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2.経理部、田中A子
☆その17、久遠秋人は同床異夢①
しおりを挟む……は?
何言ってんの、この子。
こんな状態でまだ分かんないの。
「……うん。俺も、気持ちいいよ」
「……よかったぁ……」
意味がわからない。
安心しきって微笑む彼女がわからない。さっきまであんなに怖がってたくせに、あんなにビビってたくせに、なに人のことを気にしてんの。なに警戒心解きまくってふにゃふにゃになって、それでも俺のこと気にして、喜んでんの。
「……エンボちゃんってさ、結構、天然だよね」
やめろ、やめろって、俺。
「え?」
「ていうか、無防備」
怖がらせんな。落ち着けって。
ああ、でも、でも。
「なにいっ……ひッ!」
「それとも計算……? だとしたら凄いけど」
「ひ、ァ! なに、ッあ、やだっ、ふぅ……っ」
いっそ疑ってしまいたくなるほどだ。
でも疑ったところで意味もない。
騙されてるならそれでいい。
それでも、いい。
「それでもいい、か」
「えぐ……ッ…………ンンンーーッ!」
「っ、あ……くそ……ッ」
一気に最奥までえぐると、それだけでまた彼女は簡単にイッてしまった。狭い膣内が握りつぶすように圧迫してきている。早く堕ちろと誘われる。
反抗するように、また腰をギリギリまで引いて、大きく打ちつけた。細く高い鳴き声。指を口の中に入れてるから、まともな言葉は吐けやしない。もっと鳴けばいい。俺のためにだけ鳴いて喚いて泣けばいい。
「あっ、あ、いやァ!」
耳から毒でも流されるかのような、甘い声。
指は唾液が滴ってぬるぬるになっている。彼女の口から引き抜いて、クリトリスを触ると、そこはさっきよりずっと膨らんでいて、触れられるのを今か今かと待ちわびているようだった。
ぐり、と押し潰す。
のけぞった彼女の背中を、身体で押さえつける。
「あああッーー……!」
「ッふ」
「ァ、やだ、やめて、久遠さん!」
イけ。まだ、もっかいイけ。
何回でもイッて、俺がいいって言え。俺だけがいいって言え。俺はもう溺れてるんだから、そっちだって溺れてもらわないと割りに合わない。
「ぅあっ!」
引き抜いて、細い身体をぐるんと仰向けにさせてもう一度挿した。エンボちゃんの顔は涙でぐずぐずで、真っ赤で、目の焦点が合わなくなってきている。
「エンボちゃん」
「んッ、や、くおんさ……ん、もうやだ……」
「は? なに言ってんの、駄目だよ。ほら口開けて、キスさせて」
「ん、やだ、ァ、っは……」
嫌だと言いながら、口を開けて、舌とよだれを垂れ流してる。言葉と行動が一致しなくなってきた。もっともっと、わからなくなってしまえばいい。口を大きく開いて、彼女の全部を喰らえるようにキスをした。柔らかい唇。千切ってしまいたい。
「ンンーー……ッ!」
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