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第4章 迷宮都市 ダンジョン攻略
第321話 迷宮都市 地下14階 他領から来た冒険者達 3
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その後、20匹のガーゴイルから昏倒させては魔石を抜き取り収納していった。
ミノタウロスのお肉は非常に美味しいので序に10体狩る。
血抜き処理は、シルバーに頸動脈をアイスボールで撃ってもらった。
従魔も魔物を倒すと経験値が増えてLvが上がるかも知れない。
テイム魔法がLv4になり従魔のステータスが見れるようになったけど、これも謎が多いんだよね~。
今までシルバーとは一緒にダンジョンを攻略していないので、サンプルデータが無い。
比較出来ないから、どうやってLvが上がるか仕組みが全く不明なのだ。
出来れば従魔のLvも上げておきたい所。
人間が高Lvで寿命が延びるなら、魔物も同じだと思う。
どうしても、ペットは先に死んでしまうから私の従魔には長生きしてほしいのだ。
それとも私のMP消費がある限り、死なないのかしら?
3時間後ハニーと別れ、地下14階の安全地帯までシルバーに乗って駆ける。
安全地帯に行く途中で例の3人の冒険者とすれ違った。
その瞬間「チッ」と言う舌打ちが聞こえたので、暗殺対象としてしっかり顔を覚えられていたらしい。
態々教えてくれてありがとう。
貴方達は治療を絶対にさせないから覚えておいてね。
地下14階で3人組の冒険者は私達以外に居ないので、兄達に泣き付けば治療する事はない。
安全地帯に入りテント近くまでシルバーに送ってもらう。
テントの内には既に2人が待っていた。
自宅に戻る前に兄達にお願いをしておこう。
私は兄に抱き着いて泣いているフリをする。
「お兄ちゃん。さっき3人組の冒険者とすれ違ったんだけど、迷宮都市の冒険者じゃないみたいで私の胸を触ろうとしてきたの! 急いで逃げて来たんだけど、すっごく怖かった~!」
そんな事をされた事が無い兄は少々戸惑っていた様子だったけれど、話の内容に突然キレた。
「殴ってきてやる!」
「ちょっと痛い目に遭わせてくるよ! 俺だって触った事ないのに!」
2人が超過保護なのを忘れてたよ……。
そして旭よ、貴方は触りたかったの?
兄の違う物を触って満足しているのでは?
触られた訳じゃないのよ、触られそうになったって言ったでしょ!
鼻息も荒くテントから出ていこうとする2人を、どうにか宥めすかせ引き留めた。
そして最後にちゃっかりお願いをする。
「嫌な思いをさせられたから、あの人達の治療はしないでね」
「あぁ分かった。3人組の冒険者の治療は絶対にしない」
「来たら魔力切れだって断るよ」
ふぅ~、やれやれ。
これで本当の事を知ったら、兄達は激怒する所じゃ済まないだろうな。
他国に移転させたオリーさんを再起不能にしそうだ。
旭は回し蹴りで意識を狩るかも……。
Lvの高い旭が本気で蹴ったら頚椎が折れて死亡するんじゃないかしら?
なんにせよ、2人が治療しないと約束してくれたので安心する。
ちょと理由がアレだけど、異世界にもセクハラは通じるだろう。
後でアマンダさんとダンクさんにも報告して、地味に嫌がらせさせてもらおう。
地下14階を拠点にするなら、冒険者とは仲良くしておいた方が良い。
ポーションが足りなくなった時や食料等、交流があれば売ってくれる事もあるからだ。
アマンダさんは地下18階を攻略していたクランリーダーで、ダンクさんの父親は現在地下19階を攻略しているトップのクランリーダーだ。
2人に可愛がられている私にセクハラしようとしたと噂されれば、迷宮都市では誰も相手にしてくれなくなる。
アマンダさんとダンクさんは、迷宮都市で10年以上活動しているからかなり顔が広い。
自分達のクラン内だけじゃなく、交流のあるクランリーダーにも話してくれる事だろう。
後は諦めてさっさと迷宮都市から去っていってほしいよ。
3人だけで攻略する事に決めたのなら、他領のダンジョンでそこそこ深層を攻略していた冒険者達なのかも知れない。
でも、お目当ての迷宮タイガーは全て私が収納させて頂くわ。
何度トレントの森に入っても、迷宮タイガーがいる事はないから。
もう本当、兄達にバレない内に迷宮都市から出ていってね。
私は2人に、医者と真逆の行為をなるべくしてほしくないから……。
兄と旭には治療行為だけをしてほしい。
法が機能していない異世界で、そんな甘い考えは許される事じゃないと分かっているけれど、せめて自分に降りかかった火の粉は自分で消したいのだ。
私なら穏便に処理出来る。
『手紙の人』から与えられたマッピングを使用して、危険人物を排除すれば良い。
オリーさんを他国に送った時は意識があるままだったから、次回があればドレインで昏倒させてからにしよう。
そうすれば相手に気付かれる事なく処理出来るだろう。
自宅に戻ってトイレ休憩。
テントから出て夕食の準備をしよう。
今日の夕食は、コカトリスキングの肉を使用した『唐揚げ』・『フライドポテト』・『チーズナン』・『シチュー』・デザートのキウイフルーツだ。
『唐揚げ』は初披露なので皆の反応が楽しみだなぁ~。
この料理は、エールにぴったりだと思う。
アマンダさんとダンクさんが、酒が飲みたいと叫ぶ姿が目に浮かぶようね。
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お気に入り登録をして下さった方、エールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
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ミノタウロスのお肉は非常に美味しいので序に10体狩る。
血抜き処理は、シルバーに頸動脈をアイスボールで撃ってもらった。
従魔も魔物を倒すと経験値が増えてLvが上がるかも知れない。
テイム魔法がLv4になり従魔のステータスが見れるようになったけど、これも謎が多いんだよね~。
今までシルバーとは一緒にダンジョンを攻略していないので、サンプルデータが無い。
比較出来ないから、どうやってLvが上がるか仕組みが全く不明なのだ。
出来れば従魔のLvも上げておきたい所。
人間が高Lvで寿命が延びるなら、魔物も同じだと思う。
どうしても、ペットは先に死んでしまうから私の従魔には長生きしてほしいのだ。
それとも私のMP消費がある限り、死なないのかしら?
3時間後ハニーと別れ、地下14階の安全地帯までシルバーに乗って駆ける。
安全地帯に行く途中で例の3人の冒険者とすれ違った。
その瞬間「チッ」と言う舌打ちが聞こえたので、暗殺対象としてしっかり顔を覚えられていたらしい。
態々教えてくれてありがとう。
貴方達は治療を絶対にさせないから覚えておいてね。
地下14階で3人組の冒険者は私達以外に居ないので、兄達に泣き付けば治療する事はない。
安全地帯に入りテント近くまでシルバーに送ってもらう。
テントの内には既に2人が待っていた。
自宅に戻る前に兄達にお願いをしておこう。
私は兄に抱き着いて泣いているフリをする。
「お兄ちゃん。さっき3人組の冒険者とすれ違ったんだけど、迷宮都市の冒険者じゃないみたいで私の胸を触ろうとしてきたの! 急いで逃げて来たんだけど、すっごく怖かった~!」
そんな事をされた事が無い兄は少々戸惑っていた様子だったけれど、話の内容に突然キレた。
「殴ってきてやる!」
「ちょっと痛い目に遭わせてくるよ! 俺だって触った事ないのに!」
2人が超過保護なのを忘れてたよ……。
そして旭よ、貴方は触りたかったの?
兄の違う物を触って満足しているのでは?
触られた訳じゃないのよ、触られそうになったって言ったでしょ!
鼻息も荒くテントから出ていこうとする2人を、どうにか宥めすかせ引き留めた。
そして最後にちゃっかりお願いをする。
「嫌な思いをさせられたから、あの人達の治療はしないでね」
「あぁ分かった。3人組の冒険者の治療は絶対にしない」
「来たら魔力切れだって断るよ」
ふぅ~、やれやれ。
これで本当の事を知ったら、兄達は激怒する所じゃ済まないだろうな。
他国に移転させたオリーさんを再起不能にしそうだ。
旭は回し蹴りで意識を狩るかも……。
Lvの高い旭が本気で蹴ったら頚椎が折れて死亡するんじゃないかしら?
なんにせよ、2人が治療しないと約束してくれたので安心する。
ちょと理由がアレだけど、異世界にもセクハラは通じるだろう。
後でアマンダさんとダンクさんにも報告して、地味に嫌がらせさせてもらおう。
地下14階を拠点にするなら、冒険者とは仲良くしておいた方が良い。
ポーションが足りなくなった時や食料等、交流があれば売ってくれる事もあるからだ。
アマンダさんは地下18階を攻略していたクランリーダーで、ダンクさんの父親は現在地下19階を攻略しているトップのクランリーダーだ。
2人に可愛がられている私にセクハラしようとしたと噂されれば、迷宮都市では誰も相手にしてくれなくなる。
アマンダさんとダンクさんは、迷宮都市で10年以上活動しているからかなり顔が広い。
自分達のクラン内だけじゃなく、交流のあるクランリーダーにも話してくれる事だろう。
後は諦めてさっさと迷宮都市から去っていってほしいよ。
3人だけで攻略する事に決めたのなら、他領のダンジョンでそこそこ深層を攻略していた冒険者達なのかも知れない。
でも、お目当ての迷宮タイガーは全て私が収納させて頂くわ。
何度トレントの森に入っても、迷宮タイガーがいる事はないから。
もう本当、兄達にバレない内に迷宮都市から出ていってね。
私は2人に、医者と真逆の行為をなるべくしてほしくないから……。
兄と旭には治療行為だけをしてほしい。
法が機能していない異世界で、そんな甘い考えは許される事じゃないと分かっているけれど、せめて自分に降りかかった火の粉は自分で消したいのだ。
私なら穏便に処理出来る。
『手紙の人』から与えられたマッピングを使用して、危険人物を排除すれば良い。
オリーさんを他国に送った時は意識があるままだったから、次回があればドレインで昏倒させてからにしよう。
そうすれば相手に気付かれる事なく処理出来るだろう。
自宅に戻ってトイレ休憩。
テントから出て夕食の準備をしよう。
今日の夕食は、コカトリスキングの肉を使用した『唐揚げ』・『フライドポテト』・『チーズナン』・『シチュー』・デザートのキウイフルーツだ。
『唐揚げ』は初披露なので皆の反応が楽しみだなぁ~。
この料理は、エールにぴったりだと思う。
アマンダさんとダンクさんが、酒が飲みたいと叫ぶ姿が目に浮かぶようね。
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これからもよろしくお願い致します。
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