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第七章 それぞれの過ごす日々
城からの返答
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アルフォードの陰ながらの奮闘があったためか、城からの返答はカーラの予測よりもだいぶ早く、翌日の朝には届いていた。
「……城から返答が来たわ。書庫への立ち入りを許可するそうよ」
食堂でエリザベートとマリアと一緒に朝食をとっていたところで慌てたようにやって来たカーラの言葉にリオナは顔を輝かせた。
「本当ですか!?」
「ええ。あなたと私。後は他にも希望者がいれば4名までなら大丈夫だと言われたけれど、誰か一緒に行きたい人はいるかしら?ああ、書庫は今からでも行って大丈夫だそうよ」
「4人……」
多いのか少ないのか微妙な人数にリオナは頭を悩ませた。
「……それだったらエリザおねぇちゃん──エリザベートとマリア、それからアル──アルフォードとアーティスでお願いします」
つい愛称で呼んでしまい慌てて言い直した。
「あら、アグナやアナベルでなくて良いの?てっきり女の子を選ぶものと思っていたわ」
カーラは少し意外そうな顔でリオナを見た。
「はい。正直アグナとアナベルは……まだいまいちよくわかっていませんから」
「……そう」
カーラは何か言いたそうだったが結局それしか言わなかった。
「あっ、できるだけ早く行きたいんですけど大丈夫ですか?」
「……私は大丈夫だけどあなたたち授業は……そうか、今日は冒険者としての活動日だったわね。エリザベートは大丈夫かしら?」
カーラはリオナの両隣に座っていたエリザベートとマリアに目を向けた。
「はい。いつでも大丈夫です」
「私も」
2人が大きく頷いたことを確認するとリオナに再び視線を戻した。
「……この分だと残りの2人も大丈夫そうね。城に行くんだからそれなりの格好は必要よ。エリザベート、2人の服装を見てあげて頂戴。準備が整い次第正門で待っていて。私は2人に伝えてくるわ」
「わかりました」
カーラはそれだけ言うと急ぎ足で去っていった。
「……で、ああ言われたけど2人は城に入れるレベルの服は持っているのかしら?」
カーラの姿が見えなくなったところでエリザベートはパンをちぎりながらそう尋ねた。
「私は大丈夫だよ、エリザ。前にアルに買ってもらったやつがあるから。それよりも問題はリオナだと思うけど」
マリアは肩の上のベルにパンを適当な大きさにちぎって分け与えながら心配そうにリオナを見た。
2人の視線がリオナに集まると、リオナは蒼白だった。
「どうしよう。私そんな服なんて持ってないよ。服のことなんて完全に忘れてたよ。どうしよう……」
リオナは涙目だった。
「……服のサイズが違うから貸すっていうわけにもいかないよね」
「そうね。基本今までは持っていた服を着まわす形だったし、買う機会なんてほとんどなかったものね」
ここにきて新たな問題が発覚するのだった。
「……城から返答が来たわ。書庫への立ち入りを許可するそうよ」
食堂でエリザベートとマリアと一緒に朝食をとっていたところで慌てたようにやって来たカーラの言葉にリオナは顔を輝かせた。
「本当ですか!?」
「ええ。あなたと私。後は他にも希望者がいれば4名までなら大丈夫だと言われたけれど、誰か一緒に行きたい人はいるかしら?ああ、書庫は今からでも行って大丈夫だそうよ」
「4人……」
多いのか少ないのか微妙な人数にリオナは頭を悩ませた。
「……それだったらエリザおねぇちゃん──エリザベートとマリア、それからアル──アルフォードとアーティスでお願いします」
つい愛称で呼んでしまい慌てて言い直した。
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「はい。正直アグナとアナベルは……まだいまいちよくわかっていませんから」
「……そう」
カーラは何か言いたそうだったが結局それしか言わなかった。
「あっ、できるだけ早く行きたいんですけど大丈夫ですか?」
「……私は大丈夫だけどあなたたち授業は……そうか、今日は冒険者としての活動日だったわね。エリザベートは大丈夫かしら?」
カーラはリオナの両隣に座っていたエリザベートとマリアに目を向けた。
「はい。いつでも大丈夫です」
「私も」
2人が大きく頷いたことを確認するとリオナに再び視線を戻した。
「……この分だと残りの2人も大丈夫そうね。城に行くんだからそれなりの格好は必要よ。エリザベート、2人の服装を見てあげて頂戴。準備が整い次第正門で待っていて。私は2人に伝えてくるわ」
「わかりました」
カーラはそれだけ言うと急ぎ足で去っていった。
「……で、ああ言われたけど2人は城に入れるレベルの服は持っているのかしら?」
カーラの姿が見えなくなったところでエリザベートはパンをちぎりながらそう尋ねた。
「私は大丈夫だよ、エリザ。前にアルに買ってもらったやつがあるから。それよりも問題はリオナだと思うけど」
マリアは肩の上のベルにパンを適当な大きさにちぎって分け与えながら心配そうにリオナを見た。
2人の視線がリオナに集まると、リオナは蒼白だった。
「どうしよう。私そんな服なんて持ってないよ。服のことなんて完全に忘れてたよ。どうしよう……」
リオナは涙目だった。
「……服のサイズが違うから貸すっていうわけにもいかないよね」
「そうね。基本今までは持っていた服を着まわす形だったし、買う機会なんてほとんどなかったものね」
ここにきて新たな問題が発覚するのだった。
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