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第七章 それぞれの過ごす日々
マリアの1日(11)
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「……うん、初めて使ったけどえげつないね」
「マリア、ツヨイ。スゴイ」
マリアはしばらくのこの魔術を使うことは避けようと心に決めた。
「……この大きさだと私のローブ以外にもエリザの分もあるかな?リオの分は微妙だし、もう1体分ぐらいは欲しいな」
次はどうやって倒そうかと、マリアは考え込み始めた。
「マリア、アイツ、ドウ、スル?」
「んっ?あっ、ごめん。解体しなくちゃね。……凍り溶かすの大変そう」
「ジゴウジトク」
「……ベル、罵倒だけ他の言葉より上手じゃない?」
「……」
「ちょっ!?なんでそこで黙るの?」
マリアはベルに文句を言いながら作業を開始した。
「……なんでこんなに溶けるのが遅いの!?魔力が底をつきそう……」
「ジゴウジトク」
「……ベル、その言葉気に入ってるよね?」
「……」
「だからなんで黙るの!?」
結局氷が全て溶けたのはそれからおよそ30分後。その頃にはマリアの残りの魔力もそこが見えていた。
「……後中級魔術数発分しかない」
「ジゴウジトク」
「本当、その言葉気に入ってるよね?」
「……」
だがそれでも、マリアはもう1体ウォータードラゴンを倒すことを諦めきれなかった。
ようやく氷がなくなり、解体ができるようになったウォータードラゴンを解体し終わると、ウォータードラゴンを求めて再び歩き出した。
「マリア、カエル。マリア、マリョクリョウ、キケン」
「えっ?大丈夫だよ。多少は回復してるし、ウォータードラゴンぐらいだったらすぐに終わるし」
「ダメ!キケン。カエル」
「ちょっとぐらいだったら大丈夫だってば」
言い争いをしながら進むこと10分。ようやくマリアのお目当てのウォータードラゴン(本日2体目)を発見した。
「『水よ、薄き刃となりて切り刻め、《ウォーターカッター》』」
気づかれる前に頭を落とす。
「マリア、オカシイ」
「えっ?何が?」
「アイツ、ヨワイ、ナイ。マリア、シュンサツ」
「えっ?これぐらい普通だよ。誰だってできるって。……まぁ流石に属性が足らなきゃ無理だけど」
「……」
ベルはそんなわけないと突っ込みたかった。ただ、ベルの語彙にはその手の言葉が不足していた。もっと言葉を覚えなければと、人知れず意欲を燃やしていた。
「……じゃあこれ解体したら帰ろっか?お昼過ぎちゃったし、適当な料理屋さんに行こう」
「ウン」
マリアは早速解体を終わらせると、10分もしないうちに森の外に戻ってきた。
「ベル、しっかりと捕まっていてね?」
「ウン」
ベルの返事を聞くとマリアは王都に向かって全力疾走を始めた。
「偶には自力で走らないと鈍っちゃうもんね」
その走りは雪風よりもさらに速かった。
なお、その晩帰りにも呼んでもらえると思って待機していた雪風は、大泣きしたという。
「マリア、ツヨイ。スゴイ」
マリアはしばらくのこの魔術を使うことは避けようと心に決めた。
「……この大きさだと私のローブ以外にもエリザの分もあるかな?リオの分は微妙だし、もう1体分ぐらいは欲しいな」
次はどうやって倒そうかと、マリアは考え込み始めた。
「マリア、アイツ、ドウ、スル?」
「んっ?あっ、ごめん。解体しなくちゃね。……凍り溶かすの大変そう」
「ジゴウジトク」
「……ベル、罵倒だけ他の言葉より上手じゃない?」
「……」
「ちょっ!?なんでそこで黙るの?」
マリアはベルに文句を言いながら作業を開始した。
「……なんでこんなに溶けるのが遅いの!?魔力が底をつきそう……」
「ジゴウジトク」
「……ベル、その言葉気に入ってるよね?」
「……」
「だからなんで黙るの!?」
結局氷が全て溶けたのはそれからおよそ30分後。その頃にはマリアの残りの魔力もそこが見えていた。
「……後中級魔術数発分しかない」
「ジゴウジトク」
「本当、その言葉気に入ってるよね?」
「……」
だがそれでも、マリアはもう1体ウォータードラゴンを倒すことを諦めきれなかった。
ようやく氷がなくなり、解体ができるようになったウォータードラゴンを解体し終わると、ウォータードラゴンを求めて再び歩き出した。
「マリア、カエル。マリア、マリョクリョウ、キケン」
「えっ?大丈夫だよ。多少は回復してるし、ウォータードラゴンぐらいだったらすぐに終わるし」
「ダメ!キケン。カエル」
「ちょっとぐらいだったら大丈夫だってば」
言い争いをしながら進むこと10分。ようやくマリアのお目当てのウォータードラゴン(本日2体目)を発見した。
「『水よ、薄き刃となりて切り刻め、《ウォーターカッター》』」
気づかれる前に頭を落とす。
「マリア、オカシイ」
「えっ?何が?」
「アイツ、ヨワイ、ナイ。マリア、シュンサツ」
「えっ?これぐらい普通だよ。誰だってできるって。……まぁ流石に属性が足らなきゃ無理だけど」
「……」
ベルはそんなわけないと突っ込みたかった。ただ、ベルの語彙にはその手の言葉が不足していた。もっと言葉を覚えなければと、人知れず意欲を燃やしていた。
「……じゃあこれ解体したら帰ろっか?お昼過ぎちゃったし、適当な料理屋さんに行こう」
「ウン」
マリアは早速解体を終わらせると、10分もしないうちに森の外に戻ってきた。
「ベル、しっかりと捕まっていてね?」
「ウン」
ベルの返事を聞くとマリアは王都に向かって全力疾走を始めた。
「偶には自力で走らないと鈍っちゃうもんね」
その走りは雪風よりもさらに速かった。
なお、その晩帰りにも呼んでもらえると思って待機していた雪風は、大泣きしたという。
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