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御使い様が誑しに進化しました
【御使い様は学びたい3】
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「何で3人とも男の恰好してるの……?」
「いや、フィルドちゃんが女の恰好してたらヤバいでしょ?」
「そう言う意味じゃありませんフィルド様!何でふーちゃんどころかルナトーさんまで男装しているのかを聞いてるんです!」
そうクロイツへの旅が決まって、旅の用意をして。
それ専用の用意を揃えると深海とルナトーが街へ出て。
当日何故か2人が男装していたのである。
「え、私の男装イケてない?」
「いえ、物凄い美少年ですルナトーさん……」
「ルナトーさんは背も高いから男装が様になるな。普段の巫女姿も良いが、こういう格好もお似合いだ。俺はとても良いと思う」
「フカミ君…噂には聞いてたけど凄い誑しになってるわね………」
「??」
「フカミちゃん自覚症状ないからルナトーちゃん。ナルミちゃんくらい自覚あってくれた方が色々と安心するんだけどね~♪」
「喧嘩なら買いますよフィルド様?」
「スミマセンでした」
両者の力関係がはっきりした瞬間だった。
他の皆は可哀そうなものを見る目でフィルドを見ている。
このところフィルドのカーストランクが下がっていると言うか…。
皆それに気付きつつあるのだ。
腐っても国王直属の親衛隊にして宮廷魔術師長だ。
能力は折り紙付き。
外見だって悪くない。
性格は少しチャラいが一緒に居て楽しい性質。
人懐こいがッ引くところは心得ている。
そして高給取り。
間違いなくフィルドは良物件である。
実際若い女性に人気がある。
フィルドは皆可愛いと言っても一線を越えないが。
一線を越えるのは商売女とだけ。
逆にそう言うところが女性関係を拗れさせないスマートな男として人気でもある。
だがフィルドは今やすっかり深海の虜だ。
気づいていないのは深海だけ。
皆、フィルドが本気で深海に惚れていることに気付いている。
泣いた女も少なくない。
それでも何処ぞの馬の骨に取られるより美少年とくっつく方が良い、と今は2人揃ってもっぱら観賞用な深海とフィルドである。
そんな訳でフィルドは深海に逆らえない。
逆らう気もない。
そのせいか、深海の半身である鳴海にも逆らえないのだ。
将来の義妹だ。
強く出れる筈が無い。
正確には将来の義兄であるが。
まぁそんな訳でフィルドはグループ内でのカースト順位が低い状態になっているのだ。
閑話休題。
「男1人に美少女2人じゃ絡まれること間違いなしよナルミちゃん」
「まぁ確かにそうですね」
「男装は俺1人で良いって言ったんだけどな」
「男2人に美少女1人でも絡まれるのよフカミ君」
「まぁそれもそうかも知れないです」
鳴海がうんうんと頷く。
ルナトーは稀に見ない美少女だ。
スタイルも良い。
傍に男が居てもはっぱをかけてくる輩もいるだろう。
そうなれば嫌がおうにも深海が巻き込まれる。
それは鳴海の望むところではない。
まぁつまりは鳴海は深海の安全の為なら何でも受け入れるスタンスだ。
「じゃぁふーちゃんの事頼みますルナトーさん」
「頼まれたわ♡」
「ナルミちゃん俺は?」
「フィルド様はオオカミになったらちょん切っちゃいますから♬」
笑顔の見かけ美少女に言われて、思わず男どもは皆タマがヒュンとした。
「鳴海も色々気をつけろよ?ラキザ様、鳴海をお願いしますね」
「おぅ、任されたわ」
ラキザがニカッと笑う。
本当に気のいい兄ちゃんである。
「じゃ、行ってくるな」
「気を付けてね」
こうして王宮の裏門から3人は旅だった。
ルナトーが女の子も大好きな本当は1番危ないオオカミだと鳴海が思い出すのは、コレから暫くしてだった。
「いや、フィルドちゃんが女の恰好してたらヤバいでしょ?」
「そう言う意味じゃありませんフィルド様!何でふーちゃんどころかルナトーさんまで男装しているのかを聞いてるんです!」
そうクロイツへの旅が決まって、旅の用意をして。
それ専用の用意を揃えると深海とルナトーが街へ出て。
当日何故か2人が男装していたのである。
「え、私の男装イケてない?」
「いえ、物凄い美少年ですルナトーさん……」
「ルナトーさんは背も高いから男装が様になるな。普段の巫女姿も良いが、こういう格好もお似合いだ。俺はとても良いと思う」
「フカミ君…噂には聞いてたけど凄い誑しになってるわね………」
「??」
「フカミちゃん自覚症状ないからルナトーちゃん。ナルミちゃんくらい自覚あってくれた方が色々と安心するんだけどね~♪」
「喧嘩なら買いますよフィルド様?」
「スミマセンでした」
両者の力関係がはっきりした瞬間だった。
他の皆は可哀そうなものを見る目でフィルドを見ている。
このところフィルドのカーストランクが下がっていると言うか…。
皆それに気付きつつあるのだ。
腐っても国王直属の親衛隊にして宮廷魔術師長だ。
能力は折り紙付き。
外見だって悪くない。
性格は少しチャラいが一緒に居て楽しい性質。
人懐こいがッ引くところは心得ている。
そして高給取り。
間違いなくフィルドは良物件である。
実際若い女性に人気がある。
フィルドは皆可愛いと言っても一線を越えないが。
一線を越えるのは商売女とだけ。
逆にそう言うところが女性関係を拗れさせないスマートな男として人気でもある。
だがフィルドは今やすっかり深海の虜だ。
気づいていないのは深海だけ。
皆、フィルドが本気で深海に惚れていることに気付いている。
泣いた女も少なくない。
それでも何処ぞの馬の骨に取られるより美少年とくっつく方が良い、と今は2人揃ってもっぱら観賞用な深海とフィルドである。
そんな訳でフィルドは深海に逆らえない。
逆らう気もない。
そのせいか、深海の半身である鳴海にも逆らえないのだ。
将来の義妹だ。
強く出れる筈が無い。
正確には将来の義兄であるが。
まぁそんな訳でフィルドはグループ内でのカースト順位が低い状態になっているのだ。
閑話休題。
「男1人に美少女2人じゃ絡まれること間違いなしよナルミちゃん」
「まぁ確かにそうですね」
「男装は俺1人で良いって言ったんだけどな」
「男2人に美少女1人でも絡まれるのよフカミ君」
「まぁそれもそうかも知れないです」
鳴海がうんうんと頷く。
ルナトーは稀に見ない美少女だ。
スタイルも良い。
傍に男が居てもはっぱをかけてくる輩もいるだろう。
そうなれば嫌がおうにも深海が巻き込まれる。
それは鳴海の望むところではない。
まぁつまりは鳴海は深海の安全の為なら何でも受け入れるスタンスだ。
「じゃぁふーちゃんの事頼みますルナトーさん」
「頼まれたわ♡」
「ナルミちゃん俺は?」
「フィルド様はオオカミになったらちょん切っちゃいますから♬」
笑顔の見かけ美少女に言われて、思わず男どもは皆タマがヒュンとした。
「鳴海も色々気をつけろよ?ラキザ様、鳴海をお願いしますね」
「おぅ、任されたわ」
ラキザがニカッと笑う。
本当に気のいい兄ちゃんである。
「じゃ、行ってくるな」
「気を付けてね」
こうして王宮の裏門から3人は旅だった。
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