我が家転送 ~大変だ!ばーちゃんが魔法使ってる!~

鮪鱚鰈

文字の大きさ
31 / 43
魔王カリキュラム討伐

神眼のトーマス②

しおりを挟む
「おお!動かせる、凄いですね」

「おい・・俺のはなんか足がおかしいぞ」

死体を動かすウィルとトーマス

動いているのだが当然死んでいるので生気はない、正しく操り人形マリオネットであった

「さてこれを使っておびき寄せましょうか」

トーマスはそう言って勇者サリューの骸を動かし、森林に向かわせた

ゼブラとウィルが操る骸も後につづく

骸には魔力が備わっている状態である


「うーん食いつきませんね」
トーマスは考えながら死体でいろいろ試している

「まあ死んでるしなあ」
ウィルもあきらめの境地だ

「温めてみましょう」

「なんで?」

「魔力で僕達を感知しているなら食いついてくると思ったんですがそれも違う、振動でもなさそうです、となると温度です、虫の中には赤外線を感知して獲物を探す種類は多いですからね」

「本当に虫かどうかもわかんないだろ!」

「いえ!虫でしょう、魔力の波動が魔虫の波動を大きくした感じです、確証はないですけどね」


トーマスは骸の水を温める、骸の水分はトーマスが魔法により出した水であり、魔力でリンクしているその為温度管理も可能である

水分の温度が30度を超えたあたりに大地に動きが見え始めた
渦である

「食いつきましたね」

「ああ!魔力点もわかった、これなら戦える」
ウィルも戦う顔つきになっている

「突っ込んでいいか?」
ゼブラなどは既に剣を抜いていた

「まず先制攻撃をしましょう・・・少し待ってください」

しばし死体を操りもがく動きをさせる。骸の位置が止まった

「喰らいなさい!液体爆発リクイッドエクスプローション

その時に土中で大爆発が起きた、液体爆発リクイッドエクスプローションはトーマスの持つ究極魔法の一つで
トーマスの魔力が注がれた液体を大爆発させる魔法である

原理は水蒸気爆発に近いが、水の期待化による大膨張ではなく、液体成分そのものを大爆発させる魔法である
様々な魔法を組み立てて完成されており、その破壊力は究極魔法アルティメットマジックに相応しい威力だ

ボオオオアアア~

土中から大きなハサミを持つ虫が現れる!上半身に重大な損傷を受けているようだ
ハサミは片方が損傷しており挟むことは事は出来ない状態である

「さあ!出てきましたね!ゼブラ!ウィル!お願いします!私は魔力切れです!」

「おう!任せておけ!」

「ゼブラ!突っ込みすぎるな!」

そー言ってるそばからゼブラは突っ込む

「ああ言ってるそばから!」

---------------------

魔虫の王バグスロードのボーテックスは3人を監視していた、しかし罠を見破られ逃げられてしまう

かすかに3人の姿をその目は捉えていた

{我が罠を見破るとは、侮れない・・・だが待つことは苦ではない、我は虫である}

その時いきなり3つの体が頭上に現れる、しかも動いている、ボーテックスの目は温度を監視する、三つの赤い個体である、今まで見たことのない温度帯である

ボーテクスは戸惑う

{更に3人いるのか・・・・ならば岩の上の3人は後回しにするか・・・土の中で我にかなう者はいいない、問題はないだろう}

ボーテックスは罠を発動させた

そしてその3体は罠にかかる

亜空間の入り口はボーテックスの腹部にある、土や砂は次々とボーテックスに飲み込まれ3体の新たな人間も近づいてきた

ボーテックスは角をさし、毒を注入する、土の中では人間ははるかに弱い

しかし、その3体は毒を注入しても動く

{我の毒が効かぬか?ならば切り刻むまで}

自慢のハサミででそのうちの1体を挟み込む

その時大爆発が起きる、とっさに甲虫化により防ごうとするがハサミは折れ上半身はかなり損傷した、周りの土も吹っ飛び体が外にさらけ出す

眼を通常眼に切り替える、目の前の敵は昨日殺した人間だった、

{だまされた}

と思ったとたんに残りの2体も爆発を起こす

ボオオオアアア~

ボーテックスは死を覚悟した初めての損傷であった

岩の上にいた人間が突進をしてくる

{ああ!カリュキュラム様!ボーテックス最後の戦いであります、せめて一人は道連れにいたしましょう!}

残ったハサミを剣に見立て、突っ込んでくる戦士に構えた


--------------

「おらおら!死ねや!」
ゼブラの一撃をボーテっクスは残ったハサミで受け流す

そして毒液を吹きかける

「うぉあ!危ねえだろうが、この虫けら野郎!」

ゼブラはそれをかわした、そこに風の刃がボーテックスを襲った

柔らかい腹部が切り刻まれる

だが既に死を覚悟しているボーテックスは邪魔な腹部を切り離した

ゼブラの攻撃は適所をついてくる、固い上半身に亀裂が入る

一方でボーテックスの攻撃はゼブラに避けられるか、ウィルの張った局地結界に阻まれていた

長年の付き合いでウィルはゼブラがどこに飛ぶかなど予測は出来る、そこの軌道に敵の攻撃があれば局地結界を張っていた

ボーテックスの上半身は固い外骨格で魔法をはじくためウィルはゼブラの防御に徹する
だがその為ゼブラが攻撃に専念できるのでゼブラの攻撃はボーテックスの外骨格をも砕くのである

「人間・・・これで終わりと思うな・・・我は死ぬが・・・カリキュラム様は・・偉・・だ・・」

ボーテックスの複眼の赤い光がすべて消えていった


「なんだこいつ・・こんな姿になってまで・・何でここまで戦える?」

「今後こんな奴ばかりだと厳しいな」

ゼブラとウィルはボーテックスの亡骸をみてつぶやいた


「ゼブラ~ウィル~ご苦労さん!」

トーマスが岩の上から声をかけた

ゼブラとウィルはお互いをみて、含み笑いをしてトーマスの元に歩いて行った












~勇者トーマス魔虫の王バグスロードボーテックス Sランクを討伐いたしました~


しおりを挟む
感想 6

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」

音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。 本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。 しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。 *6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。

教養が足りない、ですって

たくわん
恋愛
侯爵令嬢エリーゼは、公爵家の長男アレクシスとの婚約披露宴で突然婚約破棄される。理由は「教養が足りず、公爵夫人として恥ずかしい」。社交界の人々の嘲笑の中、エリーゼは静かに会場を去る。

国外追放だ!と言われたので従ってみた

れぷ
ファンタジー
 良いの?君達死ぬよ?

初夜に大暴言を吐かれた伯爵夫人は、微笑みと共に我が道を行く ―旦那様、今更擦り寄られても困ります―

望月 或
恋愛
「お前の噂を聞いたぞ。毎夜町に出て男を求め、毎回違う男と朝までふしだらな行為に明け暮れているそうだな? その上糸目を付けず服や装飾品を買い漁り、多大な借金を背負っているとか……。そんな醜悪な女が俺の妻だとは非常に不愉快極まりない! 今後俺に話し掛けるな! 俺に一切関与するな! 同じ空気を吸ってるだけでとんでもなく不快だ……!!」 【王命】で決められた婚姻をし、ハイド・ランジニカ伯爵とオリービア・フレイグラント子爵令嬢の初夜は、彼のその暴言で始まった。 そして、それに返したオリービアの一言は、 「あらあら、まぁ」 の六文字だった。  屋敷に住まわせている、ハイドの愛人と噂されるユーカリや、その取巻きの使用人達の嫌がらせも何のその、オリービアは微笑みを絶やさず自分の道を突き進んでいく。 ユーカリだけを信じ心酔していたハイドだったが、オリービアが屋敷に来てから徐々に変化が表れ始めて…… ※作者独自の世界観満載です。違和感を感じたら、「あぁ、こういう世界なんだな」と思って頂けたら有難いです……。

完結 辺境伯様に嫁いで半年、完全に忘れられているようです   

ヴァンドール
恋愛
実家でも忘れられた存在で 嫁いだ辺境伯様にも離れに追いやられ、それすら 忘れ去られて早、半年が過ぎました。

五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~

放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」 大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。 生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。 しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。 「すまない。私は父としての責任を果たす」 かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。 だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。 これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。

処理中です...