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6〜桜河side〜
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ホテル内に入っている小さなコンビニに入る。
考えなしに出てきたが、今の俺はバスローブ姿。
外になんて行けないだろうに…どんだけ余裕ないんだよ俺。
まぁ、ホテル内にコンビニがあってよかった。
無理させたし、結構喉も痛めてそうだな。
喉に負担のないものが良いか。
結構コンビニでは、柔らかいパン数個とゼリー、お茶を買って、部屋に戻る。
覚悟を決めて部屋に入り、ベッドルームに行くと、瀬途一がベッドの上でどこか虚ろな瞳で静かに泣いていた。
「瀬途一⁈どうした⁈大丈夫か?」
コンビニ袋をその場に落として、慌てて駆け寄る。
瀬途一は俺を見上げて、俺と認識した途端、見てるこっちの胸が押し潰されそうに顔を歪め、暴れ出した。
「離してください‼︎いやだ…ヤダ…う、あぁ…」
「瀬途一どうしたんだ⁈落ち着け!」
「あ、ヤダ……先…輩…ヒック、ヤダ…嫌わ…ないで…ヤァ…先…輩…グス」
「っ⁈瀬途一落ち着け。嫌ったりしない。俺は…瀬途一が好きだ。愛してる。だから、何があっても嫌わない。だから落ち着け。」
瀬途一が泣きながら言ったことが、俺には「好き」と言われているように思えた。
俺の願望かもしれないが。
それでも…俺の口は俺の意思なんて無視して、気持ちを紡ぐ。
俺は、瀬途一をしっかり抱き締めた。
瀬途一は驚いたように固まり、静かに涙を流している。
「………本…当に…?」
「あぁ、愛してる。
俺の恋人になってくれないか?」
「あ…うぅ…ヒック…は…い…。嬉…じい、でず。…グス…お、俺も、先…輩…好き、です…!」
「あぁ」
また泣き出してしまった瀬途一を、安心させるように前後に少し揺らす。
何度も耳元で「愛している」と囁き、何度もキスをする。
瀬途一は嬉しそうにへにゃと笑う。
愛しさが溢れ出す。
落ち着いた所で、買ってきたものを二人で食べ、チェックアウトを済ませ、家に誘う。
瀬途一は恥ずかしそうに、でも嬉しそうに頷いた。
家に来て、気になっていたことを聞き、瀬途一の答えに嬉しさのあまり、理性が飛んだのは、また別の話…
考えなしに出てきたが、今の俺はバスローブ姿。
外になんて行けないだろうに…どんだけ余裕ないんだよ俺。
まぁ、ホテル内にコンビニがあってよかった。
無理させたし、結構喉も痛めてそうだな。
喉に負担のないものが良いか。
結構コンビニでは、柔らかいパン数個とゼリー、お茶を買って、部屋に戻る。
覚悟を決めて部屋に入り、ベッドルームに行くと、瀬途一がベッドの上でどこか虚ろな瞳で静かに泣いていた。
「瀬途一⁈どうした⁈大丈夫か?」
コンビニ袋をその場に落として、慌てて駆け寄る。
瀬途一は俺を見上げて、俺と認識した途端、見てるこっちの胸が押し潰されそうに顔を歪め、暴れ出した。
「離してください‼︎いやだ…ヤダ…う、あぁ…」
「瀬途一どうしたんだ⁈落ち着け!」
「あ、ヤダ……先…輩…ヒック、ヤダ…嫌わ…ないで…ヤァ…先…輩…グス」
「っ⁈瀬途一落ち着け。嫌ったりしない。俺は…瀬途一が好きだ。愛してる。だから、何があっても嫌わない。だから落ち着け。」
瀬途一が泣きながら言ったことが、俺には「好き」と言われているように思えた。
俺の願望かもしれないが。
それでも…俺の口は俺の意思なんて無視して、気持ちを紡ぐ。
俺は、瀬途一をしっかり抱き締めた。
瀬途一は驚いたように固まり、静かに涙を流している。
「………本…当に…?」
「あぁ、愛してる。
俺の恋人になってくれないか?」
「あ…うぅ…ヒック…は…い…。嬉…じい、でず。…グス…お、俺も、先…輩…好き、です…!」
「あぁ」
また泣き出してしまった瀬途一を、安心させるように前後に少し揺らす。
何度も耳元で「愛している」と囁き、何度もキスをする。
瀬途一は嬉しそうにへにゃと笑う。
愛しさが溢れ出す。
落ち着いた所で、買ってきたものを二人で食べ、チェックアウトを済ませ、家に誘う。
瀬途一は恥ずかしそうに、でも嬉しそうに頷いた。
家に来て、気になっていたことを聞き、瀬途一の答えに嬉しさのあまり、理性が飛んだのは、また別の話…
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