車の中では狭いので

同窓会で久しぶりに見かけたそいつは、少し大人になっていた。
それでも話せばあまり昔とは変わっていなくて、酔っていたから「送るよ」の言葉に甘えてそいつの車に乗り込んだ。

「なあ、俺さあ、昔お前のことが好きだった」

そう言われて、あの日の劣情を思い出す。
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