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4. 入学は突然に
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折り目正しい真っ白の制服に身を包んだ新入生たちは、ホールに集められた。彼らは借りてきた猫のように、行儀よく椅子に座っている。
彼らの視線を集めるのは、ジョゼフ王子だ。端正な顔立ちと鋭い視線が人を寄せ付けない雰囲気を作り、それが彼を特別な存在に引き上げている。王子は在校生代表として、新入生へスピーチをしているのだ。
王子の後ろには、漫画でマリーをパーティー会場からつまみ出した取り巻きらしき男子生徒たちが控えている。
「新入生の諸君。まずは入学おめでとう。知らない人間はいないだろうけど、俺はプリンス・ジョゼフだ。ここでは、俺は一人の学生だ。君たちは俺と一年間を同じ学び舎で過ごす名誉に預かったんだ。二年間、しっかりと勉学に励み、将来はこの国を背負って立つ人材になってくれ」
マリーの隣に座ったコレットは、アイドルのライブを観にきたかのように興奮し、瞳がほんのりと潤んでいる。本物の王子様を見て感動しているのだろう。
一方、マリーは親の敵でも見るような目つきで、壇上を睨んでいた。
(俺様王子め。そうしていられるのも今のうちなんだから。絶対に、婚約者になんてならないんだから!)
入学式に続いてオリエンテーションを終えると、コレットが興奮気味にマリーに耳打ちしてきた。
「さっき入学式で王子の後ろにいた人たち、生徒会のメンバーだって知ってた?生徒会はすんげえ人たちの集まりで、『お花様』って呼ばれているんだってさ。どうりでかっこいいわけだ。びっくりしちまったよ」
「『お花様』って、あの人たちは男でしょ?誰がそう呼んでるの?」
マリーは戸惑いと呆れが半分ずつ入り混じった視線をコレットに投げた。
「みんなそう呼んでるみたい。男なのに花が似合うなんて、さすが王子様だなあ」
生徒会のメンバーは赤の薔薇様、白の百合様、黄色の水仙様、青の桔梗様と呼ばれている四人組だ。家紋に花の紋章が使われていることから、そう呼ばれるようになった。彼らはセレブが集まる学園の中でも、ひときわ家柄と容姿に恵まれている。
お花様がいかに人気者なのか、コレットがマリーに話して聞かせながら、校門を通り過ぎた。マリーはぎょっとして、歩くのをやめた。
「マリー、聞いてる?って、お花様!?」
二人の視線の先には四人の目立つ生徒と、一人の男子生徒がいた。ぴかぴかの白い制服から判断して、彼はマリーと同じ新入生だ。彼らの間には、不穏な空気が漂っている。やっぱりというべきか。
お花様と呼ばれる四人組は、美しい外見と高貴な生まれとは裏腹に、性根が腐っていた。
「だーかーらー、その靴を脱げって言ってるんだよ」
「この靴は、両親が入学祝いに買ってくれたものなんです。それに靴を脱いだら、どうやって帰ればいいんですか?」
「なんでお前ごときが最新モデルを履いてるんだよ?僕たちよりも先に履くとか、意味がわかんねーよ」
「お前のせいで、俺らもうその靴履けないんだけど。どう責任取ってくれんの?」
「つーか、俺たちのこと知らないの?こいつなんて、この国の王子だぜ。ずいぶん不敬な人間がいるものだなあ?」
新入生は声も出せずに、ぶるぶると震えている。どこから持ってきたのか、お花様の一人がバケツを手に持っている。バケツの中の泥水を、新入生めがけて勢いよくぶちまけた。
不運に見舞われた新入生の情けない叫び声と、バケツが地面に落ちた音があたりに響く。
新入生の真っ白の制服が茶色に染まってしまっている。それを見たお花様たちは、愉快そうに声を上げて笑っている。ただし、王子を除いて。
「おい、お前ら!俺の制服に汚ねえシミがついたじゃねーかよ。そこの臭せえ新入生!汚い面を俺にみせるな。とっとと消えろ」
新入生は一目散に逃げ去った。なかなかの俊足だ。泥水入りのバケツをぶちまけたお花様が、歌うような口調で言った。
「ジョゼフ殿下、すまない。今日中に新しい制服を届けさせるよ。もちろんオーダーメイドでね」
一部始終を見ていたマリーは、お花様と呼ばれる男子生徒たちへの怒りが頂点に達していた。うっかり心の声が口から飛び出した。
「ていうか、赤白青黄って戦隊モノ気取りかよ?微妙に色が違うし!うざっ」
お花様たちは一斉に声がした方向を見て、困惑した視線をマリーへ向けた。
「せんたくもの?」
(はあ?主婦か!?ていうか、自分の制服くらい自分で汚れを落としなさいよ)
マリーが口を開く先に、コレットが声を発した。怒りに頬がぷるぷると震え、まるでチワワのようだ。
「弱いものいじめなんて、おっかねえ!物語の王子様とは大違いすぎて、こんなの王子様じゃねえだ!」
ジョゼフ王子はこちらに近づくと、コレットを正面から見下ろし、睨みつけた。
「ああ?お前、なんだよ?」
コレットは瞳をうるうるとさせながら、王子を睨み返す。なかなか肝が据わっている女である。隣で見ているマリーは、いつのまにか怒りがしぼみ、不敬な発言をするコレットに内心ハラハラしだした。
「コ、コレットです。お……王子様ならかっこよくいてほしいだ!せこい王子なんて、ダサすぎりゅ!」
(コレットったら、肝心なときに噛んだ!?こんな失礼なことを言ったら、卒業パーティーを待たずして、もしやここで破滅エンド?)
今やマリーも涙目だ。あらゆるバッドエンドを想像し、あまりの恐怖に夜逃げを考え始めている。
ところが王子とその取り巻きは、一斉にげらげらと笑い出した。満足するまで散々笑うと、王子はコレットに向かって言った。
「お前、面白い奴だな」
マリーは人が恋に落ちる瞬間を、このとき初めて目にした。それは少女漫画そのものだった。ピンク色のカールした髪は飛び跳ね、頬はイチゴのように真っ赤に染まった。
形のいい唇が声にならない何かを発し、コレットのカバンは腕からするりと地面に落ちた。
「コレットか。覚えておくぜ」
王子はとたんに上機嫌になって、鼻歌とともにこの場を後にした。王子の方も、コレットの純真さと堂々とした態度とかわいい訛りに、一瞬して虜になったようだ。
彼らの視線を集めるのは、ジョゼフ王子だ。端正な顔立ちと鋭い視線が人を寄せ付けない雰囲気を作り、それが彼を特別な存在に引き上げている。王子は在校生代表として、新入生へスピーチをしているのだ。
王子の後ろには、漫画でマリーをパーティー会場からつまみ出した取り巻きらしき男子生徒たちが控えている。
「新入生の諸君。まずは入学おめでとう。知らない人間はいないだろうけど、俺はプリンス・ジョゼフだ。ここでは、俺は一人の学生だ。君たちは俺と一年間を同じ学び舎で過ごす名誉に預かったんだ。二年間、しっかりと勉学に励み、将来はこの国を背負って立つ人材になってくれ」
マリーの隣に座ったコレットは、アイドルのライブを観にきたかのように興奮し、瞳がほんのりと潤んでいる。本物の王子様を見て感動しているのだろう。
一方、マリーは親の敵でも見るような目つきで、壇上を睨んでいた。
(俺様王子め。そうしていられるのも今のうちなんだから。絶対に、婚約者になんてならないんだから!)
入学式に続いてオリエンテーションを終えると、コレットが興奮気味にマリーに耳打ちしてきた。
「さっき入学式で王子の後ろにいた人たち、生徒会のメンバーだって知ってた?生徒会はすんげえ人たちの集まりで、『お花様』って呼ばれているんだってさ。どうりでかっこいいわけだ。びっくりしちまったよ」
「『お花様』って、あの人たちは男でしょ?誰がそう呼んでるの?」
マリーは戸惑いと呆れが半分ずつ入り混じった視線をコレットに投げた。
「みんなそう呼んでるみたい。男なのに花が似合うなんて、さすが王子様だなあ」
生徒会のメンバーは赤の薔薇様、白の百合様、黄色の水仙様、青の桔梗様と呼ばれている四人組だ。家紋に花の紋章が使われていることから、そう呼ばれるようになった。彼らはセレブが集まる学園の中でも、ひときわ家柄と容姿に恵まれている。
お花様がいかに人気者なのか、コレットがマリーに話して聞かせながら、校門を通り過ぎた。マリーはぎょっとして、歩くのをやめた。
「マリー、聞いてる?って、お花様!?」
二人の視線の先には四人の目立つ生徒と、一人の男子生徒がいた。ぴかぴかの白い制服から判断して、彼はマリーと同じ新入生だ。彼らの間には、不穏な空気が漂っている。やっぱりというべきか。
お花様と呼ばれる四人組は、美しい外見と高貴な生まれとは裏腹に、性根が腐っていた。
「だーかーらー、その靴を脱げって言ってるんだよ」
「この靴は、両親が入学祝いに買ってくれたものなんです。それに靴を脱いだら、どうやって帰ればいいんですか?」
「なんでお前ごときが最新モデルを履いてるんだよ?僕たちよりも先に履くとか、意味がわかんねーよ」
「お前のせいで、俺らもうその靴履けないんだけど。どう責任取ってくれんの?」
「つーか、俺たちのこと知らないの?こいつなんて、この国の王子だぜ。ずいぶん不敬な人間がいるものだなあ?」
新入生は声も出せずに、ぶるぶると震えている。どこから持ってきたのか、お花様の一人がバケツを手に持っている。バケツの中の泥水を、新入生めがけて勢いよくぶちまけた。
不運に見舞われた新入生の情けない叫び声と、バケツが地面に落ちた音があたりに響く。
新入生の真っ白の制服が茶色に染まってしまっている。それを見たお花様たちは、愉快そうに声を上げて笑っている。ただし、王子を除いて。
「おい、お前ら!俺の制服に汚ねえシミがついたじゃねーかよ。そこの臭せえ新入生!汚い面を俺にみせるな。とっとと消えろ」
新入生は一目散に逃げ去った。なかなかの俊足だ。泥水入りのバケツをぶちまけたお花様が、歌うような口調で言った。
「ジョゼフ殿下、すまない。今日中に新しい制服を届けさせるよ。もちろんオーダーメイドでね」
一部始終を見ていたマリーは、お花様と呼ばれる男子生徒たちへの怒りが頂点に達していた。うっかり心の声が口から飛び出した。
「ていうか、赤白青黄って戦隊モノ気取りかよ?微妙に色が違うし!うざっ」
お花様たちは一斉に声がした方向を見て、困惑した視線をマリーへ向けた。
「せんたくもの?」
(はあ?主婦か!?ていうか、自分の制服くらい自分で汚れを落としなさいよ)
マリーが口を開く先に、コレットが声を発した。怒りに頬がぷるぷると震え、まるでチワワのようだ。
「弱いものいじめなんて、おっかねえ!物語の王子様とは大違いすぎて、こんなの王子様じゃねえだ!」
ジョゼフ王子はこちらに近づくと、コレットを正面から見下ろし、睨みつけた。
「ああ?お前、なんだよ?」
コレットは瞳をうるうるとさせながら、王子を睨み返す。なかなか肝が据わっている女である。隣で見ているマリーは、いつのまにか怒りがしぼみ、不敬な発言をするコレットに内心ハラハラしだした。
「コ、コレットです。お……王子様ならかっこよくいてほしいだ!せこい王子なんて、ダサすぎりゅ!」
(コレットったら、肝心なときに噛んだ!?こんな失礼なことを言ったら、卒業パーティーを待たずして、もしやここで破滅エンド?)
今やマリーも涙目だ。あらゆるバッドエンドを想像し、あまりの恐怖に夜逃げを考え始めている。
ところが王子とその取り巻きは、一斉にげらげらと笑い出した。満足するまで散々笑うと、王子はコレットに向かって言った。
「お前、面白い奴だな」
マリーは人が恋に落ちる瞬間を、このとき初めて目にした。それは少女漫画そのものだった。ピンク色のカールした髪は飛び跳ね、頬はイチゴのように真っ赤に染まった。
形のいい唇が声にならない何かを発し、コレットのカバンは腕からするりと地面に落ちた。
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