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第4章 迷宮都市 ダンジョン攻略
第399話 ガーグ老 16 御子を狙う暗殺者
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儂らは引き継いだ家具職人の工房で順調に名をあげ、注文品を作る穏やかな毎日が続いていた。
御子達の警護に就いていた時は、ダンジョンの行き帰りで毎週死にそうだった事が嘘のようである。
その代わり、息子達が頑張っておる事だろう。
だが儂らも家具ばかり作っておる訳ではない。
秘匿された御方に万が一の事があれば、引退した儂らがいつでも馳せ参じる事が出来るように毎日必要な鍛錬は怠っておらぬからな。
それから1ヶ月後。
再び御子達は子供達の前で手に人形を嵌め劇をなさった。
続く冒険者達の物語は、同じ内容とは思えんくらいに変化しておったが……。
せっかく御子が披露した物語が別物だわ。
どちらも、子供達は大喜びで聞いていたがな。
儂は、勿論御子達が披露した物語の方を推しますぞ!
『シンデレラ』の方は、結末が王と結婚せずに終わったので、ちいとばかり個人的には好みであるけども……。
昼食で出てきた『ピザ』に、王と姫様が盛り上がっていた料理はこれかと納得する。
上に掛けられたチーズがとろけて、なんとも旨そうな料理だ。
この『ピザ』という料理は、何種類もあると言ってらした。
姫様は『テリヤキチキン』が食べたいと仰せだったが……。
今回御子が作ったのは『ツナマヨポテト』という種類の物らしい。
食後は、盆踊りと言われる踊りを子供達と一緒に踊っていらした。
前回の踊りより、少し難しいであろうか?
なんにせよ、今回も腹が空く警護だった事に変わりない。
してその『ピザ』は、いつ頃お店で食べられるのかの?
その後、御子達は地下14階に攻略階層を移動されたようだ。
息子は毎回、付いていくのに必死で護衛どころではないと嘆いておる。
若い癖に軟弱な事を言うでない。
迷宮都市のダンジョンは地下30階まであるのだぞ?
そんな体たらくでは御子達をお守りする事が出来んだろうが!
儂は休みである土曜日に、『万象』全員をダンジョンでLv上げするよう指示を出した。
これから御子達は3ヶ月毎に階層を下がっていくのだから、見失う事などあってはならん。
まぁ儂らが護衛せんで済んだのは助かったと思うがの。
地下14階を攻略中、御子が迷宮タイガーをテイムされたそうだ。
なんと、これで従魔が3匹目だぞ?
しかも見事に種類がバラバラだ。
シルバーウルフに至っては、進化しておるらしい。
テイムした従魔が進化するなど聞いた事もないわ。
これは冒険者ギルドマスターも頭を抱える事だろう。
なにせダンジョン内どころか、この大陸中どこを探してもゴールデンウルフなぞおらん。
従魔登録をどう処理するのか見ものだわ。
そのテイムされた従魔の登録をされる際、冒険者ギルド職員の態度が余りに不遜すぎて怒りを抑えるのに苦労したと息子は言う。
まだ御子と正式に挨拶をしていない状態である。
姿を現す事は出来ないので、その場に居た『万象』達からかなり殺気が漏れたかも知れんな。
秘書のオリーという名前は、儂もしっかり覚えたわ。
御子もオリーの態度に怒っておられたようだ。
普段とは違う厳しい態度で臨まれたらしい。
冒険者ギルドマスターからスキップ制度の提案を受け、御子達は無事B級冒険者になられた。
やはりC級冒険者というのは、舐められるからの。
従魔登録をしたシルバーウルフと迷宮タイガーに騎乗して攻略を進めるので、ついに息子達は御子達に付いていけなくなってしまう。
これは大問題だ。
騎獣を本国から手配するにも時間が掛かり過ぎる。
取り敢えず、安全地帯とダンジョン内を広範囲に散らばって見る者とに分かれる事にした。
完璧な警護態勢ではないが、従魔と一緒にダンジョン攻略をする事は想定外だったので直ぐに対処しようがない。
現状はこのままで、なんとか凌ぐしかないだろう。
そんな警護態勢に不安が残る中、見慣れぬ6人組の冒険者が不審な動きをしている所を見付けたらしい。
集団で居るキングビーに魔物寄せのポーションをかけたそうだ。
儂は直ぐに、以前シルバーウルフに魔物寄せを使用した冒険者の事を思い出した。
しかしクインビーの蜜袋こそ高額であるが、キングビーにそれ程価値はない。
それに8匹居るキングビーに魔物寄せを使用すれば、16匹に増えるだけだ。
目的を調べるために様子を見ていれば、トレントの森に向かい魔物を引き連れ走って逃げたそうだ。
午前中は大抵御子がトレントの森付近に生る、キウイフルーツという果物を収穫しておられる。
安全地帯に行かず、御子の居る方面に向かったとなれば狙われた可能性が高い。
見ていた者は念話の魔道具ですぐさま、御子の近くに待機している者へ状況を伝えたそうだ。
御子は連絡が来る数分前に、何処かに移転してしまいトレントの森付近からは居なくなっておったらしい。
随分前から従魔達が警戒心を露わにしていたそうなので、時空魔法を使用し状況を把握されていたのやも知れん。
結局、なんとか16匹のキングビーを討伐する事は出来たが、6人の冒険者全員が毒針に刺され安全地帯に戻ったようだ。
そして治癒術師の御二方に治療を依頼する心算のようだったが、御子の体調が悪く攻略を中止していたため地上に帰還したそうだ。
これはかなり気になる情報だ。
刺された冒険者達は地上に戻るまでに毒が回り、刺された箇所が壊死を起こして治療は間に合わなかったと聞く。
真相を聞き出そうにも、もう既に意識がない状態だった。
今回の件は御子の能力を知っていない者の仕業だろう。
誘拐ではなく、殺そうとしているのも何かおかしい。
翌週、息子から再び御子が狙われたと話を聞いた。
どうやら、御子は誰かに恨みを買っていそうだな。
思い当たるのは冒険者ギルドのオリーという者だった。
大方、【闇ギルド】に暗殺の依頼でも出したのだろう。
愚かな男だ……。
どれ、今回は久々に引退した儂らが出張るかの。
御子を暗殺しようとするなど、到底捨て置けぬ。
あの世で後悔するがいいわ!
しかしオリーが宿泊していた宿には既に姿がなく、宿屋の主に尋ねると突然姿を消したと言う。
何だ?
暗殺依頼をしたものの、怖くて逃げだしたのか?
肩透かしを食らったようで不満が残る。
しかし迷宮都市内で2度目に御子の命を狙った冒険者達が、痴漢をしようとしたと噂になっていて驚いた。
何故そんな噂が立ったのか知らぬが、キングビーに刺されなかった3人は白い目で見られながら迷宮都市を去っていった。
依頼をしたオリーも姿を消し、暗殺者共も居なくなった。
これで御子の安全は保たれるだろう。
先週、子供達の前で披露されておった扇舞は、大層美しく心が洗われるようであった。
御子には、料理の他に舞の才能もあるらしい。
もういつでも立派な王族として国に帰れますぞ!
異国風の豪華な衣装も素敵であられた。
姫様は着飾る事をせぬ御方だったからの。
女子が綺麗な衣装を着るのは、やはり目に楽しいではないか。
人族の姿をした治癒術師の御方は、意外にも剣舞を魅せよった。
ふむ、体幹もしっかりとしていそうだ。
これなら少し稽古を付ければ、御子の護衛として魔法が使えぬ時でも安心出来る。
魔法無効の魔道具で拘束された場合や魔法陣を踏んでしまった時等、万が一の場合があるでの。
いつものように家具を作成していると、『タマ』が飛んできた。
カマラから何か動きがあった連絡だろう。
足に括り付けられた丸筒から、小さな羊皮紙を取り出すと文面を読んで顔色が変わる。
なんと御子が商業ギルドから、この家具工房へ向かってきているそうだ。
これはいかん。
「皆の者、よく聞くのだ! 後数分で御子がこちらにいらっしゃる。今直ぐに全員髭を剃れ! もし切ったら、ポーションを顔に掛けて治療せよ! 時間がない、急げ!」
「はっ!」
応えと共に、皆が慌てて髭を剃り出す。
御子よ、貴方に直接お会いする日をどれほど待ち望んできた事か!
だが会う前に髭を剃らなくてはならん!
儂は皮膚が切れるのもお構いなしに急いで髭を剃り、出血している顎にポーションをぶっかけたのだった。
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お気に入り登録をして下さった方、エールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
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その代わり、息子達が頑張っておる事だろう。
だが儂らも家具ばかり作っておる訳ではない。
秘匿された御方に万が一の事があれば、引退した儂らがいつでも馳せ参じる事が出来るように毎日必要な鍛錬は怠っておらぬからな。
それから1ヶ月後。
再び御子達は子供達の前で手に人形を嵌め劇をなさった。
続く冒険者達の物語は、同じ内容とは思えんくらいに変化しておったが……。
せっかく御子が披露した物語が別物だわ。
どちらも、子供達は大喜びで聞いていたがな。
儂は、勿論御子達が披露した物語の方を推しますぞ!
『シンデレラ』の方は、結末が王と結婚せずに終わったので、ちいとばかり個人的には好みであるけども……。
昼食で出てきた『ピザ』に、王と姫様が盛り上がっていた料理はこれかと納得する。
上に掛けられたチーズがとろけて、なんとも旨そうな料理だ。
この『ピザ』という料理は、何種類もあると言ってらした。
姫様は『テリヤキチキン』が食べたいと仰せだったが……。
今回御子が作ったのは『ツナマヨポテト』という種類の物らしい。
食後は、盆踊りと言われる踊りを子供達と一緒に踊っていらした。
前回の踊りより、少し難しいであろうか?
なんにせよ、今回も腹が空く警護だった事に変わりない。
してその『ピザ』は、いつ頃お店で食べられるのかの?
その後、御子達は地下14階に攻略階層を移動されたようだ。
息子は毎回、付いていくのに必死で護衛どころではないと嘆いておる。
若い癖に軟弱な事を言うでない。
迷宮都市のダンジョンは地下30階まであるのだぞ?
そんな体たらくでは御子達をお守りする事が出来んだろうが!
儂は休みである土曜日に、『万象』全員をダンジョンでLv上げするよう指示を出した。
これから御子達は3ヶ月毎に階層を下がっていくのだから、見失う事などあってはならん。
まぁ儂らが護衛せんで済んだのは助かったと思うがの。
地下14階を攻略中、御子が迷宮タイガーをテイムされたそうだ。
なんと、これで従魔が3匹目だぞ?
しかも見事に種類がバラバラだ。
シルバーウルフに至っては、進化しておるらしい。
テイムした従魔が進化するなど聞いた事もないわ。
これは冒険者ギルドマスターも頭を抱える事だろう。
なにせダンジョン内どころか、この大陸中どこを探してもゴールデンウルフなぞおらん。
従魔登録をどう処理するのか見ものだわ。
そのテイムされた従魔の登録をされる際、冒険者ギルド職員の態度が余りに不遜すぎて怒りを抑えるのに苦労したと息子は言う。
まだ御子と正式に挨拶をしていない状態である。
姿を現す事は出来ないので、その場に居た『万象』達からかなり殺気が漏れたかも知れんな。
秘書のオリーという名前は、儂もしっかり覚えたわ。
御子もオリーの態度に怒っておられたようだ。
普段とは違う厳しい態度で臨まれたらしい。
冒険者ギルドマスターからスキップ制度の提案を受け、御子達は無事B級冒険者になられた。
やはりC級冒険者というのは、舐められるからの。
従魔登録をしたシルバーウルフと迷宮タイガーに騎乗して攻略を進めるので、ついに息子達は御子達に付いていけなくなってしまう。
これは大問題だ。
騎獣を本国から手配するにも時間が掛かり過ぎる。
取り敢えず、安全地帯とダンジョン内を広範囲に散らばって見る者とに分かれる事にした。
完璧な警護態勢ではないが、従魔と一緒にダンジョン攻略をする事は想定外だったので直ぐに対処しようがない。
現状はこのままで、なんとか凌ぐしかないだろう。
そんな警護態勢に不安が残る中、見慣れぬ6人組の冒険者が不審な動きをしている所を見付けたらしい。
集団で居るキングビーに魔物寄せのポーションをかけたそうだ。
儂は直ぐに、以前シルバーウルフに魔物寄せを使用した冒険者の事を思い出した。
しかしクインビーの蜜袋こそ高額であるが、キングビーにそれ程価値はない。
それに8匹居るキングビーに魔物寄せを使用すれば、16匹に増えるだけだ。
目的を調べるために様子を見ていれば、トレントの森に向かい魔物を引き連れ走って逃げたそうだ。
午前中は大抵御子がトレントの森付近に生る、キウイフルーツという果物を収穫しておられる。
安全地帯に行かず、御子の居る方面に向かったとなれば狙われた可能性が高い。
見ていた者は念話の魔道具ですぐさま、御子の近くに待機している者へ状況を伝えたそうだ。
御子は連絡が来る数分前に、何処かに移転してしまいトレントの森付近からは居なくなっておったらしい。
随分前から従魔達が警戒心を露わにしていたそうなので、時空魔法を使用し状況を把握されていたのやも知れん。
結局、なんとか16匹のキングビーを討伐する事は出来たが、6人の冒険者全員が毒針に刺され安全地帯に戻ったようだ。
そして治癒術師の御二方に治療を依頼する心算のようだったが、御子の体調が悪く攻略を中止していたため地上に帰還したそうだ。
これはかなり気になる情報だ。
刺された冒険者達は地上に戻るまでに毒が回り、刺された箇所が壊死を起こして治療は間に合わなかったと聞く。
真相を聞き出そうにも、もう既に意識がない状態だった。
今回の件は御子の能力を知っていない者の仕業だろう。
誘拐ではなく、殺そうとしているのも何かおかしい。
翌週、息子から再び御子が狙われたと話を聞いた。
どうやら、御子は誰かに恨みを買っていそうだな。
思い当たるのは冒険者ギルドのオリーという者だった。
大方、【闇ギルド】に暗殺の依頼でも出したのだろう。
愚かな男だ……。
どれ、今回は久々に引退した儂らが出張るかの。
御子を暗殺しようとするなど、到底捨て置けぬ。
あの世で後悔するがいいわ!
しかしオリーが宿泊していた宿には既に姿がなく、宿屋の主に尋ねると突然姿を消したと言う。
何だ?
暗殺依頼をしたものの、怖くて逃げだしたのか?
肩透かしを食らったようで不満が残る。
しかし迷宮都市内で2度目に御子の命を狙った冒険者達が、痴漢をしようとしたと噂になっていて驚いた。
何故そんな噂が立ったのか知らぬが、キングビーに刺されなかった3人は白い目で見られながら迷宮都市を去っていった。
依頼をしたオリーも姿を消し、暗殺者共も居なくなった。
これで御子の安全は保たれるだろう。
先週、子供達の前で披露されておった扇舞は、大層美しく心が洗われるようであった。
御子には、料理の他に舞の才能もあるらしい。
もういつでも立派な王族として国に帰れますぞ!
異国風の豪華な衣装も素敵であられた。
姫様は着飾る事をせぬ御方だったからの。
女子が綺麗な衣装を着るのは、やはり目に楽しいではないか。
人族の姿をした治癒術師の御方は、意外にも剣舞を魅せよった。
ふむ、体幹もしっかりとしていそうだ。
これなら少し稽古を付ければ、御子の護衛として魔法が使えぬ時でも安心出来る。
魔法無効の魔道具で拘束された場合や魔法陣を踏んでしまった時等、万が一の場合があるでの。
いつものように家具を作成していると、『タマ』が飛んできた。
カマラから何か動きがあった連絡だろう。
足に括り付けられた丸筒から、小さな羊皮紙を取り出すと文面を読んで顔色が変わる。
なんと御子が商業ギルドから、この家具工房へ向かってきているそうだ。
これはいかん。
「皆の者、よく聞くのだ! 後数分で御子がこちらにいらっしゃる。今直ぐに全員髭を剃れ! もし切ったら、ポーションを顔に掛けて治療せよ! 時間がない、急げ!」
「はっ!」
応えと共に、皆が慌てて髭を剃り出す。
御子よ、貴方に直接お会いする日をどれほど待ち望んできた事か!
だが会う前に髭を剃らなくてはならん!
儂は皮膚が切れるのもお構いなしに急いで髭を剃り、出血している顎にポーションをぶっかけたのだった。
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