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第4章 迷宮都市 ダンジョン攻略
第502話 公爵との決別
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着替えを済ませ、新居の庭へ移転する。
そこからはマッピングでカマラさんからもらった地図を頼りに、上空から俯瞰し移動を繰り返していった。
Lvが上がり一度で移動出来る距離が45Kmと増えたので、ハンフリー公爵家には30分程で辿り着く。
門を守る護衛から見えないよう、少し離れた距離で一度大きく深呼吸した。
私は今も体の中にいる香織ちゃんを意識し、伝えたかった思いを代弁するから見ていてねと心の中で願う。
呼吸を整え、足を大きく一歩踏み出した。
数分で公爵邸の門が見えてくる。
護衛が向かってくる私の姿に気付き、かなり動揺していた。
やはり、リーシャの容姿は母親のファイナに似ているんだろう。
2人いる護衛の1人から、掠れた声で確認された。
「もしや、……リーシャ様ですか?」
「いいえ、違います。ですが公爵に大切な話があってきました。約束はしていませんが、お会い出来るか聞いてもらえませんか?」
「……お待ち下さい」
そう言い、私に声を掛けた護衛は公爵邸の中に入っていった。
門を守る残りの護衛が、私の顔を凝視して「そんな……まさか」と呟き身を硬くする。
私は護衛に構わず、その場で一点を見つめ許可を待った。
暫くすると、玄関から護衛と報告を受けた公爵が慌てて出てくる姿が見える。
リーシャである事を否定したけど、護衛はそっくりな容姿である事を公爵に伝えたようだ。
2人が走ってくる様子を見て、護衛が門を開ける。
許可されたと判断して、私は公爵邸の門内に入っていった。
「リーシャ!」
走ってきた勢いのまま娘の名を呼び抱き締めようとする公爵を、私は両手を翳し寸前で止める。
「お間違えないよう申し上げますが、私はリーシャではありません」
「何を言っているのだ……? お前は、私の娘に違いない!」
僅かに逡巡した後、再び手を伸ばし私の方へ近付いてくる公爵に、
「私の体に許可なく触れる事はお止め下さい」
そう言って、ピシャリと跳ねのけた。
香織ちゃんの体に一片たりとも触らせるものか。
「リーシャ……」
私の強い意志が込められた言葉に、公爵がたじろぐ。
「何度も言うようですが、私は貴方の娘のリーシャではありません。今日は大切な話があり、会いにきました。お話を聞く気はありますか?」
「あぁ……話を聞こう」
それまで娘と再会出来た事から歓喜の表情を浮かべていた公爵は、理解しかねるといった風に怪訝な顔をして玄関へ歩き出した。
その後を私も付いていく。
公爵邸に入り、案内された場所はリビングだった。
その場所は、初めて家族全員が揃い茶番を演じた所である。
ソファーに座るよう促され、腰を下ろした。
「まずは自己紹介をしましょう。私の名前は沙良です。8年前の12月24日。リーシャが亡くなると同時に、私の魂がこの体に宿りました。ですから、私にリーシャとしての記憶は一切ありません。当時48歳で別の人生を生きていた私は非常に混乱しました。12歳の別人の少女になったのですから当然でしょう。そして直ぐ、この体の持ち主が虐待を受けている事に気付きました。後妻に納屋へ監禁されていたからです。自分の体を確認すると、ひどく痩せて至る所が痣だらけになっていました。貴方に虐待の告白をしたのは、リーシャではなく私です」
そこまで一息に言って、公爵の様子を窺う。
俄かには信じられない話だろう。
公爵は戸惑いながら、私の方をじっと見ていた。
「そんな馬鹿な話が……。お前は母親のファイナにそっくりじゃないか」
「ええ、ですから体はリーシャなんです。当時の私は、娘の姿をしたまま本当の事を言っても信じてもらえないと思い家を出ました。リーシャではないのに、公爵の娘として生きる事は無理だと思ったからです。8年経った今、こうして話をしにきたのは貴方に真実を伝えるためです。突然家からいなくなった娘を心配し、探していたでしょうから。残念ですが貴方の娘は8年前、既に亡くなっています。後妻に監禁された納屋の中、飢えと寒さに震えながら何度も繰り返し虐待を受けた体は限界だったのでしょう。唯一助けてくれる筈の父親は後妻の虐待に最後まで気付かず、生きる希望を失い2人の事を恨みながら……」
「それは……私も責任を感じている。だから再婚相手を家から追い出し、娘をちゃんと育てようとしていた矢先に姿が消えてしまったんだ」
「何もかも遅すぎたんです。貴方は娘の事を一度も気に掛けなかった。虐待していた事は後妻が隠していても、痩せ衰えていく姿を見れば一目瞭然だった筈。貴方の犯した罪は大きい。リーシャが亡くなった責任の大半は父親である貴方にあります。どうして、リーシャをもっと大切にしなかったの! あの子は、何度も助けてほしいと願っていたのに!」
ずっと気持ちを抑えながら話していたけど、妹を死なせた公爵を目の前に感情が溢れ出す。
気付けば私は泣いていた。
あぁ、何をどう考えてもこの人を許せない。
「貴方は娘だけじゃなく領民の事も顧みなかった。この8年、リーシャを探す傍ら現状を知っていた筈なのに。私はハンフリー領内で、ミリオネとリースナーの町の子供達の支援を行いました。2つの町で、現在路上生活をしている孤児は1人もいません。貴方は娘がいなくなった事を嘆くばかりで、何をしていたのですか? 個人で行うより、領主である貴方にはもっと沢山の支援が出来たのではないですか? 私が貴方に会う事は、今日この一度きりです。二度とお会いする心算はありません。最後に話す順番が逆になってしまいましたが、家を出た時に部屋の家具類を持ち出したのは私です。これに関しては、申し訳ありませんでした。全てお返しします」
そう言って頭を下げた。
後で持ち出した家具を返しておこう。
私の話を聞き、青ざめ呆然となっている公爵を一瞥しソファーから立ち上がる。
言いたい事は全て話した。
部屋を出ようと歩き出した私の後ろ姿に向かい、公爵が絞り出したような声を出す。
「済まなかった……」
果たしてその一言はリーシャに対してか、話を信じ私に掛けられたものだったのか……。
確認する事もなく部屋を出る。
マッピングで公爵邸の室内を覗き、持ち出した家具を空いている部屋に全て返しておく。
公爵に引き留められる事を心配していたけど杞憂に終わり、そのまま門を出て私は文字通り姿を消した。
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そこからはマッピングでカマラさんからもらった地図を頼りに、上空から俯瞰し移動を繰り返していった。
Lvが上がり一度で移動出来る距離が45Kmと増えたので、ハンフリー公爵家には30分程で辿り着く。
門を守る護衛から見えないよう、少し離れた距離で一度大きく深呼吸した。
私は今も体の中にいる香織ちゃんを意識し、伝えたかった思いを代弁するから見ていてねと心の中で願う。
呼吸を整え、足を大きく一歩踏み出した。
数分で公爵邸の門が見えてくる。
護衛が向かってくる私の姿に気付き、かなり動揺していた。
やはり、リーシャの容姿は母親のファイナに似ているんだろう。
2人いる護衛の1人から、掠れた声で確認された。
「もしや、……リーシャ様ですか?」
「いいえ、違います。ですが公爵に大切な話があってきました。約束はしていませんが、お会い出来るか聞いてもらえませんか?」
「……お待ち下さい」
そう言い、私に声を掛けた護衛は公爵邸の中に入っていった。
門を守る残りの護衛が、私の顔を凝視して「そんな……まさか」と呟き身を硬くする。
私は護衛に構わず、その場で一点を見つめ許可を待った。
暫くすると、玄関から護衛と報告を受けた公爵が慌てて出てくる姿が見える。
リーシャである事を否定したけど、護衛はそっくりな容姿である事を公爵に伝えたようだ。
2人が走ってくる様子を見て、護衛が門を開ける。
許可されたと判断して、私は公爵邸の門内に入っていった。
「リーシャ!」
走ってきた勢いのまま娘の名を呼び抱き締めようとする公爵を、私は両手を翳し寸前で止める。
「お間違えないよう申し上げますが、私はリーシャではありません」
「何を言っているのだ……? お前は、私の娘に違いない!」
僅かに逡巡した後、再び手を伸ばし私の方へ近付いてくる公爵に、
「私の体に許可なく触れる事はお止め下さい」
そう言って、ピシャリと跳ねのけた。
香織ちゃんの体に一片たりとも触らせるものか。
「リーシャ……」
私の強い意志が込められた言葉に、公爵がたじろぐ。
「何度も言うようですが、私は貴方の娘のリーシャではありません。今日は大切な話があり、会いにきました。お話を聞く気はありますか?」
「あぁ……話を聞こう」
それまで娘と再会出来た事から歓喜の表情を浮かべていた公爵は、理解しかねるといった風に怪訝な顔をして玄関へ歩き出した。
その後を私も付いていく。
公爵邸に入り、案内された場所はリビングだった。
その場所は、初めて家族全員が揃い茶番を演じた所である。
ソファーに座るよう促され、腰を下ろした。
「まずは自己紹介をしましょう。私の名前は沙良です。8年前の12月24日。リーシャが亡くなると同時に、私の魂がこの体に宿りました。ですから、私にリーシャとしての記憶は一切ありません。当時48歳で別の人生を生きていた私は非常に混乱しました。12歳の別人の少女になったのですから当然でしょう。そして直ぐ、この体の持ち主が虐待を受けている事に気付きました。後妻に納屋へ監禁されていたからです。自分の体を確認すると、ひどく痩せて至る所が痣だらけになっていました。貴方に虐待の告白をしたのは、リーシャではなく私です」
そこまで一息に言って、公爵の様子を窺う。
俄かには信じられない話だろう。
公爵は戸惑いながら、私の方をじっと見ていた。
「そんな馬鹿な話が……。お前は母親のファイナにそっくりじゃないか」
「ええ、ですから体はリーシャなんです。当時の私は、娘の姿をしたまま本当の事を言っても信じてもらえないと思い家を出ました。リーシャではないのに、公爵の娘として生きる事は無理だと思ったからです。8年経った今、こうして話をしにきたのは貴方に真実を伝えるためです。突然家からいなくなった娘を心配し、探していたでしょうから。残念ですが貴方の娘は8年前、既に亡くなっています。後妻に監禁された納屋の中、飢えと寒さに震えながら何度も繰り返し虐待を受けた体は限界だったのでしょう。唯一助けてくれる筈の父親は後妻の虐待に最後まで気付かず、生きる希望を失い2人の事を恨みながら……」
「それは……私も責任を感じている。だから再婚相手を家から追い出し、娘をちゃんと育てようとしていた矢先に姿が消えてしまったんだ」
「何もかも遅すぎたんです。貴方は娘の事を一度も気に掛けなかった。虐待していた事は後妻が隠していても、痩せ衰えていく姿を見れば一目瞭然だった筈。貴方の犯した罪は大きい。リーシャが亡くなった責任の大半は父親である貴方にあります。どうして、リーシャをもっと大切にしなかったの! あの子は、何度も助けてほしいと願っていたのに!」
ずっと気持ちを抑えながら話していたけど、妹を死なせた公爵を目の前に感情が溢れ出す。
気付けば私は泣いていた。
あぁ、何をどう考えてもこの人を許せない。
「貴方は娘だけじゃなく領民の事も顧みなかった。この8年、リーシャを探す傍ら現状を知っていた筈なのに。私はハンフリー領内で、ミリオネとリースナーの町の子供達の支援を行いました。2つの町で、現在路上生活をしている孤児は1人もいません。貴方は娘がいなくなった事を嘆くばかりで、何をしていたのですか? 個人で行うより、領主である貴方にはもっと沢山の支援が出来たのではないですか? 私が貴方に会う事は、今日この一度きりです。二度とお会いする心算はありません。最後に話す順番が逆になってしまいましたが、家を出た時に部屋の家具類を持ち出したのは私です。これに関しては、申し訳ありませんでした。全てお返しします」
そう言って頭を下げた。
後で持ち出した家具を返しておこう。
私の話を聞き、青ざめ呆然となっている公爵を一瞥しソファーから立ち上がる。
言いたい事は全て話した。
部屋を出ようと歩き出した私の後ろ姿に向かい、公爵が絞り出したような声を出す。
「済まなかった……」
果たしてその一言はリーシャに対してか、話を信じ私に掛けられたものだったのか……。
確認する事もなく部屋を出る。
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