4 / 8
幼き日の思い出(4)
しおりを挟む
商店街を歩いている。米穂付高校は田園のど真ん中にある学校で、そこから歩いてニ十分ほどで市街地に出る。今はその商店街を歩いていた。夕飯時だからか、いい匂いもするし、人も多くにぎわっていた。
「どう?あとどれくらい?」
「わからん」
「うげ、早く帰りてえ、チャンネルが合わなくなってきた。しっかし腹減ったなあ」
「同じく」
「あの、どこに向かってるんですか?」
「さあ?知らない」
雅が訊ねると、全は首を横に振って返した。
「入院してるって言ってたからな、病院だとは思うぜ?」
「だと思うって……」
「そういうこともあんだよ。キーホルダーって子供が使う場合がおおいだろ?だからなんでか子供っぽくなりやすいみたいで。病院ってことしかわかんねえの。あでもまだいい方だぜ?めっちゃゴリゴリにドリームキャッチャーみたいなやつとかはもう論外。あいつら夢掴むことしか考えてねえから。話が通じねえ」
適当に相槌を打って、雅は南雲に声をかけた。
「南雲先輩は何をしてるんですか?」
「縁を辿ってるんだ」「はあ?」雅は首を傾げた。
「ガンちゃんにはそう言うのが見えるんだよ。あれ、言わなかったっけ」
「言ってないんじゃないか?」
「さっきも説明省いたか」
「でも、説明したところでだろ」
二人がそんなことを言った。
「どういうことですか?」
雅が訊ねると、全はまた頭を掻いた。唸って言葉を探す。
「まあ、有体に言えば?ガンちゃんは目が良すぎて、俺は耳が良すぎるからお互い知らなくていいもんまで知ってんの」
「はあ……?」
「まあとにかく今はお前の友達探してんだ、ありがたく思え」
「あ、ありがとうございます?」疑問形の感謝を送った。
「俺も見えたらいいんだけどなあ。俺にも見えるのなんてマジな妖だけだもんなあ」
「見えるのも気分がいいもんじゃないぞ、聞こえるのも地獄だろうが」
「違いねえな」
二人は笑う。随分妙なことに巻き込まれてしまった。
おかしな二人だと思うが、昨日のキーホルダーを探し当てたことといい、雅の過去の友人といい、なぜわかるのだろう。疑問に思ったが、今すぐに説明してもらってもきっと納得出来ないと思ったので、余計なことは言わずただ二人についていくことにした。
時刻は十七時を回った。やば、と呟いて雅は母親へ連絡を入れた。
少し遅くなります、夕飯何?
送ってスマホを制服のポケットに入れた。
「あ、そうかもうそんな時間か。ガンちゃん、おばさんに連絡入れとけ」
「見つけた」「おばさん?」「んなわけあるか」「そりゃそうか」
「あそこだ」
南雲が指差した先には市民病院があった。雅は拍子抜けした。まさかこんなに近くにいたなんて。市民病院と雅の自宅は歩いて二十分程度の距離だった。それどころか、今年の頭に市民病院でインフルエンザの予防接種を受けている。会っていてもおかしくないだろうに、と思ってしまうと、二人のことがにわかには信じられない。
「本当に、いるんですか?」
訊ねてさらに不安になった。もしいなかったらどうしよう。
横にいる二人を見ると、退屈そうにしてはいたが、その目は真面目だった。
「これが必要だろうから、返す」「ちゃんと居るから会ってこい」
南雲がキーホルダーを雅に返す。雅が大事そうに手で包むと、全が雅の背を叩いた。
「じゃ、俺ら帰るから」「え!?」
「家近いんだろ?ごゆっくりどうぞ」
雅が色々と言っているにもかかわらず、全と南雲は今晩の献立を予想しながら去っていった。その背が見えなくなる頃には、空に星が瞬き始めていた。
雅は意を決して市民病院へと向かっていった。
勝手がわからず右往左往したが、看護師たちに手助けしてもらった結果、確かに『羽島梨衣』の名前はあった。その病室の扉を開けて、中に入っていく。
相部屋で四人部屋だった。ベッドの上の顔を見渡す。いた。面影がある。
羽島の手元には本があって、視線を落としている。しかしその横顔からでも面影が感ぜられた。
「リイちゃん……?」
呼ばれて羽島が顔を上げた。戸惑ったような顔で雅を見ていたが、雅はキーホルダーを羽島に見せた。すぐに羽島の顔が明るくなった。羽島も手元のしおりを持ち上げた。そこには同じテディベアのキーホルダーがあった。
「ミイちゃん?」「そう、久しぶりだね」
「なんで、どうしたの?」「それはこっちのセリフだよ」
二人は久しぶりに会って、始めこそ気まずさがあったが、あっという間に打ち解けていた。今までの出来事をお互いに記憶を補完するように話していく。それを病室の扉から覗き見て、全と南雲は今度こそ帰路に着く。
「よし、真相解明終了。問題なさそうだな」
「さっき本当に帰るのかと思ったんだが」
「ちゃんと最後まで見届けてほしいってのがキーホルダーからのお願いだったからなー」
「最後までならもう少しかかるんじゃないか」
「いや、もういいんじゃない?十分見たと思うけど?腹減ったし?」
「なら急いで帰ろう。問題が起きた」
「なんだよ」「母さんが泣いてる」「……なんで?」
「俺が連絡を忘れたからだ」「バカ!バカバカ!連絡入れろって言ったろ!」
「いや、だからさっき帰るのかと思ったんだ。まさかこんなに遅くなるとは」
「今日は、俺は帰ろうかな」「いいから家で食っていけ」
「いやだよ、おばさん泣くと長えんだよ、料理美味しいのに涙の味がすんだよ!」
「一緒に謝ろう」「……ひとつ貸しだからな」
「ああ、お前に貸した分は山ほどあるからな、どんどん返してくれ」
「クソが!」
翌日の放課後。雅の姿が、再び部室の前にあった。彼女の目線より少し上のところに張り紙があって、『ありとあらゆるご依頼なんでも承り升』と書いてある。呪文のように何度か読んで、呼吸を整える。深呼吸をおまけに一度して、ドアノブに手をかけた。
「お、雅、ちょうど」「ひえええい!!!」
全が声をかけると、想定外だったようで雅が奇声を上げて背筋を伸びに伸ばした。
「なんなんだよ。悪いんだけど、ドア開けてくんない?優しくな」
全を見てみれば、両腕で大量のマックスコーヒーを抱えていた。
全の言葉に頷いて、雅はドアを開けてやった。
「サンキュー」
全は部室に入ると冷蔵庫にマックスコーヒーを詰め込み始めた。
雅がぼけーっとその様子を眺めていると、その視線に気付いた全がマックスコーヒーを握った。
「飲む?」顔元で掲げて雅に訊ねた。
少し遅れて声をかけられたことに気づいた雅は、小刻みに顔を揺らして首を傾げた。
「ほれ、投げるぞ」
言って全は雅にマックスコーヒーを投げてやった。それを受けとって「ありがとうございます」と雅は言った。
入り口近くの壁にもたれていた雅だったが、これではいけないと思い直した。
今日は感謝と謝罪に来たのだ。
全はずっとマックスコーヒーを詰め込むのに躍起になっている。
「全先輩」「なんだー?」
「あの、ありがとうございました」「…………おう」
全は雅を一瞥すると短く返した。
「あの」「なに?まだなんかあるの?」
「私、ここに入りたいです」
缶ジュースが転げる音がした。
「はあ?」
全が怪訝そうに雅を見ている。
「二人に助けてもらった恩を返したいんです」
「鶴の恩返しかよ」「違いますけど、似たようなもんです」
「いや似てねえだろ」「入部オッケーですか?」
「いや、えー?」「なんでダメなんです?」
「いやあ、そのお。うちって、部活の体を装ってるだけで実は危険なところなんだよ」
「それでも構わないです」「こっちが構ってんだよ、察しろ」
「どうすれば入部出来ますか?」
「どうすればって言われてもなあ、どうしたって出来ないんだよ」
部室のドアが開く。南雲がやってきた。
「なあ、ガンちゃん。こいつうちに入部したいんだって」
「よかったじゃん」「え?」
「今年から部の規定が変わって、最低三人は必要らしいからな」
「聞いてないんだけど」「今聞いたろ」「そういう問題じゃねえよ」
南雲がソファに寝転がり、本を読み始めた。
雅がしたり顔になる。
「入部届書いてきます!出してきます!」
一礼して脱兎の如く去っていった。誰もおらず空いたままの扉を全が見つめた。
「じゃあ、書記っつうことで」「部活に書記いるのか?」
「そういう部活なんだよ」「どんな部活だ」
「んなもんお前、ありとあらゆるご依頼を承り升でお馴染みの」
にやりと全が笑った。
「ヨロズ探偵倶楽部だよ」
「俺にもマックスコーヒーくれ」「やだ、自分で買ってこい馬鹿野郎」
「どう?あとどれくらい?」
「わからん」
「うげ、早く帰りてえ、チャンネルが合わなくなってきた。しっかし腹減ったなあ」
「同じく」
「あの、どこに向かってるんですか?」
「さあ?知らない」
雅が訊ねると、全は首を横に振って返した。
「入院してるって言ってたからな、病院だとは思うぜ?」
「だと思うって……」
「そういうこともあんだよ。キーホルダーって子供が使う場合がおおいだろ?だからなんでか子供っぽくなりやすいみたいで。病院ってことしかわかんねえの。あでもまだいい方だぜ?めっちゃゴリゴリにドリームキャッチャーみたいなやつとかはもう論外。あいつら夢掴むことしか考えてねえから。話が通じねえ」
適当に相槌を打って、雅は南雲に声をかけた。
「南雲先輩は何をしてるんですか?」
「縁を辿ってるんだ」「はあ?」雅は首を傾げた。
「ガンちゃんにはそう言うのが見えるんだよ。あれ、言わなかったっけ」
「言ってないんじゃないか?」
「さっきも説明省いたか」
「でも、説明したところでだろ」
二人がそんなことを言った。
「どういうことですか?」
雅が訊ねると、全はまた頭を掻いた。唸って言葉を探す。
「まあ、有体に言えば?ガンちゃんは目が良すぎて、俺は耳が良すぎるからお互い知らなくていいもんまで知ってんの」
「はあ……?」
「まあとにかく今はお前の友達探してんだ、ありがたく思え」
「あ、ありがとうございます?」疑問形の感謝を送った。
「俺も見えたらいいんだけどなあ。俺にも見えるのなんてマジな妖だけだもんなあ」
「見えるのも気分がいいもんじゃないぞ、聞こえるのも地獄だろうが」
「違いねえな」
二人は笑う。随分妙なことに巻き込まれてしまった。
おかしな二人だと思うが、昨日のキーホルダーを探し当てたことといい、雅の過去の友人といい、なぜわかるのだろう。疑問に思ったが、今すぐに説明してもらってもきっと納得出来ないと思ったので、余計なことは言わずただ二人についていくことにした。
時刻は十七時を回った。やば、と呟いて雅は母親へ連絡を入れた。
少し遅くなります、夕飯何?
送ってスマホを制服のポケットに入れた。
「あ、そうかもうそんな時間か。ガンちゃん、おばさんに連絡入れとけ」
「見つけた」「おばさん?」「んなわけあるか」「そりゃそうか」
「あそこだ」
南雲が指差した先には市民病院があった。雅は拍子抜けした。まさかこんなに近くにいたなんて。市民病院と雅の自宅は歩いて二十分程度の距離だった。それどころか、今年の頭に市民病院でインフルエンザの予防接種を受けている。会っていてもおかしくないだろうに、と思ってしまうと、二人のことがにわかには信じられない。
「本当に、いるんですか?」
訊ねてさらに不安になった。もしいなかったらどうしよう。
横にいる二人を見ると、退屈そうにしてはいたが、その目は真面目だった。
「これが必要だろうから、返す」「ちゃんと居るから会ってこい」
南雲がキーホルダーを雅に返す。雅が大事そうに手で包むと、全が雅の背を叩いた。
「じゃ、俺ら帰るから」「え!?」
「家近いんだろ?ごゆっくりどうぞ」
雅が色々と言っているにもかかわらず、全と南雲は今晩の献立を予想しながら去っていった。その背が見えなくなる頃には、空に星が瞬き始めていた。
雅は意を決して市民病院へと向かっていった。
勝手がわからず右往左往したが、看護師たちに手助けしてもらった結果、確かに『羽島梨衣』の名前はあった。その病室の扉を開けて、中に入っていく。
相部屋で四人部屋だった。ベッドの上の顔を見渡す。いた。面影がある。
羽島の手元には本があって、視線を落としている。しかしその横顔からでも面影が感ぜられた。
「リイちゃん……?」
呼ばれて羽島が顔を上げた。戸惑ったような顔で雅を見ていたが、雅はキーホルダーを羽島に見せた。すぐに羽島の顔が明るくなった。羽島も手元のしおりを持ち上げた。そこには同じテディベアのキーホルダーがあった。
「ミイちゃん?」「そう、久しぶりだね」
「なんで、どうしたの?」「それはこっちのセリフだよ」
二人は久しぶりに会って、始めこそ気まずさがあったが、あっという間に打ち解けていた。今までの出来事をお互いに記憶を補完するように話していく。それを病室の扉から覗き見て、全と南雲は今度こそ帰路に着く。
「よし、真相解明終了。問題なさそうだな」
「さっき本当に帰るのかと思ったんだが」
「ちゃんと最後まで見届けてほしいってのがキーホルダーからのお願いだったからなー」
「最後までならもう少しかかるんじゃないか」
「いや、もういいんじゃない?十分見たと思うけど?腹減ったし?」
「なら急いで帰ろう。問題が起きた」
「なんだよ」「母さんが泣いてる」「……なんで?」
「俺が連絡を忘れたからだ」「バカ!バカバカ!連絡入れろって言ったろ!」
「いや、だからさっき帰るのかと思ったんだ。まさかこんなに遅くなるとは」
「今日は、俺は帰ろうかな」「いいから家で食っていけ」
「いやだよ、おばさん泣くと長えんだよ、料理美味しいのに涙の味がすんだよ!」
「一緒に謝ろう」「……ひとつ貸しだからな」
「ああ、お前に貸した分は山ほどあるからな、どんどん返してくれ」
「クソが!」
翌日の放課後。雅の姿が、再び部室の前にあった。彼女の目線より少し上のところに張り紙があって、『ありとあらゆるご依頼なんでも承り升』と書いてある。呪文のように何度か読んで、呼吸を整える。深呼吸をおまけに一度して、ドアノブに手をかけた。
「お、雅、ちょうど」「ひえええい!!!」
全が声をかけると、想定外だったようで雅が奇声を上げて背筋を伸びに伸ばした。
「なんなんだよ。悪いんだけど、ドア開けてくんない?優しくな」
全を見てみれば、両腕で大量のマックスコーヒーを抱えていた。
全の言葉に頷いて、雅はドアを開けてやった。
「サンキュー」
全は部室に入ると冷蔵庫にマックスコーヒーを詰め込み始めた。
雅がぼけーっとその様子を眺めていると、その視線に気付いた全がマックスコーヒーを握った。
「飲む?」顔元で掲げて雅に訊ねた。
少し遅れて声をかけられたことに気づいた雅は、小刻みに顔を揺らして首を傾げた。
「ほれ、投げるぞ」
言って全は雅にマックスコーヒーを投げてやった。それを受けとって「ありがとうございます」と雅は言った。
入り口近くの壁にもたれていた雅だったが、これではいけないと思い直した。
今日は感謝と謝罪に来たのだ。
全はずっとマックスコーヒーを詰め込むのに躍起になっている。
「全先輩」「なんだー?」
「あの、ありがとうございました」「…………おう」
全は雅を一瞥すると短く返した。
「あの」「なに?まだなんかあるの?」
「私、ここに入りたいです」
缶ジュースが転げる音がした。
「はあ?」
全が怪訝そうに雅を見ている。
「二人に助けてもらった恩を返したいんです」
「鶴の恩返しかよ」「違いますけど、似たようなもんです」
「いや似てねえだろ」「入部オッケーですか?」
「いや、えー?」「なんでダメなんです?」
「いやあ、そのお。うちって、部活の体を装ってるだけで実は危険なところなんだよ」
「それでも構わないです」「こっちが構ってんだよ、察しろ」
「どうすれば入部出来ますか?」
「どうすればって言われてもなあ、どうしたって出来ないんだよ」
部室のドアが開く。南雲がやってきた。
「なあ、ガンちゃん。こいつうちに入部したいんだって」
「よかったじゃん」「え?」
「今年から部の規定が変わって、最低三人は必要らしいからな」
「聞いてないんだけど」「今聞いたろ」「そういう問題じゃねえよ」
南雲がソファに寝転がり、本を読み始めた。
雅がしたり顔になる。
「入部届書いてきます!出してきます!」
一礼して脱兎の如く去っていった。誰もおらず空いたままの扉を全が見つめた。
「じゃあ、書記っつうことで」「部活に書記いるのか?」
「そういう部活なんだよ」「どんな部活だ」
「んなもんお前、ありとあらゆるご依頼を承り升でお馴染みの」
にやりと全が笑った。
「ヨロズ探偵倶楽部だよ」
「俺にもマックスコーヒーくれ」「やだ、自分で買ってこい馬鹿野郎」
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
月弥総合病院
御月様(旧名 僕君☽☽︎)
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。
また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。
(小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
壊れていく音を聞きながら
夢窓(ゆめまど)
恋愛
結婚してまだ一か月。
妻の留守中、夫婦の家に突然やってきた母と姉と姪
何気ない日常のひと幕が、
思いもよらない“ひび”を生んでいく。
母と嫁、そしてその狭間で揺れる息子。
誰も気づきがないまま、
家族のかたちが静かに崩れていく――。
壊れていく音を聞きながら、
それでも誰かを思うことはできるのか。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる