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80話 完
しおりを挟む朝、目が覚めると横でスヤスヤ寝ている悟さんがいた。
「ホンモノ…」
悟さんの顔を触りながら昨日の事を思い出していて。
久しぶりに会ってまさかそのままプロポーズされカーセックスしてお店に行ったら結婚式場になってて家に連れて来られたと思ったらそこは新居で…正直本当に1日で起きた事なのかと疑うぐらいだった。
それでも、スヤスヤ寝ている顔を見てると現実だったと感じてる。
俺は、起こさないようにベットを出た
「イッタィ」
久々の腰の痛みが少し嬉しいかったりもした。
そして、椅子に置いていたカバンから、スマホを出しすぐにNEWSアプリを開いた。
「速報 LOVE PEACEの桜庭蓮 結婚 お相手は料理人の同性 」
「うーん。悪くないタイトルだな」
そう言いながら色んなNEWSサイトを見た。
もちろん。コメントも…
でも、思っている以上に世間は優しいかった。
もちろん、よく思ってくれてない人達の方が多いかもしれないけど、ファンクラブ限定のサイトへ行くとおめでとうの言葉で溢れていた。
「蓮くん おめでとう。幸せになってね」
「蓮くんの幸せが私の幸せだよ」
「蓮くんを大切にしなかったら呪います」
「怖いよっ笑」 …ありがとうみんな
俺は、すぐにブログ今の気持ちをブログに書き込んだ。
「ファンの皆様へ」
突然の発表に驚かれたと思います。
この様な形でお知らせすることになってしまい、本当に申し訳ありません。
かつてから、お付き合いさせてもらっていた方との結婚が決まりこの様な形でお知らせになってしまった事をお許し下さい。
相手の方、とても優しくいつも僕の事を大切に思ってくれる方です。
お互い未熟者ですが、これから人生を共に歩むパートナーとして日々精進して参りたいと思います。
そして、LOVE PEACEの桜庭蓮としてこれからも、精一杯努力し続け頑張ります。これからも、LOVE PEACEの応援をよろしくお願い致します。
桜庭蓮
「…よし、」
事務所の人に送り許可が出たのですぐにそのままアップした。
「ふぅ。」
少し緊張が取れたのか俺はそのまま椅子に座ったまま二度寝をしてしまった。
~
二度寝から目を覚めるとベットの上にいた。
「おはよう。蓮」
悟さんはずっと俺の顔を眺めていたのか目を開いた瞬間に声をかけてきた。
「びっくりした…あれ椅子に」
「そう。椅子で変な寝方してたからベットに連れてきたの」
「あぁ、ありがとうございます。」
まだ、少し瞼が重いな…なんて思って背伸びしているとおでこにちゅっと音がなった。
「ブログ書いてたんだね」
「あっ、はい。見たんですか?!」
「そりゃね、俺ファンだし。桜庭蓮の」
と言いファンクラブサイトを見せてきた。
いつの間にファンクラブに入ってたんだと疑問に思ったが多分離れた頃くらいから入ってくれてたのだろうと思い… いつからとかは、あえて聞かなかった。
「、どうでした?内容…」
「すごく良かったよ。蓮のよさがつまってた。そして、俺の事もすごくいい風に書いてくれ、本当にありがとう。」
と突然頭を下げる悟さんに俺は困惑し「ちょっと、やめてくださいよ」
「これからも、一生大切にします」
と真剣な顔をして見つめてきたのでそれが可愛いくて思わず笑ってしまった。
「蓮さん 俺は今真、、、」
俺は、ついそんな悟さんが愛おしいくて唇にキスをした。
すると、悟さんは驚いた顔をしていた。
俺は悟さんの顔を両手包みこう言った。
「これからは、絶対の俺の側から離れない事」
「ウン」
「絶対俺を幸せにする事」
「ウン」
「俺も幸せにしてあげます。悟さん」
と告白をしまた唇にキスを落とすと悟さんは俺を逃さまいと必死に俺の腕を悟さんの首に絡ませた
「はぁ、、 逃げませんよ俺も」
「…知ってる」
「好き」
「俺も好きだよ蓮…」
朝からとても幸せな二人なのであった。
完
本編はこちらで終了です。
皆様、今までありがとうございました。
80話まで書けたのは皆様のおかげです。
初めての作品で初めて完結まで書けることが出来ました。本当に、ありがとうございました。
~
特別編 新婚旅行in Hawaii
持ってきます!!
それまで、今までの蓮くんと悟さんを見返して待っててくださると嬉しいです!!♡
また、お会いしましょう。
~coming soon~
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