我が家転送 ~大変だ!ばーちゃんが魔法使ってる!~

鮪鱚鰈

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魔王カリキュラム討伐

欲望の大渦① 『裁きの語り手』マミヤ

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ガラク郊外の町 ナフラ

中規模の町に5人の勇者が集結している

ナフラはがガラク所属だったが、ガラク首都からは離れていて、独立自治を行っていた
そのおかげで悪魔達の宴ワルプルギスにより誕生した魔王カリキュラムの厄災から逃れている

聖の勢力の前線の町であり各国からもこの町に増援軍が出ている

そこに5人の勇者が集う理由はある人物にある

『裁きの語り手』という称号を持つ踊り子マミアが勇者のパーティに参加すべく、現れているからである。

称号の示す通り彼女は占いができる、銀のタロットシルバータロットによる占いの的中率は高く。
対象者の死すら占う、また戦闘能力も高く冒険者レベルは60を超えている

彼女に祝福を与えている神はニュクスであり、ゼウスすら恐れる女神だ、夜の神であり、闇の勢力に属していても不思議ではないほどの闇の力を持つ
ニュクスが光の勢力に属している理由は、開けぬ夜などないという理屈である、光があるから夜が存在する定義の元に永遠に夜が支配する事を彼女は望んでいない
また夜がなければ輝かない神、月の神や星の神かあらは敬られている、天上界最高神の一人である。

マミア自身は移転者である、彼女は旧ユーゴスラビアの女性であった
趣味で占いをしていた彼女が何度も占っても出る死神のカード、悪くとらわれがちだが死神のカードは格段悪いカードではない、何かが終わり何かが始まるカードである。
しかし、何を占っても死神のカードがでる、まだ占い初心者である彼女は格段気にすることもなく生活をする
だが政治情勢はユーゴスラビアに不穏な空気をもたらす
1990年にコソボ独立戦争がはじまりユーゴは内戦に入った
そして1991年にはとうとう彼女の住むクロアチアとセルビアとで戦争が始まった

彼女はカードの意味を知った、だが何かが新しく始まるそんな期待もしていた
しかし彼女の元に一つの爆弾が迫っていた

その時彼女は光に包まれた

この世界に移転した彼女が得た力は大きい、肌身離さず持っていたタロットは彼女のユニーク武器へと進化し銀のタロットカードへと遂げていた

彼女は新しき世界で占い師となりその力を蓄える、魔力の高い彼女を狙う魔物も多かったが、自分を守ることのできる人物を占い、その人物のパーティとなることで彼女は生きながらえている
そして戦闘術も身に着け、気が付けばレベル60の実力者になっている、だが彼女が占えない存在が勇者である
勇者の未来は見えない、しかしその勇者のパーティに入る自分の未来は占えるのでそれは問題ないのである。

彼女がこの世界で生き残るためにはそれは色々なことをしている、体を売る行為もしている、生き残るために。
だがある程度レベルが上がったことで自衛も出来るようになり、100年ほど前から彼女はパーティには属さず、占い家業をしていた、その街はガラクの首都でもあるガラクシティだ、勇者ガラクに守られたこの町は安全と思われていた。

しかしある時から彼女のカードは死を意味する死神のカードが現れる
それは日を追うごとに濃くなっていく
そこで彼女はガラクを旅たった、しかしどの方角も死を意味するカードがでる、その中で可能性が少し残る街がナフラだ

彼女の選択は正しかった、ガラクを旅たった数日後悪魔達の宴ワルプルギスが発生し、ガラクの民は皆殺しの目にあっている
しかしナフラについた彼女は憂鬱であった

町の人々すべてに死の相がでている、ガラクで見た時と同じである
それは自分のカードもである

あくまで可能性であり、まだ生存の可能性もある、生き残る方法はカードの見えない勇者のパーティに入る事であると判断した彼女は、とある酒場の一角で占いを始めた、すでに『裁きの語り手』という称号を持つナフラの占いはたちまち評判を呼ぶ、しかしその先に死が待っていることを彼女は伝えれない、そうすると彼女のカードは彼女の終わりを示していた。
だから最初は下らない恋愛相談などばかりであった

しかし勇者パーティを探しているという噂を広めてくれるのには役に立った、勇者召集ブレイドフェスティバル以降勇者たちがやってきた、4組の勇者パーティから誘われるが、占いの結果はよくなかった

そして現在彼女の前には5組の勇者パーティが集結している

『暴虐の勇者』ゴウタク
『疾風のセレン』セレン
『ラッキーマン』ヤマシタ
と称号もちの勇者3人に
勇者キーマ
勇者エレン

の五人だ

彼女がいる酒場に集まる5人の勇者とそのパーティ
30人は冒険者がいる、それだけでも一国の軍隊並みの戦力だが

それでもなお街人の死相は変わらない

悪い噂ばかりだがゴウタクはそれなりの討伐経験を持つ勇者だしセレンもまた風の魔法をうまく使いこなす高レベル者だ。
ヤマシタ・・・この者がなぜ生き残っているのかわからぬが、パーティには怪力のミノス族もいて強いメンバーがそろっている、そして唯一死相がそのメンバーたちに出ていない

ゴウタクパーティの『四天戦士』でさえ死相が出ているのにである

------------------

{勇者カズヤがうらやましい!}

雇い主であるヤマシタとナフラの酒場にいるヨンビョンはローランシアで合ったミントの事を考えていた

同じミノスの出身でミントはミノスの男のあこがれだ、ヨンビョンもミントに挑戦することで腕を磨き、とうとうミントに戦斧を持たせるまで腕が上がった
しかし・・ミントをスカウトしに来たヤマシタにやとわれた・・・雇われる予定ではなかったが吹っ掛けたのにあっさりその金額を払ったのだ・・
{親父め・・金で息子を売りやがって!}
しかしヨンビョンは生き残る自信もあったし、ミントが誰かに負けてその仲間になるなんて思っていなかった。

ミントを好きにする権利・・・きっと今頃!あんな事こんな事!

ヨンビョンが女性に持てないことはない、ミノス族は強きことが男の魅力であり、ミノスではヨンビョンはモテモテである、しかしミントだけは振り向かない、子ども扱いだ・・・だから幼少の頃よりあの豊満な胸を揉みしだきたい欲求で技を磨き力を蓄えた!ミノス一の男と呼ばれるようになってもなおミントにはかなわない・

そしてミノス族以外の女性ではミョンビョンの物を受け入れることなど出来ない
だから性欲処理は自己処理のみである・・・・それがまた彼の欲求を高める、それは戦闘力をも高めていた

{ああああ!ミントの胸を揉みしだきたい!}

その妄想は彼の物を膨張させ、その威力で机が持ち上がった。

「おいおい、ミョンビョンまたかよ・・・」
パーティメンバーのジョグミュがあきれ顔でいった

「ふふふ、今回は自信あるぞ!キングの4カード!」
魔法使いのシンディが人身満々にトランプを机に並べる

「悪いなシンディ!ストレートフラッシュだ!」
ジョグミュがカードをだす

「ごめんね!はい」
ヤマシタが並べたカードはロイヤルストレートフラッシュだった

「なんだよそれ、おい!ウォンヴョンいかさまはなかったのか?」
ジョグミュが審判役のウォンヴョンに食って掛かる

「おい!確かに他の事を考えていたが俺の目はそんな節穴ではない!」
ウォンビョンは憤る

「はあ、だからヤマシタと勝負なんて初めからわかってたのよ・・・」
シンディはあきらめ顔だ

「確かになあ一度も勝ったことがねえ・・」

ジョグミュはカードを投げ出した

その時酒場に美しい女性が入ってきた、怪しげなオーラを放つ女性は奥の席に着く

「人間の癖にいい女だな・・」
ウォンビョンが呟く

「ちょっとぉ!いい女ならここにもいるんですけどね!」
シンディが噛みついた

「おいおいシンディ、ウォンビョンに惚れでもしたか?」

「あんたのヘナチンよりも立派だからねウォンビョンは、でも・・無理か・・デカすぎるからね」

「まったく人間は軟弱だ!俺の物を受け止める人間の女などいない!ふん!」

そう気合を入れたウォンビョンの物は机を押し上げ飲み物がこぼれてしまった

『千人切りのシンディ』の称号をもつシンディはその名の通り千人以上の男と関係を持つ

そんなシンディが狙っているのはヤマシタだが、一向にヤマシタはシンディを抱こうとはしない面白くないシンディは他の男に手を出す。
すでにナフラの酒場にいる男の半数以上はシンディの相手になっているだろう

彼女に祝福を耐えている神はギリシャ神話の神、アパテーである、不実、不正の神であり、夜の神ニュクスの娘でもある
美しい女神だが、まあ・・・男性神は・・・うん・・
ちなみに先ほどのシンディのフォーカードも審判員のウォンビョンに淫猥な魔法をかけ、その思考を乱していた間に作った不正である

「さて占って貰いましょうか」
ヤマシタが立ちあがり、パーティの面々も、立ち上がった

そして山下以外にも四組のパーティが立ち上がる、しかしその中に二組のパーティの男性達はシンディに落とされているのは内緒である








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