思わずOKしそうになるけど、そんな曇りなき眼を曇らせる訳にはいかんのよなぁ。何よりウチは養い子に冷たい目で見られたない」
「ミヤハルさんでも魔王に怒られるんですか?」
意外です。
ミヤハルさんに文句の言える者など居ないと思っていました。
実際、今まで私が見てきた感じではミヤハルさん>エントビースドさん>魔王と言う感じに思ってましたから。
「リコリスちゃんの事にかんしては魔王は心狭いで~」
「私は優しい所しか見たことがありません」
「魔王もリコリスちゃんに格好悪い所見られたくなくて必死やからな。その内情けない面も見えてくるわ」
「想像もつきません…」
「まぁまだ恋愛初期期間やからな。付き合いが長くなれば見えんかったところも徐々に見えてくるわ」
「まだまだ私は魔王の事知らないことがいっぱいあるんですね」
「ゆっくり知っていけばええよ。これまでの時間よりこれからの時間の方が長いんやから」
「はい…ところでその薄い本の表紙、絵柄違うけどちっさい主人公のバレーボールの漫画じゃないですか?」
「はいはい、お話終わり!ウチは家帰るさかいまた今度お話しよーなー!!」
「あー待ってくださいミヤハルさん!そんなに逃げなくて良いじゃないですかー!」
スタスタと早足で図書室から出ていくミヤハルさんを追いかけます。
廊下は走ってはダメなので2人して早足です。
お互い【空間】と【時間】にかんする魔法は使えないので移動は自らの足頼りです。
でも身体能力で劣る私がミヤハルさんについていくのは無理があります。
もう既に撒かれそうです。
「あ、エントビースドさん!」
「え、エント!?」
ミヤハルさんの足が止まりました。
「捕まえました!!」
ガバッとミヤハルさんに抱き着きます。
相変わらず柔らかくて気持ち良い体です。
悦に入っている場合ではありません。
それにしてもミヤハルさんがこんな単純な手に引っかかるとは…。
本当にエントビースドさんの事が大好きなんですね。
私も負けないくらい魔王大好きですが!
「ミ~ヤ~ハ~ル~さ~ん、私も読みたいです~」
ギュウギュウと抱きしめてお強請りです。
力では敵わないですがミヤハルさんは優しいので無理に私を振りほどこうとはしません。
顔に手を当てて溜息を吐きました。
あ、魔王と同じ癖です。
「あんなリコリスちゃん。これは子供は読んだらアカン本やねん。R-18て書いてるやろ?18歳未満禁止言う意味なんよ」
「ミヤハルさん、私18歳ですよ?」
「あ、あんまりにピュアピュアやから忘れとった…肉体年齢が18歳でも精神年齢が5歳児程度やから、やっぱりアカンな。せめてもう少し大人ならんとな~。幼稚園児にR-18は読ませられへんな」
「私そんなに子供じゃないです!と言うか幼稚園児ってなんですか?」
「あ~幼稚園児は死語か~。ウチが若い頃は良く使われてた言葉やねんけどな。ようはお子様言う事や。リコリスちゃんが自分の事大人や言うなら勿論魔王とはすでに大人な関係やんなぁ?」
「うっ、それは……」
「まぁそう言うことも出来てへんお子様なリコリスちゃんにはこの本はまだ早い、言うことや。だからと言って本のために無理してそう言う事したらアカンで。それは流石に魔王に不義理や」
「はい…魔王に不義理はしたくないです……今回は諦めます……」
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「今日は薄い本は諦めますから、ミヤハルさんとお茶したいです。ミヤハルさんがミノムシになってから碌にお話してません!本は諦めますから一緒にお話ししましょう?」
「そのウルウルお目目は反則やなぁ。おん、久しぶりにお茶しよか。中途半端な時間やし図書室戻るで。アムカにでもお茶入れさせよう。点心も付けてもろてな。こないだのデートがどうなったかでも聞かせてもらおか?」
「はいっ!デートのこと話します。凄く楽しかったです。ところでアムカさんと言うのは司書さんの名前ですか?」
「あ~あの子の事名前で呼ぶんは今はウチくらいか。あの子も年取ってんなぁ。外見も厳つくなったし、昔は可愛らしかったんやで」
「想像つかないです…司書さんは格好良いけど強面さんだと思います…」
「オシメも変えた身としては何歳なっても子供は子供やわ」
「いつか私にもそんな日がくるんでしょうか?」
「そう遠くない未来でリコリスちゃんと魔王の子供も出来るやろし、子供を持つ気持ちは案外すぐ分かるかもな~。まぁどれくらい時間かかるかはリコリスちゃん次第やけど」
「が、頑張ります!!」
「頑張らんでええよ。こう言う事は自然に時間の流れに身を任せて、自然にそうなる日がくるのを待ったらええ。魔王もそれくらい我慢できるて。我慢できんようならウチに言いや。そん時は魔王に体で言い聞かすから」
「はいっ!ミヤハルさんの事、とても頼りにしています!」
「じゃ、図書室へ向かおかぁ」
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