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2.経理部、田中A子
☆その16、久遠秋人は無我夢中②
しおりを挟む「……ッやぁ……」
「エンボちゃん、手、貸して」
「え……?」
「俺の、触って」
俺よりずっと小さい手が、下から包むように俺を握ってくる。カリをクリトリスに引っかけるとエンボちゃんは一際高く鳴いた。ほんと、クリすきなんだな。
しばらくこすりつけてる間にドロドロに濡れてきて、エンボちゃんの顔が真っ赤になって、べたりと上半身が崩れてしまって。
突き出された尻がエロい。痕になるまで強く揉んで、千切れるくらい噛み付いたらどうなるだろう。だから駄目だって。ドSか俺は。
「はっ、う……」
……そろそろかな。彼女も、俺も。
「あーやば……エンボちゃんの手、ぬるぬるできもちいい……」
「わ、わたしも……きもち、い……!」
「ん、よかった……イッちゃいそう?」
こくこくと頷く。つややかな唇からは喘ぎ声だけが漏れて、黒い瞳は涙を溜めている。そのまま。そのまま何も分からなくなってしまえばいい。
腰を大きく引いて、突き刺し。
なるほどと思った。どうも入口のひだが巻き込まれやすい。痛みのないよう、指で広げて丁寧に、でも一気に奥まで進む。……あぁ。
「ッ……、ああ、締まってる……」
「ふぅ、う……きもちい、よぅ……」
狭くて気持ちいいし、目にもやばい。
かろうじて横顔が見える彼女の目から、溜まっていた涙がぽろっと落ちた。唇は半開きで舌が見えて、吸いつきたくてたまらない。舌先でくすぐって、もっと喘がせたい。
「痛くない?」
「だいじょうぶ」
「ふふ、じゃあなんで泣いちゃうの?」
涙を指摘すると、エンボちゃんは枕に顔をぐりぐりとこすりつけてううんと唸った。かわいい。今すぐ無茶苦茶に、でたらめに腰振って喘がせたい。……なんでこんな風にいじめたくなるんだろう。
目的を見失う訳にはいかなかった。今日は、彼女にバックが気持ちいいと教えること。不安げな様子が消えてるならそれでいいし、まだ怖いならそれを拭ってあげなきゃ。色々するならもっとエッチに慣れてからだ。
とはいえ、今回の目的は成功だろう。
エンボちゃんはもう溺れてしまって、その声からも瞳からも、恐怖や不安は読み取れない。むしろ肌はしっとりと赤く染って、お尻はひくひくと蠢いてこちらを誘ってくる。この調子なら、近いうちにまた精根尽きて寝ちゃいそうだ。
無理はさせないでおこう。今日こそのんびりピロートークだってしたいし、エンボちゃんに嫌われたくない。
「良かったねエンボちゃん。後ろからでも全然大丈夫そう」
「……くおん、さん」
「ん?」
とろんと溶けきってこっちを見る。
そこはかとなく甘い匂いがした。
彼女の汗の匂いか、なにか。
吸い寄せられる。
「久遠さんも、きもちいい……?」
吸い寄せられる。
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