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17話-1
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アンヌの後ろについて行き、城の中へと入ると、見覚えのある顔が、ブーケと言い合い、ぎゃあぎゃあと騒いでいた。
「あ、ガード!ちょっと、言ってあげて!私達の事を不法侵入扱いしてくるのよっ!」
「わ、来ちゃ駄目ですガード様!そこで止まって……」
「聞いてよー、アンヌ王子と結婚してあげるって言ってるのに、そんな気遣いはいらないって言ってくるのよ」
そこに居たのは、めかしこんだミーナだった。サラサラした金の髪はリボンといっしょに編み込まれ、フリフリのフリルとリボンが、満遍なくあしらわれたドレスに、くっきりと開いたドレスの胸元が、たわわな胸を主張する。メイクは目元をキラキラとさせ、唇はふっくらつやつや。それだけオシャレをしたミーナは、長く艷やかなまつげと口を、忙しなく動かしていた。
あぁ、予想が当たってしまっていたとは……最悪だ。
幸い怪我人は出ていなさそうだが、父や母もいるので、話が拗れていそうだ。というか、拗れているんだろう。
ツカツカとヒールを鳴らしながら、こちらに近づいてくる。無意識に少しビクリと身体が跳ねるが、アンヌが腕を伸ばして俺を守ってくれる。とても、心強い。
「ねー、早くアンヌ王子呼んで?貴方の最初に求めていた花嫁が来ましたって、お伝えしてよっ!」
「……アンヌは、僕だけど。ご用件は?」
「え!あ、貴方がアンヌ王子……!?え、え!噂と違うのね……」
アンヌが自分の名を伝えると、ミーナは頬を染めながら目を輝かせる。粗方俺と同じ感じで、噂と違う事に感動し、かっこいい事にときめいてると見た。
「ご用件って……その、最初にご希望されてた結婚相手……として、アンヌ王子……様と結婚しようかなって思って」
ポッ、と頬を染めながらアンヌを見つめて言う。胸を押し付けようと、近づいてくるのを、アンヌは跳ね返していた。
「……僕はもう、ガード君と結婚してます。貴方は貴方のお好きな人と結婚して下さい」
「やだ、私の好きな人は貴方ですよっ」
跳ね返されたのも気にしない。という顔をして今度は手を取っていた。振り払う気も失せたのか、アンヌは手をそのままにしている。
それを見て、少し胸がズキズキと痛む、アンヌの手は俺だけが繋ぎたい。なんて思ってしまっていた。
アンヌはミーナを見つめているのか、ミーナは頬を染めながら擦り寄る。
後ろから父と母が近づいてきている事に気が付き、アンヌの肩を少し叩いて教える。二人の目がギラギラとしていて、怖い。そのまま恐怖により、片方の肩に手を乗せたままになる。しかし、アンヌは気にしない。と言うようにこちらを振り返らずに、前を向き続けている。
「アンヌ王子、お手紙ではああ書きましたが……うちの娘の、思いがですね、金食……ごほん。ガードより強いと感じまして、どうでしょうか?お考えを考え直すというのは……」
「ね、ね、悪いお話じゃないでしょう。こんなにも美しく、見習いではあるけれど、聖女の力もありますわ。直ぐの再婚も許される程の美しさと、能力ですわよ」
父と母は、ミーナを結婚させたいと必至に、良い点を伝えている。
後側に王妃と国王─この前ママ、パパって呼んでほしいなんて言われて、恥ずかしかった─が、こちらを見つめており、父と母を恨めしそうに睨んでいる。
多分、俺の家庭を知ってくれてたのもあるので、口を出したい。けど、まだ俺が完璧に家を捨てる。という判断を言ってなかったせいで、手を出すか悩んでいるのだろう。
うだうだと言葉を紡ぐ二人と、スリスリとアンヌの腕にくっつくミーナ。
そんな三人を見ていると、俺だけ別世界にいるように見えた。こいつらは、本当に俺を排除しようとして、全力でアンヌを落としにかかっている。
そう、そうか……国王は無理でも、王子を落とせばこの国は思い通りになると思っているのかもしれない。
この国は、いや、国民は優しい。さっきのパレードでさえ思った。あの国民を守りたいから、そんな事させたくないのに、不安で動けなくなる。もしアンヌが何か気が動いてミーナと結婚したら……なんて、考えたくないのに、あり得ることが脳をめぐる。
もしかして、振り払う気が無いのではなくて、好きになったり、俺より魅力を感じているんじゃないんだろうか。
背中を嫌な汗が垂れる中、ミーナがこちらを向いて、睨みつけてくる。ミーナは手を出してこず、口だけだったので、全く怯えてなかったが……今は、とても怖い。蛇にでも睨まれた気持ちになる。
頼む、頼む、アンヌ……俺を、ずっと好きでいて欲しい……
こればかりは、アンヌの気持ちに祈るしかない。アンヌが、ミーナを好きにならない事を祈るしかない……
心で祈っていると、アンヌの肩に置いていた手に、アンヌの小さい手が添えられる。ミーナに掴まれていない方の手で、触ってくれているらしい。それだけで、少し背筋の汗が引いていった気がした。
「ね、ガードなんて捨てて、私と結婚しましょうよっ。魔力も無くて、可愛くもない、学もないこんな弟より、姉の私のほうが……」
そう言いかけたミーナが、瞬く間に突き飛ばされていた。……一体、何が起こったのか分からない。
「い、った……何するのよ!」
「僕の妻を侮辱する者は許さない!侮辱罪で捕らえろ!」
そう言うと、周りの使者や騎士がミーナを取り抑え始める。
「なっ……私の娘に何するのよ!離しなさいっ!」
母はムチを取り出して、反撃しようとしている所をブーケに取り押さえられ、床にひれ伏していた。
「お、お待ちください、アンヌ王子……何故ですか?なぜ、その男がいいのか、お聞かせ願えませんか。魔力もなく、体躯が良いだけで、あまり役に……い、いや、その……」
俺を貶したら、捕らえられると思ってか、直接的な表現は避けつつ、父は言葉を紡いだ。
「あなたは、本当に自分の子供の事を知らないんですね」
「え、あ……いや、なんと申しましょうか……」
「彼は、そこにいるミーナさんよりも、優れていますよ」
アンヌは俺の隣に並び、抱きしめ、俺を見つめてきた。
何か熱いものを感じる、何かわからないが、先程の恐怖は、アンヌがミーナを突き飛ばした時から薄まり、今はアンヌを信頼しよう。と、思っている。俺は単純なのか……
でも、単純でも、アンヌは俺を選んでくれたということなんだろう。嬉しさで目に涙が滲む。人間はどんな感情でも泣いてしまうものなようだ。
「何言ってるのよ!私は聖女なのよ!ガードより優れてるに決まってるっ!」
「聖女なんて言っても、浅い傷を治す程度でしょ。ガードくんは君よりすごい力を持ってるんだ」
アンヌの言った言葉が、分からない。でも、信用するなら……あるのかもしれない。いや、自分でも分からないすごい力なんて……無いんじゃないだろうか。ミーナを貶す為の、言葉の綾の様なものだろうか。
「……まぁ、だから如何転んでも君と再婚はないかな」
「い、意味分かんない……ガードなんて、そこに転がる埃みたいなもんなのにっ……」
「あ、侮辱罪だから、地下牢に入れてね。数週間は捕えておこうか」
「え!ま、待って、私ぶじょく……」
ズルズルと引きずられながらミーナは奇声を上げていた。そんなあいつを見て、可哀想とは思わなかったが、身近にいてしまうのが少し不安になる。アンヌが傾かなかったのは嬉しくて、本当に、本当に心の底から嬉しいが……それを逆恨みして、アンヌに手を出しに来るんじゃ……
「そこの二人はどうしますか?このまま帰るなら送りますし、一緒に牢屋に入りたいなら入れますけど」
聞いたことがないアンヌの冷たい声。少し怖いが、俺に対しての視線は優しい。俺に対して、もう手を出さないように……という圧と、優しさなのかもしれない。
「っ……また、今度娘を迎えに来ます。その時にでも再度考えを聞かせて頂ければと……思います。送りは結構」
父は母を連れてそそくさと出ていく。一応、一旦ミーナを犠牲に安全に帰ることを選んだらしい。
静かな城内に戻った時、アンヌがこちらへ微笑んでくれた。
「大丈夫?ブーケ、ハンカチ欲しいかも」
「あ、アンヌ……その……あり、がとう」
「ううん、怖かったね。あんなのが家族なんて困りものだね」
よしよしと俺の頭を撫で、涙を拭ってくれる。
温かい、この隣を、守れたという事で……いいんだろう、か……
「あ、ガード!ちょっと、言ってあげて!私達の事を不法侵入扱いしてくるのよっ!」
「わ、来ちゃ駄目ですガード様!そこで止まって……」
「聞いてよー、アンヌ王子と結婚してあげるって言ってるのに、そんな気遣いはいらないって言ってくるのよ」
そこに居たのは、めかしこんだミーナだった。サラサラした金の髪はリボンといっしょに編み込まれ、フリフリのフリルとリボンが、満遍なくあしらわれたドレスに、くっきりと開いたドレスの胸元が、たわわな胸を主張する。メイクは目元をキラキラとさせ、唇はふっくらつやつや。それだけオシャレをしたミーナは、長く艷やかなまつげと口を、忙しなく動かしていた。
あぁ、予想が当たってしまっていたとは……最悪だ。
幸い怪我人は出ていなさそうだが、父や母もいるので、話が拗れていそうだ。というか、拗れているんだろう。
ツカツカとヒールを鳴らしながら、こちらに近づいてくる。無意識に少しビクリと身体が跳ねるが、アンヌが腕を伸ばして俺を守ってくれる。とても、心強い。
「ねー、早くアンヌ王子呼んで?貴方の最初に求めていた花嫁が来ましたって、お伝えしてよっ!」
「……アンヌは、僕だけど。ご用件は?」
「え!あ、貴方がアンヌ王子……!?え、え!噂と違うのね……」
アンヌが自分の名を伝えると、ミーナは頬を染めながら目を輝かせる。粗方俺と同じ感じで、噂と違う事に感動し、かっこいい事にときめいてると見た。
「ご用件って……その、最初にご希望されてた結婚相手……として、アンヌ王子……様と結婚しようかなって思って」
ポッ、と頬を染めながらアンヌを見つめて言う。胸を押し付けようと、近づいてくるのを、アンヌは跳ね返していた。
「……僕はもう、ガード君と結婚してます。貴方は貴方のお好きな人と結婚して下さい」
「やだ、私の好きな人は貴方ですよっ」
跳ね返されたのも気にしない。という顔をして今度は手を取っていた。振り払う気も失せたのか、アンヌは手をそのままにしている。
それを見て、少し胸がズキズキと痛む、アンヌの手は俺だけが繋ぎたい。なんて思ってしまっていた。
アンヌはミーナを見つめているのか、ミーナは頬を染めながら擦り寄る。
後ろから父と母が近づいてきている事に気が付き、アンヌの肩を少し叩いて教える。二人の目がギラギラとしていて、怖い。そのまま恐怖により、片方の肩に手を乗せたままになる。しかし、アンヌは気にしない。と言うようにこちらを振り返らずに、前を向き続けている。
「アンヌ王子、お手紙ではああ書きましたが……うちの娘の、思いがですね、金食……ごほん。ガードより強いと感じまして、どうでしょうか?お考えを考え直すというのは……」
「ね、ね、悪いお話じゃないでしょう。こんなにも美しく、見習いではあるけれど、聖女の力もありますわ。直ぐの再婚も許される程の美しさと、能力ですわよ」
父と母は、ミーナを結婚させたいと必至に、良い点を伝えている。
後側に王妃と国王─この前ママ、パパって呼んでほしいなんて言われて、恥ずかしかった─が、こちらを見つめており、父と母を恨めしそうに睨んでいる。
多分、俺の家庭を知ってくれてたのもあるので、口を出したい。けど、まだ俺が完璧に家を捨てる。という判断を言ってなかったせいで、手を出すか悩んでいるのだろう。
うだうだと言葉を紡ぐ二人と、スリスリとアンヌの腕にくっつくミーナ。
そんな三人を見ていると、俺だけ別世界にいるように見えた。こいつらは、本当に俺を排除しようとして、全力でアンヌを落としにかかっている。
そう、そうか……国王は無理でも、王子を落とせばこの国は思い通りになると思っているのかもしれない。
この国は、いや、国民は優しい。さっきのパレードでさえ思った。あの国民を守りたいから、そんな事させたくないのに、不安で動けなくなる。もしアンヌが何か気が動いてミーナと結婚したら……なんて、考えたくないのに、あり得ることが脳をめぐる。
もしかして、振り払う気が無いのではなくて、好きになったり、俺より魅力を感じているんじゃないんだろうか。
背中を嫌な汗が垂れる中、ミーナがこちらを向いて、睨みつけてくる。ミーナは手を出してこず、口だけだったので、全く怯えてなかったが……今は、とても怖い。蛇にでも睨まれた気持ちになる。
頼む、頼む、アンヌ……俺を、ずっと好きでいて欲しい……
こればかりは、アンヌの気持ちに祈るしかない。アンヌが、ミーナを好きにならない事を祈るしかない……
心で祈っていると、アンヌの肩に置いていた手に、アンヌの小さい手が添えられる。ミーナに掴まれていない方の手で、触ってくれているらしい。それだけで、少し背筋の汗が引いていった気がした。
「ね、ガードなんて捨てて、私と結婚しましょうよっ。魔力も無くて、可愛くもない、学もないこんな弟より、姉の私のほうが……」
そう言いかけたミーナが、瞬く間に突き飛ばされていた。……一体、何が起こったのか分からない。
「い、った……何するのよ!」
「僕の妻を侮辱する者は許さない!侮辱罪で捕らえろ!」
そう言うと、周りの使者や騎士がミーナを取り抑え始める。
「なっ……私の娘に何するのよ!離しなさいっ!」
母はムチを取り出して、反撃しようとしている所をブーケに取り押さえられ、床にひれ伏していた。
「お、お待ちください、アンヌ王子……何故ですか?なぜ、その男がいいのか、お聞かせ願えませんか。魔力もなく、体躯が良いだけで、あまり役に……い、いや、その……」
俺を貶したら、捕らえられると思ってか、直接的な表現は避けつつ、父は言葉を紡いだ。
「あなたは、本当に自分の子供の事を知らないんですね」
「え、あ……いや、なんと申しましょうか……」
「彼は、そこにいるミーナさんよりも、優れていますよ」
アンヌは俺の隣に並び、抱きしめ、俺を見つめてきた。
何か熱いものを感じる、何かわからないが、先程の恐怖は、アンヌがミーナを突き飛ばした時から薄まり、今はアンヌを信頼しよう。と、思っている。俺は単純なのか……
でも、単純でも、アンヌは俺を選んでくれたということなんだろう。嬉しさで目に涙が滲む。人間はどんな感情でも泣いてしまうものなようだ。
「何言ってるのよ!私は聖女なのよ!ガードより優れてるに決まってるっ!」
「聖女なんて言っても、浅い傷を治す程度でしょ。ガードくんは君よりすごい力を持ってるんだ」
アンヌの言った言葉が、分からない。でも、信用するなら……あるのかもしれない。いや、自分でも分からないすごい力なんて……無いんじゃないだろうか。ミーナを貶す為の、言葉の綾の様なものだろうか。
「……まぁ、だから如何転んでも君と再婚はないかな」
「い、意味分かんない……ガードなんて、そこに転がる埃みたいなもんなのにっ……」
「あ、侮辱罪だから、地下牢に入れてね。数週間は捕えておこうか」
「え!ま、待って、私ぶじょく……」
ズルズルと引きずられながらミーナは奇声を上げていた。そんなあいつを見て、可哀想とは思わなかったが、身近にいてしまうのが少し不安になる。アンヌが傾かなかったのは嬉しくて、本当に、本当に心の底から嬉しいが……それを逆恨みして、アンヌに手を出しに来るんじゃ……
「そこの二人はどうしますか?このまま帰るなら送りますし、一緒に牢屋に入りたいなら入れますけど」
聞いたことがないアンヌの冷たい声。少し怖いが、俺に対しての視線は優しい。俺に対して、もう手を出さないように……という圧と、優しさなのかもしれない。
「っ……また、今度娘を迎えに来ます。その時にでも再度考えを聞かせて頂ければと……思います。送りは結構」
父は母を連れてそそくさと出ていく。一応、一旦ミーナを犠牲に安全に帰ることを選んだらしい。
静かな城内に戻った時、アンヌがこちらへ微笑んでくれた。
「大丈夫?ブーケ、ハンカチ欲しいかも」
「あ、アンヌ……その……あり、がとう」
「ううん、怖かったね。あんなのが家族なんて困りものだね」
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