我が家転送 ~大変だ!ばーちゃんが魔法使ってる!~

鮪鱚鰈

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魔王カリキュラム討伐

欲望の大渦の終焉、悲しき結末

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「うぬぬぬ!死ねハーバス」

斧のロードがハーバスに切りかかる
その一撃を剣で受け止めたハーバスだが10m以上弾き出される

「ほう!特異個体のロードか・・楽しめそうだな!」

「俺も相手だ!」

剣のロードがハーバスに切りかかる

特異個体のロードはAランクのロードだが、1分野に限ってはSランクを突破している

斧のロードなら斧 剣のロードなら剣

ゾフィアの配下の特異個体は10体

転送のロード 転送の魔方陣を使いゴブリンを無限召喚できる
魔法のロード 6属性の魔法を使うロード
剣のロード 剣の扱いに優れたロード
槍のロード 槍の扱いに優れたロード
斧のロード 斧の扱いに優れたロード
弓のロード 弓の扱いに優れたロード
こん棒のロード こん棒の扱いに優れたロード
拳のロード 体術に優れたロード
知のロード 知力の高いロード
鎖のロード 鎖を使いこなすロード

今回の大渦に8体参加していた

残るロードは3体である

剣のロード 斧のロード 拳のロード
戦略上もっとも重要なのは転送のロードだったであろう
転送のロードの魔方陣で亜空間に漂うゴブリンの魂を土に受肉させて新たなゴブリンを戦場で生み出す

ゴブリンキングのゾフィアは全ての能力を使う事が出来るが並行してまでは使用できないためロードに自らの能力を伝授しているそれが特異個体のロードである

能力の高い人間の女にロードが種付けすれば高能力のボブゴブリンが生まれる、ゾフィアが祝福をすればゴブリンロードとなる、今回の勇者召集ブレイドフェスティバルによって、多くの勇者が集まった事が、逆にゾフィアにとって好都合であった、女勇者や高能力の女冒険者が向こうから来てくれるのからである。

また戦いになればボブゴブリンが進化し多くのゴブリンオーガも手に入れることができる
ゴブリンオーガ単体で、ロード並の力を持つ

特異個体のロード8体 ゴブリンオーガ30体以上 ゴブリンやギズモをは無限大、ボブゴブリンは1万以上

これだけの大群で勇者4体のいるナフラを攻略しているのである
しかも最大の障害と思っていた勇者ゴウタクは自らが処分している、負ける要素などは無かったのである

「忌々しいですね・・・原因は勇者ヤマシタでしょう・・・大殺界ですか恐ろしい魔法を使う、」

1体のゴブリンの体に憑依して経過を観察していたゾフィアはその実態をゾフィアの本体に送る

ゴブリンたちの不運は続いている、勇者ハーバスと対峙する得意個体のロード三体、その攻撃の余波大きいがすべて周りのゴブリンたちが巻き添えになり、復活した人間たちは無傷である

裸同然の女なぞボブゴブリンだけでも対処できそうな物なのに、絶妙なタイミングで流れ弾がゴブリンを襲う
一方のハーバスも3対1という組み合わせで力量差を埋めているがロードが敗れるのは時間の問題であった

{アルプ・・いるのでしょう・・・私の見立てでは勇者ヤマシタこそ危険と感じます・・残念ですがロードではハーバスを殺すことはできないでしょう、私も分身体です、アルプさんにお願い致しましょう}

{・・・・}

何かを確認したようにゾフィアはゴブリンから離れた、ゴブリンさえいればゾフィアは何処にでも出没できる、だがゴブリンキングにその力は本来ない、ゾフィアとカリキュラムは同じ匂いがすると言ったリリスの判断は正しい、双方ともにベルゼブブが受肉している

というのもカリキュラムだけではベルゼブブの魂を受けきれずに、ゴブリンキングにその余りを受肉しているのである


「うがあああ!」

ハーバスの剣が斧のロードをとらえた、斧のロードから緑色の体液が飛び散る

そこに殴りかかる拳のロードを踏み台にして剣のロードに向き合った

「お!俺を踏み台に!」
拳のロードが振り返ったときにはハーバスに真っ二つにされる剣のロードが映った

「うがあ!よくも!」
拳のロードは果敢にもハーバスに挑むが、連携のなくなったロードに勝ち目はなかった

ハーバスの剣の前でロード3体が露と消えた


-----------------------

「うぉおりゃあ!」

南門の外側で奮闘する二人

ゴブリンの死骸で南門を封鎖したがそのため外にいて生き残っているのは
ウォンビョンとジョグミュである

ギズモは人間なら弱点である股間を真っ先に狙う、屈強な戦士だろうとここを鍛えている者など皆無といえる
、普通のギズモならこれほど統率されて弱点を狙うようなことはしないが、ゾフィアに管理されるギズモは無傷の男には股間を狙っていく

ジョグミュは上手くそれを交わしギズモを切りつける、しかし一向にギズモ達は減らない、倒したゴブリンやボブゴブリンでさえギズモの餌になり増殖してくる、ギズモの死体でさえもだ、そのため無限のギズモを相手しているようなのだ

しかし数分前からゴブリンの数が減っていた

転送の魔法陣が破壊されたためゴブリンの供給が止まったのと山下の大殺界により、ギズモの70%近くが雷により増殖の輪廻から抜けたためである。

だが今まで幸運で守られていた幸運が弱くなった、ゴブリンの放つ矢には当たるし、弱きものはすべて死んでいった

気がつけば二人だけであった

ギズモはウォンビョンの股間にかみつく、動きが速くなく大柄のウォンビョンは狙いやすいというのもあるだろう

だがウォンビョンはミノスの男である、それもミノス1の男を自負している男だ

「おほか!お眼えらがかみついたところで俺のものは鍛え方が違うんだよ!」

ウォンビョンは自らのものに気合を入れ、膨張させる!その硬さは金棒を超え鉄をも砕く武器となる
ウォンビョンは腰を回転させその凶器となった一物を振り回し残ったゴブリンを撲殺し始める

「お前をうらやましいと思ったの初めてだぜ・・・いててて」

上手く逃げていたジョグミュだが一噛みだけされてしまったのだ・・だがそれで動きが弱くなるほど弱くはないが、鍛えていない部分である。

「えい!」

「くらいなさい!エアカッター!」

復活した乙女隊も果敢に戦う、だが彼女らは裸である、何せさっきまで凌辱をされていたのだから

精神をやられていた彼女らを賢者キミは救い出した
絶望感は復讐の心に変換され、自らが裸であろうと、目の前のゴブリンを殺しまくる

大殺界によりゴブリンには不幸がかかっているのもあるし、無限に湧いていたゴブリンが減ってきた感じも彼女たちに希望をもたらしていた

何よりロード三体相手に優勢に攻撃をするハーバスが現れたのだ、
{勝てる}という希望の前に羞恥心など吹き飛んでいる

それは山下の元で南門を守っていた者たちも同じである!

「勝てる!勝てるぞ!」

「俺たちも打って出よう!」

一〇〇人くらい残っていた戦える男たちが道に出る

「いけない・・・まだ安全ではないのに・・」
マミヤがつぶやく

南門はマミヤの強い結界で守られている部分も大きい、だが確かに南から攻勢をかければ中央で戦っている乙女隊の支援にもなる
マミヤは葛藤していた

ここで自分も攻勢に出ればゴブリンは総崩れになるしかし南にはけが人や女性、治癒魔法の使える神官しかいない


「大丈夫だよマミヤ!あたしがここを守ってやる」

山下を支えるシンディが答えていた

確かにシンディならもれてくるゴブリンを倒すことができる、魔法の腕も確かだ・・・

「では、シンディさんお願いします!」

マミヤも街に攻勢に出る

これで99%勝利が確定したといえた

しかしマミヤが事前に見た死神のカードが出ている人物、それがシンディであったのを忘れてしまったのも

魔力切れで山下の加護が減っていて判断を間違えさせた所以であろう・・



「すみませんねシンディ・・しかし・・・好きな女性に抱きかかえられる私は幸運ですね」

「今何て言った?山下・・・」

「なんでもないですよ・・大殺界の後は大きな不幸が私に降り注ぐのですが、今回は幸福なことが起きたなって思いまして」

「ダークミスト」

シンディは迫り来た、ボブゴブリンとゴブリンをダークミストで包んだ

「ふん、聞いちゃったからね・・・あたしのことが好きだって?」

「聞かれましたか・・・好きですね・・今までこれほど離れたくないと思った女性は初めてです」

「ちょっ・・言うじゃないか・・・でもうれしいよ!・・・私だってお前が好きだ・・・好きで好きでしょうがない・・・」

「でも私の伴侶は私が幸運の反動で不幸になるそうです・・・移転の時に教わりましてね・・・だからシンディには僕なんかよりもって思ってましたが・・・シンディが誰かと寝る度に私の胸は締め付けられるようでね・・・これも試練だと思ってました・・・だが・・・なぜでしょう・・・なぜこんなに事を話すんでしょう・・・」

「ふふふ・・・なあ・・魔王盗伐が終わったら結婚しよう」
シンディが山下にいう

「不幸になっても知りませんよ!」

「ふふふ・・・そうかもなあ!そんときゃほかの男を漁って憂さを晴らす!

「ふふふ・・・」


気がついたのはマミヤであった、山下に近づく黒い影

「いけない!私ったら一番守らなくてはいけないのはヤマシタでしたのに!」

マミヤはカードを飛ばす

影の男は手に黒い塊の魔法を増大する



「いけないシンディ逃げなさい!」

「いや・・・そんなことできない」

突如現れた黒い影が魔王クラスの強大な魔力を有することに気がついた二人はお互いをかばい合う

山下はシンディを逃がそうと、シンディは山下の盾になろうと

だが無情にもその攻撃は二人を包みこみ、そして二人は消え去った

その消え去るシルエットには二人が強く抱き合いキスをするシルエットが映っていた



マミヤのカードとともにハーバスが投げた槍のロードが落とした槍が黒い影に突き刺さるが

それは空を切り、黒い影は消えていく

~また会おう、勇者ども~



~勇者ヤマシタ消失しました~

~勇者ヤマシタのスキルとハーバスの攻撃によりゴブリンロード4体討伐しました~





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