我が家転送 ~大変だ!ばーちゃんが魔法使ってる!~

鮪鱚鰈

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魔王カリキュラム討伐

ジャイアントゴーレム

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勇者オルフェイムは作戦を立てていた

コーカサス初の勇者として町の期待を背負っている俺はコーカサスの魔物だまりで仲間と共に鍛えレベルも40に上がっている
仲間の戦士ガムラはレベル45 治癒魔法士イミナはレベル40、俺の恋人でもある 魔法使いハラーはレベル41 俺の元恋人だ、今でもたまに抱くが、それはイミナには内緒だ

勇者召集ブレイブフェスティバルで沢山の勇者に会ったが、化け物じみた奴もいれば、まだまだの奴もいる
その中で注目したのが『先読みの桔梗』の称号を持つ女勇者桔梗だ

桔梗の現れる場所に魔物ありと呼ばれるほどAランク相当の魔物の討伐回数がずば抜けている
俺たちの鍛えていた魔物だまりではC~Bランク相当の魔物が沸いていたがAランクはまだ出会っていない。

ただAランクのゴブリンロードを倒したっていう勇者は大したレベルじゃなかったのを見ると、Aランクでも俺達の敵ではない、問題はどこに出るかだ・・・

その桔梗は可笑しな格好をした女だったが、すこぶるいい女だ・・・抱きたい・・だが後ろにいる剣士が化け物クラスだ・・・いつか俺もああいう女を抱いてみたいな・・・イミナにも飽きてきたし嫉妬深いし・・・

ガムラがイミナの事が好きみたいだし・・そろそろイミナとも終わりかな・・ハラーはいつでも抱けるし・・・

勇者にはそれなりに掟がある、勇者同士は争わない、他の勇者が戦っていたら横取りをしない
桔梗の後を付けて最初に戦っちまえばいいわけだ
幸いパーティの仲間もそれに賛同した、みんなBランク魔物には飽きてたしな、レベル40以降は本当にレベルが上がりにくいし

そして桔梗の後を付けてメルッサの町まで来た、俺たちと同じ考えの奴がいるみたいだ、lv30の勇者にlv35の勇者か、俺らの方が強い、あのロードを倒した勇者もいる、化け物じみたミノス族を連れているが、肝心の勇者がlv30にもなってねえ雑魚だ、しかしあの武闘家は可愛くてlvも高い、あの勇者より強いところを見せて俺のパーティに入れて俺の次の女にしてもいいな、デーモンスパイダーも手に入れて遊び倒したいしな。

ま、どうせあのミノス族がAランクのゴブリンロードを倒したんだろう、しかしあのミノス族もいい胸だ・・・くそ雑魚なくせしていい物もってやがる。

桔梗と座ってくつろいでやがる・・・なんなんだあいつら、それに魔物の気配なんかしねえじゃねえか・・・

その時目の前で魔力の渦ができ始める

「おわ!」

間違いない魔物の気配だ・・何ていう気配だ・・・

街には3つの気配ができている

俺の他の勇者もその気配の元に集まっているようだ・・・渦から現れたのは石でおおわれた20mはあろうかという怪物だ

「なんだこいつは・・」
ガムラがそれを見て唖然としている


「ガムラ!行くぞ!桔梗より先に俺らが手を付ける、ハマー遠距離攻撃を仕掛けろ!」

「「わかった」」

ハマーが仕掛けた火球はその怪物に弾かれる

「な!じゃこれなら!」

ハマーは氷の塊を怪物にぶつける、怪物に当たるが効いている気配はない

「うそ・・・どうして・・」

「うぉりゃ!くらえや!」

ガムラが果敢に切りかかる、

カキン!

ガムラの剣は怪物を切り刻むことすらできずに跳ね返される

怪物は容赦なくガムラを踏みつけた

グシャ・・怪物の足下に血の海ができる

「ガ!ガムラ!」

「うぉ~こなくそ!俺は勇者だ」

だがオルフェイムは怪物のパンチにより吹っ飛ぶ

「オルフェイム!」

イミナはオルフェイムに駆け寄り回復魔法をかける

かろうじて意識のあったオルフェイムが見た光景は怪物の拳が俺たち二人に降り注ぐ様子だった

ウォオオオオオオオ!

勇者を葬った怪物が雄叫びを上げる

他の2体も同じように雄叫びを上げている

「いや・・・助けて・・・なによこれ」
失禁してへたり込んだハマーに怪物が迫る

その時4人の人影がハマーの前に現れた

「お姉さん立てるか?!プラド!その人を回収しろ梅ちゃん!ミントさん!美菜行くぞ!」

「はい!」「ああ」「ええ!」

***********

目の前で大きな怪物が現れ、あっという間に勇者のパーティが戦闘不能になっている。

「さて行きましょう、太陽、奥の一体を私は2番目を仕留めます、残ったそこの奴は譲りますはカズヤ様」

そういって桔梗が僕にウィンクして動き出した
先ほどまでのゆっくりした動きではなくその動きは速かった

だがそれを眺めている余裕はない

「僕たちも!」

「うん!」
美菜が返事をする

「ああジャイアントゴーレムか、恨みもあるしね」
ミントさんもやる気満々だ

走りながらパソコンがデータを出してくる

{ジャイアントゴーレム、ゴーレムが魔王の祝福により進化した個体だ、B⁺相当のゴーレムがA⁺相当にまで進化している、特徴は魔法無効のその防御力と高い物理耐性を持ち、超怪力の持ち主だ気を付けろ}

弱点は

{水だ、水の魔法は効かないが、剣に水をまとわせて戦うのがいい、ジャイアントゴーレムの体を切り刻める}

つまり・・・砂の塊みたいなもんだな

{その通り}

生き残った魔法使いは腰を抜かして動けないようだ

直ぐに僕たち4人は回り込んだ
僕の手からは絶えず水を流し続ける剣はいつも湿っている状態だ


「エイ!や!」

美菜の気弾がジャイアントゴーレムに炸裂する、少し苦しそうだ
怒り狂って美菜に殴りかかるジャイアントゴーレムの拳をミントさんが戦斧で受け止める

「馬鹿力だね・・・だがミノスにはお前以上の怪力の持ち主もいるんだよ!」

ミノスさんはその拳をはじき返して戦斧で叩き切る
ジャイアントゴーレムの腕は砂となり落ちていく、そして欠損した腕が新たに生えてくる

「ち!」

ミノスさんは戦斧をもって身構えた

原理は解った、砂になった粒子は流動化して再びジャイアントゴーレムに吸収される、そして再生される
おそらく核があるはずだ、こういう者は頭か心臓だろうな・・・

「梅ちゃん!地面にネバリアルミストをかけてくれ」

「はい!」

「ネヴァリアルミストォ!」

梅ちゃんは霧状の粘液を地面に吹きかける

「タァツマキセェンプウキャ~ク」

美菜の大技が炸裂する

美菜の技はゴーレムの頭をソニックで落とした、しかし直ぐに再生された

「なんなのよこいつ不死身なの?」

「そんなわけないだろ!攻撃を緩めるな!」
ミントが激を飛ばす

「はい!」

「うぉりゃ!」

僕の切りつけた腕が落ちるジャイアントゴーレム、すぐさまに再生する

しかし動きがおかしくなる、明らかに再生された右腕の動きが遅い

うぉおおおお!ゴーレムが怒り叫ぶ

梅ちゃんの粘液を一緒に吸収しているわけだから、砂の部分はそうなるよね

「なんだい!なにやったんだいあんた等!」

ミントさんの一振りで左腕が落ちる、吸収しようとするができないジャイアントゴーレム

「エイ!や!」

美菜の気弾が炸裂する

ジャイアントゴーレムの心臓部に穴が開く、中には赤く光るコアがある

ウガアアアア

ジャイアントゴーレムの怒りの咆哮がこだまする、しかし俺の『元ドライバー』はそのコアを切り刻んだ

ジャイアントゴーレムは砂となり崩れ落ち後には砂山ができていた



「お見事です」

余裕な表情で桔梗さんが歩いてきた、後ろには太陽さんがいる
すでにジャイアントゴーレムを倒しおあわって僕たちの戦いを見ていたようだ

「すごいわ!ジャイアントゴーレムってコアを壊せばこうなるのですね」

「ふむ・・新発見だ!」

二人が感心している

ってあんた等どうやって

「あんた等どうやって倒したんだい?」
ミントさんが僕の心を代弁してくれた

「え?私は闇を広げて超重力を作り出してぱ~って感じで、太陽は?」

「俺はただ切り刻んだだけだ、まあ俺の剣の速さで砂粒が溶けてだんだん切りやすくなっていったな」

{桔梗殿は闇の究極魔法の一つ重力球グラヴィティストライクだろう、太陽殿に至っては、言葉通りただ刻んだだけだろう}

なんて規格外な・・・だって魔法無効なんだろう?

{うむ・・重力球はレベルが上がると空間すらゆがむ、魔法無効のスキルなどもその前では歪んでしまうものだ}

「撫子?けが人はどうですか?」

「は!先にいた勇者パーティは助けられませんでした、待ち人のけが人は治療済みです」

「わかりましたご苦労様」

「は!」

桔梗さんが撫子というパーティメンバに指示をだしている、行動が速すぎる

「勇者パーティで生存者を出したのはあなた達の方でしたわね、流石です」

そうだ・・・あの魔法使いは

プラドの方を見ると放心状態の魔法使いがいる

「うそ・・オルフェイム・・ガラム・・イミナ・・・」

ホーリー

彼女の悪しき記憶を取り除く

その記憶が少し見える
小さな5人組、勇者、戦士、槍使い、魔法使い、治癒魔法士、町の期待を背負った5人の少年少女は魔物だまりで訓練をする、そしてBランク相当のスリーピーボーンが現れ槍使いが命を落とし涙する、それを乗り越え4人になってなお特訓をし強くなる、やがて子の魔法使いと勇者が結ばれるが勇者は治癒魔法士とも付き合う、治癒魔法士の事も好きだった魔法使いは勇者の慰み者となるが、それでも幸せだった、勇者は特別な存在、私なんて一緒にそばにおいてくれればそれでいい・・・

この子けなげすぎる・・・
せめて、冒険とは無縁な人生になってほしい

魔法使いが気を取り戻した

「あれ?私どうしてここにいるの?さっき怖い魔物に襲われて、あ!あなたが助けてくれた・・ありがとうございます、でもここはどこ?コーカサスじゃないような・・」


「カズヤどういうことだ?ホーリーに記憶操作の効果などないぞ」
太陽が聞く

「え?悪しき物を取り除く効果かと」

「いやホーリーは浄化魔法だ、そんな力はない」

「うふふふふ・・つまり勇者カズヤは悪しき物を取り除こうとして唱えたのですのよね・・ならホーリーを使いながら無詠唱で何かをかけたのでしょう・・・うふふ面白い子・・・」

「そういう理屈か?・・・しかし・・神の力だぞ!そんな力」

「ええと、そうなんですか?」

「浄化魔法でホーリーはある勇者のみに与えられた魔法だ、闇に汚染された地域を浄化する。お前がかけたのは魔法ではなくスキルだろう・・・絶望の人間を立ち直らせて記憶まで改変するなど・・・聞いたことがない」

「よほど素晴らしい祝福なのでしょう魔道具などを見てもわかります・・楽しくなりそうですわね、この魔法使いは私の手の者でコーカサスに届けましょうご安心ください」




「はい」

「ではごきげんようお過ごしください」


「あ!はい」


そー言い残して桔梗さんたちは魔法使いを連れて帰っていく・・・


だがあれほどの力があれば勇者たちは死ななかったのではないか?

{そうだろうが、死んだ勇者達は獲物の横取りを狙っていたのだろう、桔梗殿の噂をきいてその結果である、桔梗殿から見れば魔物を誰が倒しても変わらないといった所だろう}

だが死人が出た

{いかにも、だが勇者とは魔物と戦いそして死んでいく、勇者に祝福を与えた神は祝福者が死ねば新たな祝福者を探すだけ、残るのは本当に強き者のみ、その強き者もいつ死ぬか分からない世界だ、神の祝福を受けた者はどんな職業でも、前提にはこの世界を守るために存在する、それで死んでしまったら致し方ない物でもある、現に月読殿は町人に使者が出ないように結界を張っていた、そして町人からは死者は出ていない}

僕にはそこまでできなかったか・・・

{そうである、月読殿は魔王討伐の履歴はないが、魔王の手下に襲われた街を救出した記録は数多くある、それが彼女の役目と認識しているのだろう、我々が口を出すことではない}

そうだよなただ、僕は記憶の回廊を少し見た

その死んだ勇者は転生者だ、転生者で生まれ勇者として育った彼を支えるために組まれたパーティだ・・まあいろいろ問題もある勇者だったが・・転生前は表の人間だっ訳だろうし、この前のマリアンだってそうだろ
勇者だって生きているんだ・・・

{うむ・・強くなれ和也・・それしか言えぬ}

わかった


--------

「面白い子だったわね太陽!」

「そうだな、しかし月読の読みに現れなかったのかあいつらは?」

「ええ、不思議でしょ、三人の勇者が私についてくるのは予想してたけど、あの子達は映らなかった、まあ高レベルの者たちの未来は私にも見えないから、あの子たちもそういう存在なんでしょ、うふふふふ」


頭の中に文字が現れる

~メルッサにおいてジャイアントゴーレムが現れる~

~メルッサにおいてジャイアントゴーレムは勇者キキョウパーティと勇者カズヤパーティにより討伐される~

勇者キキョウ ウラノスポイント+400
勇者カズヤ ウラノスポイント+200

勇者オルフェイス消滅 勇者メザトリス消滅 勇者キム消滅





-**********

和也のスキル『メシア』が発覚した











和也 勇者Lv28 「ローエングリンの再来」
     ウラノスポイント 250
 スキル「神の知識」lv11
    「一刀両断」戦士スキル、一撃で致命傷を与える
    「絆の共同体」
    「メシア」
     剣技 lv40
     剣技スキル「エクスカリバー」
     剣技短剣 lv36
     短剣スキル「追撃手裏剣」
     棒術 lv35
     棒術スキル「旋風打」
     治癒魔法「ハイヒール」lv30
         「エリアヒーリング」lv5
     光魔法 「ホーリー」lv6
         「ホーリーホープ」lv8
         「サーチライト」lv20
     風魔法「エアカッター」lv45
     火魔法「火球」lv35
     土魔法「形成術」lv30
                        「泥人形」lv15

梅 魔蜘蛛 lv28「勇者の愛人」
 スキル 「勇者を支えるもの」
     「絆の共同体」
     「ポイズンシャワー」 
     闇魔法 「ブラックスモーク」lv30
         「ダークミスト」lv20
     粘糸 
         「ネバリアルミスト」
     鋼糸
         「ストリングカッター」
     常人化


美菜 格闘家lv43「美少女武闘家」
 スキル 「竜巻旋風客」lv21
     「一撃必殺」lv10
     「チャクラ」lv32
     「気功術」lv30
     「気弾」lv32

ミント ミノス族 lv79 「剛腕のミント」「死神のミント」
     ユニーク武器『大地の戦斧』
     スキル大地の咆哮アースウォーリア
        「リザーブ」すべての物質の時間を戻す1日に1回のみ
        戦斧 lv59
        棒術 lv50
 
プラド ランドクルーザープラド 「漆黒の暴れ馬車」
    スキル 「自動運転」
        「亜空間収納」

蕾 殺人バチ lv21
 スキル 「戦士の遺伝子」キラービー+戦士の力、配下の働き蜂の突進力が上がる
     「ファイアニードル」子供の内は卵管がなく女王であっても針を飛ばせる、火属性の針である

ミーニャ 化け猫 lv20 「猫の司令官」
     「猫パンチ1101」
     「魔力探知」

プラド ランドクルーザープラド 「漆黒の暴れ馬車」
    スキル 「自動運転」
        「亜空間収納」


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