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第4章 迷宮都市 ダンジョン攻略
第455話 迷宮都市 地下14階 秘密のLv上げ 4(地下30階~地下28階)&木琴演奏のリハーサル&ボーナス支給
予約投稿日が、明日の日付になっていました!
申し訳ありません……。
-------------------------------------
安全地帯にいる状態で他を探すと、角が2本あるガゼルのような魔物を発見。
砂漠にいるから、デザートディアかしら?
体長4mのこれまた大型な魔物だ。
2本ある立派な角は換金対象になりそうだよね?
きっと傷が付いたら価値が下がるだろうと思い、体内から魔石を取り出しアイテムBOXに収納。
地下28階の魔物は地表に出ているので、効率と安全を考え安全地帯からアイテムBOXの機能だけで倒していこう。
次に見付けたのはライオンだ!
こちらは、雌と雄が2匹一緒にいた。
迷宮タイガーのように、常に番と一緒に出現する魔物らしい。
体長5mもあって、凄い迫力だ。
流石、百獣の王といわれるだけの事はある。
最後は、黄金色に輝く槍を持った体長4mのリザードマン。
この槍の素材は何で出来ているんだろう?
鑑定……、鑑定の能力が欲しい!
まさかゴールドじゃないだろう。
純金は、そんなに硬度がなかった筈だ。
指輪だと傷付きやすい素材だし……。
異世界の不思議素材だったら、兄達が欲しがりそうね~。
地下28階の魔物が使用していた武器だから、換金額も期待出来るかな?
まぁ、換金するのはかなり先だろうけど……。
マッピングで見える範囲に魔物がいなくなったので、いよいよ湖に移動する。
この湖には何がいるのかしら?
近付いても水面から魔物が出てくる気配はなかった。
どうやら蟹はいないらしい。
湖面に向かってサンダーボールを撃つと、大きな貝が浮いてきた!
この貝殻の形状は……帆立貝!?
体長1mの非常に食べ応えがありそうな貝だよ~。
貝柱のバター焼きや刺身で食べたら美味しそう。
私は浮き上がってきている帆立貝から次々と魔石を抜き取り、アイテムBOXに収納していく。
そして帆立貝の中に、1つだけ別の種類の貝が混ざっていた。
体長2mの鮑だ~!
もう、湖にいる魔物が素敵過ぎる!
魔石を取ると、真珠みたいに綺麗な物だった。
直径20cm以上はある。
1個は記念に残しておこう。
そして食べられる魔物が獲れたので、当然試食しなくちゃね!
帆立貝を取り出して貝を開くと、中には大きな貝柱が見える。
これは魔物なのかな?
日本で売っている帆立貝を、そのまま大きくした中身だった。
果物といい、これは絶対以前日本人のダンジョンマスターがいた気がする。
今は地下30階に魔物が出現するけど、ダンジョンマスターだった人は一体何処に消えてしまったんだろう?
旭は不老になったと言っていたから、亡くなった訳じゃなさそうだ。
それとも長い孤独に耐えかねて、自ら命を絶ってしまったんだろうか……。
地下10階までのダンジョンマスターだった旭は、3種類の魔物を召喚する事が出来た。
地下30階あるダンジョンマスターなら、9種類の魔物だったのかな?
私は食材が増えて嬉しいけどね!
どんな調理方法で食べようか悩んでいると、3時間経過していた事に気付く。
残念、実食はまた次回にお預けだ。
兄と旭を連れホームの自宅でトイレ休憩を済ませると、私はセーターの続きを編む事にした。
その後3日間。
地下30階~地下28階を毎日3時間攻略し、旭のセーターも無事完成する。
そしてLvも40から45になった。
サンダーボールで何百匹と魔物に致命傷を与えた所為か、こちらもLv5から6に上がっている。
更にドレインと石化がLv10のMAXになっていた。
ちなみに帆立貝の1日の上限は、蟹と一緒で100だった。
そして内緒で食べた貝柱のバター焼きは美味でございました。
帆立フライもいいなぁ~。
兄達と一緒に食べるなら、丸い形に切る必要がありそうだけど……。
3ケ月の攻略を終えて、兄達のLvも1つ上がり30になった。
【リーシャ・ハンフリー 19歳】
レベル 45
HP 2,208
MP 2,208
魔法 時空魔法(ホームLv40・アイテムBOX・マッピングLv40・召喚)
魔法 火魔法(ファイヤーボールLv10、ファイアーアローLv10・ファイヤーニードルLv0)
魔法 水魔法(ウォーターボールLv10、ウォーターアローLv1・ウォーターニードルLv0)
魔法 土魔法(アースボールLv10、アースアローLv1、アースニードルLv1)
魔法 風魔法(ウィンドボールLv10、ウィンドアローLv1・ウィンドニードルLv0)
魔法 氷魔法(アイスボールLv3、アイスニードルLv1)
魔法 雷魔法(サンダーボールLv6、サンダーアローLv10・サンダーニードルLv0)
魔法 闇魔法(ドレインLv10)
魔法 石化魔法(石化Lv10)
魔法 魅惑魔法(魅惑Lv0)
魔法 魅了魔法(魅了Lv1)
魔法 テイム魔法(テイムLv5)▼
【従魔のステータス】
●シルバー Lv45(消費MP160)HP450/MP450 ゴールデンウルフ(雄)
使用魔法 アイスボールLv4(MP消費10)
●ハニー Lv40(消費MP150)HP400/MP400 ハニービー(雄)
使用魔法 なし ※ハニービーからクインビーに進化中 現在のコロニー キラービー54匹
●フォレスト LV45(消費MP160)HP450/MP450 迷宮タイガー(雄)
使用魔法 サンダーニードルLv4(MP消費10)
【椎名 賢也 21歳】
レベル 30
HP 1,550
MP 1,550
魔法 光魔法(ヒールLv10・ホーリーLv10・ライトボールLv10)
魔法 火魔法(ファイヤーボールLv10、ファイアーアローLv10・ファイヤーニードルLv0)
魔法 水魔法(ウォーターボールLv10、ウォーターアローLv4・ウォーターニードルLv0)
魔法 土魔法(アースボールLv10、アースアローLv4、アースニードルLv4)
魔法 風魔法(ウィンドボールLv10、ウィンドアローLv4・ウィンドニードルLv0)
魔法 氷魔法(アイスボールLv4、アイスニードルLv4)
魔法 雷魔法(サンダーボールLv4、サンダーアローLv10・サンダーニードルLv0)
魔法 闇魔法(ドレインLv1)
魔法 石化魔法(石化Lv5)
魔法 魅惑魔法(魅惑Lv0)
【旭 尚人 21歳】
レベル 30
HP 1,395
MP 1,395
剣術 Lv1
魔法 時空魔法(アイテムBOX)
魔法 光魔法(ヒールLv10・ホーリーLv10・ライトボールLv10)
魔法 火魔法(ファイヤーボールLv10、ファイアーアローLv10・ファイヤーニードルLv0)
魔法 水魔法(ウォーターボールLv10、ウォーターアローLv4・ウォーターニードルLv0)
魔法 土魔法(アースボールLv10、アースアローLv4、アースニードルLv4)
魔法 風魔法(ウィンドボールLv10、ウィンドアローLv4・ウィンドニードルLv0)
魔法 氷魔法(アイスボールLv4、アイスニードルLv4)
魔法 雷魔法(サンダーボールLv4、サンダーアローLv10・サンダーニードルLv0)
魔法 闇魔法(ドレインLv1)
魔法 石化魔法(石化Lv10)
魔法 魅惑魔法(魅惑Lv0)
兄はライトボールで瞬殺してしまうので、他の魔法Lvは変化なし。
旭はヒールがLv8→Lv10へと上がった。
そして勿論、私もLv30になったと報告している。
冒険者ギルドで換金した後は、『肉うどん店』に寄って日曜日に迫った演奏のリハーサルをしよう。
シルバーとフォレストをホーム内に移動させた後、『肉うどん店』の中に入る。
「こんばんは」
「オーナー! いらっしゃいませ。先週教えて頂いた曲も、子供達と一緒に弾けるようになりましたよ!」
母親の1人が満面の笑みを浮かべて報告してくれた。
楽器等、自分達には一生縁がないと思っていたに違いない。
演奏が出来るようになって嬉しいのだろう。
「頑張って練習してくれたんですね。ありがとうございます。夕食はもう済んでいますか?」
「はい、もう食べ終えた所です」
「じゃあ、今から本番と同じように私が伴奏を弾きますので一緒に演奏してみましょう」
店内に、アイテムBOXから先週購入したピアノによく似た楽器を出して私から演奏を始める。
木琴とピアノと歌の合奏だ。
入りの合図をして、親子が演奏を始める。
一番最初に教えた『キラキラ星』は、問題なく終了。
次に教えた『カエルの歌』だけど……。
子供達にダンジョンにいる魔物で、鳴き声を聞いたら眠ってしまう事を話しておく。
「じゃあ、この歌は子守歌なんだね」
なんと!?
子供は発想が柔軟だなぁ。
子守歌と解釈するとは……恐れ入りました。
せっかく練習した曲なのに、これだけ発表しないとなるとがっかりするだろう。
どうせなら、皆に聞かせたいよね?
参加予定の冒険者3パーティーは驚くかも知れないけど、演奏させてあげよう。
私の伴奏に合わせて、恐怖の歌ならぬ子守歌が輪唱されていく。
こちらも問題なく終了。
最後に練習時間、僅か1週間となってしまった『幸せなら手をたたこう』。
母親が報告してくれた通り、ちゃんと仕上がっていた。
皆、沢山練習してくれたんだろうなぁ。
3曲ともミスひとつない完璧な演奏だった。
これならクリスマス会で発表しても問題ないだろう。
母子へ頑張って練習をしてくれた事を褒め、12月に予定していた2ケ月分の『ボーナス』を渡す。
異世界に、この『ボーナス』制度はないみたいだけど、オーナーは私なので社員に利益を還元するのは当然だと思っている。
年末年始は、お店も休みにする予定だから子供達との時間を作ってほしい。
少し豪華な食材も、『ボーナス』で買って下さいな。
「オーナー、本当に良くして下さりありがとうございます。私達、これからも頑張りますね!」
1人の母親が真剣な表情でお礼を述べると、全員が深々と頭を下げて一礼してみせる。
再び頭を上げた時には、皆の目に涙が浮かんでいた。
長い間、路上生活で苦労してきた人達だ。
お金のありがたみが、骨身に沁みているんだろう。
-------------------------------------
お気に入り登録をして下さった方、エールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
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申し訳ありません……。
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安全地帯にいる状態で他を探すと、角が2本あるガゼルのような魔物を発見。
砂漠にいるから、デザートディアかしら?
体長4mのこれまた大型な魔物だ。
2本ある立派な角は換金対象になりそうだよね?
きっと傷が付いたら価値が下がるだろうと思い、体内から魔石を取り出しアイテムBOXに収納。
地下28階の魔物は地表に出ているので、効率と安全を考え安全地帯からアイテムBOXの機能だけで倒していこう。
次に見付けたのはライオンだ!
こちらは、雌と雄が2匹一緒にいた。
迷宮タイガーのように、常に番と一緒に出現する魔物らしい。
体長5mもあって、凄い迫力だ。
流石、百獣の王といわれるだけの事はある。
最後は、黄金色に輝く槍を持った体長4mのリザードマン。
この槍の素材は何で出来ているんだろう?
鑑定……、鑑定の能力が欲しい!
まさかゴールドじゃないだろう。
純金は、そんなに硬度がなかった筈だ。
指輪だと傷付きやすい素材だし……。
異世界の不思議素材だったら、兄達が欲しがりそうね~。
地下28階の魔物が使用していた武器だから、換金額も期待出来るかな?
まぁ、換金するのはかなり先だろうけど……。
マッピングで見える範囲に魔物がいなくなったので、いよいよ湖に移動する。
この湖には何がいるのかしら?
近付いても水面から魔物が出てくる気配はなかった。
どうやら蟹はいないらしい。
湖面に向かってサンダーボールを撃つと、大きな貝が浮いてきた!
この貝殻の形状は……帆立貝!?
体長1mの非常に食べ応えがありそうな貝だよ~。
貝柱のバター焼きや刺身で食べたら美味しそう。
私は浮き上がってきている帆立貝から次々と魔石を抜き取り、アイテムBOXに収納していく。
そして帆立貝の中に、1つだけ別の種類の貝が混ざっていた。
体長2mの鮑だ~!
もう、湖にいる魔物が素敵過ぎる!
魔石を取ると、真珠みたいに綺麗な物だった。
直径20cm以上はある。
1個は記念に残しておこう。
そして食べられる魔物が獲れたので、当然試食しなくちゃね!
帆立貝を取り出して貝を開くと、中には大きな貝柱が見える。
これは魔物なのかな?
日本で売っている帆立貝を、そのまま大きくした中身だった。
果物といい、これは絶対以前日本人のダンジョンマスターがいた気がする。
今は地下30階に魔物が出現するけど、ダンジョンマスターだった人は一体何処に消えてしまったんだろう?
旭は不老になったと言っていたから、亡くなった訳じゃなさそうだ。
それとも長い孤独に耐えかねて、自ら命を絶ってしまったんだろうか……。
地下10階までのダンジョンマスターだった旭は、3種類の魔物を召喚する事が出来た。
地下30階あるダンジョンマスターなら、9種類の魔物だったのかな?
私は食材が増えて嬉しいけどね!
どんな調理方法で食べようか悩んでいると、3時間経過していた事に気付く。
残念、実食はまた次回にお預けだ。
兄と旭を連れホームの自宅でトイレ休憩を済ませると、私はセーターの続きを編む事にした。
その後3日間。
地下30階~地下28階を毎日3時間攻略し、旭のセーターも無事完成する。
そしてLvも40から45になった。
サンダーボールで何百匹と魔物に致命傷を与えた所為か、こちらもLv5から6に上がっている。
更にドレインと石化がLv10のMAXになっていた。
ちなみに帆立貝の1日の上限は、蟹と一緒で100だった。
そして内緒で食べた貝柱のバター焼きは美味でございました。
帆立フライもいいなぁ~。
兄達と一緒に食べるなら、丸い形に切る必要がありそうだけど……。
3ケ月の攻略を終えて、兄達のLvも1つ上がり30になった。
【リーシャ・ハンフリー 19歳】
レベル 45
HP 2,208
MP 2,208
魔法 時空魔法(ホームLv40・アイテムBOX・マッピングLv40・召喚)
魔法 火魔法(ファイヤーボールLv10、ファイアーアローLv10・ファイヤーニードルLv0)
魔法 水魔法(ウォーターボールLv10、ウォーターアローLv1・ウォーターニードルLv0)
魔法 土魔法(アースボールLv10、アースアローLv1、アースニードルLv1)
魔法 風魔法(ウィンドボールLv10、ウィンドアローLv1・ウィンドニードルLv0)
魔法 氷魔法(アイスボールLv3、アイスニードルLv1)
魔法 雷魔法(サンダーボールLv6、サンダーアローLv10・サンダーニードルLv0)
魔法 闇魔法(ドレインLv10)
魔法 石化魔法(石化Lv10)
魔法 魅惑魔法(魅惑Lv0)
魔法 魅了魔法(魅了Lv1)
魔法 テイム魔法(テイムLv5)▼
【従魔のステータス】
●シルバー Lv45(消費MP160)HP450/MP450 ゴールデンウルフ(雄)
使用魔法 アイスボールLv4(MP消費10)
●ハニー Lv40(消費MP150)HP400/MP400 ハニービー(雄)
使用魔法 なし ※ハニービーからクインビーに進化中 現在のコロニー キラービー54匹
●フォレスト LV45(消費MP160)HP450/MP450 迷宮タイガー(雄)
使用魔法 サンダーニードルLv4(MP消費10)
【椎名 賢也 21歳】
レベル 30
HP 1,550
MP 1,550
魔法 光魔法(ヒールLv10・ホーリーLv10・ライトボールLv10)
魔法 火魔法(ファイヤーボールLv10、ファイアーアローLv10・ファイヤーニードルLv0)
魔法 水魔法(ウォーターボールLv10、ウォーターアローLv4・ウォーターニードルLv0)
魔法 土魔法(アースボールLv10、アースアローLv4、アースニードルLv4)
魔法 風魔法(ウィンドボールLv10、ウィンドアローLv4・ウィンドニードルLv0)
魔法 氷魔法(アイスボールLv4、アイスニードルLv4)
魔法 雷魔法(サンダーボールLv4、サンダーアローLv10・サンダーニードルLv0)
魔法 闇魔法(ドレインLv1)
魔法 石化魔法(石化Lv5)
魔法 魅惑魔法(魅惑Lv0)
【旭 尚人 21歳】
レベル 30
HP 1,395
MP 1,395
剣術 Lv1
魔法 時空魔法(アイテムBOX)
魔法 光魔法(ヒールLv10・ホーリーLv10・ライトボールLv10)
魔法 火魔法(ファイヤーボールLv10、ファイアーアローLv10・ファイヤーニードルLv0)
魔法 水魔法(ウォーターボールLv10、ウォーターアローLv4・ウォーターニードルLv0)
魔法 土魔法(アースボールLv10、アースアローLv4、アースニードルLv4)
魔法 風魔法(ウィンドボールLv10、ウィンドアローLv4・ウィンドニードルLv0)
魔法 氷魔法(アイスボールLv4、アイスニードルLv4)
魔法 雷魔法(サンダーボールLv4、サンダーアローLv10・サンダーニードルLv0)
魔法 闇魔法(ドレインLv1)
魔法 石化魔法(石化Lv10)
魔法 魅惑魔法(魅惑Lv0)
兄はライトボールで瞬殺してしまうので、他の魔法Lvは変化なし。
旭はヒールがLv8→Lv10へと上がった。
そして勿論、私もLv30になったと報告している。
冒険者ギルドで換金した後は、『肉うどん店』に寄って日曜日に迫った演奏のリハーサルをしよう。
シルバーとフォレストをホーム内に移動させた後、『肉うどん店』の中に入る。
「こんばんは」
「オーナー! いらっしゃいませ。先週教えて頂いた曲も、子供達と一緒に弾けるようになりましたよ!」
母親の1人が満面の笑みを浮かべて報告してくれた。
楽器等、自分達には一生縁がないと思っていたに違いない。
演奏が出来るようになって嬉しいのだろう。
「頑張って練習してくれたんですね。ありがとうございます。夕食はもう済んでいますか?」
「はい、もう食べ終えた所です」
「じゃあ、今から本番と同じように私が伴奏を弾きますので一緒に演奏してみましょう」
店内に、アイテムBOXから先週購入したピアノによく似た楽器を出して私から演奏を始める。
木琴とピアノと歌の合奏だ。
入りの合図をして、親子が演奏を始める。
一番最初に教えた『キラキラ星』は、問題なく終了。
次に教えた『カエルの歌』だけど……。
子供達にダンジョンにいる魔物で、鳴き声を聞いたら眠ってしまう事を話しておく。
「じゃあ、この歌は子守歌なんだね」
なんと!?
子供は発想が柔軟だなぁ。
子守歌と解釈するとは……恐れ入りました。
せっかく練習した曲なのに、これだけ発表しないとなるとがっかりするだろう。
どうせなら、皆に聞かせたいよね?
参加予定の冒険者3パーティーは驚くかも知れないけど、演奏させてあげよう。
私の伴奏に合わせて、恐怖の歌ならぬ子守歌が輪唱されていく。
こちらも問題なく終了。
最後に練習時間、僅か1週間となってしまった『幸せなら手をたたこう』。
母親が報告してくれた通り、ちゃんと仕上がっていた。
皆、沢山練習してくれたんだろうなぁ。
3曲ともミスひとつない完璧な演奏だった。
これならクリスマス会で発表しても問題ないだろう。
母子へ頑張って練習をしてくれた事を褒め、12月に予定していた2ケ月分の『ボーナス』を渡す。
異世界に、この『ボーナス』制度はないみたいだけど、オーナーは私なので社員に利益を還元するのは当然だと思っている。
年末年始は、お店も休みにする予定だから子供達との時間を作ってほしい。
少し豪華な食材も、『ボーナス』で買って下さいな。
「オーナー、本当に良くして下さりありがとうございます。私達、これからも頑張りますね!」
1人の母親が真剣な表情でお礼を述べると、全員が深々と頭を下げて一礼してみせる。
再び頭を上げた時には、皆の目に涙が浮かんでいた。
長い間、路上生活で苦労してきた人達だ。
お金のありがたみが、骨身に沁みているんだろう。
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お気に入り登録をして下さった方、エールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
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――だけど。
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「最強を目指すべくして生まれた存在」
「君と一緒に行かせてくれ。」
「……オリオンを辞めさせた、本当の理由を知っている」
穏やかなスローライフ生活を望んだはずなのに、
世界はまた、勝手に動き出してしまったらしい――
◇小説家になろうでも同時連載中です◇