異世界のんびり自由な流浪旅?

霜月雪

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 ラルフィナさんから商業ギルドに来て欲しいとエルメリアの伝言を聞いて、商業ギルドに移動している。
 もちろん、ラルフィナさんも一緒で、俺の腕を抱えて嬉しそうだ。
 途中、前にテーブルを作ってもらったお店と、リエッタさんのお店に寄ることを話してみんなには了承をもらった。
 ラルフィナさんのお店から商業ギルドまでの道のりを考えると商業ギルドの前に寄った方が効率がいい。
 メリアの工房へ寄る事も出来たが、リュイル達が明日メリアの工房へ行くというので今日は寄らない事にした。
 しかし、ラルフィナさんに伝言を頼んでまで、エルメリアが商業ギルドに呼び出すなんてな。
 何か問題でも起こったか?
 依頼で街から離れていて、しばらく顔合わせていないからなぁ………。


「あっ?」

「っ!どうしたの?ヒロくん」


 急に声を上げたせいで、俺の腕を抱えて隣を歩いていたラルフィナさんは驚きながらも心配そうに見つめてきて、話しながら歩いていたリュイル達は歩みを止めこちらへ振り向く。
 フィアは特に気にした様子はなくいつも通りに隣にいる。


「いや、なんでもない。ちょっと思い出して声を上げただけだよ」

「それならいいんだけど。何かあるなら遠慮せずに私達に話してよね」

「ああ、わかってるよ」


 リュイルに答えると納得してくれたのか歩き始める。


「ヒロくん、本当に何でもないの~?」

「ええ、大丈夫ですよ」


 思った以上に大きな声が出たせいで、みんなに心配をかけてしまったよ。
 気にかけてくれるのは、本当にありがたいね。
 商業ギルドに呼ばれる事に思い当たって、思わず声が出たけどエルメリアが伝言を頼むのも理解できる。
 たぶん、いや間違いなく借りている家の事だ。
 依頼で街から離れている間に借りている契約期間は終わってしまったはずで、それをエルメリアがなんとかしてくれているんだろう。
 でなければ、ラルフィナさんがカギを持っているはずがないもんな。
 エルメリアには手間をかけさせてしまったなぁ。


「ヒロくん、この店であってる?」


 ラルフィナさんに声をかけられ気が付けば店の前。
 入り口から覗いてみれば見覚えのある店内。
 まぁ、リュイル達も来たことあるし店を間違うことは無いか。


「間違いないよ。ちょっと行ってくる」


 抱きかかえている腕を放してくれるかと思ったが、そんなことは無かった。
 フィアとラルフィナさんを伴って3人で店内へ。


「すみません、誰か~」

「いまいくよ~」


 声を上げると奥から返事が返ってきて、ドワーフの巨乳少女が出てくる。
 見た目は少女だけど店主なんだよなぁ。
 少女と言えない部分もあるけど。


「あら、また来てくれたのね」


 俺の顔を見るなりそんな事を言う。
 前にテーブルを買った事を覚えていてくれたようだ。


「俺の事を覚えているのか?」

「ええ、覚えているわ」

「かなり前だったはずだけど、よく覚えているな」

「たいしたことじゃないよ。人がこの店に来るのは珍しいってのもあるけど、商業ギルドの紹介できた人だからね。それに、アイテムボックスもちだもの印象に残るわよ」

「なるほどね」

「それに、種族の異なる女性を連れて店に来たのは、兄さんぐらいよ」


 前に来た時もリュイル達と一緒だったな。
 見れば前回同様、リュイル達は店内を見て回ってる。


「まぁ、今回は兄さんにくっついているのがいるようだけど。その、大丈夫なの?」


 俺の腕を抱えているラルフィナさんを見て聞いてくる。
 種族の事を気にしているんだろな。


「ああ、大丈夫だ。嫌とかそう言う事はないから」

「そうよ~。ヒロくんは嫌がるじゃなくて、嬉しいのよね~」

「うそでしょ」


 笑顔を見せるラルフィナさんの言葉に驚くドワーフの巨乳少女。
 俺が種族を気にしない事を知らなければ驚くのも仕方ないか。
 抱きかかえられている腕に感じるおっぱいの感触が嬉しいのは確かだけど、ラルフィナさんも言わなくてもいいんじゃないかな。


「うそじゃないわよ~。信じられないかもしれないけど、ヒロくんは種族を気にしないし、大きなおっぱいが大好きなのよ~」

「嬉しいっていうのは、もしかして」

「腕に当たる私のおっぱいの感触ね~」


 確かに大きなおっぱいは好きだし、腕に感じるおっぱいの感触は嬉しい。
 まぁ、腕を抱きかかえられたら俺がいくら力入れた所で振りほどけないんだけどさ。
 だったら、素直に感触を堪能したほうがいいよね。


「なら私のこれも?」


 そう言って巨乳を持ち上げ揺らす。
 何気なくやっているんだろうけど、胸元の大きく開いたシャツで上下に揺らすのは控えて欲しい。
 気になってしょうがない。


「まぁ、そうだな」

「なるほど、兄さんは目をそらさず食い入るように見つめてくるし話は本当のようね」

「目の前で揺れていたからな」

「気になってるみたいだし触ってみる?」


 そう言って胸を持ち上げ差し出す、ドワーフの巨乳少女。
 ずいぶんと積極的だな。
 せっかくの好意だし遠慮はしなくていいか。
 片腕はラルフィナさんが抱えているから、空いている方の手を胸元の大きく開いたシャツの中に差し込む。


「 ! 」


 シャツからあふれそうなおっぱいの谷間に手を差し込むと、驚くドワーフの巨乳少女。


「ま、まさか直接、触るなんて」

「直接触られるとは思ってなかったのね~」

「胸の間に手を入れるなんて、思わないわよ」

「嫌ならやめるけど」


 ドワーフの巨乳少女のおっぱいをまさぐり感触を堪能しながら答える。
 柔らかくしっとりとして、揉みごだえがあってなかなか。


「言ったのは、私だし話を、信じきれない、と、所もあったから。もう、兄さんが、ま、満足するまで好きにしていいよ。む、胸を触るのに、シャツが邪魔なら、脱いであげるけど」

「いいのか?」

「直接、胸を触られて、いるんだから、み、見られても、気にしないよ」

「ヒロくん、そこまでよ、お店だからね~」


 ラルフィナさんから制止がかかった。
 確かにお店でこれ以上はまずいか。


「後で私のおっぱい好きなだけ触らせてあげるから~。それよりも来た目的があるんでしょ~」


 ラルフィナさんから魅力的なお誘い。
 名残惜しいと思っていたのが表情に出ていたようだ。
 話がそれておっぱいをまさぐる事になったけど、目的をすませないとな。
 火照っているのか、顔を赤らめてるドワーフの巨乳少女に要件を告げると天板を選べばすぐに作業してくれるとの事で、好みの天板を選択。
 出来上がるのを待っているならリエッタさんのお店に行って用事を済ませたいので、ドワーフの巨乳少女にそのことを話し了解をもらってリエッタさんのお店へ。

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