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魔王カリキュラム討伐
神眼のトーマス②
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「おお!動かせる、凄いですね」
「おい・・俺のはなんか足がおかしいぞ」
死体を動かすウィルとトーマス
動いているのだが当然死んでいるので生気はない、正しく操り人形であった
「さてこれを使っておびき寄せましょうか」
トーマスはそう言って勇者サリューの骸を動かし、森林に向かわせた
ゼブラとウィルが操る骸も後につづく
骸には魔力が備わっている状態である
「うーん食いつきませんね」
トーマスは考えながら死体でいろいろ試している
「まあ死んでるしなあ」
ウィルもあきらめの境地だ
「温めてみましょう」
「なんで?」
「魔力で僕達を感知しているなら食いついてくると思ったんですがそれも違う、振動でもなさそうです、となると温度です、虫の中には赤外線を感知して獲物を探す種類は多いですからね」
「本当に虫かどうかもわかんないだろ!」
「いえ!虫でしょう、魔力の波動が魔虫の波動を大きくした感じです、確証はないですけどね」
トーマスは骸の水を温める、骸の水分はトーマスが魔法により出した水であり、魔力でリンクしているその為温度管理も可能である
水分の温度が30度を超えたあたりに大地に動きが見え始めた
渦である
「食いつきましたね」
「ああ!魔力点もわかった、これなら戦える」
ウィルも戦う顔つきになっている
「突っ込んでいいか?」
ゼブラなどは既に剣を抜いていた
「まず先制攻撃をしましょう・・・少し待ってください」
しばし死体を操りもがく動きをさせる。骸の位置が止まった
「喰らいなさい!液体爆発」
その時に土中で大爆発が起きた、液体爆発はトーマスの持つ究極魔法の一つで
トーマスの魔力が注がれた液体を大爆発させる魔法である
原理は水蒸気爆発に近いが、水の期待化による大膨張ではなく、液体成分そのものを大爆発させる魔法である
様々な魔法を組み立てて完成されており、その破壊力は究極魔法に相応しい威力だ
ボオオオアアア~
土中から大きなハサミを持つ虫が現れる!上半身に重大な損傷を受けているようだ
ハサミは片方が損傷しており挟むことは事は出来ない状態である
「さあ!出てきましたね!ゼブラ!ウィル!お願いします!私は魔力切れです!」
「おう!任せておけ!」
「ゼブラ!突っ込みすぎるな!」
そー言ってるそばからゼブラは突っ込む
「ああ言ってるそばから!」
---------------------
魔虫の王のボーテックスは3人を監視していた、しかし罠を見破られ逃げられてしまう
かすかに3人の姿をその目は捉えていた
{我が罠を見破るとは、侮れない・・・だが待つことは苦ではない、我は虫である}
その時いきなり3つの体が頭上に現れる、しかも動いている、ボーテックスの目は温度を監視する、三つの赤い個体である、今まで見たことのない温度帯である
ボーテクスは戸惑う
{更に3人いるのか・・・・ならば岩の上の3人は後回しにするか・・・土の中で我にかなう者はいいない、問題はないだろう}
ボーテックスは罠を発動させた
そしてその3体は罠にかかる
亜空間の入り口はボーテックスの腹部にある、土や砂は次々とボーテックスに飲み込まれ3体の新たな人間も近づいてきた
ボーテックスは角をさし、毒を注入する、土の中では人間ははるかに弱い
しかし、その3体は毒を注入しても動く
{我の毒が効かぬか?ならば切り刻むまで}
自慢のハサミででそのうちの1体を挟み込む
その時大爆発が起きる、とっさに甲虫化により防ごうとするがハサミは折れ上半身はかなり損傷した、周りの土も吹っ飛び体が外にさらけ出す
眼を通常眼に切り替える、目の前の敵は昨日殺した人間だった、
{だまされた}
と思ったとたんに残りの2体も爆発を起こす
ボオオオアアア~
ボーテックスは死を覚悟した初めての損傷であった
岩の上にいた人間が突進をしてくる
{ああ!カリュキュラム様!ボーテックス最後の戦いであります、せめて一人は道連れにいたしましょう!}
残ったハサミを剣に見立て、突っ込んでくる戦士に構えた
--------------
「おらおら!死ねや!」
ゼブラの一撃をボーテっクスは残ったハサミで受け流す
そして毒液を吹きかける
「うぉあ!危ねえだろうが、この虫けら野郎!」
ゼブラはそれをかわした、そこに風の刃がボーテックスを襲った
柔らかい腹部が切り刻まれる
だが既に死を覚悟しているボーテックスは邪魔な腹部を切り離した
ゼブラの攻撃は適所をついてくる、固い上半身に亀裂が入る
一方でボーテックスの攻撃はゼブラに避けられるか、ウィルの張った局地結界に阻まれていた
長年の付き合いでウィルはゼブラがどこに飛ぶかなど予測は出来る、そこの軌道に敵の攻撃があれば局地結界を張っていた
ボーテックスの上半身は固い外骨格で魔法をはじくためウィルはゼブラの防御に徹する
だがその為ゼブラが攻撃に専念できるのでゼブラの攻撃はボーテックスの外骨格をも砕くのである
「人間・・・これで終わりと思うな・・・我は死ぬが・・・カリキュラム様は・・偉・・だ・・」
ボーテックスの複眼の赤い光がすべて消えていった
「なんだこいつ・・こんな姿になってまで・・何でここまで戦える?」
「今後こんな奴ばかりだと厳しいな」
ゼブラとウィルはボーテックスの亡骸をみてつぶやいた
「ゼブラ~ウィル~ご苦労さん!」
トーマスが岩の上から声をかけた
ゼブラとウィルはお互いをみて、含み笑いをしてトーマスの元に歩いて行った
~勇者トーマス魔虫の王ボーテックス Sランクを討伐いたしました~
「おい・・俺のはなんか足がおかしいぞ」
死体を動かすウィルとトーマス
動いているのだが当然死んでいるので生気はない、正しく操り人形であった
「さてこれを使っておびき寄せましょうか」
トーマスはそう言って勇者サリューの骸を動かし、森林に向かわせた
ゼブラとウィルが操る骸も後につづく
骸には魔力が備わっている状態である
「うーん食いつきませんね」
トーマスは考えながら死体でいろいろ試している
「まあ死んでるしなあ」
ウィルもあきらめの境地だ
「温めてみましょう」
「なんで?」
「魔力で僕達を感知しているなら食いついてくると思ったんですがそれも違う、振動でもなさそうです、となると温度です、虫の中には赤外線を感知して獲物を探す種類は多いですからね」
「本当に虫かどうかもわかんないだろ!」
「いえ!虫でしょう、魔力の波動が魔虫の波動を大きくした感じです、確証はないですけどね」
トーマスは骸の水を温める、骸の水分はトーマスが魔法により出した水であり、魔力でリンクしているその為温度管理も可能である
水分の温度が30度を超えたあたりに大地に動きが見え始めた
渦である
「食いつきましたね」
「ああ!魔力点もわかった、これなら戦える」
ウィルも戦う顔つきになっている
「突っ込んでいいか?」
ゼブラなどは既に剣を抜いていた
「まず先制攻撃をしましょう・・・少し待ってください」
しばし死体を操りもがく動きをさせる。骸の位置が止まった
「喰らいなさい!液体爆発」
その時に土中で大爆発が起きた、液体爆発はトーマスの持つ究極魔法の一つで
トーマスの魔力が注がれた液体を大爆発させる魔法である
原理は水蒸気爆発に近いが、水の期待化による大膨張ではなく、液体成分そのものを大爆発させる魔法である
様々な魔法を組み立てて完成されており、その破壊力は究極魔法に相応しい威力だ
ボオオオアアア~
土中から大きなハサミを持つ虫が現れる!上半身に重大な損傷を受けているようだ
ハサミは片方が損傷しており挟むことは事は出来ない状態である
「さあ!出てきましたね!ゼブラ!ウィル!お願いします!私は魔力切れです!」
「おう!任せておけ!」
「ゼブラ!突っ込みすぎるな!」
そー言ってるそばからゼブラは突っ込む
「ああ言ってるそばから!」
---------------------
魔虫の王のボーテックスは3人を監視していた、しかし罠を見破られ逃げられてしまう
かすかに3人の姿をその目は捉えていた
{我が罠を見破るとは、侮れない・・・だが待つことは苦ではない、我は虫である}
その時いきなり3つの体が頭上に現れる、しかも動いている、ボーテックスの目は温度を監視する、三つの赤い個体である、今まで見たことのない温度帯である
ボーテクスは戸惑う
{更に3人いるのか・・・・ならば岩の上の3人は後回しにするか・・・土の中で我にかなう者はいいない、問題はないだろう}
ボーテックスは罠を発動させた
そしてその3体は罠にかかる
亜空間の入り口はボーテックスの腹部にある、土や砂は次々とボーテックスに飲み込まれ3体の新たな人間も近づいてきた
ボーテックスは角をさし、毒を注入する、土の中では人間ははるかに弱い
しかし、その3体は毒を注入しても動く
{我の毒が効かぬか?ならば切り刻むまで}
自慢のハサミででそのうちの1体を挟み込む
その時大爆発が起きる、とっさに甲虫化により防ごうとするがハサミは折れ上半身はかなり損傷した、周りの土も吹っ飛び体が外にさらけ出す
眼を通常眼に切り替える、目の前の敵は昨日殺した人間だった、
{だまされた}
と思ったとたんに残りの2体も爆発を起こす
ボオオオアアア~
ボーテックスは死を覚悟した初めての損傷であった
岩の上にいた人間が突進をしてくる
{ああ!カリュキュラム様!ボーテックス最後の戦いであります、せめて一人は道連れにいたしましょう!}
残ったハサミを剣に見立て、突っ込んでくる戦士に構えた
--------------
「おらおら!死ねや!」
ゼブラの一撃をボーテっクスは残ったハサミで受け流す
そして毒液を吹きかける
「うぉあ!危ねえだろうが、この虫けら野郎!」
ゼブラはそれをかわした、そこに風の刃がボーテックスを襲った
柔らかい腹部が切り刻まれる
だが既に死を覚悟しているボーテックスは邪魔な腹部を切り離した
ゼブラの攻撃は適所をついてくる、固い上半身に亀裂が入る
一方でボーテックスの攻撃はゼブラに避けられるか、ウィルの張った局地結界に阻まれていた
長年の付き合いでウィルはゼブラがどこに飛ぶかなど予測は出来る、そこの軌道に敵の攻撃があれば局地結界を張っていた
ボーテックスの上半身は固い外骨格で魔法をはじくためウィルはゼブラの防御に徹する
だがその為ゼブラが攻撃に専念できるのでゼブラの攻撃はボーテックスの外骨格をも砕くのである
「人間・・・これで終わりと思うな・・・我は死ぬが・・・カリキュラム様は・・偉・・だ・・」
ボーテックスの複眼の赤い光がすべて消えていった
「なんだこいつ・・こんな姿になってまで・・何でここまで戦える?」
「今後こんな奴ばかりだと厳しいな」
ゼブラとウィルはボーテックスの亡骸をみてつぶやいた
「ゼブラ~ウィル~ご苦労さん!」
トーマスが岩の上から声をかけた
ゼブラとウィルはお互いをみて、含み笑いをしてトーマスの元に歩いて行った
~勇者トーマス魔虫の王ボーテックス Sランクを討伐いたしました~
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