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第九章 夏季休業
旅の目的地
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「夏季休業中はマリアと旅行に行くようにと言われたんだが、皆も一緒に行かないか?」
翌日、そう話を振ったのだが皆の反応は芳しくない。
「……私、夏休みは領の実家に戻ることになってるから、残念だけど無理だわ」
「僕もだ。グレンもついてくることになってる」
「……私はエリザおねぇちゃんに一緒に実家に来ないかって誘われてるんだよね~。個人的にはそっちの方がいいかな。なんかごめんね?」
全員に断わられ、アルフォードは心底申し訳なさそうに言った。
「……マリア、このままだとまともに戦えるように見えるのが僕だけという盗賊ホイホイな3人旅になるんだが、それでも良いか?」
「……それは嫌かな。っていうか了承したんだね。てっきり断るものと思ってた……」
それがマリアには意外だった。
「……究極の2択を迫られたからな。消去法でこっちを選んだだけだ」
アルフォードはそれ以上追及するなと言外に告げる。
「?あれ?3人旅?後1人は?……あっ、レリオンさんか」
「……わかっているなら訊くな」
「ごめんごめん。でも訊いてから思い出したんだよ」
このメンバーでは襲ってくださいと言っているようなものだと、頭を悩ませる。
「……誰か人を追加する?ギルガルドさんとかならある程度実力はあるし信頼できないかな?事情を説明すれば引き受けてくれそうじゃない?」
「……そうだな」
見た目はなかなかおかしなことになりそうだと思ったが、アルフォードは黙っていた。
「今の時間ならギルドにいる可能性が高いだろうし、行ってみるだけ行ってみるか」
「うん!」
話が纏まったところで早速ギルドに行くこととなった。
「……そう言えば目的地はどこなんだ?」
ギルドまでの道を歩きながら気になったことを尋ねる。
「えっと、エーデル王国の王都。変わったものが集まるところなんだって」
「……エーデル王国?」
一瞬天敵の顔が浮かんだが、頭を振ることで振り払う。
(落ち着け。あいつはこの国に滞在するんだ。あの国にはいない)
深呼吸することで呼吸を整える。
「良いんじゃないか?あの辺りは景色も綺麗らしいしな」
「えっ?景色が良いの?」
「……知らずに選んだのか」
呆れた目でマリアを見る。
「うっ、だって変わったものってところが気になったんだもん」
マリアの言葉にアルフォードは深く溜息を吐いた。
「……まあ別に良いが、あんまり期待しすぎて気落ちしても知らないからな」
「えっ?」
「あそこは確かに色んな意味で変わったものが多いが、それが期待にそうものとは限らないってことだ」
翌日、そう話を振ったのだが皆の反応は芳しくない。
「……私、夏休みは領の実家に戻ることになってるから、残念だけど無理だわ」
「僕もだ。グレンもついてくることになってる」
「……私はエリザおねぇちゃんに一緒に実家に来ないかって誘われてるんだよね~。個人的にはそっちの方がいいかな。なんかごめんね?」
全員に断わられ、アルフォードは心底申し訳なさそうに言った。
「……マリア、このままだとまともに戦えるように見えるのが僕だけという盗賊ホイホイな3人旅になるんだが、それでも良いか?」
「……それは嫌かな。っていうか了承したんだね。てっきり断るものと思ってた……」
それがマリアには意外だった。
「……究極の2択を迫られたからな。消去法でこっちを選んだだけだ」
アルフォードはそれ以上追及するなと言外に告げる。
「?あれ?3人旅?後1人は?……あっ、レリオンさんか」
「……わかっているなら訊くな」
「ごめんごめん。でも訊いてから思い出したんだよ」
このメンバーでは襲ってくださいと言っているようなものだと、頭を悩ませる。
「……誰か人を追加する?ギルガルドさんとかならある程度実力はあるし信頼できないかな?事情を説明すれば引き受けてくれそうじゃない?」
「……そうだな」
見た目はなかなかおかしなことになりそうだと思ったが、アルフォードは黙っていた。
「今の時間ならギルドにいる可能性が高いだろうし、行ってみるだけ行ってみるか」
「うん!」
話が纏まったところで早速ギルドに行くこととなった。
「……そう言えば目的地はどこなんだ?」
ギルドまでの道を歩きながら気になったことを尋ねる。
「えっと、エーデル王国の王都。変わったものが集まるところなんだって」
「……エーデル王国?」
一瞬天敵の顔が浮かんだが、頭を振ることで振り払う。
(落ち着け。あいつはこの国に滞在するんだ。あの国にはいない)
深呼吸することで呼吸を整える。
「良いんじゃないか?あの辺りは景色も綺麗らしいしな」
「えっ?景色が良いの?」
「……知らずに選んだのか」
呆れた目でマリアを見る。
「うっ、だって変わったものってところが気になったんだもん」
マリアの言葉にアルフォードは深く溜息を吐いた。
「……まあ別に良いが、あんまり期待しすぎて気落ちしても知らないからな」
「えっ?」
「あそこは確かに色んな意味で変わったものが多いが、それが期待にそうものとは限らないってことだ」
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