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オガール王国襲撃編
第10話 冥土の土産
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2人の力の根源の対立。
この対立の終わりが2人の命運を決める。
バチバチバチバチバチバチバチィ!
「死ね!死ねぇぇぇぇ!」
「グルルルルルルル、、、」
16個の炎玉と16個の黒炎玉の衝突。
「グルル、、、グル、、、ル、、、ル?」
吉と言うべきか凶と言うべきか。
「、、、?何をしていた、、、のだ?」
シュウは我に返ってしまった。
「ナイスタイミングです!ククククク!死ねぇ!」
目を覚ましたことによって弱まったシュウの炎に打ち勝ち、男の黒炎がシュウ本体に牙を剥く。
「ゴハァ!」
直撃。そして次なる黒炎玉が飛ぶ。
「ぐぁ!グアア!」
あまりの痛みと熱さに膝から崩れ落ちる。
男がシュウに歩み寄る。
「一国の王子が無名魔術師に負けてしまうとは、、、、、、オガール王国も廃れきっていたのですねぇ。」
「だっ、、、黙、、、ゴバっ」
口から血反吐が出る。
「冥土の土産に教えてあげましょう。」
男がシュウの顔を持ち上げる。
「私の名は、」
ルガドーフ・ビリジアム・スカーレット
男の名だった。
「ルガドーフ、、、だと?」
そう聞いた時には男はいなかった。
「かな、、、らず、、、」
言葉を言い切る前に、古き友の上で彼は眠りについた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
泰輔の体は2日で胸まで回復していた。
「治っちゃいるけど痛えなぁ、、、っ」
痛みにはもはや慣れてきたが、やはりまだ痛い。
「城、、、どうなったんだろうな、、、」
「シュウは、、、どうしてるかな、、、」
青白い綺麗な月が湖に反射していた。
「、、、元の世界では見れないくれえ綺麗な景色だな。」
その時、泰輔の右側に足音が聞こえた。
(人、、、だよな。助けを求めようか?)
少し横を見てみる。
「、、、!?」
あの男だ。泰輔の胴体を吹き飛ばした恐ろしい男。
ドキッドキッドキッ
緊張が走る。
ドッドッドッドッドッドッドッドッ
心臓の音が早くなる。
スバァン!
「!?!?ぐぁぁぁぁぁぁあ!ゴハッ」
「まだ生きてるのは知ってますよ。」
男、、、スカーレットは泰輔の首を再び切ってしまった。
「はぁ、、、ぐっ、、、はぁ、、、」
「ククク、、、」
意識が戻って1日半。泰輔の意識はまたもや遠のいていく。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
シュウが眠りについたのと同時刻、ルガドーフ王国にて。
「号外だよー!大ニュースだよー!」
王国中がザワザワとしていた。
「オガール王国が消えたんだってよ。」
「あの国には俺の息子が!」
「新しい糸が買えないじゃないの!」
人それぞれが不安を感じていた。
ルガドーフ王国とオガール王国は東北2強と呼ばれる大国であった。
ルガドーフは主に武器の産地であり、シュウの扱っていた第三鬼我八丸の精錬者はこの国の有名鍛冶屋ドルヴァ=コーガである。そして、オガールは主に防具や衣類の産地であった。両国の王は太古から仲が良く、全盛期には毎日酒を交わしていたと言う噂がある。
場は変わり、ルガドーフ第三裁判所にて
「これより、被告人ドルヴァ=コーガを有罪とする。」
裁判官の前に立つふさふさの毛皮のついたいわゆるドワーフのような格好の老夫。
彼こそがドルヴァ=コーガである。
「、、、」
ドルヴァが犯罪を犯していないのはほとんどの人が分かっている。しかし、ドルヴァは喋らぬが吉ととった。
「ドルヴァ様ァ!!!いけませんわ!!!反論してください!!!ドルヴァ様ァァァ!」
「、、、っ」
ドルヴァに嘆きの声を上げたのは1番弟子のユズカであった。
「警備隊よ。そのものを退却させよ。」
「いやっ!何するのですか!いやぁぁぁ!やめ!やめてくださいませぇぇ!」
ユズカは警備隊に力なく押し返される。
「ドルヴァ様、、、うっ、、、ぐっ、ぐす、、、」
警備隊と彼女の姿が見えなくなった。と、その時。
ドスン!
「っ、、、!?」
裁判官の左頬をボロボロの剣がかすった。
「俺らドルヴァ様御一行は今日をもってこの国から出ていく。」
入口から出てきたのは現実世界でいうスカジャンのようなものを羽織った男だった。
「あばよ。この国もここまでだ。」
オガール王国襲撃編 ~完~
この対立の終わりが2人の命運を決める。
バチバチバチバチバチバチバチィ!
「死ね!死ねぇぇぇぇ!」
「グルルルルルルル、、、」
16個の炎玉と16個の黒炎玉の衝突。
「グルル、、、グル、、、ル、、、ル?」
吉と言うべきか凶と言うべきか。
「、、、?何をしていた、、、のだ?」
シュウは我に返ってしまった。
「ナイスタイミングです!ククククク!死ねぇ!」
目を覚ましたことによって弱まったシュウの炎に打ち勝ち、男の黒炎がシュウ本体に牙を剥く。
「ゴハァ!」
直撃。そして次なる黒炎玉が飛ぶ。
「ぐぁ!グアア!」
あまりの痛みと熱さに膝から崩れ落ちる。
男がシュウに歩み寄る。
「一国の王子が無名魔術師に負けてしまうとは、、、、、、オガール王国も廃れきっていたのですねぇ。」
「だっ、、、黙、、、ゴバっ」
口から血反吐が出る。
「冥土の土産に教えてあげましょう。」
男がシュウの顔を持ち上げる。
「私の名は、」
ルガドーフ・ビリジアム・スカーレット
男の名だった。
「ルガドーフ、、、だと?」
そう聞いた時には男はいなかった。
「かな、、、らず、、、」
言葉を言い切る前に、古き友の上で彼は眠りについた。
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泰輔の体は2日で胸まで回復していた。
「治っちゃいるけど痛えなぁ、、、っ」
痛みにはもはや慣れてきたが、やはりまだ痛い。
「城、、、どうなったんだろうな、、、」
「シュウは、、、どうしてるかな、、、」
青白い綺麗な月が湖に反射していた。
「、、、元の世界では見れないくれえ綺麗な景色だな。」
その時、泰輔の右側に足音が聞こえた。
(人、、、だよな。助けを求めようか?)
少し横を見てみる。
「、、、!?」
あの男だ。泰輔の胴体を吹き飛ばした恐ろしい男。
ドキッドキッドキッ
緊張が走る。
ドッドッドッドッドッドッドッドッ
心臓の音が早くなる。
スバァン!
「!?!?ぐぁぁぁぁぁぁあ!ゴハッ」
「まだ生きてるのは知ってますよ。」
男、、、スカーレットは泰輔の首を再び切ってしまった。
「はぁ、、、ぐっ、、、はぁ、、、」
「ククク、、、」
意識が戻って1日半。泰輔の意識はまたもや遠のいていく。
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シュウが眠りについたのと同時刻、ルガドーフ王国にて。
「号外だよー!大ニュースだよー!」
王国中がザワザワとしていた。
「オガール王国が消えたんだってよ。」
「あの国には俺の息子が!」
「新しい糸が買えないじゃないの!」
人それぞれが不安を感じていた。
ルガドーフ王国とオガール王国は東北2強と呼ばれる大国であった。
ルガドーフは主に武器の産地であり、シュウの扱っていた第三鬼我八丸の精錬者はこの国の有名鍛冶屋ドルヴァ=コーガである。そして、オガールは主に防具や衣類の産地であった。両国の王は太古から仲が良く、全盛期には毎日酒を交わしていたと言う噂がある。
場は変わり、ルガドーフ第三裁判所にて
「これより、被告人ドルヴァ=コーガを有罪とする。」
裁判官の前に立つふさふさの毛皮のついたいわゆるドワーフのような格好の老夫。
彼こそがドルヴァ=コーガである。
「、、、」
ドルヴァが犯罪を犯していないのはほとんどの人が分かっている。しかし、ドルヴァは喋らぬが吉ととった。
「ドルヴァ様ァ!!!いけませんわ!!!反論してください!!!ドルヴァ様ァァァ!」
「、、、っ」
ドルヴァに嘆きの声を上げたのは1番弟子のユズカであった。
「警備隊よ。そのものを退却させよ。」
「いやっ!何するのですか!いやぁぁぁ!やめ!やめてくださいませぇぇ!」
ユズカは警備隊に力なく押し返される。
「ドルヴァ様、、、うっ、、、ぐっ、ぐす、、、」
警備隊と彼女の姿が見えなくなった。と、その時。
ドスン!
「っ、、、!?」
裁判官の左頬をボロボロの剣がかすった。
「俺らドルヴァ様御一行は今日をもってこの国から出ていく。」
入口から出てきたのは現実世界でいうスカジャンのようなものを羽織った男だった。
「あばよ。この国もここまでだ。」
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