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プロローグ&人物紹介?
十月一日その七
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十月一日その七。
自然に帰すもの。
大陸を眺めてみると東側に広大な森の面積が広がっているのだが、その敷地こそひとつの地方である。
木曜の森、風見地方と言うものであり風見自然開発センターという自然に関する建物がひとつ存在するのだ。
多くの植物を育てたり、種を保存したり……調べたり、野菜を育てては販売したりと色々なことをしているようである。
そんな中に一人の青年が森の中を一人で歩いては木の実を拾い歩く姿が。
「はぁ、今年は木の実の量が少ないな……是は死活問題。」
落ちているドングリを拾ってはじっくりと眺め、またポイッと放り投げてしまう。
そんな彼は木曜神の元木 玄弥であり、七曜神の仲間でも唯一の男である。
「西側の森にもドングリはほとんど無かったよーっ!」
ガサガサと華奢な少女が樹木と樹木の間をササッと身軽に飛び移っては、中ぶらりんでぶら下がっている。
こちらの少女も木曜神であり、元木 菊花である。
また、彼女は神社の神主も務めておりあちらこちらで見かけることが多い。
「おっ、そうかぁ……調査ごくろうさんだぜっ!」
「えへへぇっ。」
菊花は照れくさそうに頬を染めながら玄弥に頭を撫でられ続ける。
元より風見地方とは森なのだから面積は変動したりするので、増えすぎたら伐採するのも彼ら彼女らの仕事になってくる。
その他にも木材などの加工や、野菜の移動販売……畑の調査と言えばキリがないほどにまでであるが、それが仕事というもの。
「今年のドングリは値上げかなっ……仕方ないよねっ。」
「そうだな、よしっ……調査は終わり! 今日は昼から俺は予定が入ってるからな、ここで解散だ!」
二人のお仕事は今日はこれにておしまいであり、玄弥はこれから大切な人とお出掛けで、菊花は落ち葉で集めた自然のお布団で静かにお昼寝を堪能することに決めたようだ。
「それじゃーねぇっ! おやすみぃ……。」
「おう、ちょっくら駅に行ってくるぜ!」
玄弥も菊花も笑顔で別れの挨拶を済ませると、自由時間に。
幸せがあるからこそ働くし、意欲に繋がるものであり、幸福を追求するものだと彼ら彼女は教えてくれた。
木曜の森、風見地方。
木曜神の元木菊花と玄弥、絶賛稼働中?
自然に帰すもの。
大陸を眺めてみると東側に広大な森の面積が広がっているのだが、その敷地こそひとつの地方である。
木曜の森、風見地方と言うものであり風見自然開発センターという自然に関する建物がひとつ存在するのだ。
多くの植物を育てたり、種を保存したり……調べたり、野菜を育てては販売したりと色々なことをしているようである。
そんな中に一人の青年が森の中を一人で歩いては木の実を拾い歩く姿が。
「はぁ、今年は木の実の量が少ないな……是は死活問題。」
落ちているドングリを拾ってはじっくりと眺め、またポイッと放り投げてしまう。
そんな彼は木曜神の元木 玄弥であり、七曜神の仲間でも唯一の男である。
「西側の森にもドングリはほとんど無かったよーっ!」
ガサガサと華奢な少女が樹木と樹木の間をササッと身軽に飛び移っては、中ぶらりんでぶら下がっている。
こちらの少女も木曜神であり、元木 菊花である。
また、彼女は神社の神主も務めておりあちらこちらで見かけることが多い。
「おっ、そうかぁ……調査ごくろうさんだぜっ!」
「えへへぇっ。」
菊花は照れくさそうに頬を染めながら玄弥に頭を撫でられ続ける。
元より風見地方とは森なのだから面積は変動したりするので、増えすぎたら伐採するのも彼ら彼女らの仕事になってくる。
その他にも木材などの加工や、野菜の移動販売……畑の調査と言えばキリがないほどにまでであるが、それが仕事というもの。
「今年のドングリは値上げかなっ……仕方ないよねっ。」
「そうだな、よしっ……調査は終わり! 今日は昼から俺は予定が入ってるからな、ここで解散だ!」
二人のお仕事は今日はこれにておしまいであり、玄弥はこれから大切な人とお出掛けで、菊花は落ち葉で集めた自然のお布団で静かにお昼寝を堪能することに決めたようだ。
「それじゃーねぇっ! おやすみぃ……。」
「おう、ちょっくら駅に行ってくるぜ!」
玄弥も菊花も笑顔で別れの挨拶を済ませると、自由時間に。
幸せがあるからこそ働くし、意欲に繋がるものであり、幸福を追求するものだと彼ら彼女は教えてくれた。
木曜の森、風見地方。
木曜神の元木菊花と玄弥、絶賛稼働中?
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