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閑話
思い出話(2)
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「え~、除けないでよ!」
私は文句を言いながらサイクロプスの死角に回った。視界の端にアーティスが矢をつがえているのが映った。
「『火よ、炎の海となれ!《ファイアストーム》!』」
今度も除けられちゃったけど、そこへアーティスの矢が飛んできて見事額の目に命中した。
ギャァァァ!
「うるさいのよ!」
そこへエリザが走りこんできて杖を無造作に振って吹っ飛ばした。どうやら顎に当たったみたいで微妙に上に浮いていた。
サイクロプスは倒れて動く気配がなかった。
「倒したってことで良いのかな?」
隣を見れば何もすることがなかったアルが肩を落としていた。
「……ああ、そうじゃないか?」
私はそんな返事よりもユニコーンたちの方が気になっていた。
「でもなんで逃げなかったのかな?ユニコーンって足が速いんでしょ?」
ユニコーンの足ならサイクロプスぐらいなら楽々と逃げられたはず。
ユニコーンたちは最初はこちらを警戒していたようだったけど、こちらに害意がないのが伝わったのか一番立派なのが近づいてきた。
「ブルルル《我らを助けて頂いたこと、感謝する》」
二重音声って言うのかな?耳には鳴き声なんだけど同時に頭に声が響いた。
「えっ?あっ、そっか」
ちょっと戸惑っちゃったけどすぐにその理由がわかった。
「ユニコーンって幻獣だもんね。私幻獣とは初めて会ったよ」
皆も頷いていた。
「ブルル《むやみやたらと姿を現すものではないからな》」
「?じゃあなんで逃げなかったのか訊いても良い?」
一番気になっていたことを訊いてみた。
「ブルル、ブルルル《逃げなかったのではない。逃げられなかったのだ》」
「えっ?なんで?サイクロプスぐらいなら余裕で逃げられるでしょう?」
「ブルル、ブル、ブルル《本来ならばそうだ。だが怪我をした仲間がいる。仲間を見捨てることはできん》」
確かユニコーンは同族意識がすっごく高かったはず。召喚契約の友人になるという条件もそれに基づいたものだった気がする。
「怪我!?回復系の魔術なら少しは使えるから、もし良かったら見せてもらえる?」
「ブルッ!?ブルルル、ブル《治せるのか!?こちらからもお願いする。診てやってくれ》」
急かされるようにそのユニコーンの後をついて行くと、後ろ足が傷ついた、周りより一回り小さいユニコーンが寝かされていた。
私は文句を言いながらサイクロプスの死角に回った。視界の端にアーティスが矢をつがえているのが映った。
「『火よ、炎の海となれ!《ファイアストーム》!』」
今度も除けられちゃったけど、そこへアーティスの矢が飛んできて見事額の目に命中した。
ギャァァァ!
「うるさいのよ!」
そこへエリザが走りこんできて杖を無造作に振って吹っ飛ばした。どうやら顎に当たったみたいで微妙に上に浮いていた。
サイクロプスは倒れて動く気配がなかった。
「倒したってことで良いのかな?」
隣を見れば何もすることがなかったアルが肩を落としていた。
「……ああ、そうじゃないか?」
私はそんな返事よりもユニコーンたちの方が気になっていた。
「でもなんで逃げなかったのかな?ユニコーンって足が速いんでしょ?」
ユニコーンの足ならサイクロプスぐらいなら楽々と逃げられたはず。
ユニコーンたちは最初はこちらを警戒していたようだったけど、こちらに害意がないのが伝わったのか一番立派なのが近づいてきた。
「ブルルル《我らを助けて頂いたこと、感謝する》」
二重音声って言うのかな?耳には鳴き声なんだけど同時に頭に声が響いた。
「えっ?あっ、そっか」
ちょっと戸惑っちゃったけどすぐにその理由がわかった。
「ユニコーンって幻獣だもんね。私幻獣とは初めて会ったよ」
皆も頷いていた。
「ブルル《むやみやたらと姿を現すものではないからな》」
「?じゃあなんで逃げなかったのか訊いても良い?」
一番気になっていたことを訊いてみた。
「ブルル、ブルルル《逃げなかったのではない。逃げられなかったのだ》」
「えっ?なんで?サイクロプスぐらいなら余裕で逃げられるでしょう?」
「ブルル、ブル、ブルル《本来ならばそうだ。だが怪我をした仲間がいる。仲間を見捨てることはできん》」
確かユニコーンは同族意識がすっごく高かったはず。召喚契約の友人になるという条件もそれに基づいたものだった気がする。
「怪我!?回復系の魔術なら少しは使えるから、もし良かったら見せてもらえる?」
「ブルッ!?ブルルル、ブル《治せるのか!?こちらからもお願いする。診てやってくれ》」
急かされるようにそのユニコーンの後をついて行くと、後ろ足が傷ついた、周りより一回り小さいユニコーンが寝かされていた。
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