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第七章 それぞれの過ごす日々
ある種の謎
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「……今から急いで買いに行く?」
マリアがポツリと呟いた。
「えっ、でもまだお店開いてないよ?」
時刻は7時30分。冒険者向けの武具店や酒場、パン屋など一部の店を除きまだ開店していない時間だ。
「あっ」
リオナに即座に突っ込まれマリアは固まった。
「……とりあえず持っている服をすべて出してみましょう」
エリザベートの提案で全員が朝食を食べ終わったところで部屋に移動となった。
◇◆◇
「服って言ってもこれぐらいしかないよ」
現在リオナの部屋の寝室、そのベッドの上に服を広げて悩んでいた。
「ん~、一番上はいつも着ているローブで良いと思うんだよね」
「そうね。材質的に問題はないと思うわ。問題は……その下に着るものね」
リオナの持っている服は少なく、両手の指の数で足りる程しかなかった。
「あっ」
不意にマリアは何かを思い出したかのようにアイテムポーチを漁りだした。
「確かこの辺に……あった!」
マリアが取り出したのは黒に限りなく近い濃紫のキュロットスカートだった。ただマリアのものにしてはサイズが小さい。
「これ、前に作った時にサイズを間違えちゃって。リオだったら丁度良いかな?布がかなり上等なやつだから城に着ていっても大丈夫だと思うけど」
マリアは恥ずかしそうに頭を掻いていた。
「んっ、どうだろう?着てみてもいい?」
「勿論。サイズが合えばあげるよ」
リオナは早速渡されたそれを身に着けてみた。
「ん~、ウエストが少し緩い。それに少し丈が長い長い気がする」
落ちかかるスカートを押さえると丈は丁度膝が出る程度だった。
「丈はそれぐらいだったらおかしくないよ。ウエストはそれぐらいだったらすぐに直せるから貸して」
そう言って手を差し出した。
その言葉通りどこからともなく裁縫道具を取り出して5分もかからずに直してしまった。
「……後は上をどうするかだけど、マリア、まさかまだ都合良く持っていたりしないわよね?」
「……エリザは私のことなんだと思っているの?」
マリアは少し疲れたような苦笑いを見せた。
「あっ、そういえば」
リオナは慌てたようにアイテムポーチの中を探った。
「どうしたの?」
「……前にアーティスが何かくれたの思い出して。中をまだ見ていなかったんだよね」
「なんでアーティスが?」
「さあ?」
首を傾げながらも取り出された包みに入っていたのは白に近い淡い紫色のブラウスだった。ふちを飾っているフリルがなかなか愛らしい。肌触りが良く、高級品であることが窺い知れる。
「……色々突っ込みたいけど、今は時間がないし後にしましょう」
「……そうだね」
「……うん」
あまり深く考えることは避け、他の者たちを待たせては悪いと手早く着替え始めた。
マリアがポツリと呟いた。
「えっ、でもまだお店開いてないよ?」
時刻は7時30分。冒険者向けの武具店や酒場、パン屋など一部の店を除きまだ開店していない時間だ。
「あっ」
リオナに即座に突っ込まれマリアは固まった。
「……とりあえず持っている服をすべて出してみましょう」
エリザベートの提案で全員が朝食を食べ終わったところで部屋に移動となった。
◇◆◇
「服って言ってもこれぐらいしかないよ」
現在リオナの部屋の寝室、そのベッドの上に服を広げて悩んでいた。
「ん~、一番上はいつも着ているローブで良いと思うんだよね」
「そうね。材質的に問題はないと思うわ。問題は……その下に着るものね」
リオナの持っている服は少なく、両手の指の数で足りる程しかなかった。
「あっ」
不意にマリアは何かを思い出したかのようにアイテムポーチを漁りだした。
「確かこの辺に……あった!」
マリアが取り出したのは黒に限りなく近い濃紫のキュロットスカートだった。ただマリアのものにしてはサイズが小さい。
「これ、前に作った時にサイズを間違えちゃって。リオだったら丁度良いかな?布がかなり上等なやつだから城に着ていっても大丈夫だと思うけど」
マリアは恥ずかしそうに頭を掻いていた。
「んっ、どうだろう?着てみてもいい?」
「勿論。サイズが合えばあげるよ」
リオナは早速渡されたそれを身に着けてみた。
「ん~、ウエストが少し緩い。それに少し丈が長い長い気がする」
落ちかかるスカートを押さえると丈は丁度膝が出る程度だった。
「丈はそれぐらいだったらおかしくないよ。ウエストはそれぐらいだったらすぐに直せるから貸して」
そう言って手を差し出した。
その言葉通りどこからともなく裁縫道具を取り出して5分もかからずに直してしまった。
「……後は上をどうするかだけど、マリア、まさかまだ都合良く持っていたりしないわよね?」
「……エリザは私のことなんだと思っているの?」
マリアは少し疲れたような苦笑いを見せた。
「あっ、そういえば」
リオナは慌てたようにアイテムポーチの中を探った。
「どうしたの?」
「……前にアーティスが何かくれたの思い出して。中をまだ見ていなかったんだよね」
「なんでアーティスが?」
「さあ?」
首を傾げながらも取り出された包みに入っていたのは白に近い淡い紫色のブラウスだった。ふちを飾っているフリルがなかなか愛らしい。肌触りが良く、高級品であることが窺い知れる。
「……色々突っ込みたいけど、今は時間がないし後にしましょう」
「……そうだね」
「……うん」
あまり深く考えることは避け、他の者たちを待たせては悪いと手早く着替え始めた。
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