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第4章 迷宮都市 ダンジョン攻略
第672話 迷宮都市 地下15階&摩天楼のダンジョン(100階) ダンジョンマスターへの殴り込み
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前回宝箱の中身を見た時、決めていた事がある。
2度目もふざけたアイテムならダンジョンマスターへ会いに行き、殴ってやろうと思っていたのだ。
最終階層に誰がいるかは分からないけど、1発殴ってとっとと移転すれば問題ない。
もしダンジョンマスターではなく魔物の場合は、魔石を体内から抜き取ればいいし魔法無効の敵ならアイテムBOXに収納すればいい。
魔力を使用しないアイテムBOXは、魔法無効の魔物にも通用する筈だ。
王都で誘拐された際、魔法無効の部屋で犯人を収納出来たから実証済みだしね。
密かに決意を固めて隣の兄へアイコンタクトを送る。
不機嫌な顔をしていた兄はニヤリと笑い頷いてくれた。
よし! 兄の了解ももらえたし早速移動開始だ!
兄と移転しようとしたところ、不穏な気配を感じたのか父と樹おじさんから両手を掴まれ、一緒に移転する事になってしまった。
まっいいか、このまま移動しよう。
上の階層へ次々と移転していく。
森のダンジョン以降は1階層毎に移転する必要があるのがめんどくさいけど、まぁそれも一瞬だから文句は言えない。
普通は自分達で移動するのを考えたら、かなり早く攻略出来る。
81階は海になっており驚いた。
飛翔魔法が使えてよかったよ。
危うく海に落ちる所だった……。
摩天楼のダンジョンは何階層まであるんだろう?
90階を過ぎてもまだ最終階に辿り着けない。
99階、次は100階だ。
きりのいい数字だから、そろそろかな?
100階層。
ついに例の狭い空間が現れる。
旭がいた最終階層だけは、20畳くらいの狭い空間になっていたのだ。
勢い100階層に移転した瞬間、私は声を上げた。
「男性陣は後ろを向いて!」
宝箱のアイテムから、てっきりダンジョンマスターは男性だとばかり思っていたのに、目の前で全裸になり剣舞をしているのはどう見ても女性だった。
後ろ姿だけど、この剣舞には見覚えがある。
茜……。
その研ぎ澄まされた美しい剣舞は、何よりも本人である事を雄弁に物語っていた。
懐かしさで目頭が熱くなる。
けれど、全裸は駄目だ。
身内はまだいいとして、樹おじさんに見せる訳にはいかない。
例え本人が気にしないとしても、一応女性だからね。
声に気付いた茜が、素早く振り返る。
その時には男性陣が私の言葉に従い、全員後ろを向いていた。
「誰だっ!」
鋭い誰何と共に剣を投げつけられる。
危ないなぁ~。
私は怪我をしないよう即座にアイテムBOXへ収納し、茜に近付いて取り出したリッチのマントを羽織らせた。
体が見えないよう、しっかりと前を合わせておく。
記憶より少し老けた妹は、ショートにしていた髪が随分伸びていた。
8年振りの再会だけど、姿が変わった私には気付かないだろう。
「お兄ちゃん達、もう前を向いていいよ~」
突然現れた私達を茜は胡乱げに見つめ、数秒後には驚愕に目を瞠る。
「……父さん? に樹おじさん、それに兄貴は異世界にいたのか……。そりゃ探しても見付からない訳だ。どうして全員が若返ってるんだ?」
「茜こそ、ダンジョンマスターに召喚されたのか!?」
兄は驚き過ぎ声が裏返っていた。
「俺が沙良に召喚される時には、まだ日本にいただろう?」
父も不思議そうに首を傾げる。
「沙良って……。姉さんは生きているのか!?」
茜は父に詰め寄り襟首を掴む。
腕を出したら見えちゃうでしょ!
私は裸が見られないよう、必死に前をかき合わせた。
もう、恥じらいは何処に捨ててきたの?
そして貴女の姉なら、ここにいます。
「はいは~い、姉の沙良よ~。茜、久し振りね!」
そこで漸く見知らぬ私に目を向け、茜は父と兄へ視線で確認をする。
2人が首を大きく上下させたのを見て、恐る恐る近付いてきた。
「沙良姉さん……。なんでまた、誘拐されそうな美人になってるんだ」
えっ! 突っ込む所は、そこなの?
いや確かに誘拐はされたけれども……。
「茜、再会したばかりで悪いんだけど詳しい話は後でいいかな? まだ攻略中だから家に送るね」
私はアイテムBOXに茜を収納し、ダンジョンから連れ帰りホームの実家で出してあげた。
茜は突然景色が変わり驚いていたけど、場所が実家だと分かるとそこにいた母を見付け抱きつく。
「母さん!」
「茜? あら、貴方は若くなってないのね。沙良が召喚したんじゃないの?」
異世界に召喚してから、まだ3ヶ月も経っていないため母は久し振りに会った感じがしないんだろう。
至って普通に茜へ話しかける。
それに対し、茜は母をぎゅうぎゅう強く抱き締めるから少々心配になってしまった。
「茜、お母さんは妊娠中だから程々にね~」
「ええええぇ~!」
流石に母の妊娠には驚いたのか、茜がぱっと体から離れた。
私は手短に茜が摩天楼のダンジョンマスターだったと伝え、召喚はせずそのままアイテムBOXに収納して移動させた事を話す。
後は母から事情を説明してもらおう。
再び摩天楼のダンジョン100階層に戻り、室内にある全ての物を収納する。
といっても大した物は置いてなかった。
次に30階のテント内へ戻り、シュウゲンさんをホームの実家に送り迷宮都市ダンジョン15階へ移動。
テントからホームへ移転しメンバーに茜が見付かった事を話した。
「まぁ! 茜ちゃん、ダンジョンマスターだったの? うちの尚人と一緒ね~」
雫ちゃんのお母さんは、見付かって良かったわね~と笑みを浮かべている。
「あっ、茜ちゃん見付かったんだ……。ここまでか……」
旭は茜が異世界にいたと分かり、兄へ縋りつき涙目になっていた。
茜が旭に対し意地悪ばかりしていたのは、兄を取られたくなかった所為だろう。
2人が結婚したと知れば、また嫌がらせされるんじゃないかと心配らしい。
茜も大人になってるから、大丈夫だと思うよ?
それにしても、どうして宝箱の中身があんなに残念な仕様だったんだろう。
茜は冒険者に恨みでもあるのか……。
一発殴ってやろうと思ったけど、妹じゃなぁ~。
ダンジョンマスターが妹でかなり驚いた。
摩天楼のダンジョンを攻略せず宝箱の中身に文句を言おうと思わなければ、茜と再会するのはずっと先だったに違いない。
そう考えると、あの中身は偶然だったのだろうか?
あっ、旦那さんは一緒じゃないみたい。
Lv55になって1人召喚出来るから呼んであげよう。
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読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
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最終階層に誰がいるかは分からないけど、1発殴ってとっとと移転すれば問題ない。
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魔力を使用しないアイテムBOXは、魔法無効の魔物にも通用する筈だ。
王都で誘拐された際、魔法無効の部屋で犯人を収納出来たから実証済みだしね。
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不機嫌な顔をしていた兄はニヤリと笑い頷いてくれた。
よし! 兄の了解ももらえたし早速移動開始だ!
兄と移転しようとしたところ、不穏な気配を感じたのか父と樹おじさんから両手を掴まれ、一緒に移転する事になってしまった。
まっいいか、このまま移動しよう。
上の階層へ次々と移転していく。
森のダンジョン以降は1階層毎に移転する必要があるのがめんどくさいけど、まぁそれも一瞬だから文句は言えない。
普通は自分達で移動するのを考えたら、かなり早く攻略出来る。
81階は海になっており驚いた。
飛翔魔法が使えてよかったよ。
危うく海に落ちる所だった……。
摩天楼のダンジョンは何階層まであるんだろう?
90階を過ぎてもまだ最終階に辿り着けない。
99階、次は100階だ。
きりのいい数字だから、そろそろかな?
100階層。
ついに例の狭い空間が現れる。
旭がいた最終階層だけは、20畳くらいの狭い空間になっていたのだ。
勢い100階層に移転した瞬間、私は声を上げた。
「男性陣は後ろを向いて!」
宝箱のアイテムから、てっきりダンジョンマスターは男性だとばかり思っていたのに、目の前で全裸になり剣舞をしているのはどう見ても女性だった。
後ろ姿だけど、この剣舞には見覚えがある。
茜……。
その研ぎ澄まされた美しい剣舞は、何よりも本人である事を雄弁に物語っていた。
懐かしさで目頭が熱くなる。
けれど、全裸は駄目だ。
身内はまだいいとして、樹おじさんに見せる訳にはいかない。
例え本人が気にしないとしても、一応女性だからね。
声に気付いた茜が、素早く振り返る。
その時には男性陣が私の言葉に従い、全員後ろを向いていた。
「誰だっ!」
鋭い誰何と共に剣を投げつけられる。
危ないなぁ~。
私は怪我をしないよう即座にアイテムBOXへ収納し、茜に近付いて取り出したリッチのマントを羽織らせた。
体が見えないよう、しっかりと前を合わせておく。
記憶より少し老けた妹は、ショートにしていた髪が随分伸びていた。
8年振りの再会だけど、姿が変わった私には気付かないだろう。
「お兄ちゃん達、もう前を向いていいよ~」
突然現れた私達を茜は胡乱げに見つめ、数秒後には驚愕に目を瞠る。
「……父さん? に樹おじさん、それに兄貴は異世界にいたのか……。そりゃ探しても見付からない訳だ。どうして全員が若返ってるんだ?」
「茜こそ、ダンジョンマスターに召喚されたのか!?」
兄は驚き過ぎ声が裏返っていた。
「俺が沙良に召喚される時には、まだ日本にいただろう?」
父も不思議そうに首を傾げる。
「沙良って……。姉さんは生きているのか!?」
茜は父に詰め寄り襟首を掴む。
腕を出したら見えちゃうでしょ!
私は裸が見られないよう、必死に前をかき合わせた。
もう、恥じらいは何処に捨ててきたの?
そして貴女の姉なら、ここにいます。
「はいは~い、姉の沙良よ~。茜、久し振りね!」
そこで漸く見知らぬ私に目を向け、茜は父と兄へ視線で確認をする。
2人が首を大きく上下させたのを見て、恐る恐る近付いてきた。
「沙良姉さん……。なんでまた、誘拐されそうな美人になってるんだ」
えっ! 突っ込む所は、そこなの?
いや確かに誘拐はされたけれども……。
「茜、再会したばかりで悪いんだけど詳しい話は後でいいかな? まだ攻略中だから家に送るね」
私はアイテムBOXに茜を収納し、ダンジョンから連れ帰りホームの実家で出してあげた。
茜は突然景色が変わり驚いていたけど、場所が実家だと分かるとそこにいた母を見付け抱きつく。
「母さん!」
「茜? あら、貴方は若くなってないのね。沙良が召喚したんじゃないの?」
異世界に召喚してから、まだ3ヶ月も経っていないため母は久し振りに会った感じがしないんだろう。
至って普通に茜へ話しかける。
それに対し、茜は母をぎゅうぎゅう強く抱き締めるから少々心配になってしまった。
「茜、お母さんは妊娠中だから程々にね~」
「ええええぇ~!」
流石に母の妊娠には驚いたのか、茜がぱっと体から離れた。
私は手短に茜が摩天楼のダンジョンマスターだったと伝え、召喚はせずそのままアイテムBOXに収納して移動させた事を話す。
後は母から事情を説明してもらおう。
再び摩天楼のダンジョン100階層に戻り、室内にある全ての物を収納する。
といっても大した物は置いてなかった。
次に30階のテント内へ戻り、シュウゲンさんをホームの実家に送り迷宮都市ダンジョン15階へ移動。
テントからホームへ移転しメンバーに茜が見付かった事を話した。
「まぁ! 茜ちゃん、ダンジョンマスターだったの? うちの尚人と一緒ね~」
雫ちゃんのお母さんは、見付かって良かったわね~と笑みを浮かべている。
「あっ、茜ちゃん見付かったんだ……。ここまでか……」
旭は茜が異世界にいたと分かり、兄へ縋りつき涙目になっていた。
茜が旭に対し意地悪ばかりしていたのは、兄を取られたくなかった所為だろう。
2人が結婚したと知れば、また嫌がらせされるんじゃないかと心配らしい。
茜も大人になってるから、大丈夫だと思うよ?
それにしても、どうして宝箱の中身があんなに残念な仕様だったんだろう。
茜は冒険者に恨みでもあるのか……。
一発殴ってやろうと思ったけど、妹じゃなぁ~。
ダンジョンマスターが妹でかなり驚いた。
摩天楼のダンジョンを攻略せず宝箱の中身に文句を言おうと思わなければ、茜と再会するのはずっと先だったに違いない。
そう考えると、あの中身は偶然だったのだろうか?
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