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第八章 ベルジュラック公爵家
処刑の日(3)
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最後はちょっとしんみりとした会話をしている間に、着々と2人の処刑の準備が進んでいた。
「……アル、あれって何?」
「何って処刑器具だな」
「いや、それくらいは想像がつくから。私が訊きたいのは何であれだけ数があるのかってこと」
マリアは次々と並べられていくその量に困惑していた。
「ああ、なんでもあいつは余罪が多すぎて処刑方法が決まらなかったらしい」
「……普通は決まってるんだ」
「一口に死刑って言ってもその罪の大きさにどれだけ苦しむ処刑方法になるか変わるな。もう面倒くさいから本人に決めさせることにしたらしいぞ。あいつはプライドだけは馬鹿に高いからな。こんな大勢の前で簡単なやつなんて選べないだろうし、どれを選ぶか楽しみだ」
「……楽しみって。アル、趣味が悪いよ」
ようやく全ての設置が終わったのか国王が今アルフォードが言ったのと同じようなことを告げる。
「……おそらく見たことがないだろうから説明しておく。どのようなものかわからなければ選ぶなど無理だろうからな」
そう言って1つ1つ説明していく。よくこれだけ集めたと言いたくなるほど数が多く、説明するだけで10分以上かかる。マクシミリアンたちの顔色はどんどん悪くなる。
「……圧死、焼死、凍死、溺死、餓死、感電死、轢死、斬殺、窒息死、撲殺、絞殺、好きなものを選べ。これなんか普段は魔力の使用量が多すぎて使っていないやつだぞ」
国王は笑っていた。マクシミリアンを試すような目で見ながら。
「ああ、マジックアイテムじゃないのが良かったか?それだったらそのギロチンはどうだ?苦痛は少ないらしいぞ」
国王がそう言っている間、マリアはやけにフェリシーが大人しいことが気になり、よく見ようと必死に背伸びした。
「んっ?どうした?」
「……フェリシーだっけ?なんか妙に大人しいなと思って。もっと暴れようとかしそうだと思ったんだけど……」
「……そういえばそうだな」
「私の身長じゃよく見えないんだけどね。アル、どう?」
自分で見ることは諦め、アルフォードに丸投げする。
「……えっ?嘘だろ……。いや、でもそうとしか……」
「……アル?」
マリアが不思議そうにアルフォードを見上げるとアルフォードは何も言わずに脇の下に手を入れるようにしてマリアを抱き上げた。
「えっ?ちょっ!?アル!」
「……言葉で説明するよりも自分で見た方が早い」
マリアの狼狽には気がつかず、アルフォードはただ前を見ていた。
「……早いって……えっ?」
マリアも少し落ち着いて前の方を見、そして固まった。
「……これぐらいで気絶するって、軟弱過ぎない?」
マリアはどこまでも辛辣だった。
「……アル、あれって何?」
「何って処刑器具だな」
「いや、それくらいは想像がつくから。私が訊きたいのは何であれだけ数があるのかってこと」
マリアは次々と並べられていくその量に困惑していた。
「ああ、なんでもあいつは余罪が多すぎて処刑方法が決まらなかったらしい」
「……普通は決まってるんだ」
「一口に死刑って言ってもその罪の大きさにどれだけ苦しむ処刑方法になるか変わるな。もう面倒くさいから本人に決めさせることにしたらしいぞ。あいつはプライドだけは馬鹿に高いからな。こんな大勢の前で簡単なやつなんて選べないだろうし、どれを選ぶか楽しみだ」
「……楽しみって。アル、趣味が悪いよ」
ようやく全ての設置が終わったのか国王が今アルフォードが言ったのと同じようなことを告げる。
「……おそらく見たことがないだろうから説明しておく。どのようなものかわからなければ選ぶなど無理だろうからな」
そう言って1つ1つ説明していく。よくこれだけ集めたと言いたくなるほど数が多く、説明するだけで10分以上かかる。マクシミリアンたちの顔色はどんどん悪くなる。
「……圧死、焼死、凍死、溺死、餓死、感電死、轢死、斬殺、窒息死、撲殺、絞殺、好きなものを選べ。これなんか普段は魔力の使用量が多すぎて使っていないやつだぞ」
国王は笑っていた。マクシミリアンを試すような目で見ながら。
「ああ、マジックアイテムじゃないのが良かったか?それだったらそのギロチンはどうだ?苦痛は少ないらしいぞ」
国王がそう言っている間、マリアはやけにフェリシーが大人しいことが気になり、よく見ようと必死に背伸びした。
「んっ?どうした?」
「……フェリシーだっけ?なんか妙に大人しいなと思って。もっと暴れようとかしそうだと思ったんだけど……」
「……そういえばそうだな」
「私の身長じゃよく見えないんだけどね。アル、どう?」
自分で見ることは諦め、アルフォードに丸投げする。
「……えっ?嘘だろ……。いや、でもそうとしか……」
「……アル?」
マリアが不思議そうにアルフォードを見上げるとアルフォードは何も言わずに脇の下に手を入れるようにしてマリアを抱き上げた。
「えっ?ちょっ!?アル!」
「……言葉で説明するよりも自分で見た方が早い」
マリアの狼狽には気がつかず、アルフォードはただ前を見ていた。
「……早いって……えっ?」
マリアも少し落ち着いて前の方を見、そして固まった。
「……これぐらいで気絶するって、軟弱過ぎない?」
マリアはどこまでも辛辣だった。
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