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番外編【年齢について考える】10無料体験①
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そんなこんなで、金曜日の仕事は肩の傷みと闘いながらも無事に終了した。河合さんと梨々花さんには昨日の電話の件を問い詰められそうになったが、そのたびにのらりくらりと話題を逸らして何とか事なきを得た。
そして迎えた土曜日。家を出ると、雲一つない快晴が広がっていた。つまり、お出かけ日和ということだ。私の向かう先はジムだが、外に出たということに変わりないので良しとしよう。
10時ちょうどくらいにジムに着くと、すでにたくさんの女性会員でにぎわっていた。10時開店だが、開店と同時に運動したい人も多いのだろう。私に気付いた女性スタッフに案内されて、靴を脱いでジムの中に入る。女性専用ジムと謳っていることもあり、店内には女性しかいなかった。
「まず初めに紗々さんの今の身長や体重、体力などを調べていきたいと思います」
案内されたのは机と椅子が置かれたスペースだった。初めに今の自分の状況を知っていくことから始まった。毎日体重計に乗っているので、体重と体脂肪率は把握しているが、自分の体力はわからない。他人と比較して劣っていると思うがどうだろうか。
体重と体脂肪率はいつも通りの数値だった。体力は椅子に腰掛けて片足で立ち上がる【片足スクワット】、マットに横たわって行う【腹筋】の2種類だった。どちらも30秒でどれだけ回数をこなせるかを測定するものだったが、どちらもとても残念な結果となった。
「スクワットは左足が4回、右足が3回ですね。当ジムの会員の平均回数はこのような感じになります」
女性スタッフが見せてくれたタブレットにはジムの会員の平均回数が表示されていた。年齢ごとに区分けされていて、私と同じ30代を見てかなりの危機感を覚えた。まさかの30代はスクワット10回、腹筋は20回となっていた。私はどちらも半分かそれ以下しか回数をこなせていない。
「私は90代のおばあちゃんレベルの体力ということ……ですか」
「今はこのような結果でも、筋肉はいつでも鍛えてつけることができますし、筋肉がついてくれば体力も当然つきます。当ジムに入って、頑張っていきましょう!運動しようと当ジムの無料体験に来た自分をまずは褒めましょう」
なんと、私の体力は90代レベルということが判明した。これは由々しき事態である。女性スタッフは笑顔で励ましてくれたが、本心はどう思っているだろうか。とはいえ、自分でもドン引きレベルの体力なので、これから頑張って鍛えていくしかない。せめて、同年代と同じくらいには体力をつけていきたい。
あまりの筋力不足で、たった1分たらず身体を動かしただけだったが、筋肉に痛みを感じた。
「紗々さんがこれから当ジムに入会して達成したい目標は何ですか?」
測定が終了し、女性スタッフに今後の目標を聞かれる。筋肉をつけて体力をつけないとやばいことはわかったが、それらはなかなか目で実感できるものではない。わかりやすい目標で言うと。
「体重を2キロほど減らしたい、です」
太っている人は10キロ減量などと目標数値が大きいが、私はそこまで体重を落としたらガリガリのガイコツ人間になり、まともな生活ができなくなってしまう。2キロ減量で見た目スッキリ、身体スッキリカッコよく見えるようになるはずだ。
「わかりました。あとは、紗々さんはジムでどのようなことに気をつけていきたいですか?」
女性スタッフがタブレットを私に見せてくる。先ほどの画面ではなく、そこには気をつけていきたいポイントがたくさん表示されていた。
「汗をかくこと、運動後に身体がスッキリできていたらいいなと思います」
「なるほど。どちらも減量するために必要な事ですからね。ではさっそく、そのための当ジムの運動器具について説明していきますね」
女性スタッフが席から立ち上がり、運動器具の方に案内される。私も彼女の後ろについて歩いていく。いよいよ体験器具の説明だ。
ちなみにジムに入った当初から、女性スタッフは私のことを名前で呼んでいるが、これは彼女が馴れ馴れしいというわけではなく、ジムの方針で呼んでいる。女性は結婚などで苗字が変わる人も多い。名前で呼ぶことで呼び方を変える必要がなくなり、スタッフと会員の距離も縮まり、楽しくジムができるようにということらしい。
少し気恥ずかしいが、名前で呼ばれて悪い気はしないのですぐ慣れるだろう。
そして迎えた土曜日。家を出ると、雲一つない快晴が広がっていた。つまり、お出かけ日和ということだ。私の向かう先はジムだが、外に出たということに変わりないので良しとしよう。
10時ちょうどくらいにジムに着くと、すでにたくさんの女性会員でにぎわっていた。10時開店だが、開店と同時に運動したい人も多いのだろう。私に気付いた女性スタッフに案内されて、靴を脱いでジムの中に入る。女性専用ジムと謳っていることもあり、店内には女性しかいなかった。
「まず初めに紗々さんの今の身長や体重、体力などを調べていきたいと思います」
案内されたのは机と椅子が置かれたスペースだった。初めに今の自分の状況を知っていくことから始まった。毎日体重計に乗っているので、体重と体脂肪率は把握しているが、自分の体力はわからない。他人と比較して劣っていると思うがどうだろうか。
体重と体脂肪率はいつも通りの数値だった。体力は椅子に腰掛けて片足で立ち上がる【片足スクワット】、マットに横たわって行う【腹筋】の2種類だった。どちらも30秒でどれだけ回数をこなせるかを測定するものだったが、どちらもとても残念な結果となった。
「スクワットは左足が4回、右足が3回ですね。当ジムの会員の平均回数はこのような感じになります」
女性スタッフが見せてくれたタブレットにはジムの会員の平均回数が表示されていた。年齢ごとに区分けされていて、私と同じ30代を見てかなりの危機感を覚えた。まさかの30代はスクワット10回、腹筋は20回となっていた。私はどちらも半分かそれ以下しか回数をこなせていない。
「私は90代のおばあちゃんレベルの体力ということ……ですか」
「今はこのような結果でも、筋肉はいつでも鍛えてつけることができますし、筋肉がついてくれば体力も当然つきます。当ジムに入って、頑張っていきましょう!運動しようと当ジムの無料体験に来た自分をまずは褒めましょう」
なんと、私の体力は90代レベルということが判明した。これは由々しき事態である。女性スタッフは笑顔で励ましてくれたが、本心はどう思っているだろうか。とはいえ、自分でもドン引きレベルの体力なので、これから頑張って鍛えていくしかない。せめて、同年代と同じくらいには体力をつけていきたい。
あまりの筋力不足で、たった1分たらず身体を動かしただけだったが、筋肉に痛みを感じた。
「紗々さんがこれから当ジムに入会して達成したい目標は何ですか?」
測定が終了し、女性スタッフに今後の目標を聞かれる。筋肉をつけて体力をつけないとやばいことはわかったが、それらはなかなか目で実感できるものではない。わかりやすい目標で言うと。
「体重を2キロほど減らしたい、です」
太っている人は10キロ減量などと目標数値が大きいが、私はそこまで体重を落としたらガリガリのガイコツ人間になり、まともな生活ができなくなってしまう。2キロ減量で見た目スッキリ、身体スッキリカッコよく見えるようになるはずだ。
「わかりました。あとは、紗々さんはジムでどのようなことに気をつけていきたいですか?」
女性スタッフがタブレットを私に見せてくる。先ほどの画面ではなく、そこには気をつけていきたいポイントがたくさん表示されていた。
「汗をかくこと、運動後に身体がスッキリできていたらいいなと思います」
「なるほど。どちらも減量するために必要な事ですからね。ではさっそく、そのための当ジムの運動器具について説明していきますね」
女性スタッフが席から立ち上がり、運動器具の方に案内される。私も彼女の後ろについて歩いていく。いよいよ体験器具の説明だ。
ちなみにジムに入った当初から、女性スタッフは私のことを名前で呼んでいるが、これは彼女が馴れ馴れしいというわけではなく、ジムの方針で呼んでいる。女性は結婚などで苗字が変わる人も多い。名前で呼ぶことで呼び方を変える必要がなくなり、スタッフと会員の距離も縮まり、楽しくジムができるようにということらしい。
少し気恥ずかしいが、名前で呼ばれて悪い気はしないのですぐ慣れるだろう。
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