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砦での滞在五日目。
午前中はアルティナの姉御に付き合わされて、訓練に冷や汗を流しました。
だって姉御ったら、まるでガトリング砲みたいに炎弾を、ダダダダって両手から放つんですもの。
いくら躱せるからって、怖いものは怖いのです。ひたすら逃げ回るだけなのですが、その巻き添えを喰って、けっこうな怪我人が出たのですが、皆さん何故か笑顔で元気です。どうやら魔族のタフさは、私の想像を遥かに超えているようです。
途中からみなも混ざって、ひたすら私を狙い撃ち、ちょっと酷いですね、まぁ当たりませんけど。
午後からはあてがわれた部屋にてお絵かきです。
創成魔法にて造り出した色鉛筆にて、無地のノートに適当に描き描き。
そうそう、いつの間にか創成魔法のレベルが2に上がっていました。どうやらこれは成長するみたいです。
レベル1では普通の鉛筆と消しゴムとノートぐらいしか出せなかったのに、鉛筆は色鉛筆に、消しゴムは砂消しと香り付き練り消しに、ノートはA罫B罫に加えて無地と方眼が加わりました。あとノートの表紙の色が赤黄緑青ピンクから選べます。地味なパワーアップです。でも色鉛筆は五十色も出せるんですよ。おかげで金や銀も使い放題、これで私もブルジョアの仲間入りです。
ふんふん、鼻歌混じりでお絵かきをしていたら、リースさんが色鉛筆にやたらと喰いつきました。どうやら彼女は芸術の嗜みもあるようで、道具一式を進呈すると、それは見事な鉛筆画を仕上げて色を塗っていきます。私のどこか漫画ちっくなへっぽこ絵とは違って、ちゃんと基礎を学んだ方の絵は、とても素晴らしいものでした。
夢中になって猛烈な勢いにて何枚も書き上げるのはいいのですが、モデルが私こと歩く市松人形というのが、ちょっと才能の無駄遣いのような気がします。あと若干、盛られた胸とか腰のくびれとか、そんな優しさはいりません。
そんなリースさんを尻目に私が仕上げていたのは、ゴーレムに張るロゴのデザインです。
モアイ像の横顔みたいなのや、拳を強調したもの、文字だけのに、あえて国旗のようなものまで、何枚も書いていきます。内職でスーパーとかのPOP書きを手伝っていた技能が、ここにきて役立っています。
そんなこんなで最終的には漢字で轟の一文字に決めました。たしか外国の人からしたら、漢字ってイケてるって聞いたことがあります。ここも外国といえば外国なので、珍しい文字ならば十分にロゴとして成立すると考えました。
するといつの間にやら、部屋に顔を出していたアルティナさんに懇願されて「紅龍」の文字を書いてあげると、その紙を持って、走って行ってしまいました。
しばらくすると、今度はフリージアさんに頼まれて「蒼龍」の文字を書き上げました。
またしばらくすると、今度はキャラさんが押しかけてきたので「三毛猫」と冗談で書いてあげたら、「なんか可愛い」とえらく気に入られて、そのまま持って行ってしまいました。
ずっと物欲しそうに眺めていたリースさんには「青蜥蜴」と書いた紙を贈ると、ぎゅっと抱きしめられました。
どうやら魔族の方たちにとって、漢字はイケてる風に見えたようです。それからもひっきりなしに人がやって来て、ひたすら当て字を書くハメになりました。
翌朝には、みなのゴーレムの肩に私が書いてあげた漢字が、デカデカと転写されていました。本当に便利な魔法ですよね、転写って。
午前中はアルティナの姉御に付き合わされて、訓練に冷や汗を流しました。
だって姉御ったら、まるでガトリング砲みたいに炎弾を、ダダダダって両手から放つんですもの。
いくら躱せるからって、怖いものは怖いのです。ひたすら逃げ回るだけなのですが、その巻き添えを喰って、けっこうな怪我人が出たのですが、皆さん何故か笑顔で元気です。どうやら魔族のタフさは、私の想像を遥かに超えているようです。
途中からみなも混ざって、ひたすら私を狙い撃ち、ちょっと酷いですね、まぁ当たりませんけど。
午後からはあてがわれた部屋にてお絵かきです。
創成魔法にて造り出した色鉛筆にて、無地のノートに適当に描き描き。
そうそう、いつの間にか創成魔法のレベルが2に上がっていました。どうやらこれは成長するみたいです。
レベル1では普通の鉛筆と消しゴムとノートぐらいしか出せなかったのに、鉛筆は色鉛筆に、消しゴムは砂消しと香り付き練り消しに、ノートはA罫B罫に加えて無地と方眼が加わりました。あとノートの表紙の色が赤黄緑青ピンクから選べます。地味なパワーアップです。でも色鉛筆は五十色も出せるんですよ。おかげで金や銀も使い放題、これで私もブルジョアの仲間入りです。
ふんふん、鼻歌混じりでお絵かきをしていたら、リースさんが色鉛筆にやたらと喰いつきました。どうやら彼女は芸術の嗜みもあるようで、道具一式を進呈すると、それは見事な鉛筆画を仕上げて色を塗っていきます。私のどこか漫画ちっくなへっぽこ絵とは違って、ちゃんと基礎を学んだ方の絵は、とても素晴らしいものでした。
夢中になって猛烈な勢いにて何枚も書き上げるのはいいのですが、モデルが私こと歩く市松人形というのが、ちょっと才能の無駄遣いのような気がします。あと若干、盛られた胸とか腰のくびれとか、そんな優しさはいりません。
そんなリースさんを尻目に私が仕上げていたのは、ゴーレムに張るロゴのデザインです。
モアイ像の横顔みたいなのや、拳を強調したもの、文字だけのに、あえて国旗のようなものまで、何枚も書いていきます。内職でスーパーとかのPOP書きを手伝っていた技能が、ここにきて役立っています。
そんなこんなで最終的には漢字で轟の一文字に決めました。たしか外国の人からしたら、漢字ってイケてるって聞いたことがあります。ここも外国といえば外国なので、珍しい文字ならば十分にロゴとして成立すると考えました。
するといつの間にやら、部屋に顔を出していたアルティナさんに懇願されて「紅龍」の文字を書いてあげると、その紙を持って、走って行ってしまいました。
しばらくすると、今度はフリージアさんに頼まれて「蒼龍」の文字を書き上げました。
またしばらくすると、今度はキャラさんが押しかけてきたので「三毛猫」と冗談で書いてあげたら、「なんか可愛い」とえらく気に入られて、そのまま持って行ってしまいました。
ずっと物欲しそうに眺めていたリースさんには「青蜥蜴」と書いた紙を贈ると、ぎゅっと抱きしめられました。
どうやら魔族の方たちにとって、漢字はイケてる風に見えたようです。それからもひっきりなしに人がやって来て、ひたすら当て字を書くハメになりました。
翌朝には、みなのゴーレムの肩に私が書いてあげた漢字が、デカデカと転写されていました。本当に便利な魔法ですよね、転写って。
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