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気がつけば、私はフフル様の背中に乗って空から下を見下ろしていました。ゲートの上空です。インディアル側は空から見ても荒れていて、魔獣たちが大量にいるのがわかりました。魔獣たちの鳴き声が気持ち悪く聞こえてきます。
「魔獣の中で戦いあって、最終的により悪しき心を持つ者が勝つであろう」
「浄化のエネルギーを送ります」
私はなんとかレートレースを救うために何かをしようと思いました。このままではきっとレートレースにも穢れは入ってきます。
「いや、今は様子を見た方が良い」
「なぜ?」
フフル様に止められましたが、様子を見ている余裕はないと思います。私は無視して浄化のエネルギーを送りました。しかし、そのエネルギーは弾かれて消えてしまいました。
「今はアリスのエネルギーは入っていかないだろう。思いの外、悪しき心が強い」
「どうしたらいいのですか。このままでは」
私は不安になりました。インディアルにいた頃、私は孤独でした。聖女様が亡くなり私は限られた人としか会うことができなくなりました。ずっと儀式だけをして過ごしていました。
レートレースではたくさんの人と触れ合い、私に良くしてくださいました。今はレートレースが私の家です。レートレースを穢すわけにはいきません。
「今は待て」
フフル様の背中にしがみつき、私は落ち着こうとしました。下を見るとまだ穢れはゲートの中には入ってきません。
「我にもこの状況はわからぬ。アリスの結界が弱まるわけがない。よほどあの女の呪いの力が強いのだろう」
私より強い呪いの力。それでは私は負けてしまうということになります。どうしたらいいのでしょう。私はアンディ様やエディ様のことを考え、胸が苦しくなりました。
「アリス、落ち着け」
フフル様の言葉に私は落ち着こうと深呼吸しました。
「アリスは弱くなっている」
わかっています。それを今実感しています。
「それは余計なことを考えているからだ。何も考えるな。ただ浄化についてだけ考えろ」
インディアルにいた頃は祈りの間で儀式のことだけ考えていました。今は違います。食事のこと、ドレスのこと、言葉遣いやお辞儀の仕方。生活の全てが考えることでいっぱいです。
「私、どこかに籠って儀式を再開します」
フフル様に伝えると、フフル様は静かにうなづいたように思います。
「良い場所がある。そこに連れていこう」
フフル様が私をどこに連れていこうとしているのかわかりません。でもそこはきっと最善の場所でしょう。
私はフフル様にしがみつきました。景色がグワン、と動いた気がしました。
「魔獣の中で戦いあって、最終的により悪しき心を持つ者が勝つであろう」
「浄化のエネルギーを送ります」
私はなんとかレートレースを救うために何かをしようと思いました。このままではきっとレートレースにも穢れは入ってきます。
「いや、今は様子を見た方が良い」
「なぜ?」
フフル様に止められましたが、様子を見ている余裕はないと思います。私は無視して浄化のエネルギーを送りました。しかし、そのエネルギーは弾かれて消えてしまいました。
「今はアリスのエネルギーは入っていかないだろう。思いの外、悪しき心が強い」
「どうしたらいいのですか。このままでは」
私は不安になりました。インディアルにいた頃、私は孤独でした。聖女様が亡くなり私は限られた人としか会うことができなくなりました。ずっと儀式だけをして過ごしていました。
レートレースではたくさんの人と触れ合い、私に良くしてくださいました。今はレートレースが私の家です。レートレースを穢すわけにはいきません。
「今は待て」
フフル様の背中にしがみつき、私は落ち着こうとしました。下を見るとまだ穢れはゲートの中には入ってきません。
「我にもこの状況はわからぬ。アリスの結界が弱まるわけがない。よほどあの女の呪いの力が強いのだろう」
私より強い呪いの力。それでは私は負けてしまうということになります。どうしたらいいのでしょう。私はアンディ様やエディ様のことを考え、胸が苦しくなりました。
「アリス、落ち着け」
フフル様の言葉に私は落ち着こうと深呼吸しました。
「アリスは弱くなっている」
わかっています。それを今実感しています。
「それは余計なことを考えているからだ。何も考えるな。ただ浄化についてだけ考えろ」
インディアルにいた頃は祈りの間で儀式のことだけ考えていました。今は違います。食事のこと、ドレスのこと、言葉遣いやお辞儀の仕方。生活の全てが考えることでいっぱいです。
「私、どこかに籠って儀式を再開します」
フフル様に伝えると、フフル様は静かにうなづいたように思います。
「良い場所がある。そこに連れていこう」
フフル様が私をどこに連れていこうとしているのかわかりません。でもそこはきっと最善の場所でしょう。
私はフフル様にしがみつきました。景色がグワン、と動いた気がしました。
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