602 / 781
第4章 迷宮都市 ダンジョン攻略
第725話 旭 樹 再召喚 19 王宮にある肖像画対策&飛翔魔法の練習
渡した腕輪を響が早速、身に着けていた。
「姫様。魔道具を作られたとは、どういう事かの? 空間魔法は、お持ちではなかったと思うが……」
「新しく習得した魔法です。あっ、飛翔魔法も使用出来るようになりました。娘を産んでから、魔法を覚え易くなったのかしら? それに長い間、精霊王の加護を受け眠っていた影響もあるかも知れないわ」
これじゃ少し言い訳が苦しいか?
「それでは精霊王に感謝せねばなりませんな。姫様が御子を守るため、新しい魔法を習得出来るようになったのかもしれぬ」
ガーグ老は、そう言い納得したのか頷いていた。
精霊王の加護は便利でいいな……、何かあれば全部これで通そう。
「ガーグ老、問題が発生しました。王宮に私の肖像画が飾られているようです。娘が見に行くと困るので、何か対策をしないといけません」
「あぁ、歴代の王族が飾られている場所があるな。王宮に忍び込むのは難しいぞ? 入口は24時間、衛兵が守っているし、空からの侵入対策に結界が張ってある。それに貴族の身分証がないと入れない」
俺の言葉を聞き響が考え込んだ。
「身分証……。結婚した時、渡されたカードのような物かしら?」
「王族に身分証を提示する必要はないがな。自国の王と第二王妃の顔を知らぬ衛兵はいないだろう。そう言えば、王都にある隠れ家から王宮へ続く道がある。娘が肖像画を見る前に盗み出せば問題ないか?」
「隠れ家?」
「あぁ、お前は子供を生んだら冒険者をしたがっていただろう? 第二王妃の予算が余っていたから、お忍び用に家を購入しておいたんだ」
それは初耳だ。
俺がドワーフの名匠が鍛えた剣を誂えたように、響は一緒に冒険者をする約束を叶えようと思ってくれていたのか……。
あのまま死ななければ娘を出産した後、こいつと楽しく冒険者をしていたかもな。
そう思ったら少し胸が熱くなった。
不意打ちで感動させられ、目尻に涙が浮かぶ。
「そうですか。では、その隠れ家から王宮に入れるのですね。ガーグ老、『迷彩』を使用し肖像画を盗んで下さい。時期は、また念話の魔道具で連絡します」
「姫様の肖像画が、まだ王宮に飾られていたとは驚くわい。承知した、正装した姿の肖像画は貴重だでな。森の家にでも飾っておけばよい」
滅多に正装しないヒルダの姿が描かれた肖像画があると知り、ガーグ老はどことなく嬉しそうにしている。
問題が解決しそうで良かったな。
話し合いを終え工房から出ると、昼食の準備が整っていた。
「お待たせしました。皆さん、今日もありがとうございます。お昼のメニューは、『餃子』です。熱いから注意して下さいね。それでは頂きましょう」
「頂きます!」
娘の挨拶で皆が食べ始める。
今日は、これから飛翔魔法の練習をする予定なので酒が飲めない。
『餃子』はビールに合うんだけどなぁ~。
家具職人の仕事を休業しているガーグ老達は、エールを片手に食べていた。
「これが『餃子』か! 姫様が言われた通り、酒によく合うの~」
爺は姫様呼びが抜けないらしい。
娘は俺じゃなく、亡くなった姫様の話だと思ってくれるだろうか?
旭家の妖精へのお供えは雫が作った物なので、今日は『万象』達が木から落ちずに済んだようだ。
妖精からの手紙を嬉しそうに妻へ見せている。
結花より雫の方が料理が上手で安心した。
昼食を食べ、義祖父と義父を残し工房を出る。
飛翔魔法は一般的な魔法ではないため、ホーム内に移転して練習するようだ。
俺もLv上げをしよう
魔物から習得した魔法は、呪文を唱える必要がないので初動が早い。
精霊魔法とは違い、自分のMPを消費する魔法だから飛ぶイメージが重要だ。
現代日本に住んでいた俺達は、移動速度が速い乗り物を知っているから想像しやすいだろう。
体が浮き上がるようイメージすると、地面から離れた。
この魔法は特に空中でバランスを取る必要もないのか、そのままの体勢が保持されるらしい。
問題ない事を確認し一気に空へと上昇する。
あぁ、風を切って飛ぶのは気分がいい。
バイクの速度くらいなら、出しても大丈夫そうだ。
それ以上だと風圧が掛かるか?
覚えたばかりの魔法を使用し息子も妻も楽しそうに飛んでいたが、魔法を習得出来なかった雫が拗ねている。
尚人が気付き、雫を抱き上げ飛翔魔法を体験させていた。
暫く俺達の練習風景を見ていた沙良ちゃんが、飛翔魔法の練習を始める。
いきなり10mの高さまで飛び上がるので、俺は焦り娘の下に駆け寄った。
同じ考えの響と賢也君に先を越されてしまったが、2人がしっかりと娘の両手を掴んでいるのを見てほっとする。
俺は後ろに回り、落ちても大丈夫なよう待機した。
妻は、かなりの速度を出しているな……。
結花はスピード狂だ。
ハンドルを握ると人格が変わると言う言葉通りで、俺は妻の運転している車に乗りたくなかった。
事故を起こした事はないが、助手席に座っていると生きた心地がしない。
まぁ彼女は速度を出しても慣れているから心配不要か?
問題は何をするか分からない娘の方だ。
案の定、空中で突然飛翔魔法を解除したのを賢也君に怒られている。
「沙良。危ない真似はするな!」
「ごめんなさい」
一応、反省した素振りを見せているが信用出来ない。
すると響が俺に向かって呟いた。
「はぁ~。お前は誰に似たんだろうな……」
えっ!? 俺は、そんな無茶しないぞ!
飛翔魔法使用中に解除しようなんて真似は、自殺行為だろ?
娘が何をしたかったのか分かる訳ない。
あとで賢也君から多分、映画で見た飛行機から飛び降りるシーンを再現したかったんじゃないかと聞かされ絶句した。
何で、そんな危険な行為をしようとするんだ!
俺達は絶対、沙良ちゃんを1人で練習させないと決めた。
-------------------------------------
お気に入り登録をして下さった方、エールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
-------------------------------------
「姫様。魔道具を作られたとは、どういう事かの? 空間魔法は、お持ちではなかったと思うが……」
「新しく習得した魔法です。あっ、飛翔魔法も使用出来るようになりました。娘を産んでから、魔法を覚え易くなったのかしら? それに長い間、精霊王の加護を受け眠っていた影響もあるかも知れないわ」
これじゃ少し言い訳が苦しいか?
「それでは精霊王に感謝せねばなりませんな。姫様が御子を守るため、新しい魔法を習得出来るようになったのかもしれぬ」
ガーグ老は、そう言い納得したのか頷いていた。
精霊王の加護は便利でいいな……、何かあれば全部これで通そう。
「ガーグ老、問題が発生しました。王宮に私の肖像画が飾られているようです。娘が見に行くと困るので、何か対策をしないといけません」
「あぁ、歴代の王族が飾られている場所があるな。王宮に忍び込むのは難しいぞ? 入口は24時間、衛兵が守っているし、空からの侵入対策に結界が張ってある。それに貴族の身分証がないと入れない」
俺の言葉を聞き響が考え込んだ。
「身分証……。結婚した時、渡されたカードのような物かしら?」
「王族に身分証を提示する必要はないがな。自国の王と第二王妃の顔を知らぬ衛兵はいないだろう。そう言えば、王都にある隠れ家から王宮へ続く道がある。娘が肖像画を見る前に盗み出せば問題ないか?」
「隠れ家?」
「あぁ、お前は子供を生んだら冒険者をしたがっていただろう? 第二王妃の予算が余っていたから、お忍び用に家を購入しておいたんだ」
それは初耳だ。
俺がドワーフの名匠が鍛えた剣を誂えたように、響は一緒に冒険者をする約束を叶えようと思ってくれていたのか……。
あのまま死ななければ娘を出産した後、こいつと楽しく冒険者をしていたかもな。
そう思ったら少し胸が熱くなった。
不意打ちで感動させられ、目尻に涙が浮かぶ。
「そうですか。では、その隠れ家から王宮に入れるのですね。ガーグ老、『迷彩』を使用し肖像画を盗んで下さい。時期は、また念話の魔道具で連絡します」
「姫様の肖像画が、まだ王宮に飾られていたとは驚くわい。承知した、正装した姿の肖像画は貴重だでな。森の家にでも飾っておけばよい」
滅多に正装しないヒルダの姿が描かれた肖像画があると知り、ガーグ老はどことなく嬉しそうにしている。
問題が解決しそうで良かったな。
話し合いを終え工房から出ると、昼食の準備が整っていた。
「お待たせしました。皆さん、今日もありがとうございます。お昼のメニューは、『餃子』です。熱いから注意して下さいね。それでは頂きましょう」
「頂きます!」
娘の挨拶で皆が食べ始める。
今日は、これから飛翔魔法の練習をする予定なので酒が飲めない。
『餃子』はビールに合うんだけどなぁ~。
家具職人の仕事を休業しているガーグ老達は、エールを片手に食べていた。
「これが『餃子』か! 姫様が言われた通り、酒によく合うの~」
爺は姫様呼びが抜けないらしい。
娘は俺じゃなく、亡くなった姫様の話だと思ってくれるだろうか?
旭家の妖精へのお供えは雫が作った物なので、今日は『万象』達が木から落ちずに済んだようだ。
妖精からの手紙を嬉しそうに妻へ見せている。
結花より雫の方が料理が上手で安心した。
昼食を食べ、義祖父と義父を残し工房を出る。
飛翔魔法は一般的な魔法ではないため、ホーム内に移転して練習するようだ。
俺もLv上げをしよう
魔物から習得した魔法は、呪文を唱える必要がないので初動が早い。
精霊魔法とは違い、自分のMPを消費する魔法だから飛ぶイメージが重要だ。
現代日本に住んでいた俺達は、移動速度が速い乗り物を知っているから想像しやすいだろう。
体が浮き上がるようイメージすると、地面から離れた。
この魔法は特に空中でバランスを取る必要もないのか、そのままの体勢が保持されるらしい。
問題ない事を確認し一気に空へと上昇する。
あぁ、風を切って飛ぶのは気分がいい。
バイクの速度くらいなら、出しても大丈夫そうだ。
それ以上だと風圧が掛かるか?
覚えたばかりの魔法を使用し息子も妻も楽しそうに飛んでいたが、魔法を習得出来なかった雫が拗ねている。
尚人が気付き、雫を抱き上げ飛翔魔法を体験させていた。
暫く俺達の練習風景を見ていた沙良ちゃんが、飛翔魔法の練習を始める。
いきなり10mの高さまで飛び上がるので、俺は焦り娘の下に駆け寄った。
同じ考えの響と賢也君に先を越されてしまったが、2人がしっかりと娘の両手を掴んでいるのを見てほっとする。
俺は後ろに回り、落ちても大丈夫なよう待機した。
妻は、かなりの速度を出しているな……。
結花はスピード狂だ。
ハンドルを握ると人格が変わると言う言葉通りで、俺は妻の運転している車に乗りたくなかった。
事故を起こした事はないが、助手席に座っていると生きた心地がしない。
まぁ彼女は速度を出しても慣れているから心配不要か?
問題は何をするか分からない娘の方だ。
案の定、空中で突然飛翔魔法を解除したのを賢也君に怒られている。
「沙良。危ない真似はするな!」
「ごめんなさい」
一応、反省した素振りを見せているが信用出来ない。
すると響が俺に向かって呟いた。
「はぁ~。お前は誰に似たんだろうな……」
えっ!? 俺は、そんな無茶しないぞ!
飛翔魔法使用中に解除しようなんて真似は、自殺行為だろ?
娘が何をしたかったのか分かる訳ない。
あとで賢也君から多分、映画で見た飛行機から飛び降りるシーンを再現したかったんじゃないかと聞かされ絶句した。
何で、そんな危険な行為をしようとするんだ!
俺達は絶対、沙良ちゃんを1人で練習させないと決めた。
-------------------------------------
お気に入り登録をして下さった方、エールを送って下さった方とても感謝しています。
読んで下さる全ての皆様、ありがとうございます。
応援して下さる皆様がいて大変励みになっています。
これからもよろしくお願い致します。
-------------------------------------
あなたにおすすめの小説
異世界へ誤召喚されちゃいました 女神の加護でほのぼのスローライフ送ります
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。
転生皇女は冷酷皇帝陛下に溺愛されるが夢は冒険者です!
akechi
ファンタジー
アウラード大帝国の第四皇女として生まれたアレクシア。だが、母親である側妃からは愛されず、父親である皇帝ルシアードには会った事もなかった…が、アレクシアは蔑ろにされているのを良いことに自由を満喫していた。
そう、アレクシアは前世の記憶を持って生まれたのだ。前世は大賢者として伝説になっているアリアナという女性だ。アレクシアは昔の知恵を使い、様々な事件を解決していく内に昔の仲間と再会したりと皆に愛されていくお話。
※コメディ寄りです。
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
家ごと異世界ライフ
もちもちほっぺ
ファンタジー
突然、自宅ごと異世界の森へと転移してしまった高校生・紬。電気や水道が使える不思議な家を拠点に、自給自足の生活を始める彼女は、個性豊かな住人たちや妖精たちと出会い、少しずつ村を発展させていく。温泉の発見や宿屋の建築、そして寡黙なドワーフとのほのかな絆――未知の世界で織りなす、笑いと癒しのスローライフファンタジー!
夢のテンプレ幼女転生、はじめました。 憧れののんびり冒険者生活を送ります
ういの
ファンタジー
旧題:テンプレ展開で幼女転生しました。憧れの冒険者になったので仲間たちとともにのんびり冒険したいとおもいます。
七瀬千那(ななせ ちな)28歳。トラックに轢かれ、気がついたら異世界の森の中でした。そこで出会った冒険者とともに森を抜け、最初の街で冒険者登録しました。新米冒険者(5歳)爆誕です!神様がくれた(と思われる)チート魔法を使ってお気楽冒険者生活のはじまりです!……ちょっと!神獣様!精霊王様!竜王様!私はのんびり冒険したいだけなので、目立つ行動はお控えください!!
初めての投稿で、完全に見切り発車です。自分が読みたい作品は読み切っちゃった!でももっと読みたい!じゃあ自分で書いちゃおう!っていうノリで書き始めました。
2024年5月 書籍一巻発売
2025年7月 書籍二巻発売
2025年10月 コミカライズ連載開始
転生したので、今世こそは楽しく生きます!~大好きな家族に囲まれて第2の人生を謳歌する~
結笑-yue-
ファンタジー
『可愛いわね』
『小さいな』
『…やっと…逢えた』
『我らの愛しい姫。パレスの愛し子よ』
『『『『『『『『『『我ら、原初の精霊の祝福を』』』』』』』』』』
地球とは別の世界、異世界“パレス”。
ここに生まれてくるはずだった世界に愛された愛し子。
しかし、神たちによって大切にされていた魂が突然できた輪廻の輪の歪みに吸い込まれてしまった。
神たちや精霊王、神獣や聖獣たちが必死に探したが、終ぞ見つけられず、時間ばかりが過ぎてしまっていた。
その頃その魂は、地球の日本で産声をあげ誕生していた。
しかし異世界とはいえ、神たちに大切にされていた魂、そして魔力などのない地球で生まれたため、体はひどく病弱。
原因不明の病気をいくつも抱え、病院のベッドの上でのみ生活ができる状態だった。
その子の名は、如月結笑《キサラギユエ》ーーー。
生まれた時に余命宣告されながらも、必死に生きてきたが、命の燈が消えそうな時ようやく愛し子の魂を見つけた神たち。
初めての人生が壮絶なものだったことを知り、激怒し、嘆き悲しみ、憂い……。
阿鼻叫喚のパレスの神界。
次の生では、健康で幸せに満ち溢れた暮らしを約束し、愛し子の魂を送り出した。
これはそんな愛し子が、第2の人生を楽しく幸せに暮らしていくお話。
家族に、精霊、聖獣や神獣、神たちに愛され、仲間を、友達をたくさん作り、困難に立ち向かいながらも成長していく姿を乞うご期待!
*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈
小説家になろう様でも連載中です。
第1章無事に完走したので、アルファポリス様でも連載を始めます!
よろしくお願い致します( . .)"
*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈*:;;;;;:*◈
追放された荷物持ちですが、実は滅んだ竜族の末裔でした~のんびり暮らしたいのに、なぜかそうならない~
ソラリアル
ファンタジー
目が覚めたら、俺は孤児だった。 家族も、家も、居場所もない。
そんな俺を拾ってくれたのは、優しいSランク冒険者のパーティだった。
「荷物持ちでもいい、仲間になれ」
その言葉を信じて、俺は必死についていった。
だけど、自分には何もできないと思っていた。
それでも少しでも役に立ちたくて、夜な夜な一人で力を磨いた。
だけどある日、彼らは言った。
『ここからは危険だ。荷物持ちは、もう必要ない』
それは、俺の身を案じた「優しさ」からの判断だった。
俺も分かっていた。
だから、黙ってそれを受け入れ、静かにパーティを離れた。
「もう誰にも必要とされなくてもいい。一人で、穏やかに生きていこう」
そう思っていた。そのはずだった。
――だけど。
ダンジョンの地下で出会った古代竜の魂と、
“様々な縁”が重なり、騒がしくなった。
「最強を目指すべくして生まれた存在」
「君と一緒に行かせてくれ。」
「……オリオンを辞めさせた、本当の理由を知っている」
穏やかなスローライフ生活を望んだはずなのに、
世界はまた、勝手に動き出してしまったらしい――
◇小説家になろうでも同時連載中です◇