225 / 464
第六章 王都への帰路
新たな事実
しおりを挟む
「……そっちの嬢ちゃんの武器を見て思い出したんだが、もしかして《死神姫》か?」
「《死神姫》?」
リオナは聞いたことのない言葉に首を傾げた。
「違うのか?ブルメルで大鎌片手に次々と魔物を屠っていった女の子がいるって話しているのを聞いたんだが……」
スコッチは訝し気にリオナを見た。
「えっ?」
「ブルメルで……」
「武器が大鎌で……」
「女の子で……」
「魔物を次々と倒していくって……」
「……リオの気がする」
本人以外の5人全員の考えが一致していた。
「えっ?えっ!?なんでそうなるの?」
リオナだけが理解していなかった。
「リオ、よく考えてごらんなさい。ただでさえ女性の冒険者の方が人数が少ないのよ?その中で女の子と呼べる人間がどれだけいるかしらね。それもブルメルという1つの街の中で」
「……」
「加えてあなたの武器の大鎌。使っている人間は少ないわ。そして何よりも魔物を次々と魔物を屠っていったってことはこの前の大量発生の時に参加したということだと思うわ。それもかなり活躍したってことになるわ」
「……」
「……以上の条件で自分以外に心当たりがあるのかしら?」
「……ないね」
リオナは負けを認めた。
「……俺もその噂は聞いたが、《死神姫》は《魔術姫》とパーティーを組んでいるって聞いたんだが……その嬢ちゃんがそうか?」
「「「「「「えっ?」」」」」」
皆は頭をフル回転させた。そして出た結論は──。
「……そういうことになるのかなぁ?」
肯定だった。ただマリアは釈然としない表情で首を傾げた。
「……でも不思議なんだよね」
「何がです?」
アレキスは不思議そうにマリアを見た。
「私、この前の魔物の大量発生の時はほとんど接近戦で魔術なんて数えるほどしか使っていないんだよね」
「いや、お前粗方終わった後に解体する時にわざわざ結界を張っていなかったか?それもかなり強力なやつ」
グレンから突っ込みが入った。
「え~、でも使わないと魔物が寄ってくるじゃない」
「それはそうだけど、普通結界を張れる魔術師なんてほとんどいないんだからね」
「えっ?そうなの?」
「よくよく考えてみようか。魔術が使える人の大半がお貴族様なんだよ?一般庶民のうちの何人が結界を張れるほどの魔術を使えると思ってるの?マリアは一般常識が欠けているよ」
リオナは涙目だった。
「……そんなことないと思うよ」
「その妙な間はなに?」
「……ごめんなさい。私が常識を持っていなかったです」
そんな会話を耳にしながらトレークとスコッチは考えていた。
(……あの子が《撲殺女王》と呼ばれているのは黙っておこう)
(俺らだって命が惜しいんだよ!)
教えたらどうなるのか。それを薄々察した2人だった。
☆★☆★☆
ここで裏話を1つ。元々エリザベートも~~姫で揃える予定だったんです。ただ、話が進んでいくにつれ段々と変な方向に戦闘スタイルが変わっていってしまい……。元々考えていたものに変わるかはこの後の進行次第です。
「《死神姫》?」
リオナは聞いたことのない言葉に首を傾げた。
「違うのか?ブルメルで大鎌片手に次々と魔物を屠っていった女の子がいるって話しているのを聞いたんだが……」
スコッチは訝し気にリオナを見た。
「えっ?」
「ブルメルで……」
「武器が大鎌で……」
「女の子で……」
「魔物を次々と倒していくって……」
「……リオの気がする」
本人以外の5人全員の考えが一致していた。
「えっ?えっ!?なんでそうなるの?」
リオナだけが理解していなかった。
「リオ、よく考えてごらんなさい。ただでさえ女性の冒険者の方が人数が少ないのよ?その中で女の子と呼べる人間がどれだけいるかしらね。それもブルメルという1つの街の中で」
「……」
「加えてあなたの武器の大鎌。使っている人間は少ないわ。そして何よりも魔物を次々と魔物を屠っていったってことはこの前の大量発生の時に参加したということだと思うわ。それもかなり活躍したってことになるわ」
「……」
「……以上の条件で自分以外に心当たりがあるのかしら?」
「……ないね」
リオナは負けを認めた。
「……俺もその噂は聞いたが、《死神姫》は《魔術姫》とパーティーを組んでいるって聞いたんだが……その嬢ちゃんがそうか?」
「「「「「「えっ?」」」」」」
皆は頭をフル回転させた。そして出た結論は──。
「……そういうことになるのかなぁ?」
肯定だった。ただマリアは釈然としない表情で首を傾げた。
「……でも不思議なんだよね」
「何がです?」
アレキスは不思議そうにマリアを見た。
「私、この前の魔物の大量発生の時はほとんど接近戦で魔術なんて数えるほどしか使っていないんだよね」
「いや、お前粗方終わった後に解体する時にわざわざ結界を張っていなかったか?それもかなり強力なやつ」
グレンから突っ込みが入った。
「え~、でも使わないと魔物が寄ってくるじゃない」
「それはそうだけど、普通結界を張れる魔術師なんてほとんどいないんだからね」
「えっ?そうなの?」
「よくよく考えてみようか。魔術が使える人の大半がお貴族様なんだよ?一般庶民のうちの何人が結界を張れるほどの魔術を使えると思ってるの?マリアは一般常識が欠けているよ」
リオナは涙目だった。
「……そんなことないと思うよ」
「その妙な間はなに?」
「……ごめんなさい。私が常識を持っていなかったです」
そんな会話を耳にしながらトレークとスコッチは考えていた。
(……あの子が《撲殺女王》と呼ばれているのは黙っておこう)
(俺らだって命が惜しいんだよ!)
教えたらどうなるのか。それを薄々察した2人だった。
☆★☆★☆
ここで裏話を1つ。元々エリザベートも~~姫で揃える予定だったんです。ただ、話が進んでいくにつれ段々と変な方向に戦闘スタイルが変わっていってしまい……。元々考えていたものに変わるかはこの後の進行次第です。
0
あなたにおすすめの小説
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私は〈元〉小石でございます! ~癒し系ゴーレムと魔物使い~
Ss侍
ファンタジー
"私"はある時目覚めたら身体が小石になっていた。
動けない、何もできない、そもそも身体がない。
自分の運命に嘆きつつ小石として過ごしていたある日、小さな人形のような可愛らしいゴーレムがやってきた。
ひょんなことからそのゴーレムの身体をのっとってしまった"私"。
それが、全ての出会いと冒険の始まりだとは知らずに_____!!
俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕
宿敵の家の当主を妻に貰いました~妻は可憐で儚くて優しくて賢くて可愛くて最高です~
紗沙
恋愛
剣の名家にして、国の南側を支配する大貴族フォルス家。
そこの三男として生まれたノヴァは一族のみが扱える秘技が全く使えない、出来損ないというレッテルを貼られ、辛い子供時代を過ごした。
大人になったノヴァは小さな領地を与えられるものの、仕事も家族からの期待も、周りからの期待も0に等しい。
しかし、そんなノヴァに舞い込んだ一件の縁談話。相手は国の北側を支配する大貴族。
フォルス家とは長年の確執があり、今は栄華を極めているアークゲート家だった。
しかも縁談の相手は、まさかのアークゲート家当主・シアで・・・。
「あのときからずっと……お慕いしています」
かくして、何も持たないフォルス家の三男坊は性格良し、容姿良し、というか全てが良しの妻を迎え入れることになる。
ノヴァの運命を変える、全てを与えてこようとする妻を。
「人はアークゲート家の当主を恐ろしいとか、血も涙もないとか、冷酷とか散々に言うけど、
シアは可愛いし、優しいし、賢いし、完璧だよ」
あまり深く考えないノヴァと、彼にしか自分の素を見せないシア、二人の結婚生活が始まる。
生贄にされた少年。故郷を離れてゆるりと暮らす。
水定ゆう
ファンタジー
村の仕来りで生贄にされた少年、天月・オボロナ。魔物が蠢く危険な森で死を覚悟した天月は、三人の異形の者たちに命を救われる。
異形の者たちの弟子となった天月は、数年後故郷を離れ、魔物による被害と魔法の溢れる町でバイトをしながら冒険者活動を続けていた。
そこで待ち受けるのは数々の陰謀や危険な魔物たち。
生贄として魔物に捧げられた少年は、冒険者活動を続けながらゆるりと日常を満喫する!
※とりあえず、一時完結いたしました。
今後は、短編や別タイトルで続けていくと思いますが、今回はここまで。
その際は、ぜひ読んでいただけると幸いです。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
転生したらスキル転生って・・・!?
ノトア
ファンタジー
世界に危機が訪れて転生することに・・・。
〜あれ?ここは何処?〜
転生した場所は森の中・・・右も左も分からない状態ですが、天然?な女神にサポートされながらも何とか生きて行きます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
初めて書くので、誤字脱字や違和感はご了承ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる