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第三章 王都攻防編
ピンぼけ夫婦の奮闘⑦
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「では、カトリーナ嬢。お話があるということでしたがご用件は?」
ヘルムートはそう切り出しながらカトリーナをじろりと睨みつけた。
対するカトリーナは出されたお茶に口をつけると、ゆっくりと芳しい香りを楽しんでいる。普段、家で飲むものとはまた違った美味しさがあり、彼女は驚きとともに口を開いた。
「はい。その用件の前に、おききしたいことがあるのですがよろしいですか?」
「ええ、なんでしょう?」
「あなたがこのスラムを取り仕切っていると聞きましたが、現在のスラムに何か思うところはありますか?」
「思うところ……ですか?」
ヘルムートはカトリーナの言葉に目を細めると、そっとお茶を口に含んだ。
「ええ。今スラムは、食べていくことすらままならない子供たちがたくさんいます。仕事もなく悪に手を染めるもの達もたくさん……。彼らとて、望んであのような状況になったわけではないと思うのです。そんな状況をどう思うかお聞きしたいと思って」
ヘルムートはカップを置くと、一瞬、明後日の方向に視線を向けたかと思えば、すぐにカトリーナを見据えた。
「どう思うか……それについては、特に何も、としか言いようがありません」
「何も……ですか?」
「ええ。別に彼らの人生を私が請け負っているわけではありません。取り仕切っているとはいっても仕事を斡旋したり私の権利を脅かす者達を排除したりとそれくらいです。ですから、彼らがのたうち回って死のうが、どうなろうが知ったことではないのです」
ヘルムートの言葉に、カトリーナは口を噤む。
そんな彼女を助けるかのように、セヴェリーノは口を挟んだ。
「奥様。仕方ないのです。この場所は、そうやって成り立ってきました。私も、今こうして生きているのは運がよかったとしか言いようがありません。ヘルムートさんの言うことは正しいのです」
「そうですよ、カトリーナ嬢。もし、この状況をどうにかしたいのなら勝手にやってもらって結構ですよ? ただ、私の縄張りで何かをしたいなら、あまり出歩かないほうがいいかもしれません。外では何が起こるかわかりませんから」
彼らの言葉を受けて、カトリーナは再度問いかける。
その声は小さく、そしてか細い。
「では……。ヘルムート様が一番大事なものはなんですか?」
「大事なものですか? それは生き残ることと金です。命がなければ何もできない。金がなければ生きることができない。私も所詮はスラムの人間です。つまるところ、そこを満たすためにここまで走ってきましたが……きっとあなたには理解できないのでしょう。狭い範囲でしか大事なものを守れない矮小な人間のことなど、ね」
ヘルムートはそこまで言い切り、ちらりとカトリーナを見た。
すると、もう言うことはないとばかりに立ち上がると、最初に座っていた机へと戻っていく。
「ではカトリーナ嬢。もう話すことはないでしょう? 私も公爵家と事を構えたくはありません。あなたに何かするつもりはありませんので、お引き取りを」
その言葉を受けたカトリーナは俯いている。
その横では、カトリーナの様子を窺いながら心配そうにのぞき込むセヴェリーノの姿があった。
「いきましょう、奥様」
「お前ら。カトリーナ嬢をお送りしてやれ」
話し合いは終わり。
部屋全体がそんな空気で包まれたその時、カトリーナが呟いた。
「……くだらない」
その言葉に、ヘルムートは眉を顰める。
「私は、まだ何も要望をお伝えしてませんよ? 聞いたことに答えてくださったのはありがたいですが、勝手に相いれないと決めつけて勝手に距離を取ってしまうその短慮さには呆れてしまいます。短気は損気。覚えておくといいですね」
「なんだと!」
「なめてんのかぁ!?」
ヘルムートの周りにいた男達は怒声を上げてカトリーナに詰め寄る。
が、そんな彼らをヘルムート自身が呼び止めた。
「やめろ、お前たち! …………それよりも、カトリーナ嬢も口には気を付けたほうがいい。公爵家と事を構える気がないといっても、なめられたら終わりなものですから。やるべきことはやりますよ」
「そうやってすぐに牙を剥くのは争いを避けたいから。私が本気になったらこんなスラム、あっという間に更地です。それくらいの力はありますよ? 私の夫は」
「今度は脅しですか?」
「違います。戦い方が稚拙だと言っているんです。あなた達は、スラムのことについて何も思っていないと言いました。仕事の斡旋と対抗勢力の排除。正直、ここまでは予想通りです。ですが、本当にそれでいいのですか? こんな街の端っこで皆から疎まれているスラムで大きい顔をしていれば、それで満足ですか?」
「……何が言いたい」
カトリーナは立ち上がり、ヘルムートの座っている机まで近づき目の前に立った。
腕をくみ、文字通りヘルムートを見下ろした。
「私が伝えたかった本題。それは、もっと稼ぎたくはないか? 強い権力を持ちたくはないか? という提案です。見たところ、手の届く範囲は守りたいと思っているようですし、この混沌としたスラムを取り仕切る能力はきっと本物なのでしょう」
「何を……」
「ヘルムート様。このスラムを治める領主のようなものにおなり下さいませ。スラムの隅々まで把握し掌握し支配する。もしそうなりたいとしたらお手伝いしますよ? もちろん、私も見返りを要求しますけどね」
カトリーナの提案にぽかんと口を開いたヘルムート。
そんなヘルムート相手に、カトリーナは今後の計画を語っていく。だんだんと目に輝きを宿していくヘルムートは、彼女の言葉に応じるように理想を語っていく。
セヴェリーノは、そんな二人の後ろ姿を見ながら、呆気に取られた様子で立ち尽くしていたのだった。
ヘルムートはそう切り出しながらカトリーナをじろりと睨みつけた。
対するカトリーナは出されたお茶に口をつけると、ゆっくりと芳しい香りを楽しんでいる。普段、家で飲むものとはまた違った美味しさがあり、彼女は驚きとともに口を開いた。
「はい。その用件の前に、おききしたいことがあるのですがよろしいですか?」
「ええ、なんでしょう?」
「あなたがこのスラムを取り仕切っていると聞きましたが、現在のスラムに何か思うところはありますか?」
「思うところ……ですか?」
ヘルムートはカトリーナの言葉に目を細めると、そっとお茶を口に含んだ。
「ええ。今スラムは、食べていくことすらままならない子供たちがたくさんいます。仕事もなく悪に手を染めるもの達もたくさん……。彼らとて、望んであのような状況になったわけではないと思うのです。そんな状況をどう思うかお聞きしたいと思って」
ヘルムートはカップを置くと、一瞬、明後日の方向に視線を向けたかと思えば、すぐにカトリーナを見据えた。
「どう思うか……それについては、特に何も、としか言いようがありません」
「何も……ですか?」
「ええ。別に彼らの人生を私が請け負っているわけではありません。取り仕切っているとはいっても仕事を斡旋したり私の権利を脅かす者達を排除したりとそれくらいです。ですから、彼らがのたうち回って死のうが、どうなろうが知ったことではないのです」
ヘルムートの言葉に、カトリーナは口を噤む。
そんな彼女を助けるかのように、セヴェリーノは口を挟んだ。
「奥様。仕方ないのです。この場所は、そうやって成り立ってきました。私も、今こうして生きているのは運がよかったとしか言いようがありません。ヘルムートさんの言うことは正しいのです」
「そうですよ、カトリーナ嬢。もし、この状況をどうにかしたいのなら勝手にやってもらって結構ですよ? ただ、私の縄張りで何かをしたいなら、あまり出歩かないほうがいいかもしれません。外では何が起こるかわかりませんから」
彼らの言葉を受けて、カトリーナは再度問いかける。
その声は小さく、そしてか細い。
「では……。ヘルムート様が一番大事なものはなんですか?」
「大事なものですか? それは生き残ることと金です。命がなければ何もできない。金がなければ生きることができない。私も所詮はスラムの人間です。つまるところ、そこを満たすためにここまで走ってきましたが……きっとあなたには理解できないのでしょう。狭い範囲でしか大事なものを守れない矮小な人間のことなど、ね」
ヘルムートはそこまで言い切り、ちらりとカトリーナを見た。
すると、もう言うことはないとばかりに立ち上がると、最初に座っていた机へと戻っていく。
「ではカトリーナ嬢。もう話すことはないでしょう? 私も公爵家と事を構えたくはありません。あなたに何かするつもりはありませんので、お引き取りを」
その言葉を受けたカトリーナは俯いている。
その横では、カトリーナの様子を窺いながら心配そうにのぞき込むセヴェリーノの姿があった。
「いきましょう、奥様」
「お前ら。カトリーナ嬢をお送りしてやれ」
話し合いは終わり。
部屋全体がそんな空気で包まれたその時、カトリーナが呟いた。
「……くだらない」
その言葉に、ヘルムートは眉を顰める。
「私は、まだ何も要望をお伝えしてませんよ? 聞いたことに答えてくださったのはありがたいですが、勝手に相いれないと決めつけて勝手に距離を取ってしまうその短慮さには呆れてしまいます。短気は損気。覚えておくといいですね」
「なんだと!」
「なめてんのかぁ!?」
ヘルムートの周りにいた男達は怒声を上げてカトリーナに詰め寄る。
が、そんな彼らをヘルムート自身が呼び止めた。
「やめろ、お前たち! …………それよりも、カトリーナ嬢も口には気を付けたほうがいい。公爵家と事を構える気がないといっても、なめられたら終わりなものですから。やるべきことはやりますよ」
「そうやってすぐに牙を剥くのは争いを避けたいから。私が本気になったらこんなスラム、あっという間に更地です。それくらいの力はありますよ? 私の夫は」
「今度は脅しですか?」
「違います。戦い方が稚拙だと言っているんです。あなた達は、スラムのことについて何も思っていないと言いました。仕事の斡旋と対抗勢力の排除。正直、ここまでは予想通りです。ですが、本当にそれでいいのですか? こんな街の端っこで皆から疎まれているスラムで大きい顔をしていれば、それで満足ですか?」
「……何が言いたい」
カトリーナは立ち上がり、ヘルムートの座っている机まで近づき目の前に立った。
腕をくみ、文字通りヘルムートを見下ろした。
「私が伝えたかった本題。それは、もっと稼ぎたくはないか? 強い権力を持ちたくはないか? という提案です。見たところ、手の届く範囲は守りたいと思っているようですし、この混沌としたスラムを取り仕切る能力はきっと本物なのでしょう」
「何を……」
「ヘルムート様。このスラムを治める領主のようなものにおなり下さいませ。スラムの隅々まで把握し掌握し支配する。もしそうなりたいとしたらお手伝いしますよ? もちろん、私も見返りを要求しますけどね」
カトリーナの提案にぽかんと口を開いたヘルムート。
そんなヘルムート相手に、カトリーナは今後の計画を語っていく。だんだんと目に輝きを宿していくヘルムートは、彼女の言葉に応じるように理想を語っていく。
セヴェリーノは、そんな二人の後ろ姿を見ながら、呆気に取られた様子で立ち尽くしていたのだった。
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