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19話
しおりを挟むテーブルの方に顔を向けると美味しそうな和食が用意されていた
やっぱり、日本人は和食しか勝たん。って思い椅子に座り俺は「いただきます」と大きな声で言うと、悟さんは。「おぉ、元気だね」と笑っていた
温かいご飯に味噌汁そして、卵焼きに漬物…
シンプルだが病院食じゃあないって事に感動していた
それが、悟さんに伝わったのか悟さんは
「大丈夫?」と言われ 俺は「大丈夫です」と言いもりもり食べた
そして、最近まで入院していた事を話そうと思った
「実は、さっきまで入院してたんです」
と言うと悟さんは持っていた卵焼きを落とした
「俺は、あっもったいない。」と言って癖で食べようとすると前の事を思い出した
そういや、あの時 落ちたやつを食べようとしたら無理やり口から出せって言われたと思った事を思い出し口にほぼ入った 卵焼きを口から出すと、悟さんは卵焼きを取り 俺の頭を撫でた
「覚えてたね。」
「今思い出しました。」
「で、体大丈夫なの?」
「はい。今はすっかり元気です」
「そっか。もっと食べやすい物にした方が良かったかな…」
と小さく独り言を言ってた悟さんに
「俺は、これが良かったんです。」
「本当に?」
「はい。日本人はやっぱり和食です」
と言うと悟さんは笑顔で「そっか。」といい笑っていた
「ごちそうさまでした」
と言い前みたいに「洗い物しますね」と俺が言うと
「何言っての? 俺がするから座ってて」
「いや、でも。」
「掃除もしなくていいから。俺がするから。
座ってて。」
と言われ俺はソファに座り込んでただ悟さんの洗い物してる姿をみていた
俺はやっぱり途中の掃除が気になって立ちあがろうとすると、
「あー 立ち上がらないで」
「え、」
「掃除も俺がやるから」
と言って洗い物を済ませると俺の方へきて
座っててと両肩に手を置かれて無理やり座らされた
「いや、さっきまで別に掃除してまし…」
と言うと悟さんはなぜか僕の方を見て軽く怒った顔をしたから
「分かりました。」
「よし」
といって掃除を始めたが…
「なんで、掃除してるのに散らかっていってるんですか?」
「なんでだろう。」
こんなじゃあ一生終わらないって思い立ち上がり
「俺がやります。」
「だめだよ」
「いいですか?俺は体調が悪かったのは事実です。でも、今は体調が良くなったから退院した訳でご飯も完食しましたよね?見てましたよね?」
「…うん」
「だから、掃除をしたぐらいで急に体調悪くなったりするわけないので俺がやります。」
今度は、俺が悟さんに怒った顔をすると
「分かった」
と素直に言った。
「はい。じゃあ退いて下さい」
と言い俺が言うと後ろから抱きついてきた
「何ですか」
「バックハグしながら掃除出来るでしょ?」
「…はぁ 分かりました。」
そこからずっと、バックハグの状態で掃除をしていた俺達は2人でケラケラ笑いながらただ掃除をしてるだけなのに、幸せに感じた
「終わった~」
「ありがとう。蓮」
「どういたしまして」
と言ってると次は両手を広げて待ってる悟さんがいた
俺は、すぐにその胸に飛び込んだ。
幸せだ。
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