この恋は恋なんて言わない

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69話

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「大丈夫か」







「…正直どこかで気付いてたんだよね。」






「…うん」




俺が話始めると朝日はいつものように話を聞いてくれた。






「朝さ目が覚めた時、悟さん隣に居なかったんだよね。それで、戻って来た時に何処に行ってたんですか?って聞いたら両手いっぱいに材料買っててさ…」







「うん」








「しかも、その日に作ってくれた料理がさ初めて会った日に作ってくれた料理達だったんだよね」








「うん」









「その時に俺、あっもしかして最後なのかな?って心の中で気づいてた。でもさ?…

さっき実際目の前で悟さんが去って行く姿見てて、俺引き止める事出来なかったんだよね」








「…うん」








「だって、悟さんがきっと覚悟して決めた事…俺…」








俺は、この後涙で朝日の顔もボヤけ始め、言葉もつまり何もいえなかった。





そんな姿を見ていた朝日はただ俺の事を優しく抱きしめてくれた。
すると、寝ていたメンバー達が起きて来て俺をまた優しいく包んでくれた。






















「失礼します。」








散々泣いた日の夜、俺は社長に呼ばれ事務所に向かった。









「座って。」







「はい。」








「…ごめんな。こんな型で」









「いえ…なんとなく分かっていた気がします」







俺がそう言うと下を向いていた社長が顔を上げた







「行動も変な感じでしたし、悟さんが言ってました。事務所の人達に言ったのは俺だって」






「…あぁ。悟くんは あの日の朝にマネージャーを通して俺に連絡して来た。 そして、会って欲しいと。」






「じゃあ、マネージャーは…」








「マネージャーは知らないよ。ただの仲介役だっただけだから。」






「…コクン。」




「会いに行くと悟くんは頭を下げていた。こんな事になってしまって申し訳ないと。最初は、時代も時代だし認めると蓮が言ってるしメンバーもそれを受け入れているし、覚悟もしているから気にしないで欲しいと言ったんだ。

でも、悟くんは多分自分のせいでと考え、蓮の未来に邪魔になるだけだと…そして、写真を撮られ気を付けてられなかった自分を許せなかったのだろう。少しして、交際の事実を否定して欲しいっと言われた。」









社長の話を聞きながら俺は、反省していた。

だって、悟さんの事を少なからずは知ってるつもりだった。
でも、知らない事の方が断然多かった。
1人で悩んでいた悟さんを今すぐにでも、抱きしめてあげたかった。でも…それは出来なくて。   




また…涙が溢れてきた。









「蓮… これからだ。LOVE PEACEは」






「…はい。」







「大丈夫だ。きっと、また。







会える…」








「…はい。」


















泣き止んだぐらいに社長に言われた。





「写真撮ったやつはこっちで既に手を打ってるから心配するな」







「え? 誰だか分かったんですか」







「あぁ。警護の人間だった。潜入してたらしい。」







「そうだったんですね。」







「お前、悟くんに会いに行く時にエレベーター連れて行ったアイツだよ」








「エレベーター?… あっ、、、」








「とりあえず、こう言う事は事務所がなんとかするし気にするな。」








「はい。ありがとうございます。」








「全国ツアー も残り少しだ。最後まで頑張れ。今はとにかく休め」







「はい。ありがとうございました。失礼します」










俺は、事務所を後にした。










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