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その後
チビリコリスと一緒8
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その日、魔王は朝から機嫌が良かった。
朝食をリコリスと一緒に食べる時に邪魔者は居なかった。
そう、あの古代種たちが形を潜めていたのだ。
2人でゆっくり食べる朝食。
最高である。
膝の上の重みが幸せの重さそのものだ。
いや、リコリスへの幸せの重さは、もっと天文学的数字で無いと表せないくらいに重いが。
リコリスは卵料理が好きだ。
なので食卓には必ず卵料理が並ぶ。
今日はエッグベネディクトである。
無駄にお洒落だ。
ナイフとフォークが上手く使えないリコリスのために、魔王が切り分けて口に迄運んでやる。
フォークが差し出されるとリコリスが無防備に口を開ける。
雛鳥に餌をあげている気分である。
確かに子供と言うのも可愛いな、と魔王は思った。
だがそれはリコリスだからだ。
他の餓鬼など甘やかす気になどならない。
魔王はリコリスとの時間が1番至福の時なのだ。
己とリコリスの子であってもその時間の邪魔はされたくない。
いくらリコリスが子供を欲しがっても、鋼の意志を持ってそれだけは跳ねのける。
魔王は2人の時間を子供に取られる何て問題外なのであった。
威張れる事ではない……。
育て方が悪かったのであろうか?
魔王のリコリスへの執着心の強さが少しばかり拗れている。
兄のエントビースドもミヤハルへの愛が拗れているので、ミヤハルは子育てが下手なのかもしれない。
オウマもアムカもミヤハルに育てられてアレであるから………。
そんな訳で今の魔王は子供のリコリスを可愛いと思いながらも、自分の子供は欲しくないと言うダメダメな大人なのである。
ところで卵料理だが、リコリスは有精卵と無精卵と言うものを知らなかった。
魔国に来て卵から雛が孵るのを初めて見たのだ。
そして「ヒヨコさんをたべてしまった」と大泣きしたのは1部の人には知れ渡った話である。
それからリコリスは卵を食べなくなったのだが、ミヤハルが無精卵の事を教えてまた卵料理を食べるようになった。
こう言った時、子供の扱いが上手いのは年の功だろう。
子育てしてきた経験が生かされている。
まぁ失敗例も多いが………。
そして現在、エッグベネディクトを食べているリコリスであるが、熱かったのかハフハフと空気を取り込んでいる姿が可愛い。
もう何をやっても可愛い。
可愛い以外に言葉が出てこない。
魔王の語彙力はリコリスに関する事には3歳児並みに下がる。
可愛いのだから仕方ない。
可愛いは正義と言ったものを褒めてやりたい。
そう、今魔王の膝の上に居るのは正義である。
正義…尊い………。
「マオーはたべないんですか?」
「あぁ、我も頂く」
リコリスが使ったフォークなら汚いとは思えない。
潔癖気味な魔王だが、リコリスだけは問題外だ。
寧ろご褒美だ。
少し変態が入ってはいないだろうか……。
やはりミヤハルの子育ては上手くないのだろう。
変態ばかりが育っていく。
だが優秀な者ばかり育つので誰も文句を言えない。
ミヤハル自体は自分の子育てについて深く考えたこと無いのでも無問題だ。
「マオー」
下から大きな赤い目が見つめてくる。
上目遣い尊い。
「おいしいはしあわせですね」
ニッコー―――――ッ♡
「!!」
物凄い破壊力である。
正義は破壊力も凄まじい。
「あぁ、美味しいは幸せだな」
ナイフを置いた手で、リコリスの頭を撫でてやる。
この行為が好きなのか、リコリスは頭を撫でられると猫のように目を細めて気持ちよさそうな顔をする。
前世は猫なのかもしれない。
猫。
猫化。
猫耳猫尻尾………。
魔王の頭に如何わしい妄想が浮かび上がる。
だが下半身を反応させる訳にはいかない。
膝の上にリコリスが乗っているのだ。
「かたいのがあたってます」なんて純粋なチビリコリスに言われたら魔王は立ち直れない。
一生懸命、素数を数えながら生理的な反応を抑えて、魔王は今度はリコリスを半猫化させて貰うようユラに頼む決心をした。
朝食をリコリスと一緒に食べる時に邪魔者は居なかった。
そう、あの古代種たちが形を潜めていたのだ。
2人でゆっくり食べる朝食。
最高である。
膝の上の重みが幸せの重さそのものだ。
いや、リコリスへの幸せの重さは、もっと天文学的数字で無いと表せないくらいに重いが。
リコリスは卵料理が好きだ。
なので食卓には必ず卵料理が並ぶ。
今日はエッグベネディクトである。
無駄にお洒落だ。
ナイフとフォークが上手く使えないリコリスのために、魔王が切り分けて口に迄運んでやる。
フォークが差し出されるとリコリスが無防備に口を開ける。
雛鳥に餌をあげている気分である。
確かに子供と言うのも可愛いな、と魔王は思った。
だがそれはリコリスだからだ。
他の餓鬼など甘やかす気になどならない。
魔王はリコリスとの時間が1番至福の時なのだ。
己とリコリスの子であってもその時間の邪魔はされたくない。
いくらリコリスが子供を欲しがっても、鋼の意志を持ってそれだけは跳ねのける。
魔王は2人の時間を子供に取られる何て問題外なのであった。
威張れる事ではない……。
育て方が悪かったのであろうか?
魔王のリコリスへの執着心の強さが少しばかり拗れている。
兄のエントビースドもミヤハルへの愛が拗れているので、ミヤハルは子育てが下手なのかもしれない。
オウマもアムカもミヤハルに育てられてアレであるから………。
そんな訳で今の魔王は子供のリコリスを可愛いと思いながらも、自分の子供は欲しくないと言うダメダメな大人なのである。
ところで卵料理だが、リコリスは有精卵と無精卵と言うものを知らなかった。
魔国に来て卵から雛が孵るのを初めて見たのだ。
そして「ヒヨコさんをたべてしまった」と大泣きしたのは1部の人には知れ渡った話である。
それからリコリスは卵を食べなくなったのだが、ミヤハルが無精卵の事を教えてまた卵料理を食べるようになった。
こう言った時、子供の扱いが上手いのは年の功だろう。
子育てしてきた経験が生かされている。
まぁ失敗例も多いが………。
そして現在、エッグベネディクトを食べているリコリスであるが、熱かったのかハフハフと空気を取り込んでいる姿が可愛い。
もう何をやっても可愛い。
可愛い以外に言葉が出てこない。
魔王の語彙力はリコリスに関する事には3歳児並みに下がる。
可愛いのだから仕方ない。
可愛いは正義と言ったものを褒めてやりたい。
そう、今魔王の膝の上に居るのは正義である。
正義…尊い………。
「マオーはたべないんですか?」
「あぁ、我も頂く」
リコリスが使ったフォークなら汚いとは思えない。
潔癖気味な魔王だが、リコリスだけは問題外だ。
寧ろご褒美だ。
少し変態が入ってはいないだろうか……。
やはりミヤハルの子育ては上手くないのだろう。
変態ばかりが育っていく。
だが優秀な者ばかり育つので誰も文句を言えない。
ミヤハル自体は自分の子育てについて深く考えたこと無いのでも無問題だ。
「マオー」
下から大きな赤い目が見つめてくる。
上目遣い尊い。
「おいしいはしあわせですね」
ニッコー―――――ッ♡
「!!」
物凄い破壊力である。
正義は破壊力も凄まじい。
「あぁ、美味しいは幸せだな」
ナイフを置いた手で、リコリスの頭を撫でてやる。
この行為が好きなのか、リコリスは頭を撫でられると猫のように目を細めて気持ちよさそうな顔をする。
前世は猫なのかもしれない。
猫。
猫化。
猫耳猫尻尾………。
魔王の頭に如何わしい妄想が浮かび上がる。
だが下半身を反応させる訳にはいかない。
膝の上にリコリスが乗っているのだ。
「かたいのがあたってます」なんて純粋なチビリコリスに言われたら魔王は立ち直れない。
一生懸命、素数を数えながら生理的な反応を抑えて、魔王は今度はリコリスを半猫化させて貰うようユラに頼む決心をした。
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