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第1章【日曜の港《陽光》】
小人と死神と勇者と女……神?
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猫車を再び回収、及びレンガの運搬を再開するがどうにも頭の上のチビは気にくわない事があるとその都度頭にチクッという衝撃が走り、怒り心頭の私はスクナミコを握りつぶしてやろうかと捕まえようとするも、小癪なことに宙返りで華麗に避けては手のひらに乗り掛かかり手をチクチクと突っついてくる。
私は鬼なのか?
でもあちらもあくまで煽りのようなものだから本気でブッ刺すわけではないしビックリするだけであまり痛みはないが、やられまくると正直イラッとするのは言わずもがなだ。
この気に入らないとピーピーわめくワガママは別の意味でどこぞの誰かに似てると思わないか?
……いや、対象が対象だからそれは私にも当てはまってしまうのか……同一人物の他人というのは言葉としては便利だが文面として表すとかなり難しい。
この事に関してはなかなか理解してはくれず、なに言ってるんだコイツと思われかねない……それは避けて通れないんだけど仕方がないもの。
……だって私は冥綾でもあって結愛でもあるんだから。
それにしてももう考えるのをやめた。
これ以上こんなことを考えても所詮は子供の発想だ、ワガママというのは成長する上でたぶん過ぎては通れぬ道……そう思えば憎たらしくも可愛く見えてくる。
そうだろう? ……頼むからそうだと言ってくれ、じゃないと私がズレてるとしか思えないじゃないか。
だって仕方ないだろう、生まれたときから私はこの姿で子供ですらなかったんだからさ。
「しかし、ここの女神は大小形は違えど全員頭に数字の7の形をしたアホ毛があるのだな。 ……引っこ抜けないのか?」
妙に重々しい声が頭上から響くがまさかじゃないよな!?
何て恐ろしいことを、これが抜ければ七曜神のアイデンティティーが失われてしまう……それだけはやめてくれ。
アホ毛をとりあえず振り回して威圧させて牽制するもスクナミコも世界を救った勇者だ、弱点などを観察する洞察力が優れてない訳がない。
「振り回したとて根元は動けん、可愛そうなものよな?」
髪の毛に神経は無いが仮にもアホ毛は髪の毛の束、むんずと掴まれればそりゃわかる。
3センチの小人にとっては野菜を引っこ抜く感覚だろうか、その瞬間だ……予想していたことが起こった。
「ひぎぃいいっ!? いだだっ……ぁ、止めてくれぇ。」
すさまじい激痛が頭頂部を貫いたのと同時にだ、私の悲鳴はスクナミコにとっては相当なボリュームであることには代わりはない。
とっさに耳を塞いでくれたため大切なアイデンティティーであるアホ毛が抜けるという最悪なシナリオは免れた。
もし抜けたら私はどうなるんだろうか、考えたことはないが考えたくもない。
「うっ、うるさぁいっ!!」
「ひぃいい……痛い、死ぬかと思った。」
ポケットに入れてあるコンパクトミラーのお陰で今の状況を確認する事ができるも何事もなく無事で何よりだが、私の悲鳴がうるさいと被害者面で涙目でこちらを鏡越しで見つめているのだろうか、あいにくだが被害者はこっちだろうが……この加害者が。
「ちょ、ちょっと引っこ抜こうとは思ったが余だってバカではないっ!! ほぼ抜けないように加減したではないか……、もしや弱いのか!? ここが弱いのかえ!?」
当たり前だ!!
こんな世界じゃなきゃ、あちらの世界でアホ毛なんぞ揺らしてたら頭痛い娘だと思われるわっ。
これ見ようがしの弱点モロ出しだから。
「と、とりあえず余が悪かった……大切なものだとは知っていたが、つい……だな? むむむぅ、申し訳無いがこの通りだ。」
わかればよろしい、気持ちが伝わるならその謝罪を無下にすることだってしないさ。
元より鬼じゃない、2度も言わせるとはそっちがもう鬼じゃないか。
さて、レンガの運搬も雑談交えをすればいつのまにか終わるというものだ。
生意気だけどスクナミコも可愛いところがあるじゃないか、やはりそうでなきゃ。
「ところで冥綾と言ったか、余は勇者であるゆえな? 【アナライズ】という解析チートをこちらの世界の女神から押し付けられているのだが……どうにもお主の体力が少し減っててな、気がかりなのだ。」
体力とはもちろんあれだ、HPよろしくこの系列ではハートポイントと呼ばれる己の生命力を表すゲージだ。
死神である私にもある程度は一般人の可視化は許されているがチートと名付けられちゃあちらのアナライズたる完全な解析スペックには敵わない。
体力を見透かされたとて私には痛くも痒くも……いや、髪の毛を引っ張られたのは正直に痛いがそれが原因で死ぬということはまずあり得ないがそれで生命力が減るとなると、いや……何を察したのだお前は?
「お主……魔王なのか?」
魔王……か。
それはともかく死神だったり女神だったり魔王だったり、私の役職はゴチャゴチャじゃないか。
私は冥綾だ、それ以上でも以下でもないからよけいな詮索はしないで欲しいし他の世界のスクナミコには本来関係はないはずだが?
「勇者じゃなきゃ魔王にはダメージは与えられぬ。 つまりは勇者以外には倒せぬ……が、管轄に存在せぬ魔王にもダメージとやらは与えられるのだな。」
たしかスクナミコの管轄するお話の魔王は悪鬼であったか、まあ私にはどうでもよさ過ぎて名前すら覚えてないが。
覚えたところで私の敵じゃない、敵じゃないが……やはり可愛く見えても他所の事情に首を突っ込むのは感心しないなぁ?
さて、これでも別にこれもお遊び感覚だ……、少しは勇者様に恐怖を与えて絶望する顔も見てみたいと思ったのか私は無意識にスクナミコを片手で痛くないようにかつ、逃げられないように握ってやった。
勇者様と言えど警戒心が……ねぇ?
「スクナミコ、これ以上はこちら側のシナリオと言うものに首を突っ込まないで貰えるかな? じゃなきゃ握りつぶすじゃ済まないよ?」
もちろん演技だがこの眼力はマジものだ。
どうだ、女優も裸足で逃げ出すほどの演技力……だろ?
もちろんハッタリでも何でもない、握りつぶして殺してもあちらではクエスト失敗扱いで帰還するし何度だって蘇生しては性懲りもなく再びやって来るのだから、その元栓を捻って止めればいいだけの話。
あちらの世界に干渉でき主とも話が通せる身だ、あとはどうすればスクナミコが完璧に抹消できるかなんて言わなくてもわかるだろう?
とりあえず握られて動けないスクナミコだが、つまようじ見たいに細い腕ごと握っているた自慢の金細剣も抜けまい。
「な、何故じゃ!? ……お、怒っているなら謝るから許し……いっ、いだぃいいいいぃぃっ!! 骨が折れる……ぅ。」
おっと、こちらも小人に対しての力加減は難しいようだ。
もちろん殺すつもりがなくてもここで死なれちゃ困るが、先程のアホ毛の激痛の仕返しだと言い切ればあちらも何も言い切れないだろうからな。
恨みっこなしだ。
「さて、レンガの運搬は終わったし……私は戻るかなぁ?」
「あら、お疲れさね。 明日も来るのよ?」
智美には笑顔を振り撒いては港の建設予定地を後にする。
さて、お楽しみはこれからだ。
「さて、リリアス王国の勇者とやら? お前には到底知り得ないメタフィクションと言うのを私の宿泊してるホテルでじっくりと教えてやるよ。 まぁ、信じるも信じまいもお前次第だけど……ね。」
そうだ、主が思い描いた世界の1つ他ならないが【こちら側】と【あちら側】のお互いを認識できるのはこの私だけだ。
この世界全ての女神だと過言しても嘘じゃないな……、だがそんなのはガラじゃないから良いとしてもこのあとが楽しみだ。
私は気絶して意識を失ったスクナミコを優しく手のひらで包み込むようにホテルにまで持ってい……連れて帰った。
おっと、人聞き悪いこと言わないでほしいな、なにせ私はただ遊んでるだけにすぎないのだからなぁ。
あとは少し路線が外れるだけさ、なぁに読者が少し減ろうが私の知ったこっちゃ無いからね。
私は鬼なのか?
でもあちらもあくまで煽りのようなものだから本気でブッ刺すわけではないしビックリするだけであまり痛みはないが、やられまくると正直イラッとするのは言わずもがなだ。
この気に入らないとピーピーわめくワガママは別の意味でどこぞの誰かに似てると思わないか?
……いや、対象が対象だからそれは私にも当てはまってしまうのか……同一人物の他人というのは言葉としては便利だが文面として表すとかなり難しい。
この事に関してはなかなか理解してはくれず、なに言ってるんだコイツと思われかねない……それは避けて通れないんだけど仕方がないもの。
……だって私は冥綾でもあって結愛でもあるんだから。
それにしてももう考えるのをやめた。
これ以上こんなことを考えても所詮は子供の発想だ、ワガママというのは成長する上でたぶん過ぎては通れぬ道……そう思えば憎たらしくも可愛く見えてくる。
そうだろう? ……頼むからそうだと言ってくれ、じゃないと私がズレてるとしか思えないじゃないか。
だって仕方ないだろう、生まれたときから私はこの姿で子供ですらなかったんだからさ。
「しかし、ここの女神は大小形は違えど全員頭に数字の7の形をしたアホ毛があるのだな。 ……引っこ抜けないのか?」
妙に重々しい声が頭上から響くがまさかじゃないよな!?
何て恐ろしいことを、これが抜ければ七曜神のアイデンティティーが失われてしまう……それだけはやめてくれ。
アホ毛をとりあえず振り回して威圧させて牽制するもスクナミコも世界を救った勇者だ、弱点などを観察する洞察力が優れてない訳がない。
「振り回したとて根元は動けん、可愛そうなものよな?」
髪の毛に神経は無いが仮にもアホ毛は髪の毛の束、むんずと掴まれればそりゃわかる。
3センチの小人にとっては野菜を引っこ抜く感覚だろうか、その瞬間だ……予想していたことが起こった。
「ひぎぃいいっ!? いだだっ……ぁ、止めてくれぇ。」
すさまじい激痛が頭頂部を貫いたのと同時にだ、私の悲鳴はスクナミコにとっては相当なボリュームであることには代わりはない。
とっさに耳を塞いでくれたため大切なアイデンティティーであるアホ毛が抜けるという最悪なシナリオは免れた。
もし抜けたら私はどうなるんだろうか、考えたことはないが考えたくもない。
「うっ、うるさぁいっ!!」
「ひぃいい……痛い、死ぬかと思った。」
ポケットに入れてあるコンパクトミラーのお陰で今の状況を確認する事ができるも何事もなく無事で何よりだが、私の悲鳴がうるさいと被害者面で涙目でこちらを鏡越しで見つめているのだろうか、あいにくだが被害者はこっちだろうが……この加害者が。
「ちょ、ちょっと引っこ抜こうとは思ったが余だってバカではないっ!! ほぼ抜けないように加減したではないか……、もしや弱いのか!? ここが弱いのかえ!?」
当たり前だ!!
こんな世界じゃなきゃ、あちらの世界でアホ毛なんぞ揺らしてたら頭痛い娘だと思われるわっ。
これ見ようがしの弱点モロ出しだから。
「と、とりあえず余が悪かった……大切なものだとは知っていたが、つい……だな? むむむぅ、申し訳無いがこの通りだ。」
わかればよろしい、気持ちが伝わるならその謝罪を無下にすることだってしないさ。
元より鬼じゃない、2度も言わせるとはそっちがもう鬼じゃないか。
さて、レンガの運搬も雑談交えをすればいつのまにか終わるというものだ。
生意気だけどスクナミコも可愛いところがあるじゃないか、やはりそうでなきゃ。
「ところで冥綾と言ったか、余は勇者であるゆえな? 【アナライズ】という解析チートをこちらの世界の女神から押し付けられているのだが……どうにもお主の体力が少し減っててな、気がかりなのだ。」
体力とはもちろんあれだ、HPよろしくこの系列ではハートポイントと呼ばれる己の生命力を表すゲージだ。
死神である私にもある程度は一般人の可視化は許されているがチートと名付けられちゃあちらのアナライズたる完全な解析スペックには敵わない。
体力を見透かされたとて私には痛くも痒くも……いや、髪の毛を引っ張られたのは正直に痛いがそれが原因で死ぬということはまずあり得ないがそれで生命力が減るとなると、いや……何を察したのだお前は?
「お主……魔王なのか?」
魔王……か。
それはともかく死神だったり女神だったり魔王だったり、私の役職はゴチャゴチャじゃないか。
私は冥綾だ、それ以上でも以下でもないからよけいな詮索はしないで欲しいし他の世界のスクナミコには本来関係はないはずだが?
「勇者じゃなきゃ魔王にはダメージは与えられぬ。 つまりは勇者以外には倒せぬ……が、管轄に存在せぬ魔王にもダメージとやらは与えられるのだな。」
たしかスクナミコの管轄するお話の魔王は悪鬼であったか、まあ私にはどうでもよさ過ぎて名前すら覚えてないが。
覚えたところで私の敵じゃない、敵じゃないが……やはり可愛く見えても他所の事情に首を突っ込むのは感心しないなぁ?
さて、これでも別にこれもお遊び感覚だ……、少しは勇者様に恐怖を与えて絶望する顔も見てみたいと思ったのか私は無意識にスクナミコを片手で痛くないようにかつ、逃げられないように握ってやった。
勇者様と言えど警戒心が……ねぇ?
「スクナミコ、これ以上はこちら側のシナリオと言うものに首を突っ込まないで貰えるかな? じゃなきゃ握りつぶすじゃ済まないよ?」
もちろん演技だがこの眼力はマジものだ。
どうだ、女優も裸足で逃げ出すほどの演技力……だろ?
もちろんハッタリでも何でもない、握りつぶして殺してもあちらではクエスト失敗扱いで帰還するし何度だって蘇生しては性懲りもなく再びやって来るのだから、その元栓を捻って止めればいいだけの話。
あちらの世界に干渉でき主とも話が通せる身だ、あとはどうすればスクナミコが完璧に抹消できるかなんて言わなくてもわかるだろう?
とりあえず握られて動けないスクナミコだが、つまようじ見たいに細い腕ごと握っているた自慢の金細剣も抜けまい。
「な、何故じゃ!? ……お、怒っているなら謝るから許し……いっ、いだぃいいいいぃぃっ!! 骨が折れる……ぅ。」
おっと、こちらも小人に対しての力加減は難しいようだ。
もちろん殺すつもりがなくてもここで死なれちゃ困るが、先程のアホ毛の激痛の仕返しだと言い切ればあちらも何も言い切れないだろうからな。
恨みっこなしだ。
「さて、レンガの運搬は終わったし……私は戻るかなぁ?」
「あら、お疲れさね。 明日も来るのよ?」
智美には笑顔を振り撒いては港の建設予定地を後にする。
さて、お楽しみはこれからだ。
「さて、リリアス王国の勇者とやら? お前には到底知り得ないメタフィクションと言うのを私の宿泊してるホテルでじっくりと教えてやるよ。 まぁ、信じるも信じまいもお前次第だけど……ね。」
そうだ、主が思い描いた世界の1つ他ならないが【こちら側】と【あちら側】のお互いを認識できるのはこの私だけだ。
この世界全ての女神だと過言しても嘘じゃないな……、だがそんなのはガラじゃないから良いとしてもこのあとが楽しみだ。
私は気絶して意識を失ったスクナミコを優しく手のひらで包み込むようにホテルにまで持ってい……連れて帰った。
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