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放たれし災
花咲く邪道
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ノースキャトル公国の東部に広がる樹海。
森と平原を分かつ山脈を越えて、六人が飛翔してきた。
護法士のセロナ、キヨヅキ、ティルゲイル、ヘンドリー、エマ、ストウィスの一団である。
「あの巨大な木が魔塊だ。途轍もない邪気を感じる・・・」
セロナが前方を望む。
地平線まで届くほど広大な森林の中央から、巨木が真っ直ぐに伸びていた。
森の近くまで空を進んだ時、眼下で密生する林を抜け、数十本の太い茨が上昇した。
先端が縦横無尽に蠢く。
緑の砦に忍び込む外敵を突き、空中にいる六人の進路を阻んだ。
仕方なく草原へ降り立つ。
天高く伸びていた茨はのろのろと地面に帰ってゆく・・・。
「森をあの鋭い茨が防御しているようだ・・・。この先は歩くしかない」
ティルゲイルが状況を考察する。
「おそらく魔物達の抵抗に遭うはず・・・。警戒を心掛けて行きましょう」
セロナが告げた。
護法士達は目を合わせて頷くと自らを強く鼓舞した。
キヨヅキとエマが鋼鞘から剣を抜き、ヘンドリーとストウィスは背負った長槍を手に取る。
六人は未知なる危険が潜む緑道へ突入していった・・・。
森の中は広葉樹の分厚い枝葉で地上に陽が当たらず、空気は澄んでいるが肌寒い。
敵の出現や近辺の些細な変化に注意して進む。
道は左右にうねり、丈の長い野草を分け入る。
終わりなき迷路のような森林。ひたすら目的地へ足を運ぶ。
突然、茂みから声が聞こえた。
護法士はその声が何であるかをすぐに理解した。魔物の威嚇だ。
素早く全員で背中合わせになり、敵の襲撃に備えて死角を消す。
正面と背後に生えた二本の大木が、幹を揺らして長細い枝を振った。
枝先に実る幾つもの赤い果実を投げる。
セロナとキヨヅキが果実に魔力の気配を感じ、〈全方位防御障壁〉を築いた。
半球状の光の天蓋が六人を包む。
紅の砲弾は落ちて激しい爆発を起こしたが、周囲を覆う輝く壁で内部にいる者は守られた。
不満げな様子の大木。
枝に花が咲き、豊かな果実を育む。
「私は前方の木に向かいますので、ティルゲイルとキヨヅキは後方を斬り倒して下さい」
防御障壁の術技を解き、セロナは瞬く間に正面の大木へ迫る。
ティルゲイルとキヨヅキは逆方向に疾走する。
セロナの手から〈万迅雷〉が連射され、頑丈な幹を貫いた。
枝は力を無くして垂れ下がり、幹の中腹が背後に傾く。
草地に散らばる無数の果実。
異臭を漂わせながら熟れてゆき、じっくりと溶けて土壌の底で分解された・・・。
キヨヅキが爆弾を放つ大木へ駆ける。両手に持つ二本の短剣が雷で満たされた。
ティルゲイルは風の術技で暴れる枝を削ぐ。
同時にキヨヅキが太い根元を断ち、乱れ舞う鮮やかな木の葉。
虚しく倒れた樹木の怪物は意識を失ったように横たわり、再び枝を振り回すことはなかった・・・。
「!!?・・」
ヘンドリーは鈍い羽音を察知して視線を横に移す。
林の奥で浮遊する小さな光。
「あれは?・・・」
暗がりに映る怪光は次々と数を増し、護法士は包囲された。
群集が猛然と飛んでくる。
「魔物め!また現れたか!・・・」
謎の物体を迎え撃つ。
四方八方から出てきた三十体ほどの魔物が 、六人の頭上を旋回したあと空中で留まる。セロナは敵を確かめた。
体長は個体によって疎らだが凡そ一メートル。
厚い筋肉質の胴体と腕があり、背中に四枚の羽。
頭には短い角が複数突き出し、足は無く、下腹部に太い毒針を有している。その外見は巨大な蜂を連想させた。
魔物達が護法士に襲いかかる。
ヘンドリーとストウィスは長槍を振り、蜂が叩き落とされた。
キヨヅキとエマは剣を駆使して魔物を連続で撃破する。
尚も襲い来る害虫の群れ。臀部に付いた毒針を撃つ。
セロナは身を転じて避け、炎の術技を放った。
灼熱に燃やされた魔物が落下してゆく。
それから十体ほどを仕留めると、残りの蟲達は護法士に慄き、急いで茂みの中へ逃げていった。
森が静寂を取り戻す・・・。
蜂の怪物を退けた六人は武器を下ろした。
周辺に敵がいないことを確認してから、また花咲く邪道を歩き始める。
目指す場所は樹海の深奥。
魔物の更なる奇襲に備え、強い警戒心を保ったまま進む。
懐中時計を見ると森の特殊な磁場により秒読みが遅れていた。
おおよその体感で二時間くらい歩いただろうか、木立の間を通り抜けた先で拓けた草原を発見した。
この場所だけ広範囲に渡って樹木が育たず、草原の中央は膨らみ、小さな丘を形成している。
丘の天辺に輝く一本の野草。
空へ伸びた茎の頂きに葉が芽吹き、表面で星形の模様が光る。
「あれは病や毒を癒す〈浄化草〉という希少な薬草です。
土壌の養分を大量に吸収する性質があるため、近場の草木は伸びず、この一帯だけは草原となっているのでしょう」
植物に詳しいセロナが説明した。
護法士達は丘まで近づいてゆく。
パキィン!・・・ストウィスの片足が何かを割った。
急に地面から浮いた大きな網がストウィスに被さる。
網は浮き上がり、空き地の外側の樹木へ引き寄せられた。
網を切ろうと腕を動かす。
交差した結び目に付いた鈴が音色を響かせた。
その音を聞いて茂みから誰かが駆けてくる。
ザザザザッ!・・・
大地に根付く雑草を倒し、落ち葉を踏み潰す足音の重奏が鳴った。
森に慣れているのだろう、迷うことなく接近する。
二十人ほどの小柄な民族が出現した。
肌は浅黒く、顔は仮面で覆い、腕や腰に枯れ葉を織り込んだ衣を着用している。手には斧や槍、弓矢などの武器。
ストウィスを囲う網は野生の猪を捕まえるために奴等が用意した罠であった。
民族は仲間内で聞き取れない難解な言葉を交わすと、武器を掲げて護法士との距離を少しずつ縮める。
決して平和的ではないことは明らかだ。
「あれは魔物か?それとも人間なのか?・・・」
ティルゲイルが敵を窺う。
「この森に棲むゴブリンです。争いを避ける気質の種族だと記憶していますが、どうやら我々を縄張りに侵入した敵だと思っているようです・・・」
エマが答えた。
頭上を見上げると木の枝にゴブリンが登り、仕掛けた罠を回収している。
ストウィスは炎の術技で網を裂き、草原に着地した。
「このまま状況を観るか?それとも先手を取って討つか?」
「彼等が攻めてこないのならば、攻撃をしてはなりません。
縄張りに進入した私達がいけないのです。先ほどまで歩いていた区域に戻り、別の道を行きましょう・・・」
キヨヅキの問いかけにセロナが応じた。
ゴブリンは仮面の裏側で威嚇のような奇声を発する。
今にも襲いかかって来そうだ。
背中に抱えた藁籠の矢を掴み、護法士に向けて弓の弦を引いた。
他のゴブリンも槍や斧を構える。
モゴモゴゴゴォォ!・・・
突如、草原の丘が揺れ動く。
「!!・・・」
そそり立つ地面の土。
砂や岩石が剥がれてゆき、丘の下を巣窟にする怪物〈角土竜〉が露出した。
巨大な体型の皮膚は黒い斑模様で、頭部に数多くの角があった。体の大半を占める口腔には太い牙が生え揃う。
地下から角土竜の腕と思われる触手が伸び、護法士へ殺到する。
キヨヅキとヘンドリーは機敏な剣技で触手を刻む。
落ちた生身の残骸は、釣り上げられた魚のように草原でバタバタと暴れていた・・・。
森と平原を分かつ山脈を越えて、六人が飛翔してきた。
護法士のセロナ、キヨヅキ、ティルゲイル、ヘンドリー、エマ、ストウィスの一団である。
「あの巨大な木が魔塊だ。途轍もない邪気を感じる・・・」
セロナが前方を望む。
地平線まで届くほど広大な森林の中央から、巨木が真っ直ぐに伸びていた。
森の近くまで空を進んだ時、眼下で密生する林を抜け、数十本の太い茨が上昇した。
先端が縦横無尽に蠢く。
緑の砦に忍び込む外敵を突き、空中にいる六人の進路を阻んだ。
仕方なく草原へ降り立つ。
天高く伸びていた茨はのろのろと地面に帰ってゆく・・・。
「森をあの鋭い茨が防御しているようだ・・・。この先は歩くしかない」
ティルゲイルが状況を考察する。
「おそらく魔物達の抵抗に遭うはず・・・。警戒を心掛けて行きましょう」
セロナが告げた。
護法士達は目を合わせて頷くと自らを強く鼓舞した。
キヨヅキとエマが鋼鞘から剣を抜き、ヘンドリーとストウィスは背負った長槍を手に取る。
六人は未知なる危険が潜む緑道へ突入していった・・・。
森の中は広葉樹の分厚い枝葉で地上に陽が当たらず、空気は澄んでいるが肌寒い。
敵の出現や近辺の些細な変化に注意して進む。
道は左右にうねり、丈の長い野草を分け入る。
終わりなき迷路のような森林。ひたすら目的地へ足を運ぶ。
突然、茂みから声が聞こえた。
護法士はその声が何であるかをすぐに理解した。魔物の威嚇だ。
素早く全員で背中合わせになり、敵の襲撃に備えて死角を消す。
正面と背後に生えた二本の大木が、幹を揺らして長細い枝を振った。
枝先に実る幾つもの赤い果実を投げる。
セロナとキヨヅキが果実に魔力の気配を感じ、〈全方位防御障壁〉を築いた。
半球状の光の天蓋が六人を包む。
紅の砲弾は落ちて激しい爆発を起こしたが、周囲を覆う輝く壁で内部にいる者は守られた。
不満げな様子の大木。
枝に花が咲き、豊かな果実を育む。
「私は前方の木に向かいますので、ティルゲイルとキヨヅキは後方を斬り倒して下さい」
防御障壁の術技を解き、セロナは瞬く間に正面の大木へ迫る。
ティルゲイルとキヨヅキは逆方向に疾走する。
セロナの手から〈万迅雷〉が連射され、頑丈な幹を貫いた。
枝は力を無くして垂れ下がり、幹の中腹が背後に傾く。
草地に散らばる無数の果実。
異臭を漂わせながら熟れてゆき、じっくりと溶けて土壌の底で分解された・・・。
キヨヅキが爆弾を放つ大木へ駆ける。両手に持つ二本の短剣が雷で満たされた。
ティルゲイルは風の術技で暴れる枝を削ぐ。
同時にキヨヅキが太い根元を断ち、乱れ舞う鮮やかな木の葉。
虚しく倒れた樹木の怪物は意識を失ったように横たわり、再び枝を振り回すことはなかった・・・。
「!!?・・」
ヘンドリーは鈍い羽音を察知して視線を横に移す。
林の奥で浮遊する小さな光。
「あれは?・・・」
暗がりに映る怪光は次々と数を増し、護法士は包囲された。
群集が猛然と飛んでくる。
「魔物め!また現れたか!・・・」
謎の物体を迎え撃つ。
四方八方から出てきた三十体ほどの魔物が 、六人の頭上を旋回したあと空中で留まる。セロナは敵を確かめた。
体長は個体によって疎らだが凡そ一メートル。
厚い筋肉質の胴体と腕があり、背中に四枚の羽。
頭には短い角が複数突き出し、足は無く、下腹部に太い毒針を有している。その外見は巨大な蜂を連想させた。
魔物達が護法士に襲いかかる。
ヘンドリーとストウィスは長槍を振り、蜂が叩き落とされた。
キヨヅキとエマは剣を駆使して魔物を連続で撃破する。
尚も襲い来る害虫の群れ。臀部に付いた毒針を撃つ。
セロナは身を転じて避け、炎の術技を放った。
灼熱に燃やされた魔物が落下してゆく。
それから十体ほどを仕留めると、残りの蟲達は護法士に慄き、急いで茂みの中へ逃げていった。
森が静寂を取り戻す・・・。
蜂の怪物を退けた六人は武器を下ろした。
周辺に敵がいないことを確認してから、また花咲く邪道を歩き始める。
目指す場所は樹海の深奥。
魔物の更なる奇襲に備え、強い警戒心を保ったまま進む。
懐中時計を見ると森の特殊な磁場により秒読みが遅れていた。
おおよその体感で二時間くらい歩いただろうか、木立の間を通り抜けた先で拓けた草原を発見した。
この場所だけ広範囲に渡って樹木が育たず、草原の中央は膨らみ、小さな丘を形成している。
丘の天辺に輝く一本の野草。
空へ伸びた茎の頂きに葉が芽吹き、表面で星形の模様が光る。
「あれは病や毒を癒す〈浄化草〉という希少な薬草です。
土壌の養分を大量に吸収する性質があるため、近場の草木は伸びず、この一帯だけは草原となっているのでしょう」
植物に詳しいセロナが説明した。
護法士達は丘まで近づいてゆく。
パキィン!・・・ストウィスの片足が何かを割った。
急に地面から浮いた大きな網がストウィスに被さる。
網は浮き上がり、空き地の外側の樹木へ引き寄せられた。
網を切ろうと腕を動かす。
交差した結び目に付いた鈴が音色を響かせた。
その音を聞いて茂みから誰かが駆けてくる。
ザザザザッ!・・・
大地に根付く雑草を倒し、落ち葉を踏み潰す足音の重奏が鳴った。
森に慣れているのだろう、迷うことなく接近する。
二十人ほどの小柄な民族が出現した。
肌は浅黒く、顔は仮面で覆い、腕や腰に枯れ葉を織り込んだ衣を着用している。手には斧や槍、弓矢などの武器。
ストウィスを囲う網は野生の猪を捕まえるために奴等が用意した罠であった。
民族は仲間内で聞き取れない難解な言葉を交わすと、武器を掲げて護法士との距離を少しずつ縮める。
決して平和的ではないことは明らかだ。
「あれは魔物か?それとも人間なのか?・・・」
ティルゲイルが敵を窺う。
「この森に棲むゴブリンです。争いを避ける気質の種族だと記憶していますが、どうやら我々を縄張りに侵入した敵だと思っているようです・・・」
エマが答えた。
頭上を見上げると木の枝にゴブリンが登り、仕掛けた罠を回収している。
ストウィスは炎の術技で網を裂き、草原に着地した。
「このまま状況を観るか?それとも先手を取って討つか?」
「彼等が攻めてこないのならば、攻撃をしてはなりません。
縄張りに進入した私達がいけないのです。先ほどまで歩いていた区域に戻り、別の道を行きましょう・・・」
キヨヅキの問いかけにセロナが応じた。
ゴブリンは仮面の裏側で威嚇のような奇声を発する。
今にも襲いかかって来そうだ。
背中に抱えた藁籠の矢を掴み、護法士に向けて弓の弦を引いた。
他のゴブリンも槍や斧を構える。
モゴモゴゴゴォォ!・・・
突如、草原の丘が揺れ動く。
「!!・・・」
そそり立つ地面の土。
砂や岩石が剥がれてゆき、丘の下を巣窟にする怪物〈角土竜〉が露出した。
巨大な体型の皮膚は黒い斑模様で、頭部に数多くの角があった。体の大半を占める口腔には太い牙が生え揃う。
地下から角土竜の腕と思われる触手が伸び、護法士へ殺到する。
キヨヅキとヘンドリーは機敏な剣技で触手を刻む。
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