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第五章 エイセルの街
マリア&グレンの場合(2)
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それからおよそ30分後、マリアとグレンは仲良く街を歩いていた。
「あっ、あの串焼き美味しそう!私あれ買ってくるけどグレンも食べる?」
「うん!お願い」
マリアは屋台で売られていた串焼きに目を輝かせ、駆け足で駆けていった。その様子は仲の良い幼馴染同士か、歳の近い姉弟のようだった。
街の住人たちもその姿を微笑まし気に見ていた。
「おじさん!串焼き2つ頂戴」
「2つだな?銅貨4枚だ」
「はい!」
マリアは肩から下げていたポシェットから硬貨が入った布袋を取り出し、中から銅貨を4枚数えて渡した。
「毎度あり!熱いから気をつけるんだぞ、嬢ちゃん」
「うん!ありがとう!」
マリアは満面の笑顔で頷くと、片方を隣のグレンに渡し、早速噛り付いた。
「うわぁ~、美味し~い!」
「ありがとな」
グレンも無言で口を動かしていた。
「それだけ美味しそうに食べてくれると、こっちも嬉しいよ。特別にお前らに1本ずつサービスしてやる」
「ホント!」
屋台のおじさんから新たに串焼きを貰うと、2人は再び街を歩き始めた。
「本当にこれ美味しい。タレに何を使ってるんだろ?お肉はオークだと思うんだけど……」
屋台からある程度離れると、マリアは串焼きの分析を始めた。その様子にはさっきまでの可愛らしい子どもの面影はない。
「醤油ベースなのはわかるけど、この絶妙な甘さは味醂?う~ん、わからない」
その様子を、グレンは覚めた目で見ていた。
「毎回毎回よくやるよな」
「だって、美味しい料理は自分でも作りたいじゃない」
実はマリアの行動は今回が初めてではなかった。行く先々の街で、気に入った食べ物を見つけると、毎回こうなっていた。流石に料理店や宿の食堂では自重しており、先ほどの屋台などに限ったことだが……。
何はともあれ、2人は本来の目的を半分忘れ、純粋に街を楽しんでいた。
「グレンはどこか行きたいところある?」
「う~ん、特には思いつかないな」
「じゃあ、服屋さんと雑貨屋さんを回って良い?」
「ああ」
2人は楽し気に次なる目的地を服屋に決め、歩いていった。
そんな2人を建物の陰から見ていた2人組がいた。
「次はあいつらにするか」
「金もそれなりに持っていそうだし、見た目も悪くないし、良いんじゃないか?」
2人は頷きあうと、マリアとグレンの後をつけていった。
「あっ、あの串焼き美味しそう!私あれ買ってくるけどグレンも食べる?」
「うん!お願い」
マリアは屋台で売られていた串焼きに目を輝かせ、駆け足で駆けていった。その様子は仲の良い幼馴染同士か、歳の近い姉弟のようだった。
街の住人たちもその姿を微笑まし気に見ていた。
「おじさん!串焼き2つ頂戴」
「2つだな?銅貨4枚だ」
「はい!」
マリアは肩から下げていたポシェットから硬貨が入った布袋を取り出し、中から銅貨を4枚数えて渡した。
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マリアは満面の笑顔で頷くと、片方を隣のグレンに渡し、早速噛り付いた。
「うわぁ~、美味し~い!」
「ありがとな」
グレンも無言で口を動かしていた。
「それだけ美味しそうに食べてくれると、こっちも嬉しいよ。特別にお前らに1本ずつサービスしてやる」
「ホント!」
屋台のおじさんから新たに串焼きを貰うと、2人は再び街を歩き始めた。
「本当にこれ美味しい。タレに何を使ってるんだろ?お肉はオークだと思うんだけど……」
屋台からある程度離れると、マリアは串焼きの分析を始めた。その様子にはさっきまでの可愛らしい子どもの面影はない。
「醤油ベースなのはわかるけど、この絶妙な甘さは味醂?う~ん、わからない」
その様子を、グレンは覚めた目で見ていた。
「毎回毎回よくやるよな」
「だって、美味しい料理は自分でも作りたいじゃない」
実はマリアの行動は今回が初めてではなかった。行く先々の街で、気に入った食べ物を見つけると、毎回こうなっていた。流石に料理店や宿の食堂では自重しており、先ほどの屋台などに限ったことだが……。
何はともあれ、2人は本来の目的を半分忘れ、純粋に街を楽しんでいた。
「グレンはどこか行きたいところある?」
「う~ん、特には思いつかないな」
「じゃあ、服屋さんと雑貨屋さんを回って良い?」
「ああ」
2人は楽し気に次なる目的地を服屋に決め、歩いていった。
そんな2人を建物の陰から見ていた2人組がいた。
「次はあいつらにするか」
「金もそれなりに持っていそうだし、見た目も悪くないし、良いんじゃないか?」
2人は頷きあうと、マリアとグレンの後をつけていった。
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