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カインは頭の痛い思いをしていた。無論、それは母であるグレイシスも同じである。
朝の静かなひと時に、侍従を凍りつかせる勢いで朝っぱらから行われた夫婦喧嘩。というよりも、父であるジルバはどこ吹く風で相手にしていなかったが、グレイシスは自分に断りもなく縁談をまとめてしまったジルバに、それはもう怒り狂ったのであった。
「余のレイピアで貴様を標本にしてくれる!!そこになおれジルバ!!大人しく首を差し出すが良い!!」
「不思議なことを言う。首を差し出すのに大人しくしていられる獲物がどこにいるというのだ。」
「人の揚げ足しか取らぬ姑息な蜘蛛め!今日こそ誰が上だが教えてやろう!」
「ははは、お前が雌に決まっているだろう我妻よ。」
カイン付きの侍従は、全く動じずに空いたカップに紅茶を注ぐ。こういうことが割と日常茶飯事であるので、この家族が集う部屋には強化魔法が掛かっているし、ここに務める侍従の必須条件として、日曜大工などが得意なもの、または傭兵上がりで多少の攻撃魔法が至近距離で放たれても動じないものが募集要項である。
カイン付きの侍従であるイズナは、面接の際にカインが予備動作無しで放った闇魔法に対しても全く動じず、実に肝の据わった男であった為に採用された。
「昼頃には到着されるそうです。カイン様のお召し替えはジルバ様から承っておりますので、そろそろご準備の方をお願いいたします。」
カインの後ろで、ジルバの放った大蜘蛛によって体を押し倒されている。不敬極まりないが打ち首にならないのは父だからだ。
流石にグレイシスもジルバの兄弟には手を出せないらしく、蜘蛛の下でどけと喚いていた。
「本人の承諾もない見合いとは恐れ入る。母上を足止めしておくから早くしろという父上の無駄な気遣いを感じすらする。あっているかイズナ。」
「恐らくそれは間違いないかと。」
淡々と答えるイズナにカインは小さくうなずいた。なんだか面倒くさいことになった。やりたくはないがやらなければ父の気がすまないだろう。
最もスムーズに夫婦喧嘩を収めるためには、やはりカインが見合いをさっさと終わらせてしまえば済む話である。
「行くぞイズナ。調度品の請求額は財務局に言って纏めておけ。目に見えた数字を出せば次回から口喧嘩のみで終わるかもしれん。」
「承りました。」
壁際に張り付くように怯える使えない侍従なんぞいらん。カインは部屋を出る間際に、怯えて仕事をしない侍従共にそう言うと、イズナは面白そうに口元を小さく緩めた。
「グレイシス様によく似ておられる。」
「そうか、それはよかった。なら俺は間違ったことは述べていないということだな。」
「ええ、実によろしい性格かと思われます。イズナは好きですよ、そういうの。」
「お前の好みは聞いていないが、まあいい。」
カインはグレイシスとジルバのいい性格をしっかりと受け継いでいた。頭のキレも、そして嫌味の鋭さも。怜悧な美貌に近寄るご令嬢方は、すべからく切り捨てられた。香水で体臭を誤魔化すような不潔な女は近寄るなと述べて、周りの空気もしっかりと凍らしたが。
なんにせよ面倒だ。イズナが言うには、相手はミハエルらしい。父とダラスの間での口約束にしても、巻き込まれた本人も溜まったものではないだろうなあと思った。
城内に入り、侍従に付き従いながら歩くミハエルは、それはもう美しかった。自分ではどうすることもできぬ事柄に直面し、その目元には仄かに涙の跡が残る。きらきらとした日差しに反射した薄い茶色の髪は柔らかく編まれ、陽の光に反射すれば金色がちらりと光っていた。
回廊を抜ける際に居合わせた顔見知りの騎士にぺこりと頭だけ下げてすれ違うと、呆気に取られたように見送られた。もしかして似合っていないのだろうか。普段は挨拶を返してくれる彼らが、口を開けたままミハエルを目で追うものだから、今更ながらこの服装が気になってきた。
胸に抱えた不安が顔に出たらしい、ダラスが肩に腕を回すと、労るように肩を擦られた。
侍従が入室の許可を取る。どうやら中に通されるのはミハエルのみらしい。別室にて待機することとなったというダラスは、侍従が言うには親は親でと言うことらしい。どうやらルキーノが思ったとおり、グレイシスが火を吹いたとの事だった。
「カイン殿下はお会いしたことがあるでしょう、歳も変わりませんから、気を緩やかに持ちなさい。」
ルキーノはそういうと、僕はグレイシス様とちょっとお話をしてきます。そう言ってハグをすると、ミハエルが扉の向こうに行くまで見送ってくれた。
「互いに親が暴走しがちだと苦労するな。」
カインは、ソファに腰掛けながら疲れたような顔をする。後ろに控えているイズナがミハエルに向けて頭を下げると、ついつられるようにぺこりとミハエルもお辞儀をした。
「カイン殿下、その」
「人の目もない、呼び捨てで構わん。」
「なら…そうするけど、」
第一王子っぽくはない。どちらかというと、ミハエルのが早く生まれているはずなのに、住んでいる場所がそうさせるのかひどく老成した雰囲気である。
「はあ…」
「はぁ…」
積もる思いからくる溜息が重なった。カインの目の前のソファを進められらたミハエルは、座り心地の良いそこに腰掛ける。親同士が仲がいいせいか、人前以外だとこんなもんである。
イズナが入れてくれた紅茶をありがたく一口いただくと、カインが足を組み直す。嫌味なくらい長い脚である。スイッチが入っていないときのカインは粗野な雰囲気だなあと見つめていると、カインは背もたれに背を預けて天井を見上げた。
「で、どうすんだ。するのか、俺と結婚。」
「絶対にいやです…」
「だろうな。」
ミハエルの言葉に小さく笑う。申し訳無さそうな雰囲気を出しているくせに失礼な奴だと言うと、お断りしますと言い直したがそういうことではない。
カインは眉間を数度揉むと、疲れた顔をして真っ直ぐにミハエルを見つめた。嫌な予感がひしひしと伝わってくる。
「まあ、俺はお前が好みではないから願い下げだが、いい加減恋人も定めねば夜会でも面倒だ。悪いが給料はだすからとりあえず許嫁になるというのはどうだ。」
「僕に好きな人がいるの知ってるくせにそんなこという…」
「その好きな人と実ったら別れてやる。というか別れるも何も付き合わないが、互いの面倒を考えるとこれが一番合理的だろう。」
「それ、バレたら僕が怒られる未来しか見えないんだけど。」
「なら俺が別れるときに人の目の前で振ってやる。」
「自分の株はさげないほうがいいとおもう!」
疲れると直ぐに馬鹿みたいなことを抜かす。どうやら公務で休む暇もなく慌ただしい日々を過ごしているらしい。ミハエルは嗜めるように言い返すと、イズナもご尤もですなと頷いた。
「じゃあこうしよう。時短でどうだ。」
「時短…ああ、必要なときのみってことかな?」
「そうだ。日割りで出す。予定が決まったらイズナをよこすから、まああまりないとは思うが…」
そんなことを言うとフラグが立ってしまうのではとなんとも言えない顔をするミハエルの肩を、カインはがしりと掴む。
「えっ、と…」
「書面にしよう。お互い好きな相手ができて浮気を疑われるようなら、それを見せればいい。」
ひらめいたという顔で見つめられるまま、ミハエルは流されるように曖昧にうなずく。なんだかうまくまとめられたような気がしないでもないが、互いの親には隠さず伝えるということだけ約束をさせると、カインは話は終わりだと相変わらずな疲れた顔で紅茶を飲んだ。
朝の静かなひと時に、侍従を凍りつかせる勢いで朝っぱらから行われた夫婦喧嘩。というよりも、父であるジルバはどこ吹く風で相手にしていなかったが、グレイシスは自分に断りもなく縁談をまとめてしまったジルバに、それはもう怒り狂ったのであった。
「余のレイピアで貴様を標本にしてくれる!!そこになおれジルバ!!大人しく首を差し出すが良い!!」
「不思議なことを言う。首を差し出すのに大人しくしていられる獲物がどこにいるというのだ。」
「人の揚げ足しか取らぬ姑息な蜘蛛め!今日こそ誰が上だが教えてやろう!」
「ははは、お前が雌に決まっているだろう我妻よ。」
カイン付きの侍従は、全く動じずに空いたカップに紅茶を注ぐ。こういうことが割と日常茶飯事であるので、この家族が集う部屋には強化魔法が掛かっているし、ここに務める侍従の必須条件として、日曜大工などが得意なもの、または傭兵上がりで多少の攻撃魔法が至近距離で放たれても動じないものが募集要項である。
カイン付きの侍従であるイズナは、面接の際にカインが予備動作無しで放った闇魔法に対しても全く動じず、実に肝の据わった男であった為に採用された。
「昼頃には到着されるそうです。カイン様のお召し替えはジルバ様から承っておりますので、そろそろご準備の方をお願いいたします。」
カインの後ろで、ジルバの放った大蜘蛛によって体を押し倒されている。不敬極まりないが打ち首にならないのは父だからだ。
流石にグレイシスもジルバの兄弟には手を出せないらしく、蜘蛛の下でどけと喚いていた。
「本人の承諾もない見合いとは恐れ入る。母上を足止めしておくから早くしろという父上の無駄な気遣いを感じすらする。あっているかイズナ。」
「恐らくそれは間違いないかと。」
淡々と答えるイズナにカインは小さくうなずいた。なんだか面倒くさいことになった。やりたくはないがやらなければ父の気がすまないだろう。
最もスムーズに夫婦喧嘩を収めるためには、やはりカインが見合いをさっさと終わらせてしまえば済む話である。
「行くぞイズナ。調度品の請求額は財務局に言って纏めておけ。目に見えた数字を出せば次回から口喧嘩のみで終わるかもしれん。」
「承りました。」
壁際に張り付くように怯える使えない侍従なんぞいらん。カインは部屋を出る間際に、怯えて仕事をしない侍従共にそう言うと、イズナは面白そうに口元を小さく緩めた。
「グレイシス様によく似ておられる。」
「そうか、それはよかった。なら俺は間違ったことは述べていないということだな。」
「ええ、実によろしい性格かと思われます。イズナは好きですよ、そういうの。」
「お前の好みは聞いていないが、まあいい。」
カインはグレイシスとジルバのいい性格をしっかりと受け継いでいた。頭のキレも、そして嫌味の鋭さも。怜悧な美貌に近寄るご令嬢方は、すべからく切り捨てられた。香水で体臭を誤魔化すような不潔な女は近寄るなと述べて、周りの空気もしっかりと凍らしたが。
なんにせよ面倒だ。イズナが言うには、相手はミハエルらしい。父とダラスの間での口約束にしても、巻き込まれた本人も溜まったものではないだろうなあと思った。
城内に入り、侍従に付き従いながら歩くミハエルは、それはもう美しかった。自分ではどうすることもできぬ事柄に直面し、その目元には仄かに涙の跡が残る。きらきらとした日差しに反射した薄い茶色の髪は柔らかく編まれ、陽の光に反射すれば金色がちらりと光っていた。
回廊を抜ける際に居合わせた顔見知りの騎士にぺこりと頭だけ下げてすれ違うと、呆気に取られたように見送られた。もしかして似合っていないのだろうか。普段は挨拶を返してくれる彼らが、口を開けたままミハエルを目で追うものだから、今更ながらこの服装が気になってきた。
胸に抱えた不安が顔に出たらしい、ダラスが肩に腕を回すと、労るように肩を擦られた。
侍従が入室の許可を取る。どうやら中に通されるのはミハエルのみらしい。別室にて待機することとなったというダラスは、侍従が言うには親は親でと言うことらしい。どうやらルキーノが思ったとおり、グレイシスが火を吹いたとの事だった。
「カイン殿下はお会いしたことがあるでしょう、歳も変わりませんから、気を緩やかに持ちなさい。」
ルキーノはそういうと、僕はグレイシス様とちょっとお話をしてきます。そう言ってハグをすると、ミハエルが扉の向こうに行くまで見送ってくれた。
「互いに親が暴走しがちだと苦労するな。」
カインは、ソファに腰掛けながら疲れたような顔をする。後ろに控えているイズナがミハエルに向けて頭を下げると、ついつられるようにぺこりとミハエルもお辞儀をした。
「カイン殿下、その」
「人の目もない、呼び捨てで構わん。」
「なら…そうするけど、」
第一王子っぽくはない。どちらかというと、ミハエルのが早く生まれているはずなのに、住んでいる場所がそうさせるのかひどく老成した雰囲気である。
「はあ…」
「はぁ…」
積もる思いからくる溜息が重なった。カインの目の前のソファを進められらたミハエルは、座り心地の良いそこに腰掛ける。親同士が仲がいいせいか、人前以外だとこんなもんである。
イズナが入れてくれた紅茶をありがたく一口いただくと、カインが足を組み直す。嫌味なくらい長い脚である。スイッチが入っていないときのカインは粗野な雰囲気だなあと見つめていると、カインは背もたれに背を預けて天井を見上げた。
「で、どうすんだ。するのか、俺と結婚。」
「絶対にいやです…」
「だろうな。」
ミハエルの言葉に小さく笑う。申し訳無さそうな雰囲気を出しているくせに失礼な奴だと言うと、お断りしますと言い直したがそういうことではない。
カインは眉間を数度揉むと、疲れた顔をして真っ直ぐにミハエルを見つめた。嫌な予感がひしひしと伝わってくる。
「まあ、俺はお前が好みではないから願い下げだが、いい加減恋人も定めねば夜会でも面倒だ。悪いが給料はだすからとりあえず許嫁になるというのはどうだ。」
「僕に好きな人がいるの知ってるくせにそんなこという…」
「その好きな人と実ったら別れてやる。というか別れるも何も付き合わないが、互いの面倒を考えるとこれが一番合理的だろう。」
「それ、バレたら僕が怒られる未来しか見えないんだけど。」
「なら俺が別れるときに人の目の前で振ってやる。」
「自分の株はさげないほうがいいとおもう!」
疲れると直ぐに馬鹿みたいなことを抜かす。どうやら公務で休む暇もなく慌ただしい日々を過ごしているらしい。ミハエルは嗜めるように言い返すと、イズナもご尤もですなと頷いた。
「じゃあこうしよう。時短でどうだ。」
「時短…ああ、必要なときのみってことかな?」
「そうだ。日割りで出す。予定が決まったらイズナをよこすから、まああまりないとは思うが…」
そんなことを言うとフラグが立ってしまうのではとなんとも言えない顔をするミハエルの肩を、カインはがしりと掴む。
「えっ、と…」
「書面にしよう。お互い好きな相手ができて浮気を疑われるようなら、それを見せればいい。」
ひらめいたという顔で見つめられるまま、ミハエルは流されるように曖昧にうなずく。なんだかうまくまとめられたような気がしないでもないが、互いの親には隠さず伝えるということだけ約束をさせると、カインは話は終わりだと相変わらずな疲れた顔で紅茶を飲んだ。
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