大事に育てた畑を奪われたからこの村は見捨てることにした ~今さら許しを乞うても無駄なんだよ~(完)

みかん畑

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 俺はサングラスをかけて魔帝国にある俺専用の風俗へ向かった。

 俺専用風俗は風俗っぽい店には行ってみたいが寝取られは嫌だという俺の要望を受けてエリスが企画してくれた店だ。

 この風俗店は俺以外の奴が許可なく入れないよう厳重な結界が張られており、店内には薄い肌着を着た女達がいる。

「いらっしゃいませ、タクマ様ッ!」

 俺の為に勤務してる女共を掻き分け、少年が、元気よく子犬のようにまとわりついてきた。

「元気がいいな、ルイ」
「だって、タクマ様が来てくださったんだもの!」

 ルイはトルニアの元弟子で、男娼として売りに出されていたところを、店主を殺して回収した子供だ。本人の強い要望でTSしており、今では俺のセックスパートナーになっている。

 ルイに酌をさせながら待っていると、エリスに伴われて女が転移してきた。

「うわ、何この店……」

 入店してきたのは女子高生だった。
 懐かしいな。故郷を思い出す。
 しかし、俺は仕事を果たしたエリスの方に興味があった。

「つまらない仕事を任せて悪かったな。この店にはお前しか転移できないんだ」

 ソファから立ち上がり、エリスを抱きしめる。

「いえ、タクマ様の為に働けることが私の本望ですから」
「今は呼び捨てでいい。前に約束しただろ?」

 結婚したのに、エリスはいまだにメイド服を好んで着る。
 彼女は俺と二人きりの時にしかドレスを着ようとしない。
 自分の役割に誇りを持っているとのことで、彼女の本意を踏みにじることもできないので今は内縁の妻ということになっているが、いつかはメイドの仕事を卒業させ、一人の妻として傍におきたいところだ。

「ン……好きですタクマ」
「よく言えたな。ご褒美だ……」

 エリスの頭を掴んで深くキスをする。
 うっとりと微笑みながら、メイドらしい清楚さも残してエリスが舌を絡めてくる。
 この決して損なわれない清廉さが、彼女の一番の魅力だ。

 今すぐマンコを使って二人で気持ちよくなりたかったが、先に用事を済ませることにした。

「……普通に引くわ。けっこう待たせるんだね」

 その女子高生は薄く化粧をしていて、どこか男慣れしてる空気があった。
 過去に援助交際でもしていたのだろうか。
 あまり興味もないが。

「ふん、よく来たな。聞いた話だと俺を尋ねてラムネアに来たそうじゃないか。本当は俺から出向いても良かったんだが、女達に反対されたんだ」

 隣に座らせたエリスは目配せするだけで何も言ってこない。
 会話の邪魔にならないようにしているんだな。
 よくできた女だ。

「……別にいいけど。この世界じゃあたしの方が下っぽいし。川田真未、よろしく」
「俺は高町拓真だ。よろしく」

 向かいに座らせたマミと握手を交わす。

「それで、キクチ・ユウタについて教えてくれるんだったか」
「まあね。あの子、同じ部の後輩だったんだけどさ。ストーカーされてて気分悪かったし、タクマはこの世界で大成功しちゃってるんでしょ? あなたについた方が得かなって思って」
「なるほどな。確かめる為に、少し頭を借りるぞ」
「え?」

 マミの頭に触れる。そして、彼女の記憶を『掌握』してやった。

 なるほどなるほど、ユウタの為に情報を得ようと俺に近づいてきたわけか。

 しかし、考えが甘かったな。日本にいた時の感覚が抜けないまま、俺を侮って近づいてしまった。実に愚かな女だ。ユウタから離れなければ、今すぐに俺にいいようにされることもなかっただろうに。

「お前、ユウタの為に諜報活動をしようとしたんだな。ユウタには反対されていたようだが。ああ、そういえばユウタには女が二人いると天秤の勇者の記憶にあった気がするぞ。お前はユウタの女の片割れといったところか」
「え……?」
「俺もユウタも神の領域に近づける存在だ。今にして思えば、ユウタは前世持ちのような才気があった。しかし、お前は違う。特別な前世も持たない、ただの不幸な小娘だ。そんなお前が俺を陥れようとして無事で済むと思うなよ」
「いや、言ってる意味分からないんだけど」

 『ヒュプノス』を発動させ、愚かなギャルを催眠状態に置く。

「え、身体が動かな……」
「お前はもう俺の言いなりの玩具だ。温厚な俺だが、敵対した女には相応の罰を与えることにしている。パンツを脱いでオナニーしろ」
「ちょ……意味わかんな……」

 俺は創造でビデオカメラを作った。

「私が撮影いたします」
「つまらないものを撮らせてすまない」

 エリスがマミの痴態を撮影し始める。

「お前の痴態をユウタに送ってやるよ。俺を騙してユウタに情報を流そうとした罰だ」
「いや……やめてって! あたしら同郷じゃん! ユウタもあんたに対抗する気はないし! これは、あたしが勝手にぃ……やったことでぇ……うううう」
「いきなり指を中に入れてイこうとするとはな。さすがは経験豊富な援交女だ」
「ふざけんなぁぁぁ!」

 店の女達がクスクスとマミを嘲笑った。

「タクマ様に勝てるわけないのに、騙し打ちのような真似をするからよ」
「こんなに素晴らしい男性、他にいないわ。今からでもタクマ様に乗り換えれば? タクマ様は自分の女や親族達は本当に大切に扱ってくれるわ」
「あたしはこんな奴に屈しない! たとえイッテもぉ……それは生理現象……。お、オシッコにぃ、いきたくなるようなものぉ」
「こっちにこい」

 俺は無抵抗なマミの腕をどかして指を突っ込んでやった。

「急に何するんだよ……ッ!」
「下手くそだから俺が代わりにやってやろう」

 俺は指を引っかけてマミのマンコにズブズブと指を抜き差しした。

「ア゛アアアア」
「鼻水を垂らして汚いな。ユウタが今のお前を見たら幻滅するぞ。百年の恋も冷めるって奴だな」
「イクイクイク……ッ!」

 マミが俺の指でマンコの肉を弄られながら達した。
 潮を出して膝をガクガクと言わせている。

「やだー! 店を汚さないでよ!」
「すまない。あとで綺麗にしておく」
「タクマ様は悪くないです! この女が、皆に見られてるのに潮を吹いたりするからいけないんです」
「そうだな。イカせてやろうとは思ってたが、まさか潮まで吹くとはな」

 呆れているとマミに睨まれた。

「……い、いつまで撮ってるんだよ。こんな無様なところ撮って満足?」
「本番もしてないのに満足するわけないだろ」
「え? 嘘でしょ? 同郷でしょ! どうして……レイプって犯罪だよ?」

 ユウタに同情する。こんな知恵の足りてない女に惚れるとは、運のない奴だ。

「ここは日本じゃない。そして、お前は俺の敵だ」
「敵とか……同じ日本人なのに」
「甘いな」

 動画を撮っていたエリスからビデオカメラを奪って停止する。

「いいのですか?」
「こいつの相手をするのは飽きた。抱く価値もない女だ。お前はユウタの所に行け」
「何……。犯そうとしてた癖に」
「お前は本能レベルで危機感が足りない。ユウタの仲間になればお前は遠からず死ぬだろうな」
「脅してるつもり?」
「見透かしているだけだ。理由はどうあれユウタはお前を手放した。俺だったら一度手に入れた女は二度と手放さない。保護し、絶対の安全を与える。しかし、現実を見ずに女を対等に扱ってるユウタでは駄目だ」

 アルカナやカイリ程も力があれば別だが、マミのような脆弱な女を野に放り出すなど、ユウタには男としての資質が欠けている。

「手に入れたメスを手放してオナニーショーの道具にされるような奴に、俺だったら自分の命を預けようとは思わない。しかし、お前はこの期に及んでそれを理解していない。また同じ過ちを繰り返すつもりか? だったら好きにしろ。これから地上の地獄に変わる国で、愛する男と過ごすがいい」
「侵略とか、やめなよ。親が悲しむよ」
「俺の母親なら手を叩いて喜ぶだろうさ。働かなくても親子で食えるようになったってな。俺は地上に楽園を築く。そこで、女達と幸福な時を過ごすつもりだ。まあ、運が良ければお前のことは三等国民として扱ってやる」
「三等国民? 何それ?」
「俺の女になった者は一等国民。その親族は二等国民。それ以外の連中は三等国民だ。三等国民にはそれなりの税を課す。身内から一等国民を出せば別だが」
「そんな、狂ってる! 暴君じゃん!」
「支配者とはそういうものだ。それを目に見える形でやっているか、そうじゃないかの違いだけだ。甘い汁を啜り、民を食い物にし、身勝手に法を捻じ曲げる。だが、俺は平等だ。目に見える形でルールを示し、それに従えば保護されるんだからな」
「あんたがここまで狂ってる奴だとは思わなかった」

 狂ってる……か。日本人の物差しで見ればそうなるかもな。

「これでも俺は寛大なつもりだけどな。敵対する陣営でも無差別に殺すことはない。気に入った女でも、番になった男がまっとうなら、それを引き離すこともない。現に俺の友人で結婚してるのも何人かいるが、手を出そうと思ったことは一度もない。保護した幼メイドについてもそうだ。俺は線引きをしている。それも、見えやすい形でハッキリとだ」

 圧倒されたのか、マミが立っていられなくなり、屈んだ。

「まあいい。今日のところは安全な宿に泊まっていくといい。明日にでもブルームに送ってやる」
「あのビデオカメラは……」
「好きにしろ。欲しいならくれてやるぞ。ユウタを脅かしてやろうと思ったが、残りの平和な時を穏やかな気持ちで過ごさせてやりたいから使わないことにしてやった。俺はこう見えて優しいんだ」

 もうマミに興味はない。
 せいぜい残りの時をユウタと過ごすことだ。

 選択肢を誤ったマミは、ユウタと共に破滅を迎えることになるだろうな。

 そして、俺を選んだ女達には悦びがある。

 俺は分裂し、店にいる女達を同時に犯すことにした。

 一人を護衛としてマミにつけてやる。

「さあ、行くぞ」

 意識を統合している内、マミの護衛役になった俺は彼女をどのホテルに連れていくかを思考する。

「何がどうなってるの?」
「自分の頭で考えろ」

 手の内を明かしてやる程、俺は親切じゃない。
 マミの腕を掴んで、地上100メートルの夜景が楽しめるホテルに連れていってやる。

 狙ったわけではないが、夜景の綺麗な部屋に連れ込んだだけで、マミは目を輝かせた。

 人生経験の浅いマミは、それだけで特別な気分になったのだ。

「……凄い。日本にいる時の夜景みたい。魔帝国の街灯ってタクマが用意したの?」

 先程まで恐怖心に囚われていたというのに、夜景の効果は絶大だな。やはり人間と言うのは目に見える形で分からせてやった方が素直になる生き物なのだろう。

(この調子だと案外あっさり抱けそうだな。高圧的に接するよりも甘やかした方が落ちるタイプか)

「……どうだ。他の国じゃ見られないだろう。神の力を手にした俺にだからこそ、できることだ」

 マミと共に夜景の見える窓辺に立ち、彼女の肩を抱く。
 分裂した『俺』が楽しんでるのに、俺だけハズレくじを引くのは嫌だからな。

「『掌握』した時に見たが、ユウタはシズカという女に惚れてるんだろ? だから、お前はパーティを勝手に離れた。違うか?」
「そうかもね。あたしはあまりものだったから」

 ――話に食いついてきたな。

 ユウタは二人に惚れている様子だったが、マミは勘違いしている。主観的な視点と客観的な視点では抱く情緒も違うということだ。

「まあ、どうせ明日の朝には別れるんだ。話くらい聞いてやるぞ」
「あっ」

 彼女をお姫様抱っこしてベッドへ運ぶ。

「心配するな。無理やり抱いたりはしない。ただ、寝そべって話を聞いてやるだけだ」
「あたしの記憶、見たんでしょ? だったら、話す必要ないじゃん」
「お前の想いまで伝わるわけじゃない。話して楽になれ」
「……はぁ。言っとくけど、お礼にセックスとかしないからね」
「分かってる。相談に乗るだけだ」

 その後で抱くけどな。
 秘めたる感情を隠しつつ、俺はマミの話に耳を傾け始めた。
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