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魔王カリキュラム討伐
神眼のトーマス①
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「おい!ウィル!トーマス!早くしねえか!」
ゼブラは二人をせかす
「ゼブラ!あなたは何を急ぐのですか?そんなに急いだところで魔物は逃げませんから!」
「馬鹿野郎!あのハーバスにまたとられちまうだろ!今度こそ俺らが魔王を倒すんだよ!なあトーマス」
「ゼブラも感じているんでしょう・・この気配を」
トーマスは考えながら答える
「そりゃ・・感じている、だから乗り込もうって言ってるんじゃないか」
トーマスのパーティは勇者トーマス、戦士のゼブラ、神官のウィルで構成されている。
「狂戦死ゼブラ」「修復のウィル」「神眼のトーマス」の称号を持ち、上位の勇者になる
目立つのはその圧倒的のゼブラの攻撃力だが、周りも巻き込み町をも破壊してしまう、それをウィルがその驚異の造形魔法により修復しけがをした人を治療する、トーマスが活躍する様を見た人物は、すくない。
しかし、トーマスの士気の元、絶えず魔物と対峙する時は有意な位置で対峙する、その為レベル50付近のパーティでありながらSランクの魔物すら退治している
トーマスの能力はそれだけではない、町の修復を行う時、トーマスの指示に沿って修復、造形を行うと、その街は壊れる以前以上に発展をする
街の防衛力は高まり、人の流れができ、旅人も立ち寄り外貨の収入が増える、トーマスの助言は有名になり
トーマスパーティは戦闘以上に有名になっている
そしていつしかトーマスに『神眼のトーマス』という称号が付いている。
そしてバラクにむけて進む3人は感じていた、
ゼブラは感じていたからこそ先を急ぎ
ウィルは感じていたからこそ慎重になる
トーマスはその正体を予測し最善の方法を模索する
トーマスは違和感も感じていた、そして気が付く
先ほどから地形がフラットである、本来山林であるこの地で、これ程フラットな地形が続くのはおかしい、
この地に来ることは初めてだったが、地図情報から大体の予測はつく
となると地形を返えるほどの何かがいる
「ウィル・・あなた以上の土の魔法を使いこなす者がいるかもしれません、気をつけましょう」
「そんな者、俺がたたっ切ってやら~!」
とゼブラが大検を手に欠けようとした時である、ゆっくりとそして徐々に早く大地が動き出す、
だが周りも一緒に動いているので普通なら気がつかない
「さあ!逃げますよ!」
「なんだよ!」
「ちょっと!どういう!」
走り出すトーマスを追う2人
すぐに理解した、大地が動き出し、罠にかかっていたことを!
3人は走りだし、大地の渦の淵を目指し
走っても走っても中々淵には近づけない、トーマスの一声が無かったら間に合わなかったであろう
「はぁ!なんだよありゃ!」
「土魔法であんなことできるんですか?」
「いや・・・土魔法かと思いましたが違いますねこれは、おそらく亜空間魔法でしょう、見てください見事な逆ピラミッドです」
「ピラミッド?」
「すみません、逆三角形です」
ウィルとゼブラは転生者、前世界の記憶は殆どない、トーマスは移転者なので前世の記憶もある為
ウィルとゼブラはピラミッドの存在を知らず、トーマスは知っているという事である。
トーマスは形成術で土の真下に空間を作り、そこに土が流れるように土に流れを作る
「このようにすれば、土魔法は土を少し動かすのみ、そして亜空間にその土を流し込みます、魔力をあまり消費せずにこのような大きな渦を作り上げます」
トーマスは二人に説明する
「それじゃ・・ここが安全なのは?さらに吸い込めば渦は大きくなるのではないのですか?」
ウィルが質問をする
「亜空間の入り口の場所によってその渦の大きさは決まります、土の流れからここは安全でしょう」
「いったいどんな奴だよ!」
罠にかかった自分が不甲斐ないのを隠すようにゼブラは吠えた。
「そうですね、亜空間を使いこなす魔物と言えば虫でしょう、大悪魔のベルゼブブでさえ、亜空間を使うためハエになります、土の中に作るなんて、まるで蟻地獄ですね、そう思いませんワトソン君」
「ワトソン?」
「ははは、ごめんごめんやってみたかったんだ、どうやら魔力が移動しているね!走ろうか!」
そして3人はまた走り出す、その様は、ホームズというよりルパンと次元と五右衛門だろう
三人は大きな岩盤にたどり着く
「アリジゴクというの、食べかすを自分の側に置くのを嫌うからね、衛生的にも良くないしね」
岩盤には5人の冒険者の格好をしたミイラ化した死体が転がっていた
「この格好はサリューだな・・北のサンミラノ王国の勇者だ、そのパーティか」
ゼブラは干からびた男を覗き込む
「火のサリュー、確かレベルは47それなりな勇者だったはずだが」
ウィルも考え込む
「しかし綺麗に水分が抜けているね、僕たちがここに来てから雨も降っていない、そのせいか、それに虫にも食べられていない」
「虫も食べないって、虫に食われたんだろ?」
「ははは、たしかにね、魔虫は魂を食べる、おそらくアリジゴクの類の魔虫なら、魂を吸い取る仕組みなんだろう、その際に内臓ごと毒液で溶かして吸い取る、水分と内臓を吸われるとエジプトのミイラの完成だ、」
「エジプトってなんだ?」
「エジンプクトという国のことですか?あそこは死人兵を操るって言ってた」
「ふふ、僕の生前の国でね、まだエジンプクトは、行ったことないけど恐らくはエジプトからの移転者の国なんだろうね」
トーマスは遺体を覗き込む・・・
「これなら、使えるかな」
トーマスは手から熱湯を出し、死体にかけ始めた、俗に言う複合魔法で火の魔法と水の魔法を同時に出しているわけである
お湯を浴びた死体は、皮膚がはがれ出す
「おっと!熱すぎたかな、いや口から流し込もう」
「トーマスっておとなしいようで結構すごいことやるよな」
ゼブラがその様子を眺めながらつぶやいた
「ゼブラは死体を作るほうですしね」
ウィルがゼブラを揶揄する
「なんだと!こう見えても一般人は殺していねえ!」
「それは私とトーマスが結界を張って守っていたからでしょう」
「そうだが・・・でも早く敵を殺せばそれだけ被害は少ねえだろ!」
「いやいやゼブラはやりすぎなんです!直す身にもなってほしいものです、壊してばかりで」
ゼブラのウィルの言い争いはいつものことなのでトーマスはそのまま作業を進める
「よし!戻ってきた!」
「「もどる?」」
いつもの口げんかをしていたウィルとゼブラはトーマスの言葉に言葉を合わせ駆け寄ってくる
先ほどまで干からびた死体はみずみずしい死体へと変わっている
「うそだろ!さっき死んだみたいな顔じゃん」
「すごい!トーマスどんな魔法を?」
「魔法は使ったけど、それは補助にすぎない、それとさっき死んだってのもまちがってないね、クロノスの掲示板で勇者サリューの消失は昨日の夜流れた、だからあんなミイラでもタンパク質はまだ新しかったんだろう、ちょっと皮膚は温度調整失敗しちゃってぼろぼろのところもあるけど、これなら使えるよ」
「使うって何に」
「こうさ!」
トーマスは魔力を死体に込める
「すると死体は起き上がりそして歩き出す、多少ぎこちないが歩いている」
「どぉ?」
「な!黄泉返りか?」
ゼブラとウィルは絶句する
「いや、違うよ、人間は電気信号で筋肉を動かすんだ、これだけ新鮮な筋肉だ、ところどころ細胞は死んでいるがまだ動かせる細胞なんだ、その細胞に意思を持たせる、僕が注いだ水には僕の魔力を入れていたからね」
「ほぇ~・・人造人間ってやつですな」
「人造人間ともちょっと違うね、強いて言うなら操り人形さ」
「トーマス・・おまえやっぱ天才勇者だな・・」
ゼブラが関心をしめす
「さあ僕の身代わりはできた、君たちのを作ろう」
「俺達のも?」
「そうだよ!敵は僕達3人を追ってる訳だから三つ作んないと、僕が作る水に魔力を入れてほしい、うまく調整するから」
「まじかよ」「本当に?」
ゼブラは二人をせかす
「ゼブラ!あなたは何を急ぐのですか?そんなに急いだところで魔物は逃げませんから!」
「馬鹿野郎!あのハーバスにまたとられちまうだろ!今度こそ俺らが魔王を倒すんだよ!なあトーマス」
「ゼブラも感じているんでしょう・・この気配を」
トーマスは考えながら答える
「そりゃ・・感じている、だから乗り込もうって言ってるんじゃないか」
トーマスのパーティは勇者トーマス、戦士のゼブラ、神官のウィルで構成されている。
「狂戦死ゼブラ」「修復のウィル」「神眼のトーマス」の称号を持ち、上位の勇者になる
目立つのはその圧倒的のゼブラの攻撃力だが、周りも巻き込み町をも破壊してしまう、それをウィルがその驚異の造形魔法により修復しけがをした人を治療する、トーマスが活躍する様を見た人物は、すくない。
しかし、トーマスの士気の元、絶えず魔物と対峙する時は有意な位置で対峙する、その為レベル50付近のパーティでありながらSランクの魔物すら退治している
トーマスの能力はそれだけではない、町の修復を行う時、トーマスの指示に沿って修復、造形を行うと、その街は壊れる以前以上に発展をする
街の防衛力は高まり、人の流れができ、旅人も立ち寄り外貨の収入が増える、トーマスの助言は有名になり
トーマスパーティは戦闘以上に有名になっている
そしていつしかトーマスに『神眼のトーマス』という称号が付いている。
そしてバラクにむけて進む3人は感じていた、
ゼブラは感じていたからこそ先を急ぎ
ウィルは感じていたからこそ慎重になる
トーマスはその正体を予測し最善の方法を模索する
トーマスは違和感も感じていた、そして気が付く
先ほどから地形がフラットである、本来山林であるこの地で、これ程フラットな地形が続くのはおかしい、
この地に来ることは初めてだったが、地図情報から大体の予測はつく
となると地形を返えるほどの何かがいる
「ウィル・・あなた以上の土の魔法を使いこなす者がいるかもしれません、気をつけましょう」
「そんな者、俺がたたっ切ってやら~!」
とゼブラが大検を手に欠けようとした時である、ゆっくりとそして徐々に早く大地が動き出す、
だが周りも一緒に動いているので普通なら気がつかない
「さあ!逃げますよ!」
「なんだよ!」
「ちょっと!どういう!」
走り出すトーマスを追う2人
すぐに理解した、大地が動き出し、罠にかかっていたことを!
3人は走りだし、大地の渦の淵を目指し
走っても走っても中々淵には近づけない、トーマスの一声が無かったら間に合わなかったであろう
「はぁ!なんだよありゃ!」
「土魔法であんなことできるんですか?」
「いや・・・土魔法かと思いましたが違いますねこれは、おそらく亜空間魔法でしょう、見てください見事な逆ピラミッドです」
「ピラミッド?」
「すみません、逆三角形です」
ウィルとゼブラは転生者、前世界の記憶は殆どない、トーマスは移転者なので前世の記憶もある為
ウィルとゼブラはピラミッドの存在を知らず、トーマスは知っているという事である。
トーマスは形成術で土の真下に空間を作り、そこに土が流れるように土に流れを作る
「このようにすれば、土魔法は土を少し動かすのみ、そして亜空間にその土を流し込みます、魔力をあまり消費せずにこのような大きな渦を作り上げます」
トーマスは二人に説明する
「それじゃ・・ここが安全なのは?さらに吸い込めば渦は大きくなるのではないのですか?」
ウィルが質問をする
「亜空間の入り口の場所によってその渦の大きさは決まります、土の流れからここは安全でしょう」
「いったいどんな奴だよ!」
罠にかかった自分が不甲斐ないのを隠すようにゼブラは吠えた。
「そうですね、亜空間を使いこなす魔物と言えば虫でしょう、大悪魔のベルゼブブでさえ、亜空間を使うためハエになります、土の中に作るなんて、まるで蟻地獄ですね、そう思いませんワトソン君」
「ワトソン?」
「ははは、ごめんごめんやってみたかったんだ、どうやら魔力が移動しているね!走ろうか!」
そして3人はまた走り出す、その様は、ホームズというよりルパンと次元と五右衛門だろう
三人は大きな岩盤にたどり着く
「アリジゴクというの、食べかすを自分の側に置くのを嫌うからね、衛生的にも良くないしね」
岩盤には5人の冒険者の格好をしたミイラ化した死体が転がっていた
「この格好はサリューだな・・北のサンミラノ王国の勇者だ、そのパーティか」
ゼブラは干からびた男を覗き込む
「火のサリュー、確かレベルは47それなりな勇者だったはずだが」
ウィルも考え込む
「しかし綺麗に水分が抜けているね、僕たちがここに来てから雨も降っていない、そのせいか、それに虫にも食べられていない」
「虫も食べないって、虫に食われたんだろ?」
「ははは、たしかにね、魔虫は魂を食べる、おそらくアリジゴクの類の魔虫なら、魂を吸い取る仕組みなんだろう、その際に内臓ごと毒液で溶かして吸い取る、水分と内臓を吸われるとエジプトのミイラの完成だ、」
「エジプトってなんだ?」
「エジンプクトという国のことですか?あそこは死人兵を操るって言ってた」
「ふふ、僕の生前の国でね、まだエジンプクトは、行ったことないけど恐らくはエジプトからの移転者の国なんだろうね」
トーマスは遺体を覗き込む・・・
「これなら、使えるかな」
トーマスは手から熱湯を出し、死体にかけ始めた、俗に言う複合魔法で火の魔法と水の魔法を同時に出しているわけである
お湯を浴びた死体は、皮膚がはがれ出す
「おっと!熱すぎたかな、いや口から流し込もう」
「トーマスっておとなしいようで結構すごいことやるよな」
ゼブラがその様子を眺めながらつぶやいた
「ゼブラは死体を作るほうですしね」
ウィルがゼブラを揶揄する
「なんだと!こう見えても一般人は殺していねえ!」
「それは私とトーマスが結界を張って守っていたからでしょう」
「そうだが・・・でも早く敵を殺せばそれだけ被害は少ねえだろ!」
「いやいやゼブラはやりすぎなんです!直す身にもなってほしいものです、壊してばかりで」
ゼブラのウィルの言い争いはいつものことなのでトーマスはそのまま作業を進める
「よし!戻ってきた!」
「「もどる?」」
いつもの口げんかをしていたウィルとゼブラはトーマスの言葉に言葉を合わせ駆け寄ってくる
先ほどまで干からびた死体はみずみずしい死体へと変わっている
「うそだろ!さっき死んだみたいな顔じゃん」
「すごい!トーマスどんな魔法を?」
「魔法は使ったけど、それは補助にすぎない、それとさっき死んだってのもまちがってないね、クロノスの掲示板で勇者サリューの消失は昨日の夜流れた、だからあんなミイラでもタンパク質はまだ新しかったんだろう、ちょっと皮膚は温度調整失敗しちゃってぼろぼろのところもあるけど、これなら使えるよ」
「使うって何に」
「こうさ!」
トーマスは魔力を死体に込める
「すると死体は起き上がりそして歩き出す、多少ぎこちないが歩いている」
「どぉ?」
「な!黄泉返りか?」
ゼブラとウィルは絶句する
「いや、違うよ、人間は電気信号で筋肉を動かすんだ、これだけ新鮮な筋肉だ、ところどころ細胞は死んでいるがまだ動かせる細胞なんだ、その細胞に意思を持たせる、僕が注いだ水には僕の魔力を入れていたからね」
「ほぇ~・・人造人間ってやつですな」
「人造人間ともちょっと違うね、強いて言うなら操り人形さ」
「トーマス・・おまえやっぱ天才勇者だな・・」
ゼブラが関心をしめす
「さあ僕の身代わりはできた、君たちのを作ろう」
「俺達のも?」
「そうだよ!敵は僕達3人を追ってる訳だから三つ作んないと、僕が作る水に魔力を入れてほしい、うまく調整するから」
「まじかよ」「本当に?」
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