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11月8日【カルボナーラは【炭焼き職人】という意味で胡椒が炭に似てるかららしい】
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今日は特別授業で学校の奉仕活動で清掃をすることに割り振られた俺は廃校舎の調理室のお片付けの班になった。
3人で一組のチームで各行動を行うようだが丸1日いつもとは違うメンバーで過ごすというのはなかなか新鮮味がある。
独りぼっちが好きな陰キャには随分とダメージの大きな行事だろうな……まぁ俺は陰キャじゃないからどうだって良いが。
そして完全ランダムに人員が振り分けられるため誰と組むかは運次第。
かくいう俺もあまり他の生徒と関わらないから少しだけワクワクドキドキはするんだけどな……一応な。
「おおっ、可愛い女子と組めて俺らラッキーじゃね? ちなみに俺はモブ雄って言うんだ、よろしくな。」
「ぼ、僕はモブ助。 よろしくね。」
「う……うん。」
先に集まってた二人に見られるや否や俺のテンションは駄々下がり。
相手は駄々上がりだろうが仕方ない、俺は女子に間違えられる見た目をしてるし声だって女性そのものだ。
男子に告白されたことだって少なくはないが、俺はそんな気はないから問答無用で振るがな。
「さて、まず俺……じゃなくて私はこっち側の床拭きしてくる。」
「俺も床拭きしよーっと。」
ネット上ではないが性別をあえて隠して男どもを泳がせるのは楽しいがこうにも距離が近いなら邪魔だ、余計だ。
なぜ同じところをやろうとする?
人が床をやってるなら二度手間になる。
それとも2度拭きしたいの?
「じゃあモブ雄君はモブ助君とあっち側をお願いね?」
でもこんな優しい声で言われたらどんな男も拒めない、ソレをわかっててやる俺も悪よのう。
しかし床掃除なんぞホテルや旅館の厨房で毎日やってるからコツなんてわかりきってる。
だからすぐ終わらせて二人にはご褒美でもくれてやらなきゃな。
一応掃除終わったら機材使って良いと指導部から内緒で借りれたし、まさに調理部部長の特権だわ。
掃除をしてるなか飯を作るのは気が引けるがそこは俺の料理欲の方が強いから後にどうでもよくなるだろう。
事前に鞄に入れてきた食材のチーズと牛乳を温めて冬場に嬉しいものを作るとする。
この学校には給食制度がないから飯は弁当や購買で買う他はないが……良かったな、俺の飯がタダで食えるなんてシアワセモノだぞ?
感謝しろよ?
「おっ、何か作り始めたぜ?」
とうぜん鍋やら出して火をかければ気がつく。
「黙って掃除に集中してろ、食わせねぇぞ。」
一瞬厨房特別がつかずシェフ達に怒鳴るのと同じことをしてしまったが後悔はしてない。
むしろ動きが早くなっているな、このドヘンタイどもが!!
「シンプルにベーコンしか無かったけど別鍋で炒めたのをチーズソースとあえて3つ目の鍋に茹でてるスパゲッティと混ぜれば完成。 おっと胡椒も忘れちゃいけない。」
「カルボナーラは炭焼き職人、胡椒が炭に似てるから付けられた名前だよね。 図鑑で見たことが……うわっ、華丸先生!? どうしてここに?」
「ここにいたですね。」
モブ助、よくわかってるなと言いたかったが香りを嗅ぎ付けて来たのかどこから湧いてきたのかマルが乱入してきやがった。
だがそれでこそ俺のマルだ。
パスタはたくさん茹でたから好きなだけ食べると良い。
少しだけ笑みが出てきたのは、たまには皆で卓を囲むのも悪くは無いかなって思えてきただけさ。
3人で一組のチームで各行動を行うようだが丸1日いつもとは違うメンバーで過ごすというのはなかなか新鮮味がある。
独りぼっちが好きな陰キャには随分とダメージの大きな行事だろうな……まぁ俺は陰キャじゃないからどうだって良いが。
そして完全ランダムに人員が振り分けられるため誰と組むかは運次第。
かくいう俺もあまり他の生徒と関わらないから少しだけワクワクドキドキはするんだけどな……一応な。
「おおっ、可愛い女子と組めて俺らラッキーじゃね? ちなみに俺はモブ雄って言うんだ、よろしくな。」
「ぼ、僕はモブ助。 よろしくね。」
「う……うん。」
先に集まってた二人に見られるや否や俺のテンションは駄々下がり。
相手は駄々上がりだろうが仕方ない、俺は女子に間違えられる見た目をしてるし声だって女性そのものだ。
男子に告白されたことだって少なくはないが、俺はそんな気はないから問答無用で振るがな。
「さて、まず俺……じゃなくて私はこっち側の床拭きしてくる。」
「俺も床拭きしよーっと。」
ネット上ではないが性別をあえて隠して男どもを泳がせるのは楽しいがこうにも距離が近いなら邪魔だ、余計だ。
なぜ同じところをやろうとする?
人が床をやってるなら二度手間になる。
それとも2度拭きしたいの?
「じゃあモブ雄君はモブ助君とあっち側をお願いね?」
でもこんな優しい声で言われたらどんな男も拒めない、ソレをわかっててやる俺も悪よのう。
しかし床掃除なんぞホテルや旅館の厨房で毎日やってるからコツなんてわかりきってる。
だからすぐ終わらせて二人にはご褒美でもくれてやらなきゃな。
一応掃除終わったら機材使って良いと指導部から内緒で借りれたし、まさに調理部部長の特権だわ。
掃除をしてるなか飯を作るのは気が引けるがそこは俺の料理欲の方が強いから後にどうでもよくなるだろう。
事前に鞄に入れてきた食材のチーズと牛乳を温めて冬場に嬉しいものを作るとする。
この学校には給食制度がないから飯は弁当や購買で買う他はないが……良かったな、俺の飯がタダで食えるなんてシアワセモノだぞ?
感謝しろよ?
「おっ、何か作り始めたぜ?」
とうぜん鍋やら出して火をかければ気がつく。
「黙って掃除に集中してろ、食わせねぇぞ。」
一瞬厨房特別がつかずシェフ達に怒鳴るのと同じことをしてしまったが後悔はしてない。
むしろ動きが早くなっているな、このドヘンタイどもが!!
「シンプルにベーコンしか無かったけど別鍋で炒めたのをチーズソースとあえて3つ目の鍋に茹でてるスパゲッティと混ぜれば完成。 おっと胡椒も忘れちゃいけない。」
「カルボナーラは炭焼き職人、胡椒が炭に似てるから付けられた名前だよね。 図鑑で見たことが……うわっ、華丸先生!? どうしてここに?」
「ここにいたですね。」
モブ助、よくわかってるなと言いたかったが香りを嗅ぎ付けて来たのかどこから湧いてきたのかマルが乱入してきやがった。
だがそれでこそ俺のマルだ。
パスタはたくさん茹でたから好きなだけ食べると良い。
少しだけ笑みが出てきたのは、たまには皆で卓を囲むのも悪くは無いかなって思えてきただけさ。
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