この恋は恋なんて言わない

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70話

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「疲れた…」









家に着いたら夜の12時を回っていた。









これから、どうやって過ごしていこうか。なんて、思っていても悟さんが居なかったあの頃に戻るだけで何も変わらない。







でも、悟さんが居たから毎日楽しかった。



生きてるって思えた。






「会いたいな…」

















「来てしまった…。」







俺は、迷惑だって分かってても悟さんの働いてる店まで来てしまった。







目の前まで来たのはいいが中へ入れないでいると中から人が出て来た。









「あれ?蓮さん?」







「…?あっ、この前の黒服さん。」






「はい。」







「あの時はご迷惑おかけして申し訳ありませんでした。そして、ありがとうございました。」








((あの時の事を覚えてない方は、ep43~ チェック))










「いえいえ。こちらこそ。



あの…もしかして、蓮さん 探しに来ました?」







「…はい」







「やっぱり、蓮さんが、蓮が来たらこれを渡して欲しいって頼まれたんですよ」




と言い手紙を渡された。









「なんで…これ」








「あ、蓮さん ホスト辞めたんです。」








「え?、」








「…聞いてなかったですよね」








「その内容とかも手紙に全部書いてるって言ってたんで帰って読んでください。」







「…ありがとうございます。」







「いえ、ここだと蓮さんバレたら行けないんで…タクシー乗ってください。」





と言うとすぐにタクシーがきた。






「でも、お客さんの…」







「大丈夫です。気になさらずに乗ってください。じゃないと、俺が蓮さんに叱られます」







「じゃあ…お言葉に甘えて。」







「はい。あっ、ちょっと待ってて下さい」








「はい。」








タクシーの人と黒服さんが話している間に俺はボーッと悟さんがくれた手紙を眺めていた。








「蓮さん どうぞ。」





「あっ、はい。ありがとうございます」







「お気をつけて」








「ありがとうございました。」





タクシーの扉は締まり、運転手さんに行き先を伝えて後ろを振り向くと黒服の人は女性を抱きしめて中へ入って言った。













マンションに着いてお金を払おうとすると運転手さんに「すでに頂いてます」と言われた







タクシーに乗る前に待ってて下さいって言われて手紙を眺めている時間に黒服さんが払ってくれていたのだ。








申し訳ない反面…有り難かった。

そして、悟さんもこんなかっこいい事をしてきたんだなって思うとまた、俺は悟さんに惚れ直していた





そんな事を一瞬で考えしまい。俺は頭振った。


そして、タクシーを降りた。






「ありがとうございました。」





俺は、マンションに入るとエントランスで蒼が立っていた






「蒼!!」







「…よっ」






「 よっ! どれぐらい待った?」







「全然待ってない」







「そう?なら、いいけど。ごめんねスマホ持って行ってなかったから」








「いいよ。別に。」







蒼はきっと何時間も待っていたと思う。
時計を確認すると深夜の2時半~を回っていた。






「…ありがとう。蒼」







「別に~ってか早く開けろ」







「おぉ、」





俺はすぐにエントランスのロックを解除しエレベーターに乗り込んだ。













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