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第二章 ダンスパーティー
国王と
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「どうしたのだ?説明しろ」
国王は再度問いかけた。
けれど少女は黙り込んだままだった。
「何も言わないということは自分たちが貴族だから何をしても許されると思っていたということで良いのか?」
「ち、違っ!」
「だがお前たちは何も言わなかったではないか。それでは何が違うというのだ?」
少女は答えられなかった。
「これに懲りたのならもうこのようなことは言うべきではない」
その言葉は少女だけではなく、周りの者にも向けられたものだった。
「はい……」
顔にも声にも不本意だと出ていたが少女は頷いた。これ以上何を言っても国王を怒らせるだけだとわかったのだろう。苦々しい顔をして去って行った。
「さて、マリア。お前とは一度ゆっくり話してみたいと思っていたのだ。学園長に部屋を用意させたからそちらに行くぞ。ここは人の目もあるからお前も落ち着かないだろう?」
国王は言いたいことを言うだけ言ってさっさと歩き出してしまった。
(私の意思は完璧に無視ですか……。まぁでも部屋を用意してくれたのはそれなりに配慮してくれているってことよね?まっ、目立っていたからあまり関係ないと思うけどね)
マリアは小走りで国王を追いかけた。国王は普通の速度で歩いているつもりのようだが、いかんせん身長がかなり違う。ということは勿論足の長さも違うということだ。結果、マリアは小走りになる。
国王はそのことにすぐに気がついて速度を落とした。
「すまんすまん。お前が幼い子供だということをすっかり忘れておった」
「いえ、気にしないでください」
国王に連れて来られた部屋はそれなりに立派な部屋だった。国王の頼みだということもあるのだろうが、話をするだけに使うには広すぎるぐらいだ。
「皆下がっていろ。マリアとは二人っきりで話がしたい」
国王がお付きの人たちに命じたが彼らは渋った。
「しかし子供とはいえ平民と二人っきりになるのは危ないかと……」
「どう危ないというのだ?」
しかし国王は引かなかった。
「身元がはっきりと証明されておりません。暗殺者の類ではないと言い切れません」
お付きの者たちも従うことはできないと確固たる意思を示したが──。
「身元保証人をローザがしていると言ってもか?」
「ローザというとあのローザですか?」
お付きたちは驚愕の表情を浮かべた。
「お前たちが言うローザと私が言っているローザが別人でなければな」
「……それでしたら良いでしょう」
お付きの人たちは部屋から出て行き、部屋にはマリアと国王が残った。
「話というのはアルのことだ」
国王は全員が部屋から出て行ったことを確認すると前置きもなしで話し出した。
国王は再度問いかけた。
けれど少女は黙り込んだままだった。
「何も言わないということは自分たちが貴族だから何をしても許されると思っていたということで良いのか?」
「ち、違っ!」
「だがお前たちは何も言わなかったではないか。それでは何が違うというのだ?」
少女は答えられなかった。
「これに懲りたのならもうこのようなことは言うべきではない」
その言葉は少女だけではなく、周りの者にも向けられたものだった。
「はい……」
顔にも声にも不本意だと出ていたが少女は頷いた。これ以上何を言っても国王を怒らせるだけだとわかったのだろう。苦々しい顔をして去って行った。
「さて、マリア。お前とは一度ゆっくり話してみたいと思っていたのだ。学園長に部屋を用意させたからそちらに行くぞ。ここは人の目もあるからお前も落ち着かないだろう?」
国王は言いたいことを言うだけ言ってさっさと歩き出してしまった。
(私の意思は完璧に無視ですか……。まぁでも部屋を用意してくれたのはそれなりに配慮してくれているってことよね?まっ、目立っていたからあまり関係ないと思うけどね)
マリアは小走りで国王を追いかけた。国王は普通の速度で歩いているつもりのようだが、いかんせん身長がかなり違う。ということは勿論足の長さも違うということだ。結果、マリアは小走りになる。
国王はそのことにすぐに気がついて速度を落とした。
「すまんすまん。お前が幼い子供だということをすっかり忘れておった」
「いえ、気にしないでください」
国王に連れて来られた部屋はそれなりに立派な部屋だった。国王の頼みだということもあるのだろうが、話をするだけに使うには広すぎるぐらいだ。
「皆下がっていろ。マリアとは二人っきりで話がしたい」
国王がお付きの人たちに命じたが彼らは渋った。
「しかし子供とはいえ平民と二人っきりになるのは危ないかと……」
「どう危ないというのだ?」
しかし国王は引かなかった。
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お付きの者たちも従うことはできないと確固たる意思を示したが──。
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「お前たちが言うローザと私が言っているローザが別人でなければな」
「……それでしたら良いでしょう」
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「話というのはアルのことだ」
国王は全員が部屋から出て行ったことを確認すると前置きもなしで話し出した。
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