3 / 21
3. 目覚めれば悪役令嬢
しおりを挟む
目が覚めると、悪役令嬢マリーになっていた。
冗談みたいな話だけど、ユリーカはどうやら真理が昨日読んでいたウェブ漫画の世界の神様らしかった。真理がそう結論付けるまでには、たっぷり二十分かかった。
真理は知らない部屋のベッドで寝ていた。ユリーカの腕の中にいたはずなのだが、今はふかふかのベッドの上にいる。
ここは誰の部屋なのだろうか?ユリーカが自分の世界に連れてきたはずだ。ここはユリーカの世界なのだろうか?何もかもが疑問だ。
真理は天蓋付きのベッドから起き上がると、さっと部屋を見渡す。ピンクや花柄、ゴージャスなカーテンのタッセル。この部屋の持ち主の趣味はだいぶ乙女らしい。お姫様が住んでいそうな部屋だ。
凝った装飾がされた箱から、宝石を手に取って眺める。大きくて色の濃い宝石に、細かな金銀の細工が施されたペンダントやブローチが几帳面に保管されている。あながちお姫様は間違いではないかもしれないと、真理は思う。宝石を箱に戻すと、鏡の前に立った。
真理は息を呑んだ。鏡には真理ではない人間が映っていた。肩まで伸びた見事な金髪に、お人形のような顔立ち。ぱっちりとした瞳は青っぽいが、よく見ると灰色だ。
(待って、これは悪役令嬢マリーじゃない?見れば見るほど美少女!あたしってば、かわいい!)
確かにマリーはこんな人だったと、真理は鏡にこれ以上近づけないほどの距離で、自分の姿を見つめている。正確には、漫画を実写化したらこんなかんじだというべきだろう。
真理は満足するまで自分の新しい顔を眺めると、ふかふかのベッドにダイブし、大の字になって考え事を始めた。
(これが漫画の世界なら、あたしは悪役令嬢として王子の卒業パーティーから追放されて、あたしの代わりに義理の妹が王子の婚約者になるんだ。まだ一話しか読んでなかったけど、マリーは自由になれると喜んでいたようだった。あたしも自由にしていいってことかな?)
ノックの音がすると、メイドの恰好をした若い女が入室した。
「おはようございます、マリーお嬢様。本日はご希望通りにブルーのワンピースと、おそろいのリボンでよろしいですか?」
「え?ああ、じゃあそれでお願いね」
マリーはされるがままにメイドに着替えを手伝われ、気がつけばフリルがかわいいワンピースを着せられ、髪には大きなブルーのリボンが巻かれていた。
「かわいい!ありがとう。まるでアリスみたい」
しまったと思ったが、すでに感情は口から飛び出していた。メイドはくすくす笑って言った。
「まあ、お嬢様ったら。わたしみたいだなんて、どこも似ていませんよ」
マリーはぽかんと口をあけたのも一瞬、納得がいった顔をして、おかしそうに笑った。
「あたしはまだ寝ぼけてるみたい。頭がぼーっとしてるから、フォローをよろしくね!」
アリスに案内されるまま部屋を出て、おいしそうな匂いのする方向へ進む。たまらず部屋に入ると、気がつけばマリーは椅子に座って、目の前にはごちそうが並んでいた。
湯気が立ち上がるカフェオレに、バターたっぷりのクロワッサン、宝石のように輝くジャム、水分をたっぷりと含んだ果実。
鏡で見た自分の姿とそっくりな二人が、声をかけてきた。
「明日からロイヤルフルールアカデミーに入学する気分はどうだ?あそこは格式高い学校だ。先生も生徒も立派な人ばかりだよ」
「明日?ロイヤルフルールアカデミー……」
「お父様、マリーは寝ぼけているんじゃない?お前、この調子で二年間もやっていけるの?真面目にやらないと、あそこは平気で生徒を落第させるからな」
マリーを心配そうに見ているのは、金髪の紳士と美少年だ。
「まあ大丈夫だろう。マリーはしっかりしているから。それにジョゼフ王子の婚約者の筆頭候補なんだ。みんな助けてくれるだろう」
マリーはふわふわのクロワッサンを咀嚼し、にっこりとほほ笑むと、かわいらしく言った。クロワッサンのあまりのおいしさに、マリーはご機嫌だ。
「ありがとう、お父様」
マリーの父親は娘に笑顔を返すと、ピンク色の髪の少女に向かって心配そうな顔を向けた。
「コレット。君もマリーと一緒に入学するんだよ。家庭教師の先生からは努力していると聞いているけど、大丈夫そうか?」
マリーは食べ物以外にやっと注意を向けると、コレットを見た。目立つピンク色の髪型なのに、なぜ今まで気づかなかったのだろう。
「マリーと一緒に入学できてすんごく嬉しい!緊張して今夜は眠れねえかもしれないなあ」
マリーはクロワッサンを喉に詰まらせてしまった。カフェオレを飲んで、落ち着きを取り戻すと、改めてコレットを観察した。
ピンク色の髪はくるくるとカールし、純真そうなスカイブルー色の瞳は輝いている。天使のように愛らしい笑顔から飛び出す訛りは、破壊力抜群だ。これがギャップというやつなのか。
コレットが敵である可能性は瞬時にマリーの頭から吹っ飛んで、彼女と共に学園生活を乗り切ろうと心に誓う。
「コレット、あたしもあなたと一緒で心強い」
マリーはコレットに向かって、前のめりに言った。マリーはここでの記憶も常識もないのだ。明日からの学校生活に一人で立ち向かうにはいささか不安を感じていた。コレットの方がこの世界の住人としての経験値は高い。一緒にいてもらえれば百人力だと考えると、自然とマリーの頬が緩む。
「王子様ってかっこええのかな?一目見てみてえなあ」
「コレットは面白いことを言うのねえ。同じ学校なんだから見る機会はあるでしょ?そうよね?」
乙女らしい空想を始めたコレットと同じくらい能天気な声で、コレットの髪をくすませたピンク色にしたような女が言った。コレットの母親、つまりマリーの継母だろう。
「コレットは女優の娘なんだもの。すぐに王子様やお友達の目に留まって、学園の人気者になるわよお」
芝居がかった仕草でコレットに話しかける継母を尻目に、マリーの兄がコレットに助言をした。
「いいかい、コレット。学校では美しいマナーと、丁寧な言葉遣いに気を付けるんだ。お願いだから、デ・ラ・クレール家に恥じない行動をしてくれよな。マリー、お前もだからな」
朝食を終え、自分の部屋に戻ってきたマリーは、早くもお気に入りの場所となった花柄の長椅子に、無防備な姿勢で座っている。マリーはときおり舟をこぎながらも、明日からの振舞いについて考える。
在学中に王子の婚約者となるが、いつのまにかコレットにその座を奪われ、卒業パーティーには婚約破棄を言い渡されるのだろう。そのあとは王子から解放されて好きなことをできそうだ。
王子に婚約破棄をされないことが最も平和だが、それは漫画でよく見た王道パターンだ。攻略対象のメンズを骨抜きにするのだ。
自分にはとても無理だと、マリーは思う。実際、これまで一人にだって告白された経験がないのだから、そう考えるのは最もだろう。
モテるためには思わせぶりな態度で彼ら全員に接しなければいけないし、こまめでないといけない。めんどくさがりのマリーでは三日と持たないだろう。
まだ起きもしないことに気を揉むのに飽きたのか、マリーは長椅子からぴょんと起き上がった。革製のカバンを見つけると、ロイヤルフルールアカデミーの入学許可証やオリエンテーションのリストを取り出した。
文字が読めるし、言語には困っていない。神様に感謝だ。そういえば、ここはユリーカの世界だ。
「ユリーカ様が今もあたしを見守ってくれているかな」と、マリーは口にした。胸を絞めつけるようなため息とともに、小さくつぶやいた。
「ユリーカ様に会いたい」
ノックの音がして、マリーはドアを見る。元気よくドアが開くと、コレットが部屋に入ってきた。
「マリー!私は心配でたまらねえんだ。今朝もお兄様に注意されたけど、言葉遣いやマナーは難しくて、いっくら練習しても全然身につかないんだから。ママは、私はすぐに人気者になれるって言うけど、お高く留まったお嬢さんたちから田舎者って馬鹿にされないだろうか?」
コレットは華やかな見た目でかわいい。それなのに喋ると一転して、気さくで普通の女の子になる。彼女のそんな一面に、マリーは親近感を覚えるのだった。
「大丈夫。だって、あなたってかわいいもん。すぐに人気者になれるんじゃない?あたしもちょうど、明日からうまくやれるといいなと考えていたの。助け合っていきましょうね!」
二人は互いの手をがしっと取り合った。
冗談みたいな話だけど、ユリーカはどうやら真理が昨日読んでいたウェブ漫画の世界の神様らしかった。真理がそう結論付けるまでには、たっぷり二十分かかった。
真理は知らない部屋のベッドで寝ていた。ユリーカの腕の中にいたはずなのだが、今はふかふかのベッドの上にいる。
ここは誰の部屋なのだろうか?ユリーカが自分の世界に連れてきたはずだ。ここはユリーカの世界なのだろうか?何もかもが疑問だ。
真理は天蓋付きのベッドから起き上がると、さっと部屋を見渡す。ピンクや花柄、ゴージャスなカーテンのタッセル。この部屋の持ち主の趣味はだいぶ乙女らしい。お姫様が住んでいそうな部屋だ。
凝った装飾がされた箱から、宝石を手に取って眺める。大きくて色の濃い宝石に、細かな金銀の細工が施されたペンダントやブローチが几帳面に保管されている。あながちお姫様は間違いではないかもしれないと、真理は思う。宝石を箱に戻すと、鏡の前に立った。
真理は息を呑んだ。鏡には真理ではない人間が映っていた。肩まで伸びた見事な金髪に、お人形のような顔立ち。ぱっちりとした瞳は青っぽいが、よく見ると灰色だ。
(待って、これは悪役令嬢マリーじゃない?見れば見るほど美少女!あたしってば、かわいい!)
確かにマリーはこんな人だったと、真理は鏡にこれ以上近づけないほどの距離で、自分の姿を見つめている。正確には、漫画を実写化したらこんなかんじだというべきだろう。
真理は満足するまで自分の新しい顔を眺めると、ふかふかのベッドにダイブし、大の字になって考え事を始めた。
(これが漫画の世界なら、あたしは悪役令嬢として王子の卒業パーティーから追放されて、あたしの代わりに義理の妹が王子の婚約者になるんだ。まだ一話しか読んでなかったけど、マリーは自由になれると喜んでいたようだった。あたしも自由にしていいってことかな?)
ノックの音がすると、メイドの恰好をした若い女が入室した。
「おはようございます、マリーお嬢様。本日はご希望通りにブルーのワンピースと、おそろいのリボンでよろしいですか?」
「え?ああ、じゃあそれでお願いね」
マリーはされるがままにメイドに着替えを手伝われ、気がつけばフリルがかわいいワンピースを着せられ、髪には大きなブルーのリボンが巻かれていた。
「かわいい!ありがとう。まるでアリスみたい」
しまったと思ったが、すでに感情は口から飛び出していた。メイドはくすくす笑って言った。
「まあ、お嬢様ったら。わたしみたいだなんて、どこも似ていませんよ」
マリーはぽかんと口をあけたのも一瞬、納得がいった顔をして、おかしそうに笑った。
「あたしはまだ寝ぼけてるみたい。頭がぼーっとしてるから、フォローをよろしくね!」
アリスに案内されるまま部屋を出て、おいしそうな匂いのする方向へ進む。たまらず部屋に入ると、気がつけばマリーは椅子に座って、目の前にはごちそうが並んでいた。
湯気が立ち上がるカフェオレに、バターたっぷりのクロワッサン、宝石のように輝くジャム、水分をたっぷりと含んだ果実。
鏡で見た自分の姿とそっくりな二人が、声をかけてきた。
「明日からロイヤルフルールアカデミーに入学する気分はどうだ?あそこは格式高い学校だ。先生も生徒も立派な人ばかりだよ」
「明日?ロイヤルフルールアカデミー……」
「お父様、マリーは寝ぼけているんじゃない?お前、この調子で二年間もやっていけるの?真面目にやらないと、あそこは平気で生徒を落第させるからな」
マリーを心配そうに見ているのは、金髪の紳士と美少年だ。
「まあ大丈夫だろう。マリーはしっかりしているから。それにジョゼフ王子の婚約者の筆頭候補なんだ。みんな助けてくれるだろう」
マリーはふわふわのクロワッサンを咀嚼し、にっこりとほほ笑むと、かわいらしく言った。クロワッサンのあまりのおいしさに、マリーはご機嫌だ。
「ありがとう、お父様」
マリーの父親は娘に笑顔を返すと、ピンク色の髪の少女に向かって心配そうな顔を向けた。
「コレット。君もマリーと一緒に入学するんだよ。家庭教師の先生からは努力していると聞いているけど、大丈夫そうか?」
マリーは食べ物以外にやっと注意を向けると、コレットを見た。目立つピンク色の髪型なのに、なぜ今まで気づかなかったのだろう。
「マリーと一緒に入学できてすんごく嬉しい!緊張して今夜は眠れねえかもしれないなあ」
マリーはクロワッサンを喉に詰まらせてしまった。カフェオレを飲んで、落ち着きを取り戻すと、改めてコレットを観察した。
ピンク色の髪はくるくるとカールし、純真そうなスカイブルー色の瞳は輝いている。天使のように愛らしい笑顔から飛び出す訛りは、破壊力抜群だ。これがギャップというやつなのか。
コレットが敵である可能性は瞬時にマリーの頭から吹っ飛んで、彼女と共に学園生活を乗り切ろうと心に誓う。
「コレット、あたしもあなたと一緒で心強い」
マリーはコレットに向かって、前のめりに言った。マリーはここでの記憶も常識もないのだ。明日からの学校生活に一人で立ち向かうにはいささか不安を感じていた。コレットの方がこの世界の住人としての経験値は高い。一緒にいてもらえれば百人力だと考えると、自然とマリーの頬が緩む。
「王子様ってかっこええのかな?一目見てみてえなあ」
「コレットは面白いことを言うのねえ。同じ学校なんだから見る機会はあるでしょ?そうよね?」
乙女らしい空想を始めたコレットと同じくらい能天気な声で、コレットの髪をくすませたピンク色にしたような女が言った。コレットの母親、つまりマリーの継母だろう。
「コレットは女優の娘なんだもの。すぐに王子様やお友達の目に留まって、学園の人気者になるわよお」
芝居がかった仕草でコレットに話しかける継母を尻目に、マリーの兄がコレットに助言をした。
「いいかい、コレット。学校では美しいマナーと、丁寧な言葉遣いに気を付けるんだ。お願いだから、デ・ラ・クレール家に恥じない行動をしてくれよな。マリー、お前もだからな」
朝食を終え、自分の部屋に戻ってきたマリーは、早くもお気に入りの場所となった花柄の長椅子に、無防備な姿勢で座っている。マリーはときおり舟をこぎながらも、明日からの振舞いについて考える。
在学中に王子の婚約者となるが、いつのまにかコレットにその座を奪われ、卒業パーティーには婚約破棄を言い渡されるのだろう。そのあとは王子から解放されて好きなことをできそうだ。
王子に婚約破棄をされないことが最も平和だが、それは漫画でよく見た王道パターンだ。攻略対象のメンズを骨抜きにするのだ。
自分にはとても無理だと、マリーは思う。実際、これまで一人にだって告白された経験がないのだから、そう考えるのは最もだろう。
モテるためには思わせぶりな態度で彼ら全員に接しなければいけないし、こまめでないといけない。めんどくさがりのマリーでは三日と持たないだろう。
まだ起きもしないことに気を揉むのに飽きたのか、マリーは長椅子からぴょんと起き上がった。革製のカバンを見つけると、ロイヤルフルールアカデミーの入学許可証やオリエンテーションのリストを取り出した。
文字が読めるし、言語には困っていない。神様に感謝だ。そういえば、ここはユリーカの世界だ。
「ユリーカ様が今もあたしを見守ってくれているかな」と、マリーは口にした。胸を絞めつけるようなため息とともに、小さくつぶやいた。
「ユリーカ様に会いたい」
ノックの音がして、マリーはドアを見る。元気よくドアが開くと、コレットが部屋に入ってきた。
「マリー!私は心配でたまらねえんだ。今朝もお兄様に注意されたけど、言葉遣いやマナーは難しくて、いっくら練習しても全然身につかないんだから。ママは、私はすぐに人気者になれるって言うけど、お高く留まったお嬢さんたちから田舎者って馬鹿にされないだろうか?」
コレットは華やかな見た目でかわいい。それなのに喋ると一転して、気さくで普通の女の子になる。彼女のそんな一面に、マリーは親近感を覚えるのだった。
「大丈夫。だって、あなたってかわいいもん。すぐに人気者になれるんじゃない?あたしもちょうど、明日からうまくやれるといいなと考えていたの。助け合っていきましょうね!」
二人は互いの手をがしっと取り合った。
0
あなたにおすすめの小説
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
9回巻き戻った公爵令嬢ですが、10回目の人生はどうやらご褒美モードのようです
志野田みかん
恋愛
アリーシア・グランツ公爵令嬢は、異世界から落ちてきた聖女ミアに婚約者を奪われ、断罪されて処刑された。殺されるたびに人生が巻き戻り、そのたびに王太子マクシミリアンはミアに心奪われ、アリーシアは処刑、処刑、処刑!
10回目の人生にして、ようやく貧乏男爵令嬢アリーに生まれ変わった。
もう王太子や聖女には関わらない!と心に決めたのに、病弱な弟のために王宮の侍女として働くことに。するとなぜか、王太子マクシミリアンは聖女ミアには目もくれず、男爵令嬢アリーを溺愛し始めて……。
(頭を空っぽにして笑えることを目指したコメディです。2020年に執筆した作品です。本作を読みたいというお声があったため再掲します)
『処刑されるたびに12歳に戻る悪役令嬢、7回目の人生は「何もせず寝て過ごす」ことに決めたら、なぜか周囲が勝手に勘違いして聖女扱いされています
六角
恋愛
公爵令嬢リリアーナは、18歳の誕生日に必ず断罪・処刑されては12歳に戻るという地獄のループを6回も繰り返していた。 真面目に努力しても、剣を極めても、裏社会を支配しても、結局は殺される運命。 心折れた彼女は、7回目の人生でついに決意する。 「もう頑張らない。どうせ死ぬなら、今回はひたすら寝て過ごそう」と。
しかし、安眠を求めて「うるさい」と敵を黙らせれば『王者の覇気』と恐れられ、寝ぼけて放った魔法は『神の奇跡』と崇められ、枕への異常なこだわりは『深遠なる儀式』と誤解されてしまう。 気がつけば、ストーカー気味のヤンデレ王子、パン屋の元ヒロイン、狂犬の如きライバル令嬢、元部下の暗殺者、そして不眠症の魔王までもが彼女の信者となり、リリアーナは意図せずして国を、そして世界を救う「最強の聖女」へと祭り上げられていく。
「お願いだから、私を寝かせて!」 睡眠欲だけで運命(システム)さえもねじ伏せる、無気力悪役令嬢の痛快勘違いサクセス(?)ストーリー!
「魔道具の燃料でしかない」と言われた聖女が追い出されたので、結界は消えます
七辻ゆゆ
ファンタジー
聖女ミュゼの仕事は魔道具に力を注ぐだけだ。そうして国を覆う大結界が発動している。
「ルーチェは魔道具に力を注げる上、癒やしの力まで持っている、まさに聖女だ。燃料でしかない平民のおまえとは比べようもない」
そう言われて、ミュゼは城を追い出された。
しかし城から出たことのなかったミュゼが外の世界に恐怖した結果、自力で結界を張れるようになっていた。
そしてミュゼが力を注がなくなった大結界は力を失い……
メインをはれない私は、普通に令嬢やってます
かぜかおる
ファンタジー
ヒロインが引き取られてきたことで、自分がラノベの悪役令嬢だったことに気が付いたシルヴェール
けど、メインをはれるだけの実力はないや・・・
だから、この世界での普通の令嬢になります!
↑本文と大分テンションの違う説明になってます・・・
悪役令嬢らしいのですが、務まらないので途中退場を望みます
水姫
ファンタジー
ある日突然、「悪役令嬢!」って言われたらどうしますか?
私は、逃げます!
えっ?途中退場はなし?
無理です!私には務まりません!
悪役令嬢と言われた少女は虚弱過ぎて途中退場をお望みのようです。
一話一話は短めにして、毎日投稿を目指します。お付き合い頂けると嬉しいです。
冷遇されている令嬢に転生したけど図太く生きていたら聖女に成り上がりました
富士山のぼり
恋愛
何処にでもいる普通のOLである私は事故にあって異世界に転生した。
転生先は入り婿の駄目な父親と後妻である母とその娘にいびられている令嬢だった。
でも現代日本育ちの図太い神経で平然と生きていたらいつの間にか聖女と呼ばれるようになっていた。
別にそんな事望んでなかったんだけど……。
「そんな口の利き方を私にしていいと思っている訳? 後悔するわよ。」
「下らない事はいい加減にしなさい。後悔する事になるのはあなたよ。」
強気で物事にあまり動じない系女子の異世界転生話。
※小説家になろうの方にも掲載しています。あちらが修正版です。
一家処刑?!まっぴらごめんですわ!!~悪役令嬢(予定)の娘といじわる(予定)な継母と馬鹿(現在進行形)な夫
むぎてん
ファンタジー
夫が隠し子のチェルシーを引き取った日。「お花畑のチェルシー」という前世で読んだ小説の中に転生していると気付いた妻マーサ。 この物語、主人公のチェルシーは悪役令嬢だ。 最後は華麗な「ざまあ」の末に一家全員の処刑で幕を閉じるバッドエンド‥‥‥なんて、まっぴら御免ですわ!絶対に阻止して幸せになって見せましょう!! 悪役令嬢(予定)の娘と、意地悪(予定)な継母と、馬鹿(現在進行形)な夫。3人の登場人物がそれぞれの愛の形、家族の形を確認し幸せになるお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる