大事に育てた畑を奪われたからこの村は見捨てることにした ~今さら許しを乞うても無駄なんだよ~(完)

みかん畑

文字の大きさ
114 / 118

114 未来への抱負

しおりを挟む
 帝国に平和が戻った――

 俺はタトナスの正体が聖剣の勇者であったことを公表し、見所のある帝国の女達は妾として新たに迎え、俺のやり方に賛同しない男はTSした上で『ヒュプノス』による洗脳状態とした。多少の犠牲はあったが、邪悪な皇帝が支配するラクシア帝国に、俺という太陽が君臨したのである。

 また、ラムネア国についてはイドルフ王の善意で譲ってもらうことになり、魔帝国は一気に二つの国を併合することとなった。残すはブルーム共和国だが、こちらも折を見て落とすとしよう。

 最近は忙しなく働いたので、ひとまずは女達との幸福な一時を楽しみたいと思う。

 俺は魔帝国の首都にドリームガーデンという宮殿を建設し、そこに妻達と暮らすことにした。また、『分裂』のスキルを新たに取得したことで同時に百人まで自分を増やせるようにもした。自我はアルカナを参考にタクマネットワークによって統合してるから、全てが本体と言える。

「充実してるな」

 カナミ、ネリス、セラ、ミイナ、エリス、アリシア、レイナ、リリカ、アクアス、ミライ、ラリエ、ジュリ、シト、ライラ、そしてアルカナ、カイリの十六人を、俺は愛する女達のなかでも特別な妻とした。

 朝食はいつも、この十六人を同時に犯しながら行っている。

 犯され過ぎてボーっとした女達にチンポを刺したまま食事をするのだ。

「あん、兄さん、あまり苛めないでください」
「ふ、仕方がないな」

 誰かが根を上げたらこの饗宴は終えることにしている。
 俺は分裂状態を解き、大広間の誕生日席で脚を組んだ。

 念入りに抱いたネリスがテーブルの下で朝食を忘れてフェラをしていたので、頭を撫でて解放してやる。

「うあ、もういいのか?」
「ああ、十分に綺麗になった。愛してるぞ」

 たっぷり奉仕して口内が泡立ったネリスとキスをする。

「……いつも思うけど、自分のとはいえ嫌じゃないのかよ。キスするの」
「お前達への愛が勝る」
「へへ……」

 可愛いな。女達は大勢増えたが、それでも彼女達は特別だ。
 他の女達は俺が保護しているに過ぎないが、彼女達は俺の心を守ってくれている。

 いずれこの十六人の妻に並ぶ者も出てくるかもしれないが、それぞれの貢献や育んでいる愛情の状態を考えると、現段階では彼女達を妻とするのが俺の精神衛生上、非常にいいことに気付いた。だから、結婚するのは彼女達だけにした。

 まあ、アルカナと意識を統合してるから、他の女達も実質的に妻みたいなもんなんだけどな。

 パチン、と指を弾いて座っていた椅子をソファーと交換する。
 カルマオンラインの仕様の名残で長らく『転移』は生物と装備品に限られたが、そのルールを葬ったことで今では好きに物の配置を変えられるようになった。

 俺はソファで楽にすると、ネリスとライラを手招きして隣に侍らせた。
 ライラにもたれると自然に頭を撫でてくれる。

 彼女は自分の役割をしっかりと理解しているな。

 実は『ヒュプノス』で心を丸裸にしたところ、俺の力を怖れて尽くしているだけだと判明したが、手懐けていくのも醍醐味だと思っている。

 長らく生意気だったレイナ付きのメイド、リリカを、毎晩のように部屋へ招いてオナホに育てるのも充実した体験だったが、屈しない女と言うのはなかなか楽しみ甲斐があるものだ。リリカもまだ完全に屈服したとは言えず、ここにいる妻達は快楽で羽目を外すことはあっても、それぞれが信念を持って生きている。

 そこもまた、俺が安心して傍における理由だな。

 俺が致命的に間違った時、究極魔法『アルカナ』の提案をしたのと同じように、きつく注意をしてくれる。本当に、いい女達に恵まれて幸せだ。

「幸せそうですね、タクマ」
「朝の日課は心が温まる。お前もそう思うだろ? ライラ」
「え、ええ……。そうですね。タクマ様の立派なチンポに犯していただいて幸せです」
「ふっふっふ。帝国の女はお世辞が上手いな」

 精液のこびりついた乳首を摘まんでやると、「あん」と喘いでライラがモジモジとした。
 淫乱女め。俺に恐怖しつつ、俺のペニスのことは心底愛しているらしい。
 平時は家族や友人、そして帝国の民のことを考える真面目な元王妃だが、少し突いてやっただけで本気で腰を振り始めるアバズレに開発してやった。
 まだ足りないようだし、あとでまた突きまくってやろう。

「お前はどう感じてるか知らないが、愛してるぞ」

 耳元で囁いてやる。
 ライラは身を固くしたが、「私はタクマのモノです」と甘えるフリをしてきた。
 上っ面だけのものだが、そのうち心まで堕としてやろう。

「キスをさせろ」
「ん……ちゅ……愛していますよ」

 ふふ、身内の為にと思いつつまた濡れてきている。
 このあとが楽しみだ。

「それにしても、まあこうして抱くのも楽しいが、早く命中させてやりたいものだ。その為に後宮も用意した。お前達のいずれかが、あるいは全員が孕んだ時には、後宮で慰めてもらうつもりだ。レイナとライラを孕ませ友好の架け橋としたいな」
「併合してるのに友好もクソもないだろ」

 ネリスに突っ込まれる。
 すかさず、レイナが割り込んできた。

「分かってませんねー。タクマ様はアイラさんと私の父に統治権を与えてるじゃないですか。これは、国をあえて三竦みにすることで、それぞれ発展させようというタクマ様の意思なんですよ?」
「そこまで考えてたのか?」

 別に考えてはなかったが、乗っかっておくことにする。
 レイナに恥をかかせると仕返しが怖いからな。

「……無論だ。魔帝国はジュリに統治させているし、それぞれの国を州とすると共に、将来的には統合政府を置きたいと思っている。しかし、それぞれに自治は委ねるつもりだ。その国にはその国の風土がある。逆らった者には容赦はしないが、そうでないなら州としての成長を見守るつもりだ」
「そっかー。残念だったなミイナ。国教をお前のところで統一できたかもしれないのに」

 ネリスに揶揄されるが、ミイナは涼しげだ。

「強いられた信仰に意味はありません。結果を示せばおのずと名声は得られる。あなたもマスカレードパーティで学んだことのはずですよ?」
「ネリスはお金のことばかり気にしてたから人心には疎いのよ。受ける仕事も報酬の大きさで選んでいたし……」
「ち、ちげーよ! あたしは、でっかい仕事の方が修行になると思っただけでさ! セラってたまに口を開けば陰気なことばっか言うよな。だからボッ……いや、何でもないわ。今のはあたしが悪かった」

 セラが不機嫌そうに腕を組んでそっぽを向く。

「空気悪いなー。一緒にセックスした仲なんやからもっと仲良うすればええのに」
「ふふ、私達はタクマの女だけど、切磋琢磨してるってことよ。タクマだけに」

 アリシアのつまらないジョークで場が落ち着いた。

「でかしたぞ、アリシア」
「え、何が……?」

 今日も女達は平和だ。大所帯になってきたが、俺が最優先に考えるのは彼女達だ。
 昔は順位をつけることに抵抗があったが、厳然たる事実として、何かを決める時には優先順位をつける必要がある。
 俺のなかで真っ先に頭を過るのが、彼女達の顔である。
 そのことを認めてから、俺の心も楽になった。
 ハーレムを広げ続けたことで生じた重圧から、解放されたのだ。

 この平和を維持する為に、ブルーム共和国も併合してやらないとな。

 あの国には俺に恨みを持った連中が大勢集まっているようだ。

 実はトルニアの元弟子の子供がブルーム共和国に売られてしまい、それを回収しようとした際にブルームで反魔帝国の機運が高まっていることが分かってしまった。

 それは別に構わないのだが、扇動しているのは同じく転生者であるキクチ・ユウタだと聞いた。

 今日はキクチ・ユウタの知人の転生者と午後にラムネアで面談をする予定だから、詳しく話を聞いてみたいと思う。キクチがどういう性格で、何故、俺に対抗しようとしているのか……。

 『俺と争う気はない』と嘘をついた罰を、与えてやらないといけないな。
 場合によってはキクチ・ユウタの知人を名乗るその女を下僕にしてやってもいい。
 クオンの心を折ったのと同じやり方だ。

「楽しそうね、あなた」

 ジュリが俺の心を読んで呟いた。

「少し、楽しくなりそうだと思ってな。競う相手がいないと面白味がない。ジュリも俺の気持ちが分かるんじゃないか?」
「そうね。あなたの成長を見守るのは楽しかったわ。ま、すぐに勝てない相手だって気づいたけど」

 鋭い観察眼だな。
 あの頃の俺だったらジュリの手玉に取られて殺されてただろうから、謙遜だとも思うが。

 それにしても、ラムネア、ラクシア、ブルーム。
 この三カ国を統一したとしても、海を越えればまだ途方もない大国が後に控えている。
 きっと、海を渡った先にある国々にも、俺の噂は広がりつつあることだろう。

 戦いは、避けられないのかもしれない。
 しかし、それならそれで構わないのだ。

 今まで魔王の被害とは無縁で、冷ややかに大陸の動きを伺っていた者達に、俺は教えてやりたいと思っている。

 いつか対岸の火事が飛び火し、全ての美少女や美女が、俺の後宮であるタトナスパレスに迎えられる。

 それが、俺の思い描く未来の姿だ。

 全ての女が幸福に暮らせる社会を作ろう。
 難しい挑戦だと思うが、俺は諦めない。

 愛する女達に囲まれながら、俺は決意を新たにした。
しおりを挟む
感想 27

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話

桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
 ――結婚しています!  それは二人だけの秘密。  高校二年の遙と遥は結婚した。  近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。  キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。  ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。 *結婚要素あり *ヤンデレ要素あり

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに

千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」 「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」 許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。 許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。 上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。 言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。 絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、 「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」 何故か求婚されることに。 困りながらも巻き込まれる騒動を通じて ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。 こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。 だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった 何故なら、彼は『転生者』だから… 今度は違う切り口からのアプローチ。 追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。 こうご期待。

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】

田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。 俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。 「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」 そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。 「あの...相手の人の名前は?」 「...汐崎真凛様...という方ですね」 その名前には心当たりがあった。 天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。 こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。

処理中です...